履歴書

【就活に免許は関係する?】選考への影響と履歴書の書き方

就活での免許の書き方とは

就活で必須の履歴書には、資格・免許欄があります。これは保有している資格や免許を記載する項目ですが、資格は思いついても、免許にはどのようなものがあるのかと疑問に思う人もいるでしょう。ひとくちに免許といっても、数多くの種類がありますが、もっとも身近なもので言えば自動車の運転免許です。

仕事は社内で完結するものだけとは限らず、社外に飛び出し、あちこちを走り回らなければならないということもあるでしょう。その際に運転免許が必要になったり、あれば便利になったりすることも多いです。しかし、全ての仕事で免許が求められるわけではありません。就活において運転免許はどのような扱いになるのか、履歴書の書き方も含めて理解を深めておきましょう。

履歴書に記入すべき免許

実用英語技能検定
日本漢字能力検定
秘書技能検定
日本商工会議所簿記検定
TOEIC公開テスト
宅地建物取引主任者
ファイナンシャル・プランニング技能士
Microsoft Office Specialist Excel
Microsoft Office Specialist Word
幼稚園教諭(一種・二種・専修)免許状
小学校教諭(一種・二種・専修)免許状
中学校教諭(一種・二種・専修)免許状(教科)
高等学校教諭(一種・専修)免許状(教科)

免許や資格の一例としては、上記のものが挙げられます。これらは履歴書にも記入可能であり、さまざまな能力のアピールになるでしょう。ただし、漢検や英検のように級数があるものは、2級以上でなければ評価されないといった、若干の制限はあります。TOEICも同様で、企業によって求められる点数、評価されるスコアは異なるため注意しなければなりません。

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自動車の免許を持っていないと就活では不利?

若者の車離れと言われて久しいですが、それでも免許を取得している人は数多くいます。免許の取得率は地域ごとに違いますが、就職に向けて早めに取っておいたという人も多いでしょう。ここで問題なのが、就職に向けて免許を取得する人が一定数いるということで、自動車の免許が仕事に関係する可能性があるという点です。仕事に関係する以上、持っていて損になることはありません。反対に持っていない場合は不利になるのではないかと心配する人もいるでしょうが、実際に不利になるのでしょうか。

必須ではない

結論から言えば、自動車の免許は就活に必須ではありません。持っていないからといって、それだけでマイナスの要素になるわけではなく、不利になることもないでしょう。免許を持っていないことで、焦って取得を急ぐ必要はありません。免許を持たずに就職している人は数多く存在し、実際に働いている社会人でも自動車の免許を持っていない人はいます。

もちろん、免許を持っていて邪魔になる、取得していることでマイナスに繋がるということはありません。余裕があるなら取得するのがおすすめでしょう。免許を持っていると選べる仕事の選択肢も広がり、就活がスムーズになる可能性があることは覚えておくことが大切です。

募集要項の応募資格をチェック

基本的に自動車の免許は就活に必須ではありませんが、一部職業では必要な場合があります。免許の必要性については企業の募集要項をチェックする必要があり、応募資格に自動車免許必須と記載されている場合があります。運転手の仕事のように、確実に免許が必要な仕事の場合は、応募時点で免許を持っていることを条件としていることが多いでしょう。

しかし、企業によっては、必須ではなく持っていると望ましい程度の場合もあります。就職後に取得を求める資格を先に記載しているケースもあるため、応募資格はしっかり確認しておきましょう。

業務上運転が必要な仕事にも注意

募集要項の応募資格が特別に定められていない場合でも、業務上車を使用する可能性が高い仕事の場合は注意が必要です。車の運転をメインにおこなうドライバー職だけではなく、流通や営業系の仕事でも運転を求められる場合があります。通常業務に運転が付随している場合は、応募資格に必須と定めていなくても運転免許の有無を重視している場合があります。

もちろん、応募資格で定めがないならチャレンジは可能で、アピール次第では免許なしで合格を勝ち取ることは可能です。免許なしで車の運転が必要な仕事に採用された場合は、就職まで、あるいは研修中に免許の取得を求められることが多いです。

運転免許を履歴書に記載する際のポイント

自動車の運転免許を持っているなら、履歴書に記載し、アピールすることが大切です。車を使用する可能性がほとんどない仕事なら、無理に書かなくても問題ありませんが、持っている以上隠す必要もありません。その他アピールする資格、免許が多すぎて書ききれないなら優先度の高いものから記載しますが、十分書けるなら運転免許も記載しておきましょう。

正式名称で正しく記載する

運転免許を履歴書に記載する場合は、正式名称で取得年月も正しく記載することを心がけましょう。普段は「免許」「運転免許」と呼ばれることが多いですが、これは略称であり、このままの表記で履歴書に書くのはNGです。履歴書は公的な書類のため、略称を用いるのはふさわしくなく、省略せずに正式名称で記載しなければなりません。

通常の運転免許なら「普通自動車第一種運転免許」が正しい表記です。第一種は省略することも可能で、単に「普通自動車運転免許」としても構いません。また、これはミッションで免許を取得している場合の表記です。オートマ限定で取得しているなら、「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」と、オートマ限定であることも表記しておきましょう。

運転免許の正式名称と表記方法

準中型自動車免許
中型自動車免許
大型自動車免許
大型特殊自動車免許
普通自動車第一種運転免許
大型自動二輪車免許
普通自動二輪車免許
小型自動二輪車免許
原動機付自転車免許
牽引免許

ひとくちに運転免許といっても種類は豊富であり、バイクも含めると上記のものが挙げられます。一般的な車の免許は、普通自動車第一種運転免許と記載し、オートマ限定の場合はその旨を記載します。マニュアルで取っている場合は記載は不要ですが、オートマの場合はオートマ限定としておかないと、どの車まで運転できるかが正確に伝わらないため注意が必要です。また、車の免許は表記方法が複数あり、普通自動車第一種運転免許だけではなく、「普通自動車免許」や「普通自動車運転免許」という表記を用いても構いません。

免許は取得予定でも書ける

まだ免許を取得していなくても、教習所に通っていて将来的に取得することが決まっているなら、履歴書に記載することは可能です。他に記載する資格や免許がない場合や、業務で車を使用する可能性が高い仕事の場合は、取得予定でも記入しておくといいでしょう。取得予定の場合は、「普通自動車第一種運転免許 取得予定」と、まだ正式には未取得であることを表記しておかなければなりません。

また、オートマ限定の場合は、その表記も必要です。取得予定段階でも履歴書に記載することは可能ですが、あまりに早い時期から書くのはおすすめできません。仮免許の学科試験に合格したタイミングを目安に、履歴書に書くようにしましょう。

ペーパードライバーの場合はその旨を伝える

運転の技量に関係なく、免許を持っているなら履歴書に記載することは可能です。しかし、ペーパードライバーの場合は、面接時などにほとんど運転していないことを伝えておくようにしましょう。免許を履歴書に記載し、何も言わずに合格してしまうと、企業は基本的な運転が問題なくできるものと考え、入社してすぐに社用車の運転を任されることがあります。

ペーパードライバーと伝えておくことで、運転が得意な人が代わってくれるか、上手な人に補助してもらえる環境を作りやすくなるでしょう。もちろん、仕事で運転をするならば、就職までに練習しておくことが大切です。ペーパードライバーの場合はその旨を伝えるだけではなく、就職に向けて練習しているということも、伝えておいたほうがよいでしょう。

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運転免許はいつまでに取得すべき?

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運転免許は目指す仕事によっては必須ではなく、持っていてもほとんど使わないこともあります。しかし、異動で仕事内容が変わって免許が必要になる場合もあるでしょうし、転職して新しい職場で運転免許が必要というケースもあります。

持っていて邪魔になるものではなく、単に身分証明書としても便利なため、取得しておくに越したことはありません。社会人になってからでは時間が取りづらいため、学生時代に取得しておくことがおすすめです。いつ頃の取得が望ましいかを知り、早めに動き出しておきましょう。

就活前がおすすめ

運転免許は就活中にすぐ必要になるわけではないため、基本的にはいつ取得しても構いません。明確に取るべき時期は決まっていませんが、おすすめなのは就活が始まる前でしょう。就活が始まる前なら比較的時間を取りやすく、授業やアルバイト、部活動などと両立して取得することも可能です。

また、長く時間が取れるなら、長期休暇を利用して合宿に参加し、一気に取得する方法もあります。就活が始まってしまうと、まとまった時間を取るのは難しく、教習所に通って少しずつ取得を目指すのも難しいです。基本的には時間が取れるうちに取るのがベストのため、就活が本格化する前に取得するのがいいでしょう。

内定後は時間が取りづらい

就活前に取得できなかった人の中には、就活が落ち着いたタイミングで取得を目指すという人もいるでしょう。確かに内定獲得後も免許取得のチャンスではありますが、意外にも時間が取りづらい場合が多いため注意しなければなりません。内定後でもやるべきことは非常に多く、内定者の集まりや卒論や卒業制作、卒業旅行といったイベントが盛りだくさんです。

学生生活最後の時間を謳歌したい期間に、自動車学校で時間を割くのはもったいなく感じられることも多いでしょう。スケジュールの組み方次第では、内定後に免許を取得するのも十分可能ですが、時間が取りづらく、調整が難しいことは覚えておかなければなりません。

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運転免許は就活のアピールポイントのひとつ

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運転免許は、就活に必須なわけではありません。志望する業界や職業によっては、全く運転に関与せず、持っていても使用しないこともあるでしょう。しかし、運転免許は持っていても邪魔になるわけではなく、むしろプラスに働くことも多いです。免許を持っているなら車の運転が必要な仕事も就職の選択肢になり、就職後のキャリアを考える上でも、仕事の幅は広がる可能性があるでしょう。

運転免許は就活でのアピールになり得るものであり、就職してからでは取得するのが非常に難しいです。学生時代のうちに取得せず、社会人になってから後悔することも少なくありません。時間の余裕があるうちに取得しておき、就活でのアピールにも活用するといいでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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