自己分析

【自己分析アプリ・ツール6選】診断を就活に役立てる方法

自己分析で悩む就活生は多い

就活では、全体を通して「自己分析」が非常に重要となります。自己分析の精度や掘り下げ具合が不十分だと、就活が上手くいかない可能性が高くなるのです。例えば、自己アピールの内容や面接での主張が薄っぺらなものになってしまったり、内定を貰った企業とのミスマッチに気づけないといったことが起こり得ます。

これほど就活に多大な影響を与える自己分析ですが、十分に出来ているのか不安に感じる就活生は多いようです。自分を見つめ直すといってもどうしても主観は入ってしまいますし、また自分のことだからこそ、過大評価や過小評価をしがちな人もいるでしょう。

この記事では、自己分析の必要性やスマホアプリの活用法などについて解説していきます。

自己分析とは自分の価値を客観的に見出すこと

就活の一環としておこなう自己分析の役割は、「自分の価値を客観的に見出すこと」です。就活の場において、自分自身は売り込むべき商品であり、それを紹介する営業マンでもあると考えてみると分かりやすいでしょう。

通常の営業で考えてみると、営業マンは自分の紹介する商品のことを熟知しておく必要があります。顧客は他の製品と性能などを比較して、自分にとってより有益になる商品を選ぼうとするでしょう。そのためには、商品の良い点や悪い点、導入するメリットなどについて質問してくることが予想されます。そこで営業マンは、商品に関するあらゆる情報を集め、場合によっては顧客のニーズに関しても調査したうえで営業をおこないます。

これは就活の場でも同様で、営業マンと商品は就活生、顧客は企業や採用担当者と置き換えられます。自分という商品をアピールするためには、まず商品である自分の価値を客観的に把握する必要があるのです。

自分自身を客観的に理解する方法の1つとして自分史の作成があげられます。下の記事で自分史について詳しく解説していますので、併せて読むとより自己分析を深めることができます。

自己分析であなたの強みと弱みを見つけませんか。

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは以外と難しいですよね。

そこでおすすめなのが「自己分析ツール」です。10分程度で終わる質問に答えるだけで、あなたの性格を12タイプから診断。あなたの強みや弱みを簡単に知ることができます。

このツールを使えば自己分析をサクサク進めることができます。今すぐ活用しましょう。

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的確な自己分析がもたらす効果

前述した通り、自己分析が中途半端で不十分なまま就活に臨めば、他でもない自分に不利益が返ってきます。逆に自己分析が的確にできていれば、自分にとって有益な効果があるのです。

それは、自身の今後を左右する就活において、非常に大きな武器になります。的確な自己分析によって得られる効果がどんなものなのか、さらには何に役立つのか、就活のどの場面で発揮されるのかなどを、詳しく解説していきます。

自分のやりたいことが具体的になる

自己分析が的確に出来ていれば、自分の「やりたいこと」と「やりたくないこと」が明確になり、仕事や企業選びのミスマッチを避けることができます。ひと言で「やりたいこと」といってもピンとこない人もいるかも知れませんが、簡単な消去法や二者択一で絞っていくこともできます。

例えば、接客業のように人と接するのが得意か否か、単純作業の繰り返しが得意か否か、のように絞っていくとわかりやすいでしょう。自己分析の方法は人それぞれですが、自分のやりたいことを具体的にイメージできるようになれば、効率よく企業選びをおこなうことができます。

自分のやりたいことが固まっていないと、企業選びの際に興味の矛先がフラフラと迷走し、就活の軸が安定しなくなってしまいます。

面接への対策がしやすくなる

面接では、面接官から多くの質問をされます。就活生の特徴を見極めたい企業や面接官は、長所や短所、アピールポイント、雇用するメリットなどについて質問し、もっと詳しく聞きたいと思ったことには「それはなぜ?」「具体的にどんな?」といった掘り下げをおこないます。

こういった面接官からの質問に適切に答えるには、自分のことをよく知っておく必要があると理解できるでしょう。どんな質問が来るかを想定して、面接対策として事前に答えを用意しておけば、面接本番に落ち着いて対処できるようになります。

また、自己分析を深掘りしてしっかりおこなっておけば、掘り下げた質問に対しても焦らず答えられるでしょう。

面接でよくある質問100個をまとめた記事もありますので、面接対策におすすめです。

自己PRや志望動機が書きやすくなる

自己分析が的確にできていると、自分の長所や短所を把握でき、かつ就活の軸が安定している状態になります。そうすると、ESや履歴書の作成がスムーズに進みやすくなります。なぜなら自己分析の結果は、自己PRや志望動機と密接に関連しているからです。

自己PRでは、自分の長所や企業での有用性を主張します。その際には自分の長所を把握し、それを裏付けるエピソードなどをまとめる必要がありますが、それらの下地となるのが自己分析で得られた情報なのです。

志望動機では、その企業を選んだ理由を主に述べることになります。その主軸となるのが「自分のやりたいことが何なのか」であり、それを支えるのが自己分析なのです。このように、自己PRや志望動機を作成するには自己分析は欠かせないもので、その精度が高く詳細であるほど、より説得力のある主張に仕上がります。

下の記事では自己PRと志望動機の書き方について詳しく解説していますので、作成する際には参考にしてみてください。

自己分析におすすめのアプリとツール6選

自己分析をするには、さまざまな方法があります。自分のこれまでの歩みを紙に書き出す「自分史」がその代表的なもので、他にも就活サイトの自己分析シートを使う方法などもあります。

結果的にしっかりと自分のことを理解できればいいので、やり方に明確な正解はありません。最近では、スマホアプリなどを使って自己分析をおこなう就活生も珍しくないようです。下記で紹介するのはおすすめのアプリやツールとなっていますので、ぜひ活用してみてください。

①COLOR INSIDE YOURSELF

これは指定の設問に対する回答から、その人の特徴などを分析してくれるアプリです。設問の数は86にものぼるため、多少の時間はかかるでしょう。しかし、それだけ膨大な情報を分析するからこそ、信ぴょう性の高い結果が得られるとも考えられます。

診断結果は26万通り以上もあり、バラエティの豊かさは群を抜いています。評価はゲームやアニメのキャラクター紹介のような形で表示されます。イラストと共に「正直者」「気さく」「自信家」「行動派」といった特徴が複数羅列されるほか、「○○な個性派」のようなキャッチコピーも添えられるため、自分の長所や短所について考える際にも役立つでしょう。

②適職診断!自己分析!性格・適性判定!「会社なび/就職活動」の就活シリーズ!

このアプリは、18の質問に「はい/いいえ」で答えて進む形式の診断アプリです。診断の結果は「あなたは○○な○○タイプ」といったキャッチーなタイプ名と、長所や短所とそれに伴った特徴などが文章で表示されます。

そして、「向いている職業」として、数多くの候補が提示されます。この項目は多岐に渡るため、そのまま真に受けるというのはおすすめしません。「こんな仕事もあるんだ」と、選択項目や見識を広げる意味では役立つといえるでしょう。

また、長所や短所に関しては単語や箇条書きではなく文章で表示されており、気を付けるべき点やアドバイスなども織り交ぜてあります。質問に対する答えをいくつか変えてみて、診断結果の文章から自己アピール文のヒントになる言い回しがないか参考にしてみても良いかも知れません。

③キャリタスQUEST

キャリタスQUESTは、21の質問に答えることで、自分の性格を表すキャラクターが表示されます。イエスとノー、どちらでもないの3つの選択肢で進めていくだけのため、操作も簡単で5分程度の短い時間で終了します。

すべての質問に回答するとキャラクターが表示され、基本的な性格やキャラクターのタイプの特徴などの閲覧が可能です。キャリタスの無料会員に登録すると、さらに詳細な性格までチェックできるため、自己分析を深めたい人は登録してみてもよいでしょう。

また、会員登録することで同じタイプの先輩の失敗談や活躍している業界、自分の強みなども確認できます。遊び感覚で気軽にできる診断テストであるため、就活中の息抜きにもおすすめです。

【23卒限定】今すぐ内定がほしい人は、エージェントと適職面談してみよう

就活を続ける自信がない人は「キャリアパーク就職エージェント」がおすすめです。

エージェントの適職面談を活用すれば、あなたが長く楽しく働ける職場を知ることができます。

こんな就活生におすすめ!
・すぐに内定がほしい人
・とにかく不安で仕方ない人
・就活をする時間と余裕がない人
・自分に合った仕事を見つけたい人
・選考で落とされた理由がわからない人
・何から対策したらいいかわからない人
・いまだに内定がなく焦りを感じている人
・内定はあるけど納得できる企業を探したい人

④エニアグラム無料診断

エニアグラム無料診断は、90の質問に答えることで、自分の性格タイプを診断できます。質問項目は多いものの、該当するものにチェックをつけていくだけですので、5分程度で終わるでしょう。ポイントは現在の自分が思うことではなく、自分が20歳以下だった場合にどのように考えたかを意識して回答することです。

人の本質は20歳以下の思考や感情が大部分を占めているため、そのときの自分を想定して回答していきましょう。全90問に回答すると、9つのタイプそれぞれのポイントが表示されます。もっともポイントが高いものが自分の性格を色濃く表しているタイプです。

同じポイントのタイプや高ポイントを獲得したものを複数確認しておくことで、より自分への理解を深めやすくなるでしょう。

⑤適職診断NAVI

適職診断NAVIでは、35の質問に答えることで、自分の性格やキャリア志向、仕事への価値観などを確認できます。診断はスマホからでも簡単にでき、性格やキャリア、仕事への取り組み方・日常的な行動といった3つの項目に沿って回答していきます。

診断結果では自分の基本的な性格の特徴だけではなく、マッチする職種も紹介してくれるため、志望先選定に悩んでいる人にもおすすめでしょう。キャリア志向性や思考スタイルなど、自分では言語化が難しい内容も表示されるため、自己分析を深めたい人にも最適です。

診断結果は自分専用のURLとなっているため、保存しておくといつでもアクセスできます。後で振り返って見直すこともできるため、URLは保存しておくとよいでしょう。

⑥超精密性格診断エムグラム

超精密性格診断エムグラムは、105の質問に答えることで、自分の性格を構成する8つの要素を確認できます。特徴的な8つの項目を知ることで、自分がどのような性格なのかを判断しやすいでしょう。

また、詳細までみるには有料登録をしなければなりませんが、無料の範囲内でも簡単な解説程度なら確認できます。8つの性格から人とは違う「特異性」が診断され、どのような特徴があるのかがさらに詳細まで表示されます。

特異性は標準的な日本人と比べて高い、あるいは低いと表示されるため、個々の能力や特徴が平均的にみてどのようなものなのかが分かりやすいでしょう。並外れた特異性は「超特異的」と評価されるため、能力や性格が標準と比べてどの程度の開きがあるのかも確認できます。

自己分析にスマホアプリを利用するのもひとつの手段

自己分析の方法は人それぞれで、正解といえるやり方はありません。就活対策の本やインターネットサイトに書いてある方法を参考にしてもいいですし、紹介したスマホアプリを利用してもいいでしょう。スマホアプリの利点は、ちょっとした空き時間にもゲーム感覚で取り組める手軽さにあります。

スマホアプリの利用はあくまでも手段のひとつとして、就活の合間の息抜きや、行き詰まった際の参考程度に留め、最終的には自分の判断で就活を進めるようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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