面接対策
Web面接で印象に残る挨拶とは? 入室から退出までのマナーも解説
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目次
Web面接は最初の挨拶が第一印象に直結する
Web面接ではどうやって挨拶すべきなのか悩んでいる学生は多いと思います。「何て挨拶すべきなのか」「タイミングはいつなのか」など不安な点がありますよね。
しかし、Web面接で気を付けるべきポイントやマナーをおさえれば、心配なくWeb面接に臨むことができます。
Web面接において、最初の挨拶はあなたの第一印象に影響する要素の一つです。まずは面接官がWeb面接の挨拶でどのポイントを見ているのか理解しましょう。
そのうえで、挨拶のタイミングなどの基本マナーから好印象を残すためのポイントまで解説していきます。
Web面接の挨拶を攻略して、良い第一印象を勝ち取りましょう。
Web面接の流れと挨拶のタイミング
初めてWeb面接を受ける人は、「面接はどのように進んでいくのか」「挨拶のタイミングがわからない」などの疑問を持っているのではないでしょうか。
結論、Web面接には対面の面接と基本的に流れは同じですが、Webツールを使うからこそ入退室などの流れなど違う部分もあります。また、挨拶をするタイミングは入室時と退出時の2回とある程度決まっています。
Web面接の流れと挨拶をするタイミングは、始めの挨拶と最後の挨拶と2回になります。
面接の流れを紹介していくので、事前に挨拶のタイミングを理解し、本番で焦らないようにしましょう。
①接続URLにアクセス
Web面接を受ける際は、まずメールなどで届いたオンラインミーティングの接続URLにアクセスします。
使用するアプリによってはダウンロードが必要な場合があるので、URLが届いた時点で接続可能かどうか確認しておくのがおすすめです。また、音声やカメラに問題がないかを確認するために、面接時間に余裕を持ってアクセスしましょう。
URLに接続できたら、面接官から入室許可が出るまで待機します。いつ入室しても大丈夫なように、気持ちを落ち着かせて姿勢よく座っておきましょう。
②入室&最初の挨拶
面接時間になると、面接官が入室を許可してくれます。面接官から挨拶をお願いされる場合もありますが、入室したら第一声で挨拶をするのが一般的です。
オンラインミーティングに参加したら、「こんにちは。○○大学の○○(氏名)です。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶をします。そして、言い終えてから座ったままで大丈夫なので、ゆっくりとお辞儀をします。
もし、立つように指示された場合は、カメラの位置に注意して立ちます。また、最初の挨拶は本人かどうか面接官が確認する場であり、長々と話す場ではないことを理解しておきましょう。
③Web面接
Web面接の流れは基本的に対面の面接と変わりません。志望動機やガクチカ、自己PRなどエントリーシート(ES)に書いた内容の深堀がメインになります。基本は面接官からの質問に回答していきましょう。
また、Web面接では対面の面接とは違い、通信状況が悪くなる可能性があります。その場合は、「通信状況が悪く、聞こえづらかったので、もう一度お願いできますか」と述べましょう。
聞き取れなかったことをそのままにしておくと、不愛想な印象につながるので注意してください。また、面接官に話が伝わりやすいように、表情をにこやかにしたり、身振りをつけたりすることもポイントです。
④最後の挨拶&退出
面接官から終わりの合図があったら、最後にお礼の挨拶をします。「本日はお時間をいただきありがとうございました」と言い、座ったままでゆっくりとお辞儀をします。
多くの場合、面接官がオンラインミーティングからの退出を促します。そしたら、「失礼します」と言い、退出ボタンを押してオンラインミーティングから退出します。
オンラインミーティングにはタイムラグが発生する場合があります。なので、退出して画面が切り替わるまで、音声やカメラ映像が面接官に届いていることに注意しましょう。
就活生に聞いた! Web面接の挨拶で不安なこと
就活生にWeb面接の挨拶で不安だったことを聞いてみると、以下のような結果になりました。
半数以上の就活生が「挨拶をするタイミング」に不安を持っていて、次いで挨拶の言葉に悩んでいる学生も多いようです。
他にも少数ではあるものの、「面接官と挨拶のタイミングが被らないか」や「音質は大丈夫なのか」といった意見も見られました。
Web面接で挨拶をする時の基本マナー【入室時編】
ここからは、Web面接の入室時にする挨拶の基本マナーについて解説していきます。面接の始まりは、緊張する人がほとんどだと思います。Web面接の入室時の挨拶の3つのマナーを守って、自信を持って挨拶をしましょう。
入室時の挨拶は第一印象に直結するので、基本マナーをしっかり押さえておいてください。
①5分前には接続しておく
まず、Web面接が始まる5分前にはオンラインミーティングのURLに接続しておきましょう。
Web面接はオンラインミーティングを使用するため、通信状況が悪かったり、音声やカメラに問題があったりする場合があります。トラブルがあった際に遅刻したり、焦ったりしないよう早めに待機しておくことがおすすめです。
もし、オンラインミーティングに接続できないという問題が発生したら、採用担当者に電話でその旨を伝えることがベストな方法です。また、5分前に待機しておくことで、気持ちを落ち着かせる時間ができ、深呼吸してから面接にのぞむことができますよ。
②最初に挨拶をし名乗る
次に、オンラインミーティングに入室したら、挨拶をして名前を言います。
例文は以下の通りです。
本人であるか面接官が判断しやすいように、大学名と名前はゆっくりと述べましょう。それから、Web面接では挨拶を言い終わったら、座ったままお辞儀をします。
お辞儀をする姿は意外と面接官が見ているポイントです。話しながらお辞儀をすると聞き取りづらくなる場合があるので、言い終わってからお辞儀をしましょう。
③自己紹介をする
最初の挨拶が終わると、いよいよWeb面接が始まり、自己紹介を求められます。
この自己紹介は自己PRをする場ではないので、簡単な自己紹介で問題ありません。
例文は以下の通りです。
就活生
自分を知ってもらえるように、好きなことや印象に残ることを加えるのがポイントです。
面接の自己紹介のポイントはこちらの記事でも詳しく解説しています。
Web面接で挨拶をする時の基本マナー【退出時編】
Web面接が終わって、オンラインミーティングから退出する時も、入室時と同様に挨拶をします。
退出時の挨拶は、一般的に面接をしてくださったことに対するお礼を述べます。
Web面接を退出する際に、大切となる挨拶の基本マナーは以下の3つです。
最後の挨拶ができていないと印象が下がってしまう可能性もあるので、しっかりマナーを押さえておきましょう。それでは、Web面接の退出時の挨拶で守りたい基本マナーについて解説していきます。
①お礼を述べる
まず、Web面接が終わったら、お礼を言います。
面接官から「これで面接は終わりです」と言われたら、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」と述べましょう。入室時の挨拶と同じように、お礼と言い終えてからお辞儀をすると綺麗に見えます。
また、何か言い残したことがあったり、伝えておきたいことがあったりする場合は、お礼の前に一言添えることも可能です。それから、Web面接で印象に残ったことや心に残ったことを伝えると、最後に印象付けができますよ。
②「失礼します」と言い退出する
続いて、オンラインミーティングから退出するときは、「失礼します」と言って退出します。
お礼の挨拶が終わると、面接官がオンラインミーティングからの退出を促してくれます。「失礼します」と言い、座ったままお辞儀をします。
せっかく頑張った面接を無駄にしないように、最後まで丁寧に挨拶をしましょう。そして、Web面接が終わったからといって、早々と退出ボタンを押さないように気を付けてください。
お辞儀をし終わって、顔を上げて一呼吸おいてから、退出ボタンを押します。
③接続が切れるまで気を抜かない
最後に、オンラインミーティングの接続が切れるまでは気を抜かないよう注意してください。なぜなら、退出ボタンを押しても、タイムラグがある場合、面接官側には音声や映像が届いてる可能性があるからです。
気が抜けている姿が見られていたり、プライベートな会話が聞こえていたりしたらイヤですよね。
完全に接続が切れるまでは、姿勢よく座ったまま目線をカメラに向けておきましょう。お辞儀の途中で退出ボタンを押したり、退出ボタンを押してすぐにしゃべったりするのはご法度ですよ。
Web面接の挨拶で面接官が見ている3つのポイント
Web面接では挨拶が第一印象に直結すると述べましたが、面接官は挨拶でどのようなところを見ているのでしょうか。
良い第一印象を持ってもらうためにも、面接官が見ているポイントを把握しておくことが大切です。
面接官は、Web面接の挨拶で以下の3つのポイントをよく見ています。
面接官が見ているポイントに注意して、良い印象につながる挨拶をしましょう。
それでは、Web面接の挨拶で面接官が見ているポイントを詳しく解説していきます。
①ハキハキと聞こえやすく話しているか
まず、面接官に聞こえやすい声でハキハキと話しているかはとても重要です。
Web面接は対面の面接とは違い、音声が聞き取りづらい場合もあり、使用するオンラインミーティングによって、音声の質が異なります。普段の会話よりも声のトーンや感情が伝わりづらくなってしまいます。
面接官が聞き取りやすいように、Web面接では普段よりもハキハキと話すことを心掛けましょう。聞こえづらいWeb面接で、聞こえやすいようにゆっくりハキハキと話しているとそれだけで良い印象につながりますよ。
②カメラ目線を意識して話しているか
目線がカメラの高さと合っているかどうかもチェックしましょう。
対面の面接では面接官の表情や動作が目に入ってきやすいため、自然と目を見て話すことができます。一方で、Web面接では画面越しでの会話になるため、自然と面接官の目を見ることが難しくなります。
また、画面に映る面接官を見ていると、面接官側に映るあなたの映像の目の高さが合っていない場合があります。面接官側から見て、「しっかり相手を見て話しているな」と思ってもらうためにも、カメラ目線を意識しましょう。
それから、無理なくカメラ目線ができるように、パソコンのカメラの高さを調整しておくことをおすすめします。
③姿勢よく座っているか
上半身だけしか映らないとはいえ、姿勢は面接官からも判断できます。背筋が曲がっていると暗い印象になったり、意欲的ではない印象になってしまうので、だらけずに背筋を伸ばして座るようにしましょう。
就活の面接では、強みやスキル、会社との適性だけでなく、人間性も見られています。つまり、話し方や表情はもちろん、動作やしぐさも見られているのです。
しかし、Web面接では肩から上しか画面に映らないため、動作から人間性を見ることは難しいです。
そのため、画面に映っている上半身だけで人間性が判断されてしまいます。落ち着きがなかったり、だらしなく座っていたりすると悪い印象につながってしまうのです。
Web面接では熱意や前向きさを身体の動きから伝えるために、姿勢よく座りましょう。
Web面接の挨拶で失敗しないための注意点
次のWeb面接に備えて、挨拶の基本マナーや面接官が見ているポイントは理解できましたか。
志望企業の選考を突破するためにも、より良い印象を持ってもらえる挨拶をしたいですよね。Web面接の挨拶はやるべきことが決まっているので、やらかさないことが大切です。
そこで、ここではWeb面接の挨拶で失敗しないための注意点を解説していきます。「あれもこれも気を付けなきゃ」と焦っていると大事なポイントが抜けてしまうので、重要なポイントを覚えておきましょう。
①ゆっくりお辞儀をする
まず、お辞儀は慌てずにしましょう。
対面の面接では立ってお辞儀をしますが、Web面接では基本的に座ってお辞儀をします。Web面接ではお辞儀をしている姿が画面を通して見られているため、角度やスピードに注意する必要があります。
特に、角度が浅いとお辞儀をしているように見えなかったり、スピードが早すぎると映像がブレてしまったりする可能性があります。
動作が丁寧だと思ってもらえるよう、ゆっくりと45度の角度でお辞儀をしましょう。また、お辞儀をしやすいように、あらかじめ身体とパソコンや机との距離を調整しておくことがおすすめです。
②普段よりも大きく聞こえすい声で話す
Web面接は対面の面接と比較して、音声が聞こえにくいというデメリットがあります。そのため、対面の面接よりも大きな声で抑揚をつけて話すようにしてください。
また、会話の間を感じることもWeb面接では難しいため、表情や手振りにも気を付けるとより伝わりやすい話し方になります。
声や表情で印象が大きく変わるので、熱意や前向きな姿勢が伝わるように口角を上げて声のトーンに注意して話しましょう。それから、イヤホンを使用する場合は声を拾いやすいよう、マイク付きのイヤホンを使うことをおすすめします。
③カンペを見ない
相手の目を見て話すことは重要です。そのため、たとえWeb面接でもカンペを見ながら話すのはなるべく避けましょう。
就活の面接は準備をしていても、緊張するものです。伝えたいことを忘れたり、注意ポイントを間違えたりしないようにカンペを用意する人がいると思います。
Web面接だと上半身しか画面に映らないので、カンペはバレないだろうと思っている人もいますよね。
しかし、カンペを見ながら話してしまうと、目線が泳いでしまうことと、棒読みのようになってしまうというデメリットがあります。どうしても不安な場合は、箇条書きで話すことだけまとめておいて、自分の言葉で文章にしましょう。
自分の言葉で面接官にしっかり伝えるためにも、カンペを見ながら話すのは避けたほうが無難です。
就活生に聞いた! Web面接の挨拶で意識していること
挨拶は面接官との最初のコミュニケーションとなるため、良いイメージを持ってもらう大切な機会です。
就活生にWeb面接の挨拶で意識している点を聞いてみたので、ぜひ確認してください。
「笑顔」や「明るく」など表情を意識している人が多数
挨拶では表情を意識する学生が多く、その中でも笑顔で挨拶するといった回答が目立ちました。
Web上であっても、笑顔でコミュニケーションが取れるとお互いリラックスすることができます。結果として、良い雰囲気で面接を進めやすくなり、スムーズなやり取りにもつながるので重要な点と言えます。
声のトーンや話し方を意識する人も
表情にプラスして声のトーンや話し方を意識するという学生も多く見られました。
Web上の会話ではオフラインより声が届きにくいことがあるので、いつもより声を少し大きめにしたり、ゆっくりと話したりする工夫が必要です。
心配であれば面接が始まったタイミングで、「声のトーンは問題ないでしょうか?」と面接官に聞いてみるのも良いでしょう。
Web面接の挨拶は何て言えばいいの? タイミング別例文
初めてWeb面接を受ける人は、挨拶で何を言ったらいいか悩むと思います。
就活選考の本番とも言える面接では、「堅苦しく話さなきゃいけない」と思ってしまいますよね。ですが、Web面接の挨拶では難しいことを言うよりも、笑顔でハキハキと話すことが大切です。
自信を持って堂々と気持ちの良い挨拶ができるように、挨拶では何を話せばいいのか覚えておきましょう。
それでは、オンラインミーティングに入室して最初に言う挨拶と、面接が終わったときの最後の挨拶の例文を紹介します。
Web面接の挨拶で何を話せばいいか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
最初の挨拶の例文
オンラインミーティングに入室したら、まず以下のように簡潔な挨拶をします。
就活生
最初の挨拶は、あなたの第一印象に直結するので、笑顔と聞こえやすい声を意識しましょう。就活生が挨拶をすると、面接官も職種や名前など簡単な自己紹介をしてくれます。
そして、面接官から「自己紹介をお願いします」と言われたら、大学で学んでいることや好きなことなどを加えて、以下のような自己紹介をします。
就活生
面接官に覚えてもらうために、自分を印象付けるようなことを紹介できるといいですね。それから、自己紹介は得意なことや強みをアピールする自己PRではないことに注意しましょう。
最後の挨拶の例文
面接官から「本日の面接は以上です」と言われたら、最後の挨拶として「本日は、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました」と伝えてください。
最後の挨拶は次の面接もあるため、長々と話さないようにしましょう。ただし、面接官から「以上で面接は終わりますが、最後に何かありますか」と質問の場を設けてもらえたら、質問をしたり、伝え忘れたことを述べたりしても大丈夫です。
そして、お礼を伝え終わると、面接官がオンラインミーティングからの退出を案内してくれます。そしたら、「失礼します」と述べ、お辞儀が終わってから焦らずに退出します。
最後の挨拶は、面接官にとってあなたの最後の印象になるので、丁寧に感謝を伝えることが大切です。
就活生に聞いた! Web面接の挨拶のためにやってよかった準備
Web面接では挨拶の練習を事前にしておくと、本番で慌てずに対応することができます。
就活生にWeb面接の挨拶で準備してよかったことを聞いてみたので、こちらを参考にして準備に役立ててみてください。
挨拶で話す内容を準備していた人が多数
挨拶で話す内容を準備している人が最も多く見られました。
面接は自己紹介から始まるのが基本的な流れになるので、予め最初に話す内容を決めておくと、楽な気持ちでWeb面接に臨むことができます。新聞やニュースなどを見て、気になった内容を自己紹介に取り入れる学生もいるようですね。
面接で声が通るように発声練習をする人も
面接で相手に伝わりやすい話し方ができるように、発声練習をする人も多く見られました。
Web面接では、自分では聞きやすい声で話せていると思っていても、相手は聞き取りづらいと感じているケースがあります。そうならないように、発声練習をしておくことはとても重要なのです。
友人や家族に協力してもらい、Web上で通話をして自分の声量を確認するなどの対策をしておきましょう。
好印象な挨拶をしてWeb面接を突破しよう
この記事では、Web面接の挨拶で面接官が見ているポイントや基本マナーについて解説しました。Web面接の最初の挨拶は、面接官にとって第一印象になります。
そして、最後の挨拶は、あなたの印象として面接官の記憶に残ります。そのため、Web面接の内容が良くても挨拶ができていないと印象が下がってしまう可能性もあります。
好印象な挨拶ができるように、ハキハキと大きな声で話し、にこやかな表情を意識してください。それから、話し方だけでなく動作も見られているので、カメラを見て姿勢よく座ることも大切です。
基本的なマナーや面接官が見ているポイントを押さえれば、Web面接の挨拶で難しいことはありませんよ。好印象な挨拶ができるように準備をして、Web面接を突破しましょう。
【Web面接に関する調査】
・調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
・調査日:2023年6月22日~28日
・調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
・調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の273人
就活生