面接対策
早期選考の合格率はどれくらい? 内定を取るために必要な対策を紹介
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目次
- 早期選考と本選考の合格率の違いを確認して就活に役立てよう!
- 就活生に聞いた! 早期選考を受けた経験
- そもそも早期選考とは
- 早期選考を受けるメリット
- 早期選考段階での内定率は「30.3%」
- 一般選考より早期選考の方が合格率が高い傾向にある理由
- 知っておきたい! 早期選考を受ける際の3つの注意点
- 就活生に聞いた! 早期選考を受けた企業数
- 早期選考をしている企業の特徴
- 就活生に聞いた! 早期選考を実施している業界
- 早期選考を実施している企業の見つけ方5選
- 就活生に聞いた! 早期選考を実施している企業の見つけ方
- 早期選考を受ける前にやっておくべき4つの準備
- 準備不足を補える! 即効性のある3つの早期選考対策
- 就活生に聞いた! 早期選考前におこなった対策
- 早めに準備を整えて早期選考の合格率を上げよう!
早期選考と本選考の合格率の違いを確認して就活に役立てよう!
就活を進めている人の中には、これから早期選考を受けようか悩んでいる人もいるでしょう。また、すでに早期選考を受け終わった人もいるかもしれません。
早期選考を受けるにあたって、気になるのが「合格率」です。本選考よりも合格率が高いかどうか気になりますよね。
結論から言うと、早期選考の合格率は本選考よりも高いとされています。そのため、しっかり対策できれば、早い時期に内定を獲得することができます。
本記事では、早期選考の合格率や必要な準備などを解説します。そのほかにも、早期選考をおこなう企業の特徴や、早期選考を受ける際の注意点なども解説するので、早期選考について知りたい人は参考にしてください。
就活生に聞いた! 早期選考を受けた経験
学生の皆さんに早期選考を受けた経験について聞いてみました。早期選考を受けた経験のある割合は、以下のとおりです。
回答結果をみると、大学3年生の3月以前に企業の選考を受けた経験が「ある」と回答した人は、全体の23.2%であるとわかりました。つまり、約4人に1人が早期選考に参加しているといえますね。
本選考は、人気企業だと選考倍率100倍以上となるケースもあります。一方で早期選考は受ける人数が少なくなる分、選考倍率も下がりやすいといえるのです。
そもそも早期選考とは
早期選考とは、政府が提示している新卒採用のスケジュールよりも早い段階で始める選考のことを指します。具体的には、大学4年生の4月より前におこなわれる選考のことです。
政府が提示した新卒採用のスケジュールでは、大学3年生の3月から広報活動が解禁され、大学4年生の6月から採用活動が開始、そして同年10月1日以降に正式な内定が出ます。
しかし、一部の業界や企業では、いち早く優秀な学生を確保したいと考え、通常のスケジュールよりも早く選考を進めているのです。
早期選考と一般選考の違い
早期選考は、一般選考よりも選考に応募するライバルのレベルが高くなる傾向にあります。
なぜなら、就活の準備を早いうちから始めるような、就活に対する意識が高い人が参加するからです。
また、一般選考では大学4年生の10月までに内定が出るのに対して、早期選考では大学3年生のうちに内定が出るケースも珍しくありません。
早期選考のスケジュール
一般的な早期選考のスケジュールは、上記のとおりです。
基本的に早期選考はインターンやリクルーター面談に参加した人を対象におこなわれることが多く、大学3年生の夏から秋にかけて選考をおこないます。
しかし、業界や企業によって選考のタイミングは異なるため、企業ごとに選考スケジュールを確認しておくことが重要になります。
早期選考を受けるメリット
早期選考には、さまざまなメリットがあります。これから早期選考を受けようと考えている人は、どのようなメリットがあるのかを確認しておきましょう。
具体的なメリットがわかれば、早期選考を受けるモチベーションにもつなげられるはずです。
①本選考に向けて採用選考の雰囲気を味わえる
早期選考は、本選考よりも早い時期に採用活動が始まるため、本選考前に面接やグループワークなどの緊張感や雰囲気を感じられます。
また、選考がどのように進んでいくのかも併せて体感できるため、本選考では慌てずに対応することができます。
初めての就活では、面接など多くの人が慣れない雰囲気の中で自身をアピールする必要があります。
面接だけでなく、エントリーシート(ES)を書くことや筆記試験などもこなしていかなければいけないので、早期選考で事前に選考の流れを経験しておくことはとても有効なのです。
②自分の強みや弱みを見つけられる
早期選考を受けると、練習では気づけなかった自分の強みや弱みを見つけられます。ESや面接での自身の強みや弱みは、実際に本番の選考に参加してみないと気づけない部分もあるからです。
具体例を出すと、どのような質問をされた際に答えられなかったのか、面接時での言葉遣いは適切であったかなどです。
一方で、採用担当の受けが良かった回答などがあった場合は、自身の強みとして本選考に活かしましょう。
このように早期選考を受けておくことで、本選考までに改善すべき点や活かせる点を見つけられます。
③内定を持った状態で本選考に臨める
早期選考で内定を持っておくと心に余裕を持った状態で本選考に臨みやすくなります。なぜなら、「どこにも就職できないのでは」という不安が消えるからです。
一方で、早期選考を受けずに本選考からスタートして不合格が続いてしまうと、「内定がないまま就活が終わってしまうのでは」とプレッシャーや不安を感じてしまうかもしれません。
その結果、選考でベストパフォーマンスを発揮できなくなってしまう可能性があるのです。
早期選考段階での内定率は「30.3%」
就職みらい研究所が大学生1,007人・大学院生357人を対象とした調査の結果を見ると、2024年卒は早期選考の時点で(2023年の3月1日)30.3%の人が内定を持っていることがわかりました。
つまり10人中3人が、大学3年生の3月までに早期選考を受けて、内定を持っているという計算になります。
これだけ早期選考の段階で内定が出るということは、早期選考に参加するメリットは大きいとも言えるでしょう。
参照:就職みらい研究所「就職プロセス調査(2024年卒)「2023年3月1日時点 内定状況」」
一般選考より早期選考の方が合格率が高い傾向にある理由
基本的には、本選考よりも早期選考の方が合格率が高い傾向にあります。こちらでは、早期選考の方が合格率が高くなる理由を3つ紹介します。
早期選考の合格率が高い理由を知ると、「しっかりと対策することで早期選考に合格できる」と感じて、早期選考に臨むモチベーションとなるはずです。
①採用枠が多くあるうちに受けられるから
早期選考の時点では、一般選考よりも企業の採用枠に多くの空きがあります。そのため、採用基準を満たすことさえできれば、採用されやすくなるといえるでしょう。
一般選考の場合は、早期選考の段階である程度の学生に対して内定を出しているケースがあり、必然的に採用枠が少なくなります。そのため、早期選考より倍率が高くなる傾向にあるのです。
②お互いを知っている状態で選考を受けることが多いから
早期選考は、インターンやリクルーター面談の参加者を対象に応募資格を与えることが多いです。そのため、早期選考では、一定の関係性を築けている状態で選考を受けられます。
本選考では、面接で初めて顔合わせをするケースがほとんどで、自身の人柄や経験、スキルなどをゼロから伝える必要があります。
一方で早期選考の場合は、インターンやリクルーター面談などで事前に学生の人柄やスキルなどを採用担当者が把握してる場合もあります。そのため、一定の評価を得ている状態で選考が始まるため、合格率が上がりやすいといえます。
③競争相手が少ないから
早期選考は本選考に比べて、応募者が少なくなる傾向にあります。
先ほどのアンケート調査でも、大学3年生の3月以前に早期選考を受けた割合は「23.2%」と、学生のおよそ4人に3人が早期選考を受けていない結果になっています。
競争相手が少なくなる背景としては、インターンやリクルーター面談に参加した学生しか選考に参加できないなど、制約があることが多いからです。
また、早期選考は政府が決めた就活スケジュールに反するため、公に企業が公表していないことも多く、見つけにくいといった背景もあります。
そのため、早期選考は一般選考と比べて競争相手が少なく、合格率が高くなりやすいのです。
知っておきたい! 早期選考を受ける際の3つの注意点
早期選考は一般選考よりも合格率が高い傾向にあるなどの、さまざまなメリットについて紹介しました。
しかし、早期選考を受ける際には、注意点もあります。本選考の活動に影響を及ぼすものもあるので、事前に把握しておきましょう。
①対策期間が一般選考より短くなる
早期選考は、一般選考よりも早い段階で選考が始まるため、ESや面接の対策をする期間が短くなります。そのため、早期選考を受ける際は、大学2年生の後半ごろから少しずつ対策を始めることが大切です。
前述したとおり、早期選考は参加する学生のレベルが高い傾向にあるため、準備不足のまま選考を進めると採用担当者に熱意が伝わらず、選考に通るのが難しくなります。
②オワハラを受けるリスクがある
オワハラとは、「就活終われハラスメント」の略称で、企業が内々定を出した学生に対して、今後の就活を妨害するような行為のことです。
なぜオワハラをするのかと言うと、早期選考で内々定を出した学生のことを「優秀な人材」と企業が判断しているため、内定を辞退してほしくないからです。
オワハラには、以下のような例があります。
・内定承諾書の提出をすぐ求められる
・長期間の研修で他社の選考を受けさせてくれない
・ 内々定を出す代わりに就職活動をやめるよう強要される
早期選考は、一般選考が始まる前に内々定が出るケースがほとんどであるため、オワハラを受けるリスクが高くなってしまうのです。
万が一、オワハラを受けた場合は、厚生労働省と文部科学省が設置している「都道府県労働局」に相談してみてください。
オワハラについてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③落ちると本選考に影響する可能性がある
早期選考で不採用になると、その企業の本選考に影響する可能性があります。なぜなら、早期選考で落ちた学生を採用しない方針をとっている企業も存在するからです。
たとえば、早期選考で落ちた企業の本選考に応募した際、書類選考の時点で落とされてしまうケースがあります。
したがって、志望度の高い企業の早期選考を受ける場合は、しっかりと準備をしたうえで参加することが大切です。もし、準備不足だと感じた場合は、その企業の早期選考をあえて避けるのも1つの手段だといえるでしょう。
なお、企業によっては早期選考しか実施していない可能性もあるため、選考を受ける企業が決まっている場合は、選考スケジュールを事前に確認しておいてください。
就活生に聞いた! 早期選考を受けた企業数
早期選考を受けた学生は、どのくらいの企業の選考を受けたのか気になるところですよね。そこで、早期選考で受けた企業数について質問をしてみました。
回答結果では、早期選考を受けた企業数が「1社」「2社」「5社」と答えた方がそれぞれ25%と多くの割合を占めています。
5社以内と回答した人の割合が全体の87.5%であることから、ほとんどの人が5社以内でとどめていることがわかります。
早期選考はインターンやリクルーター面談を通じて参加権利を得る必要があるため、一般選考よりも受ける企業数が少なくなりやすいのです。
多くの学生が早期選考で内定を得たと回答
早期選考を受けた学生に、早期選考で内定を獲得した数を聞いてみました。
アンケート調査に回答した人で、2社以上の早期選考を受けた人のほとんどが最低でも1社から内々定をもらえていることがわかりました。
しかし、20社受けて1社から内定が出たという人もいたので、受ける企業や対策方法によって、合格率は大きく変わるともいえるでしょう。
早期選考をしている企業の特徴
以前は、外資系企業やIT企業など早期選考を実施している企業は限られていましたが、多くの企業が人材不足などの問題を抱えている現在では、早期選考を実施する企業は増えています。
ここでは、早期選考をおこなう傾向が強い企業について解説していくので、今後受ける可能性のある企業がないか、確認をしておきましょう。
①外資系企業
外資系企業は大学3年生の春ごろからエントリーを受付している企業もあるため、外資系企業への選考を考えている人は、大学2年生の時点で企業の選考スケジュールを確認しておきましょう。
また、外資系メーカーなど一部の外資系企業では、インターン参加者を対象とした早期選考を実施しているため、インターンにも参加できるように準備しておくことが大切です。
②ベンチャー企業
ベンチャー企業は企業を成長させていくうえで、優秀な人材の確保が重要視されます。
ベンチャー企業は大企業に比べて知名度が低く、人を集めづらい背景から、早めに優秀な学生を囲い込んでいるところも少なくありません。
また、ベンチャー企業は少数精鋭で仕事を回しているケースも多く、即戦力として活躍できる人材に魅力を感じる傾向にあります。そのため、インターンなどで良い成績を出せると、早期選考を有利に進められるでしょう。
ベンチャー企業についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③総合商社
基本的に日系総合商社は政府が定めている6月1日の面接解禁に合わせて内々定を出します。
しかし、優秀な人材をライバル企業よりも先に見つけ、確保しておきたいという考えから、大学3年生のインターン参加者に対して、早期選考を実施する場合もあります。
ただし、総合商社は人気な業界であり、倍率が高く優秀な人材が集まる傾向にあるため、選考の難易度は高くなりがちです。
そのため、総合商社の早期選考を受けようと考えている人は、大学3年生の初めごろから自己分析や適性検査対策など選考に向けての準備をしておくことが重要になります。
総合商社についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
④IT企業
IT企業は業界全体の人材が不足していることから、早期選考で優秀なIT人材を確保しておきたいと考える企業は多いです。
また、IT企業の中にはベンチャー企業や中小企業が多く、厳しい加入条件が設定された経団連に所属していない企業も多くあります。
経団連とは
日本経済団体連合会」の略で、おもに就職活動のスケジュールやルールを決めている組織のこと。
そのため、IT業界ではそれぞれの会社が独自のタイミングで就活を実施していることから、一般の選考よりも早い段階で選考が開始されることは珍しくありません。
IT企業についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
就活生に聞いた! 早期選考を実施している業界
実際にどのような企業が早期選考をしているのか、気になるところですよね。
こちらでは、実際に早期選考を受けた学生に、早期選考で受けた業界について聞いてみました。
メディア系の業界で早期選考を受けた人が多数
早期選考を受けた業界を聞いてみると、「メディア系」と回答している人が見られました。
メディア系の業界は、大企業だけでなく中小企業も多い業界であるため、即戦力となる優秀な人材をいち早く確保したいと考えているベンチャー企業も多いといえるでしょう。
また、マスコミ系の企業はインターン参加者から内定を出すケースも多いため、早めに動き出す必要があります。
人材業界や食品業界を受けた人も
早期選考を受けた業界を聞いてみると、「人材業界」「食品業界」と回答している人も見られました。
人材業界では人手不足である企業も多く、多くの人材を確保するために早期選考を実施していることがわかります。
一方で食品業界は人気が高く、一般選考では応募者が多くなる傾向にあります。そのため、早期選考で優秀な人材をある程度確保しておきたいという考えを持った企業もあるといえるでしょう。
早期選考を実施している企業の見つけ方5選
企業は早期選考をしていることを公に公開していないケースが多いため、自分から動いて見つける必要があります。
こちらでは、早期選考を実施している企業の見つけ方を5つ紹介するので、早期選考を受けることを検討している人は参考にしてください。
①早期選考イベントに行く
早期選考イベントとは、早期選考を実施しているさまざまな企業が集まって企業説明会などを実施するイベントのことです。
早期選考イベントの主な内容として、グループディスカッションや企業担当者との座談会などが挙げられます。そして、早期選考イベントに参加する企業は、イベントを通じて優秀な人材を見つけたいという気持ちがあります。
早期選考イベントに参加する企業は選考意欲の高い企業が多いため、すぐに選考を受けられる企業を見つけたい人におすすめです。
また、早期選考イベントは、逆求人サイトや合同説明会などから案内されるケースがほとんどです。
②インターンに参加する
早期選考を受けたいのであれば、インターンに参加しましょう。前述したとおり、早期選考は、優秀な人材を早く確保したいという考えから実施されています。
そのため、インターンに参加して優秀な実績を残すことで、その企業の早期選考に参加できる可能性を高められます。
インターンシップは短期間よりも長期間のプログラムであったり、秋や冬よりも夏が早期選考につながりやすいため、覚えておきましょう。
③就活エージェントを活用する
就活エージェントとは、学生を対象に就職活動をサポートしてくれるサービスのことです。
就活エージェントは、これまで多くの学生をサポートしてきているため、さまざまな企業と強いつながりを持っています。
そのため、就活エージェントが独自のルートで入手した、早期選考を実施している企業情報を教えてくれることがあります。
就活エージェントの種類や使い方についてはこちらで詳しく解説しています。
④SNSで探す
早期選考を実施している企業をSNSで見つけるのも一つの手段です。
たとえば、InstagramやX(旧:Twitter)、Facebookなど企業はさまざまなSNSを利用して情報を発信しています。
また中には、SNSを通じて優秀な人材にアプローチしている企業もあるため、気になる企業があればフォローしておくと良いでしょう。
SNSで情報を発信している企業は、社内や社員の雰囲気、企業の特色や職場環境などを発信している可能性が高く、入社前と入社後のギャップを少なくできるためおすすめです。
⑤リクルーター面談で聞く
リクルーター面談とは、企業の社員が学生と会い、就職活動の状況や人柄を知る機会のことです。
そもそもリクルーターとは、採用活動の一部を担当する企業の若手社員のことで、企業の一次選考などを担当するケースもあります。
会社説明会やインターンなどで優秀だと判断されると、リクルーターからのアプローチがある可能性があり、リクルーター面談をしたうえで早期選考に案内されるケースがあります。
リクルーターについてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
就活生に聞いた! 早期選考を実施している企業の見つけ方
周りの学生がどのように早期選考を探しているのか気になりますよね。
実際に学生の皆さんに、早期選考を実施している企業を見つけた方法について聞いてみました。
インターンと答えた人が多数
早期選考を実施している企業を見つけた方法として、「インターン」を利用した学生が多く見られました。
早期選考はインターン参加者を対象に実施している企業も多く、インターンに参加することで、企業の社員から早期選考に招待されるケースがあります。
就活情報サイトで見つけたという声も
早期選考を受けた人の中には、「就活情報サイト」で早期選考を実施している企業を見つけたと回答している人もいました。
就活情報サイトは、さまざま企業の選考情報を保有しているため、早期選考を実施している企業を効率的に知れるといえますね。
最近ではスカウト型の就活情報サイトも増えているので、そういった就職情報サイトに登録するのもひとつの選択肢として持つと良いでしょう。
早期選考を受ける前にやっておくべき4つの準備
早期選考を受けるなら、早い時期から準備をしておくことが重要になります。準備ができないと、そもそも早期選考に参加できなかったり、選考対策が不十分になってしまったりするリスクがでてきます。
ここでは早期選考に参加するうえで重要な準備を4つ解説していくので、準備を始める際に役立ててください。
①大学3年になったらすぐに自己分析と企業研究をする
早期選考を受けるのであれば、大学3年生になった時点で、就活に向けて自己分析や企業研究をすることが大切です。
なぜなら、早期選考は大学3年生の夏ごろから選考が始まるケースが多いからです。したがって、自身とマッチした企業を厳選するためにも、自己分析や企業研究を早いうちからしておきましょう。
自己分析では、どのようなスキルや経験を就職先で活かせるのか、自分はどのような仕事内容を得意としているのかなどを分析しましょう。
企業研究では自分が行きたい業界にはどのような企業があるのか、早期選考に参加する企業の特徴や競合他社との違いなどを調べておくことが大切です。
大学3年生になってまだ時間に余裕があると考えていると、準備不足で早期選考に落ちてしまう可能性があるため注意しましょう。
自己分析のやり方を詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
企業研究をする際は、企業研究ノートを使うのが有効です。企業研究ノートの作り方は以下で詳しく解説しています。
②サマーインターンに参加する
早期選考を受けるには、サマーインターンに参加しておくことが大切です。
サマーインターンは、夏休みの期間におこなわれるものです。サマーインターンは実務経験ができるプログラムが多く、早期選考につながることが多いためとても重要です。
サマーインターンに参加して早期選考を受けられる権利を獲得しつつ、インターンで企業の担当者に印象を残すことで、ほかの学生よりも良い印象がある状態で早期選考を受けることができます。
サマーインターンについてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③リクルーター面談に参加する
リクルーター面談は、カジュアルな形式で在籍している社員と面談を実施します。そのため、面接選考よりも緊張をせずに自分の思いや志望動機を伝えやすいといえます。
また、リクルーター面談で企業の担当者に印象を残せると、インターンに参加していない場合でも早期選考の案内をもらえる可能性があります。
企業によっては、リクルーターが紹介した学生は一次選考が免除されるといった、特別な措置をとられることもあるので、リクルーター面談の案内が来たら積極的に参加しましょう。
④面接やグループワークのイベントに参加する
面接やグループワークのイベントに参加しておくと、早期選考前に選考の雰囲気に慣れることができます。
たとえば、グループワークの流れは、どの企業も基本的に同じです。そのため、会社の担当者が参加するグループワークのイベントで、実際の流れを体感しておくことは有効な対策となります。
また、面接で質問される内容もある程度決まっているため、面接対策を実施しているイベントに参加し、実際の雰囲気に慣れることが大切です、
早期選考を受ける際は、事前にグループワークや面接のイベントに参加して慣れておき、本番で焦らないように準備しておきましょう。
グループワークについてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
準備不足を補える! 即効性のある3つの早期選考対策
「早期選考が近づいてきてるけど、思うように対策が進んでいない」という人もいるでしょう。
そんな人に向けて、即効性の高い準備方法を3つ紹介します。短時間で効率的に早期選考の対策を進めたい人は、ぜひこちらを実践してみてください。
①書類対策:キャリアセンターで添削をしてもらう
早期選考を受ける人のほとんどは選考経験が浅いため、キャリアセンターの職員にESの添削をしてもらいましょう。
選考経験が浅い人が一人でESを作成すると間違った内容で記載するリスクがあります。たとえば、アピールできる表現になっていなかったり、文章の構成が間違っていたりなどです。
そのため、これまで数多くのESを添削してきたキャリアセンターの職員に確認してもらい、アドバイスをもらったほうが、効率的に品質の高いESを作成することができます。
②筆記対策:頻出問題に絞って問題集を解く
早期選考の筆記試験には、さまざまな問題が出題されます。
たとえば、国語や算数などの基礎能力に関する問題や、性格診断、時事問題、小論文などです。
早期選考で出題される主な筆記試験
・SPI試験(言語、非言語、性格)
・C-GAB(言語、計数、英語、性格)
・玉手箱(言語、非言語、英語、性格)
早期選考が間近にせまっている場合、これらをすべて勉強していると、どれも中途半端な状態で筆記試験を受けることになってしまいます。
そのため、筆記試験の対策は、よく出題される問題に絞って解き方を覚えることが大切です。
たとえば、SPI試験が筆記試験として設定されている場合、非言語分野から多く出題されるので、非言語分野を重点的に勉強するなどです。
企業によって筆記試験の種類は異なるため、事前に調べて、効率良く点数をとるための勉強にフォーカスしましょう。
就活の筆記試験の対策方法については、こちらで詳しく解説しています。
③面接対策:頻出質問に絞って回答を考える
早期選考直前の面接対策では、頻出質問に絞って回答を考えることが大切です。企業によって質問内容は多少異なるものの、就活の面接でよく聞かれる質問はある程度決まっています。
就活の面接で良く聞かれる質問
・志望動機
・ 学生時代に打ち込んだこと
・自己PR
・長所
・ 短所
・キャリアプラン
したがって、早期選考直前の面接対策では、これらの聞かれやすい質問から先に考えていくと、面接官からの質問にもスムーズに回答できる可能性を高められますよ。
就活でよくされる質問の回答例はこちらで詳しく紹介しています。
就活生に聞いた! 早期選考前におこなった対策
早期選考から内定をもらった人が、どんな対策をしていたのか気になるところですよね。
こちらでは、学生の皆さんに、早期選考対策としてどのようなことを実施したのかを聞いてみました。
面接対策をした人が多数
早期選考の対策として、「面接対策」を実施している回答が目立っていました。
早期選考などの選考において、重視されることは「面接」です。そのため、面接対策に力を入れることは得策だといえるでしょう。
また、一人で面接対策をするのではなく、キャリアセンターや友人など誰かと面接対策をしている人も多く見られました。他者からのフィードバックをもらうことで、自分では気づけない課題点を知ることができますよ。
企業研究をした人も多く見られた
早期選考の対策として、「企業研究」と回答している人も、多く見られました。
早期選考の面接では、志望動機やキャリアプランなど企業についての知識がないと、しっかり答えられないような質問をされます。
そのため、企業研究をしておくことはマストと言えるでしょう。
自己分析をした人も
早期選考の対策として、「自己分析」をした人もいました。
早期選考の対策として、自己分析で企業へのアピールポイントを整理しておくと、自己PRなどの質問に答えやすくなります。
また、早期選考の段階で自己分析をしておくと、本選考の面接やESにも活かすことができますよ。
早めに準備を整えて早期選考の合格率を上げよう!
早期選考においての合格率や実施している企業の見つけ方、対策などを紹介しました。
早期選考は、企業の採用人数の枠が空いている状態で選考が進むことや、インターンなどである程度の関係性を築けた状態で選考を進められることから、本選考よりも合格率が高い傾向にあります。
しかし、本選考より合格率が高いといっても、しっかり準備ができないと選考に通るのは難しいので、早めにESや面接対策を始めて、入念な準備をしましょう。
【早期選考に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2023年8月28日~9月4日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の67人