面接対策

好きな教科の書き方・答え方|「ない」場合の対策も紹介

就活中に好きな教科を聞かれる理由

就活中は、好きな教科を聞かれるケースもあります。この質問に対してどう答えたらいいか悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。面接官はこのやりとりから就活生のどういった部分を知りたいと思っているのでしょうか。

主に考えられるのは以下の3つです。①会社に活かせる能力の確認②人柄など人間性を知るため③アイスブレイクが考えられます。この後それぞれ詳しく説明していきます。

会社に活かせる能力の確認

好きな教科を聞く理由の1つ目として、会社に活かせる能力の確認があげられます。たとえばシステムエンジニアを志望している場合、数学的な思考法が要求される可能性があります。そのため、数学が好きと答えるとポジティブな印象になります。

他にも海外と頻繁にやりとりをするような企業の場合は、英語の能力が問われるケースもあるでしょう。この場合も英語が好きと答えるとポジティブな印象になります。このように、仕事に関係しているようなスキルが身につく教科を好きだと伝えることはスマートな回答方法の1つです。

人柄など人間性を知るため

好きな教科を聞く理由の2つ目として、人柄など人間性を知るためであることが考えられます。この場合は、実際にどの教科が好きかよりも、なぜその教科が好きなのか、理由のほうが重要視されるでしょう。例えば、英語が好きな教科と答えた場合を考えてみましょう。

英語が好きな理由として、世界中の人々とコミュニケーションを取れる可能性が拡がるからと理由づけした場合は、その人から社交的な側面がありありと浮かび上がってきます。一方、英語が好きな理由が、まだ日本に翻訳されていない本を原書で読みたいと理由づけした場合は、読書好きで自分の時間を大切にする人なのではないだろうか?というニュアンスを相手に与えます。

アイスブレイク

好きな教科を聞く理由の3つ目は、アイスブレイクのためです。アイスブレイクとは、相手との良好な関係を築いてそのあとのコミュニケーションをより良いものにするための質問に基づいた会話です。この場合はどんな教科を好きと答えるか、その教科をなぜ好きと思うのかはあまり重要ではありません。

このとき、面接官の考えを想像すると、何気ない好きな教科といい会話を通して、この後質問する内容のきっかけとなるようなポイントを探していたり、そこから大まかなその人の印象を得ようとしている場合があります。そのため、アイスブレイクとしての好きな教科の質問の場合はあまり肩に力を入れて気張りすぎるよりも、リラックスして話しましょう。

好きな教科を挙げるときのポイント

面接で、「好きな教科はなにか」と質問された際にむやみやたらに答えてはいけません。 なぜこのような質問をしてくるのか、と考える必要があります。本項目では、好きな教科を挙げるさいのポイントをご紹介していきます。

科目だけ答えない

1つ目が、科目だけ答えないことです。「好きな科目はなんですか?」の問いに対し「数学です」以上!となっている人はいませんか?一言科目だけの答え方だと、上記で紹介した、好きな科目を聞く理由の目的を果たせなくなってしまいます。

なぜ好きなのか見られている可能性もある

先ほども少し触れましたが、なぜその教科が好きなのかを重要視されている場合があります。まず考えられる理由としては、論理的に物事を語れるかどうかが見れれていると考えれれます。自分が好きなものを論理的に語るのは意外と難しいものです。

論理的に説明したいのであれば、伝え方も大切です。まず結論から述べましょう。そのあとに理由、具体例、再び結論の順番にします。このとき、私は〜が好きです。なぜならば〜だからです。例えば〜といったことがありました。なので私は〜が好きです。という風に話しましょう。こうすれば相手にあなたの伝えたい情報が伝わるはずです。

企業の実務と関連があれば尚可

好きな教科を答えるさいには、できるだけ企業の実務と関連があるとよい印象を持たれる場合があります。企業の実務とは、例えば業種が金融業界ならば経済学などのように、業界ごとに求めているスキルは違います。しかし、無理矢理に好きな教科と企業の実務を合わせる必要はありません。

人事担当者はプロなのですぐにばれてしまいます。好きな教科と実務の関連があればプラスαの印象をもってもらえると思ってください。このように一見、「好きな教科はなんですか」という質問はなにを知りたいのか分からないかもしれませんが、詳しく見てみると企業側が求めているものが見えてきます。

好きな教科がなくても「なし」はNG

「好きな教科はなんですか」の質問をされたさいに、「好きな教科なんかない」と思う人もいるでしょう。好きな教科がない人が、好きな教科として決めるときには、自分が苦手でない教科を選ぶようにしてください。あえて、企業側に合わせる必要はありません。自分が好きな教科を通じて、アピールできそうな教科を挙げるようにしてください。

好きではない教科で自分をアピールするのは難しいので、好きな教科を選ぶときは、 自分が苦手でない教科を選ぶようすることと、自分が好きな教科を通じてアピールできるという2点に焦点を絞りながら考えるようにするとよいです。

「好きな教科はなんですか」という質問はなかなかされない質問ですが、質問されないとは言い切れないので、ぜひあらかじめ考えるようにしてください。

自分のなかで得意な科目を答える

多くの就活生は、自分に得意な科目がないと思い込んでいるので、この質問に苦労することがよくあります。そういうケースに直面したとき、つまり得意な教科がないときは、「自分のなか」で得意な科目を答えるようにしましょう。そもそも得意という言葉は非常に主観的なものです。

実際に他の人よりもずば抜けて優秀なわけではないから得意という言葉は使えない、私には得意な科目がないと答える就活生が多くいるかもしれません。しかし、先ほども言ったように、得意というのは極めて主観的な判断なのであなたが得意と思うかどうかこそが重要です。あくまでも「自分の中で」得意な科目で構いません。こういった考え方を持つと随分と楽にこの問題に取り組めるのではないでしょうか。

自己分析のやり方について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

ランキング方式

得意な教科がないと思い込んでいる就活生が、上記の方法でうまくいかない場合の対処法をここでは紹介します。その方法は強化にランキングをつけると、スムーズに得意な教科が決まるかもしれません。ランキングをつけると、必然的に1位にランクされる教科が出てきます。この際同率1位が出てきても構いません。

その場合は、面接官に質問された場合に自分の言葉でスラスラと語ることができる方を選ぶといいでしょう。また、その際好きな理由がすぐに思い浮かぶものの方が好ましいと考えられます。この方法の良いところは、先ほども挙げたように、嫌いで不得意だと思っている教科同士でも優劣をつけなければならないので必然的にランキングがつくことです。ぜひ試してみてください。

好きな教科の答え方【例文】

好きな教科をアピール際には、いくつかのポイントがあります。何も考えずに、思うがままに書いてしまうことはよくありません。好きな教科でアピールするためには、相手の意図していることや相手は何を知りたいのかについて着目すると、うまくアピールできるようになります。

本項目では、どのように伝えれば自分のアピールになるのかを、例文でご紹介していきます。

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合わせて活用したい

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英語

私が最も好きな教科は英語です。英語は一見、暗記をしなければならない教科であるとされています。しかし、実は暗記はしなければならないのはほとんどありません。例えば、単語を覚える際にも接頭語や接尾語に注目することで、頭に定着しやすくなります。また、文法の仮定法においても、仮定法とは妄想の世界を伝えるための文法であるという骨格を知ると暗記する部分は、ほとんどありません。このように、私は英語を通して本質を見抜く力をつけました。御社の経営理念にも当てはまっているため、入社後も学生時代に培った本質を見抜く力をさまざまな場面で使い、多くの人の助けとなりたいと考えております。

好きな教科を通じて自分をアピールするためには、具体的なエピソードを書くようにしてください。そして、具体的なエピソードから自分がどのような力をつけられたのかを伝えるようにしてください。ここでは、「本質を見抜く力がついた」のです。

また、自分が好きな教科をを通じて培った力をその企業に入社後、どのようなプラスの要素があるのかを伝えるようにすることが大切です。

英語力のアピール方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

体育

私が最も好きな教科は体育です。体育の授業が最も好きである理由は2つあります。1つ目は、自分自身が体を動かすことが好きなためです。そして、2つ目は体育の授業では、1人の力だけではなく、仲間との協力によって成し遂げられる場合が多い教科であるためです。仲間との協力を通じて、成し遂げられたときの達成感は、今までに味わったことのない感動があるため、私の人生の中でも大きな財産となりました。このように、自分自身だけの力だけではなく、仲間との協力によって、目標に向かって進むことは、御社の経営理念に当てはまっていたため、選ばせていただきました。

好きな教科になる理由には、例えば最も点数が良かったからなど、さまざまな理由があります。好きである理由には特別こだわる必要はないので、なぜ好きなのかをはっきり伝えるようにしてください。

そして、好きな教科が企業にとってどのようなプラスの効果があるのかを伝えるようにすると尚良いです。自分が少しでもプラスになる点があると感じられたときは、積極的に伝えるようにしてください。

大学専門科目

大学で最も好きな専門科目は歴史学でした。歴史学では、本来正しいとされることを疑い、正しいかどうかを考える学問でした。私は、歴史学という専門科目を通じて、日頃から多くの疑問を持つようになりました。そのため、常に疑問を持ち、常に考えてるという習慣が身につきました。こうした習慣によって、以前よりもより知識が増えたため、歴史学だけではなく、多くの場面で応用ができるようになりました。そして、御社の経営理念である「常に進化し続ける」に感銘を受けました。 私は、御社で自らの知識を活かして多くの人を助けたいと思っております。

大学専門科目の説明をする際に、難しい専門用語を使ってしまう場合がありますが、なるべく専門用語は避けてわかりやすい内容に変えて伝えるようにしてください。専門用語を使ってしまうと、面接官が理解できない可能性があるので避けましょう。

なぜ好きなのかの理由と、企業にとってポジティブに考えられるのは何かを伝えることがベストです。間違っても、単純に好きというだけで終わらないようにしてください。

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好きな教科を効果的にアピールに使おう

面接は、志望動機などの定番の質問ばかりではありません。質問の中には、「好きな教科はなんですか」のような、一見なにを知りたいのかわからない質問もあります。

面接の際に限って言えば、いきなり質問される意味がわかりにくい質問をされると回答に困ってしまう場合があります。本番で困らないためにも、出来るだけあらかじめ答えを決めておきましょう。答えをあらかじめ決めておけば、本番でも焦ることもなく、面接官によい印象を与えれらます。

自己アピールのコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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