面接

簡単な自己紹介の作り方|面接で伝えるべき内容と例文をご紹介

簡単な自己紹介でも最大限に自分をアピールできる

面接では、簡単な自己紹介を求められることが多いです。一次面接だった場合、初めて面接官に自分自身について話すことになります。簡単な自己紹介を求められた場合でも、中身のある内容を答える必要があります。第一印象になるとも言える自己紹介について、事前に考えておくことが大切です。この記事では、簡単な自己紹介に盛り込む内容や好印象を与えるポイントについてご紹介していきます。

簡単な自己紹介とは

簡単な自己紹介とはどんなものでしょう。自己紹介がどのようなものなのかをしっかり理解しないと間違った自己紹介になり、せっかくのチャンスを失うことにも繋がります。まずは、簡単な自己紹介がどのようなものか理解しましょう。

通常の自己紹介よりも簡素な内容

自己紹介する場面というのは数多くあります。例えば学校での自己紹の場合は、自分がどんなことが好きで趣味や得意な科目、どんな性格などをしっかりアピールします。スポーツチームでの自己紹介では、自分はどんなプレイが得意で、どのポジションなのかなど、そのスポーツに関することをアピールし、自分のことを知ってもらう機会です。

しかし、面接での自己紹介は、大学での専攻は何か、アルバイトなどの学外での活動ではどんなことをしたのかと言った経験の概要を紹介して、この後の面接でアピールしたいことのきっかけを作ることが目的です。そのため、細かい経験談までは聞かれるまで話さなくていいのです。まずはきっかけを作って、あなた自身に興味を持ってもらうことが大事になります。

250~300文字程度で作成する

時間の目安としては1分程度で、文字数にして250~300字程度です。長すぎると聞いている側が退屈したり、情報が伝わりにくくなります。また、短すぎると伝えたいことが不十分になったり、聞いている側が物足りなく感じたりします。話す時間は喋るスピードで異なるので、一度自己紹介を作ったら実際に読んでみて、どれくらいの時間がかかるかを測る必要もあります。

面接では「2分以内で自己紹介してくだい」や「30秒で自己紹介をしてください」といったような時間を指定されることもあります。そのような場合にも対応できるように自己紹介を考えておくことは問題ありません。ただし、時間指定が無い場合は1分程度と決めておくことも大事なことです。

簡単な自己紹介の作り方

自己紹介を作る上でまず意識しておきたいポイントがいくつかあります。このポイントがはっきりしていないと、内容を決めたとしても乱雑でダラダラと長くなった自己紹介になってしまいます。内容も必要になりますが、まずは作り方をしっかり押さえて、どうすれば簡単で相手に伝わる自己紹介が作れるのかを、意識することから始めましょう。今から紹介するポイントを参考にして、簡単で伝わる自己紹介を作ってください。

わかりやすく簡潔に内容をまとめる

簡単な自己紹介では全てを伝える必要はありません。普通の自己紹介であれば、今までどんなことをしてきたのか、どんなことが好きなのかなど、自分の全てを知ってもらう必要があります。

面接での自己紹介は自分のことを全て知ってもらうのではなく、これから面接をしていく上での入り口と考えてください。細かい経歴やどんなことを経験したのかなどは面接で聞かれるので、面接で聞かれたいことなどの話題を考えるとわかりやすいです。

学校名・学部・学年・氏名

自己紹介では、まず自身の所属と氏名を述べます。「履歴書に書いてあるのだからわざわざ言わなくてもいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、履歴書に書いてあるかどうかは関係ありません。初対面の面接官に「自分を紹介する」わけですから、「どこの誰であるか」から始めるのは当然のことです。

学校名、学部、学科、学年、氏名は最低限押さえておきましょう。学部や学科と関連する分野の企業であれば、所属ゼミや研究内容に軽く触れても構いません。逆に全く関連のない企業であれば、ゼミや研究室といった専門性の高い話が長くなり過ぎないように注意しましょう。

学生時代に力を入れたこと

簡単な自己紹介では、学生時代に力を入れたことを盛り込むといいでしょう。学生時代力を入れたことでは、あなたが今までにどんなことを学んできたのか、ゼミなどではどのような取り組みをしてきたのかがわかります。また、アルバイトなど学外の活動もあればそれも紹介しましょう。学外活動は、学校では学ぶことができない社会的な経験も多いです。それは大きなメリットとなります。

自身の性格

面接官はスキルや能力だけを見て、採用不採用を決めるわけではありません。会社に入って仕事をしていく中で、チームで働くことに問題がないかが見られます。社内の雰囲気と合っていないと成長が遅くなったり、風紀を乱して会社の成長自体を止める可能性もあります。

そういった面でも性格には注目しています。また、将来部下を持つようになると、人がついてくるかどうかには、その人の人柄も重要です。企業で雇う以上は将来的には人を育て、会社を育てる人員になってもらいたいと思うのが当然です。そのために企業は面接の際に性格も重視しています。そのために、簡単な自己紹介でも性格に関して触れておく必要があります。

今後の意気込み

企業側はやる気のない人より、やる気のある人と働きたいと思うことは当然のことになります。また、自己紹介の中でなぜこれを言う必要があるかというと、自己紹介とはこれから面接をしていくための挨拶ですので、そこで熱意や思いが伝わると、その後の面接にも興味を持ってもらえる可能性が高くなります。意気込みも先ほどの性格と同様に人柄が出ますので、その点でも意気込みというのは自己紹介には外せない要素となります。

話す要点を絞っておく

簡単な自己紹介において重要なことに、簡潔にわかりやすくできるかです。先ほどにもありましたが、詳細なことというのは面接の中で話していくからです。しかし、これから話していく内容も興味を持ってもらえないと意味がありません。

限られた中で相手に伝え、さらに話を詳しく聞いてみたいと思ってもらうには、要点をはっきりし、それをわかりやすく伝えることで、この先の話も聞いてみたいと興味が湧くのです。そのためには話すことの要点を絞り、まとめることで簡単な自己紹介というものができるでしょう。

面接の準備がどのくらいできてるのかを確かめよう

自己紹介は第一印象に大きな影響を与えますが、身だしなみやマナーも例外ではありません。また、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。

今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。

簡単な自己紹介の例文3選

簡単な自己紹介とはどういったものなのかや、簡単な自己紹介の作り方、自己紹介の話題ついていくつか紹介してきました。次に例文をいくつか紹介していきます。あなたが作った自己紹介と照らし合わせてみて、どうなのかを確認してみてください。

ここでは自己紹介としては不適切なものも紹介します。自分が作った自己紹介が不適切ではないか、なにか足りないものはないか、もしくは長すぎではないかなどを確認してください。

例文①

○○大学△△学部××学科から参りましたと申します。ゼミでは、○○○○をやっておりました。私はよく責任感があると言われます。サークルでの、飲み会にて会費を集めたり、未回収の会費を回収する役割をしておりました。責任は重大ですがその分感謝されることも多く、しっかりやり遂げることができました。本日は私のことを少しでも伝えることができるよう丁寧に話していきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

こちらの例は、履歴・性格・意気込みを端的に盛り込んでいます。無理に長くなくてわかりやすく、なにをやってきたのかを伝えることができており、この後の面接で話すきっかけ作りになっています。

ここであまり詳細に話してしまうとアピールになってしまい、自己紹介とはなりません。最後に正直に今日の意気込みを言うことで、あなたらしさを表現できると良いです。内容も堅くなりすぎないように注意することで、伝わりやすい自己紹介になります。

例文②

◯◯大学△△学部××学科4年生のと申します。ゼミでは◯◯を研究しています。学業以外では、ボランティアサークルの活動に力を入れており、老人ホームや幼稚園でのイベントのお手伝いなどをしています。老若男女問わず、学外の方と交流するのはとても楽しく、またそういった機会は社会人生活で活かせられると考えております。本日は、貴重な時間を頂きありがとうございます。よろしくお願いいたします。

こちらの例は、学生時代に力を入れたことを主軸にしています。軽くゼミの内容に触れてから「学業以外では」と繋ぐことで、「あくまでも学生の本分は学業である」という地に足のついた考え方もさりげなく出せています。締め括りに「面接の時間をとってくれたことに対するお礼」を述べていることで、礼儀正しい印象が残せるでしょう。

例文③

◯◯大学△△学部××学科4年生のと申します。ゼミでは◯◯企業と提携して××分野のマーケティング調査を行い、◯◯に貢献しています。学外では、カフェで3年間アルバイトをしており、今では店長の次に長く働く古株です。少し緊張していますが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。

こちらの例では、ゼミで学んだこととアルバイトを3年間続けたことが主軸になっています。ゼミの研究テーマや卒業論文の内容などが企業で役立つものであれば、概要を話しておくことで興味を持ってもらいやすいです。ただし、ここであまり長く語ってしまうと「大学で学んでいることは」といった質問に対して答える内容がなくなってしまうため、ほどほどに留めるのがコツです。

簡単な自己紹介のNG例文

簡単な自己紹介をする上で、ついやってしまいがちなミスや間違いがあります。自己紹介はあくまでも自分の紹介であり、趣味や人柄、サークル活動やアルバイト経験など、その後の質問をどう広げるかの材料探しの場です。

自己紹介のタイミングで必要以上の情報を盛り込んでしまうと「質問の意図が分かっていない」と判断されることにもなりかねません。いくつかNG例を紹介するので、自分の自己紹介と見比べてみましょう。

NG回答例①

 ○○大学△△学部××学科から参りましたと申します。ゼミでは、○○をやっておりました。○○では、他校との交流もありその中でコミュニケーション能力が培われました。そのコミュニケーション能力で御社の業務にも貢献できると思います。本日は宜しくお願い致します。

こちらの例は自己紹介としてはNGです。なぜなら履歴を話したところまでは良いのですが、その後に自己PRが入ってしまっています。自己PRは後で聞かれますし、学歴を話した時点でのちにその学歴でどんなことをしてきたのか聞いてくることが多いですので、自己紹介で話す必要はないです。なにをできるようになったかや、どう貢献できるかなどは面接の中でゆっくり話すとして、自己紹介の段階では面接官がいかにその履歴に興味が沸くかを考えて、概要が相手に伝わるように心がけます。

例文②

◯◯大学△△学部××学科4年生のと申します。ゼミでは◯◯を研究しており、イギリスに短期留学をしました。サークルでは◯◯をして、アルバイトは◇◇を頑張りました。それから震災ボランティアにも参加し、被災地の復興に貢献できたと思います。本日は、貴重なお時間を頂きありがとうございます。よろしくお願いいたします。

こちらの例は多くを詰め込んでしまった失敗例です。伝えたいことがたくさんあることはわかりますし、アピールする材料が多いことは悪いことではありません。しかし、あれこれ詰め込んでしまうと、結局何も伝えられません。「大学で色々なことをした」この一言で片づけられてしまい、相手の印象に何も残らない結果となってしまうのです。限られた時間の中で要点を絞って話しましょう。

例文③

◯◯大学△△学部××学科4年生のと申します。私は真面目な性格で、アルバイト先ではその性格が評価されてか、責任ある仕事も任されました。本日はよろしくお願いいたします。

こちらの例文は圧倒的に情報が少ない例です。自分がどんな性格で、それが周囲から評価されたという流れはいいでしょう。しかし、肝心の「アルバイト先」や「責任ある仕事」の中身が全く見えません。後から質問しやすいようにわざとスキを作ったつもりかもしれませんが、そのスキは1項目にひとつで十分です。

「アルバイト」という1つの項目に対して「アルバイトの内容」と「責任ある仕事の中身」の2つの疑問があると、質問する側も迷ってしまいます。カフェや塾講師など、面接官がある程度想像しやすいように自己紹介の内容に盛り込みましょう。

自己紹介で好印象を与える3つのポイント

自己紹介で好印象を与えるためのポイントは大きく3つあり、それらのポイントを踏まえて自己紹介を進めていくことが大切です。自己紹介は面接の最初におこなわれるものですので、第一印象を良くするためにも上手な自己紹介の方法を考えておく必要があります。

第一印象の良し悪しで面接での評価の大部分は決まりますし、より有利に面接を進めるためにも、第一印象はできるだけ良くしておかなければなりません。自己紹介のポイントを知り、上手に好印象を与えていきましょう。

①笑顔で話す

自己紹介で好印象を与えるポイントとしては、笑顔で話すことが挙げられます。自己紹介でどのような内容を話すかも見られていますが、第一印象として大事なのは表情です。明るい内容で自己紹介をしていたとしても、表情が暗ければ信憑性がありませんし、暗い印象を与えてしまいます。

明るい表情で話すことができれば、内容もポジティブに聞こえやすいですし、活発で元気な印象を与えることができます。好印象を与えるためには、口角をあげて話すことがポイントです。口角が上がっていると笑顔に見えますので、意識的に上げる必要があります。面接の最初の方は緊張しやすく、表情も固まりがちですが、意識して口角を上げて、笑顔で自己紹介ができるようにしましょう。

②正しい姿勢で目を見て話す

正しい姿勢で目を見て話すことも、自己紹介で好印象を与えるためのポイントのひとつです。自己紹介をしているときの姿勢が悪ければだらしない悪印象を与えてしまう可能性が高いです。自己紹介は立ったままする場合もあれば、着席してからする場合もありますが、どちらの場合でも姿勢を正すことを意識しておきましょう。

また相手と目を合わせずに、目をそらしてしまうと自信のない印象を与えてしまいます。頼りないと思われてしまい、マイナスの印象になる可能性もありますので注意が必要です。目を見て話すのが難しいときは相手の鼻を見て話すのも手です。相手の鼻を見ていれば目を見て話しているように感じますので、工夫をして緊張を和らげていきましょう。

③元気よくハキハキ話す

表情や仕草、姿勢なども大切ですが、好印象を与えるためには話し方も大切です。自己紹介で好印象を与えるためには、元気よくハキハキ話すことが大切であり、早口や小さい声、もごもごした話し方だと印象が悪いので注意しましょう。元気よくハキハキと話していれば、明るく活発な印象を与えることができますし、自信があるようにも見えます。

反対に声が小さかったり、もごもごした話し方などは暗い印象を与え、自信がないように見えてしまいますので注意しなければなりません。緊張すると大きな声が出づらくなりますし、早口にもなってしまいがちです。自己紹介では自分を落ち着かせる意味も込めて、意識的に少しゆっくりと話し、いつもより数段大きな声を出すように心がけましょう。

簡単な自己紹介では要点を抑えてアピールをしよう

簡単な自己紹介について見ていきました。自己紹介をしてくださいといわれると、ついどんなことをしてきて、こんなことができるようになりましたと言いたくなるものです。少しでもたくさん自分のことをアピールしたい気持ちもわかりますが、ここでは興味を持ってもらうくらいの気持ちで、わかりやすさを重視して自己紹介を考えます。いきなり上手に作ることは難しいですが、ポイントを抑えて不適切なものがどのようなものかを意識しておくだけで自己紹介を作ることができ、他の人と差をつけることもできるでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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