面接対策

電話面接を受ける際の注意点3つ|事前準備とweb対策も紹介

電話面接は近年増えてきている

面接は向かい合って話す形式が一般的です。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、対面を避けて「電話面接」を実施する企業が増加してきています。

実際にこちらのアンケートでは、98%の企業が採用活動で新型コロナウイルス感染症の影響を受けており、そのうちの49%が対策として電話面接・面談を活用していることがわかります。

通常の面接だと相手の姿やしぐさが見えますが、電話だと声と聴覚だけが頼りです。そのような状況では、自分の話だけでいかに魅力をアピールしていくかが重要なポイントになります。

もし志望する企業が電話面接の場合に困らないよう、どのようなものかを知っておく必要があります。この記事では電話面接の準備や面接中の注意点について解説していきます。対策に役立て、就活の成功につなげましょう。

電話面接の前に必要な準備

通常の面接と同じく、電話面接も準備が必要です。通常では意識しないような、電話面接ならではの気をつけなければならないポイントがあります。

電話面接で最善をつくすためにどのような準備をしていけばよいか、ここでは2つのポイントを解説します。

必ず筆記用具は手元においておく

言われたことを聞き返さなくてもいいよう、メモを取れるものを用意しておきましょう。

面接では相手の言ったことを一回で聞き取らなくてはいけません。電話面接では対面よりも相手の声が聞こえづらい場合が多く、そのような状況でも正しく聞き取る必要があります。

メモを取っておけば、重要な部分を自分で再確認できます。また、内容を忘れてしまったり緊張してしまったときも、メモを見て確認し直すことで落ち着いて会話できます。

電話面接であるかないかに関わらず、就活中、企業と電話で話す際には基本的にメモを用意しておくように習慣付けましょう。

参考資料や履歴書も用意しておく

メモだけでなく、状況によっては企業側の参考資料や提出した履歴書を用意しておくと役立ちます。

対面の場合は資料を見ながら面接をすることはできませんが、電話面接では手元に用意しておけばいつでも確認が可能です。面接中、何か忘れてしまった情報があってもすぐに確認が可能で、電話面接ならではの利点といえます。

しかし、資料を確認できるからと準備を怠ってはいけません。毎回資料を確認しながら受け答えをすると、会話が全体的にたどたどしくなってマイナスな印象を与えます。

資料を用意する際は、あくまで補助として考えることが大切です。

電波がよくて静かな環境で話す

電話面接の際は、整った環境を準備しておくことが必要です。

先述したように、電話面接では相手が何を言っているのかを鮮明に聞き取ることが重要になります。メモを用意しても、そもそも自分が聞き取りにくい環境に居れば意味がありません。

また、うるさい場所だと周りの音が通話に入る可能性が高いです。そうなると、こちらの声が聞き取りづらくなり、相手にも迷惑が掛かってしまいます。

電話面接を受けるときの環境として重要なのは、電波が良く、静かな場所であることです。外だと何かと音がする場合が多いので、電波がつながりにくい等の事情がない限り自宅で実施するのが望ましいです。また、自宅だと精神的にも落ち着きます。

どうしても自宅が無理な場合は、レンタルスペース等を利用しましょう。「電波が良い」「雑音がなく静か」の2点を満たした場所で実施することが大切です。

自己分析が不十分だと面接で落とされる

面接を突破するには、自己分析が必須です。自己分析が不十分だと何を話しても説得力がないため、面接官の心に響かず落とされてしまいます。

そこで、自己分析ツールの「My analytics」を利用してみましょう。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み・特徴が見える化し、面接官を納得させる回答ができるようになります。

ツールを活用して自己分析を効果的に進め、志望企業の面接を突破しましょう。

電話面接中の注意点4つ

電話面接は準備だけでなく、面接中にも注意しなければならないポイントが4つあります。

①明るく元気にハキハキ話す

②答えるときは短くわかりやすく

③相槌を細かく入れる

④言葉遣いに注意する

通常の面接と共通する点もありますが、聴覚の情報のみの電話面接ならではの注意点もあります。電話面接を成功させるためには、それらのポイントを把握しておかなければなりません。

ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説します。

①明るく元気にハキハキ話す

電話面接の際には少しオーバーになっても良いので、いつも以上に「明るく」「元気に」「ハキハキ」話すことを意識する必要があります。

通常の面接ではしぐさや表情、身ぶりなど、聴覚以外に視覚の情報でも面接官に自分の印象を残すことができます。しかし、電話面接では聴覚の情報だけでしか印象を与えることができないため、声のトーンや話し方が普段以上に重要です。

通常の面接では明るく元気に話せていても、電話を通した会話では勝手が違うため、自分が思っているよりも相手側には印象が伝わっていない可能性があります。

自分で面接の練習をする際に、録音をして自分の声のトーンや、話し方を確認してみましょう。また、知人に面接練習に協力してもらい、自分の電話越しの受けごたえからどのような印象を感じたか聞いてみるのも効果的です。

自分と電話相手で印象の差異が生まれないよう、気をつけることが重要になります。

②答えるときは短くわかりやすく

通常の面接でもそうですが、面接官に何か質問されたとき、長々話して答えるのではなく短くわかりやすく答えましょう。

電話面接の場合は声だけです。視覚の情報がなく、聴覚の情報しかないときに長々話をされても情報が入ってきにくいです。余計な部分を省き、短く要点をまとめた応答を心がけましょう。

その際「PREP法」を意識するとうまく話を伝えられます。PREP法とは、最初に結論(Point)、続けて理由(Reason)と具体例(Example)を述べ、最後にもう一度結論(Point)で締めくくる順番で文章を構成する手法です。PREP法を用いれば、最初に結論を述べることで要点がまとまり、その後の理由や具体例も頭に入ってきやすくなります。

面接の受けごたえで意識すべきポイントは、電話面接も通常のものも同じです。こちらの記事でポイントについて解説してあるため、併せて読んで参考にしてください。

③相槌を細かく入れる

電話面接で可能なリアクションは、対面と比較してかなり限られます。面接官の話には、細かく相槌を入れましょう。

電話越しでのやりとりのため、こちらの顔が相手に見えない分、リアクションが相手に伝わりにくくなります。その点を踏まえて、電話面接においては細かいリアクションが重要です。

面接官が話をしている際は、自分が共感していることを伝える必要があります。面接官の話す内容は事業内容や入社後の話が多く、それらに共感していないと「自社にはマッチしていない」と判断されてしまいます。そのため、相槌を入れて自分の意思を伝えることが大切です。

対面であれば頷く等のリアクションから「相手の話をしっかり聞いている」印象を与えられます。しかし、電話越しでは視覚の情報がないため頷いても伝わりません。

電話面接の際にこちらができるリアクションは、相槌です。相手の話す内容に細かく相槌を入れて、話をしっかりと聞いていることを伝えましょう。

④言葉遣いに注意する

通常の面接でも言えることですが、言葉遣いに注意しましょう。

電話面接は、相手の受け取る情報が会話の音声だけになります。言葉遣いが間違っていたり、ダラダラと話していたりすると、より悪い点が目立ってしまいます。

社会人としての基本のマナーを意識して面接に臨みましょう。もし不安がある方は、こちらの記事で言葉遣いのマナーについて解説してあるため、参考にしてください。

内容は基本的には普通の面接と変わらない

電話面接は形式が違うだけで、質問の内容自体は特に変わりはないです。通常の面接対策をしていれば問題ありません。

当然ですが、企業によって質問は変わるため、企業研究は必要です。また、自分の強みを把握するために自己分析も入念にやっておきましょう。

企業研究、自己分析については別の記事で詳しく解説してあるため、参考にしてください。

志望動機や自己PRは必ず用意しておく

通常の面接でも電話面接でも、また、どこの企業の面接でも、志望動機と自己PRは必ず聞かれます。あらかじめ自分の中で内容をまとめておくことが重要です。

入社後に貢献してくれる、向上心のある、自社へマッチする人材を企業は求めています。いくら能力が高くても、その業界・企業への興味が薄ければ仕事へのモチベーションは上がらず、活躍することは難しいです。

そのため、志望動機・自己PRから熱意や人柄を見極め、自社にマッチするかを判断します。志望度の高さや自分の強みを伝えるためにも、志望動機と自己PRは必ず用意しましょう。

うまく面接官に伝えられるよう、文章にしてまとめることが大切です。具体的には、前述したPREP法で文章を構成しましょう。この際「理由(Reason)・具体例(Example)」が重要です。

志望動機であれば、同業他社ではなくその企業でなければならない理由を伝えましょう。また、自己PRであれば、自分が強みを発揮した過去のエピソードや、入社後にどう活かせるかの具体例を交えることが大切です。そうすれば、採用担当者も自社で活躍してくれる姿がイメージしやすくなります。

企業研究、自己分析を入念にやっておけば「なぜその企業を志望するのか」「自分の強みは何なのか」等のポイントは抑えることが可能です。これらの記事で志望動機、自己PRについてそれぞれ解説してあるため、参考にしてください。

【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう

今年はweb面接を行う企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。

そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。

ぜひ活用して自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。

ZOOMなどでのweb面接も増えている

最近は電話ではなく、ZOOMのようなアプリケーションを用いた面接方法も増えてきています。

こちらのアンケートでは、採用活動で新型コロナウイルス感染症の影響を受けた企業のうち、90%がweb面接・面談を対策として活用していることがわかります。

ZOOMなどのアプリを使えば、テレビ電話として擬似的に対面での会話が可能になります。それを活かしたweb面接は、遠方からの就活生の選考や、新型コロナウイルス感染症対策で、多くの企業が実施しています。

ZOOMの機能を使ってweb面接をおこなうのであれば、その機能を十分活用できるパソコンを使用して面接に臨むのが適切です。スマートフォンでおこなうのであれば、相手の顔を安定して見られるようにセッティングしましょう。

こちらの記事では、web面接についてより詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

また、web面接中は電話面接とは異なる注意点もあります。ここでは、それらのポイントについて解説します。

対面よりも表情豊かにする

web面接の際には、自分の表情を意識することが重要になります。カメラ越しに相手に見える表情は対面ほど鮮明ではないため、わかりにくいことが多いです。

面接時の表情は、自分の印象を強く与えます。ずっと無表情で面接に臨むと「不愛想」や「暗い」などの印象を面接官に与え、あまりいいイメージを持たれません。時折自然な笑顔を混ぜ、明るい印象を与えることが大切です。

web面接ではカメラ越しのため、対面よりも表情の細かい変化が伝わりづらくなります。そのため、多少大げさに自分の気持ちを表現した方が、より印象を与えやすいです。

ただし、面接官が事業内容を説明している時などは、真剣な表情で相手の話に相槌を打つようにしましょう。話の内容に応じて、その場に適した表情やアクションをすることが大切です。

身振り・手振りも取りいれる

表情を豊かにするのと同じように、じっと座った状態よりも身振りや手振りを交えた会話をする方が、相手の理解を得られることも多くなります。

身振りや手振りも、自分の気持ちを相手に表現するために重要なリアクションのひとつです。対面よりも印象が伝わりにくいweb面接では、感情をアピールする有効な手段になります。

しかし、常に動いていると落ち着きのない印象を与えるため注意が必要です。必要な時に身振り手振りを交え、効果的な会話をすることを心がけましょう。

具体的には、以下のようなときに身振り・手振りを交えると効果的です。

  • 自分の感情を強く表現したいとき
  • 自分の話に説得力を持たせたいとき
  • 面接官に印象を残したいとき
  • 緊張した雰囲気をほぐしたいとき

こちらの記事では、面接時の身振り・手振りについてより詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

注意点などを抑えて電話面接に備えておこう

電話面接は場所を問わないため、それぞれの都合の良い時間に実施できたり、遠くにいる就活生が直接その企業に行く必要がなかったりと、メリットも多いです。

電話面接やweb面接の選考方法を採用する企業も増加してきています。満足のいく就活を送るためにも、通常の面接、電話面接のどちらにも対応できるよう準備することが大切です。

電話面接では視覚の情報が一切なく、限られた環境で他の人との違いを出して、どう面接官に訴えかけるかが重要になります。満足のいく対策に取り組み、就活の成功につなげましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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