面接対策

人生で一番頑張ったことの例文10選|企業の印象に残る回答とは?

目次

  1. 人生で一番頑張ったことの書き方で選考の評価は変わる
  2. 就活生に聞いた! 人生で一番頑張ったことに選んだ題材
  3. 【題材別】人生で一番頑張ったことの例文10選
  4. 面接官が人生で一番頑張ったことを聞きたい3つの理由
  5. 簡単4ステップ! 人生で一番頑張ったことの失敗しない書き方
  6. ライバルと差がつく! 人生で一番頑張ったことを伝える際の3つのポイント
  7. 就活生に聞いた! 人生で一番頑張ったことを伝える際に意識したこと
  8. 焦らず探そう! 人生で頑張ったことが見つからないときの対処法5選
  9. 就活生に聞いた! 人生で一番頑張ったことの見つけ方
  10. 知っておこう! 人生で頑張ったことを伝える際の注意点
  11. 人生で一番頑張ったことの伝え方を理解して効果的にアピールしよう

人生で一番頑張ったことの書き方で選考の評価は変わる

これから就活を始めようとしている人の中には、「人生で一番頑張ったこと」を聞かれた際に、どのように答えようかと悩んでいる人もいるでしょう。

面接官は、学生に人生で一番頑張ったことを聞くことで、どのような人物なのか、入社後にどんな場面で活躍できるかなどを判断しています。

そのため、面接官の印象に残る「人生で一番頑張ったこと」を伝えられると、選考を有利に進められますよ。

この記事では、人生の中で一番頑張ったことの例文を題材別で解説したうえで、失敗しない書き方についても紹介するので、どのような書き方をすれば良いかわからない人は、ぜひ参考にしてください。

就活生に聞いた! 人生で一番頑張ったことに選んだ題材

人生で一番頑張ったことは、どのような題材で答えれば良いのか疑問に思いますよね。そこで、学生の皆さんに、人生で一番頑張ったこととして選んだ題材を聞いてみました。

「人生で一番頑張ったこと」に選んだ題材は?

人生で一番頑張ったことの題材として一番多い回答は部活動、次いでアルバイトでした。また、サークル活動やインターンシップを題材にした人も一定数います。

部活動やアルバイト、サークルなどは大学生活の中でも多くの時間を割く活動であるため、人生で一番頑張ったこととして伝えやすい題材であるといえますね。

【題材別】人生で一番頑張ったことの例文10選

人生で一番頑張ったこととして話す題材が決まっているものの、どのように伝えるべきかがわからない人も多くいるでしょう。

そのような人に向けて、題材別に人生で一番頑張ったことの例文を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

例文①アルバイト

人生で一番頑張ったことは、大学時代に経験したカフェのアルバイトです。

私は、学業との両立を目指し、地元のカフェで勤務を開始しました。最初はオーダーの取り違えや会計の計算ミスが多く、自信を失いかけました。

しかし、失敗を繰り返しながらも顧客へ最良のサービスを提供するため、日々の失敗経験をノートに記録し、次の日にそれらを改善する方法を考えながら業務に取り組みました。

結果、勤務開始から6カ月後にスタッフの中で最も高い評価をいただくことができました。また、アルバイトを通じて、同僚と協力しあうことの大切さや、コミュニケーションスキルも学べました。

これらの経験から、どんな困難な状況でも継続して努力すれば乗り越えられると思っています。御社に入社後は、業務に失敗したとしても、原因を追究して失敗を乗り越えていきます。

人生で一番頑張ったことを「アルバイト」にする場合は、働くうえで意識したことが大切です。例文では、「失敗経験をメモして改善することを意識した」と話しています。

アルバイト経験を通じて学んだことをしっかりとアピールしましょう

例文②部活動

人生で一番頑張ったことは、大学での部活動です。

私は、バドミントン部の部員として活動しており、2年時には副部長として部の運営にかかわる立場になりました。その結果、部員のモチベーション向上や戦略の立案など、さまざまなことを考えなければいけなくなりました。

大会前に主力選手が怪我をした際は、短期間での戦略変更と部員全体の団結力を作ることが必要だったため、夜遅くまでチームメンバーと戦略を練り直し、練習を積み重ねたのです。

結果として、大会では予想以上の成績を収められました。この経験から、困難な状況下でも柔軟に対応し、チーム全体をまとめ上げるリーダーシップを培いました。

御社に入社後は、部活動で培ったリーダーシップや冷静な判断力を活かし、チームをまとめられる人材になりたいと考えています。

人生で一番頑張ったことを「部活動」にする場合は、目標(大会やコンクールなど)に向けて、工夫したことや頑張ったことが大切です

例文では、「大会前に主力選手が怪我をしたこと」を部員全体の団結力で乗り越えています。

例文③サークル活動

人生で一番頑張ったことは、大学でのサークル活動です。

私は、文化系サークルの一員として、多くのイベントやプロジェクトを手掛けました。特に、3年生のときにおこなわれた大学祭での展示企画は忘れられません。

当初は参加メンバーが少なく、予算や時間などに限りがありました。そのため、私はサークル全体をまとめあげ、ほかのサークルや外部のスポンサーとの連携を強化し、資金調達や宣伝活動に力を入れたのです。

結果として、多くの来場者に喜んでいただき、サークルの知名度を大きく向上させられました。

この経験を通じて、限られたリソースの中で最大限の成果を出すために必要とされるコミュニケーションスキルや、リーダーシップが身に付きました。

御社に入社後は、限られた条件下での業務遂行やチームでのプロジェクト管理に貢献していきたいです。

人生で一番頑張ったことを「サークル活動」にする場合は、サークル内で仲間たちと連携した経験が大切です。

例文では、「他のサークルや外部のスポンサーとの連携を強化して資金調達や宣伝活動に力を入れた」と話しています。サークル活動での経験は、仲間たちと協力して問題を解決した体験をアピールしやすいです

例文④学業

私が人生で一番頑張ったことは、学業への取り組みです。

入学当初、私は大学の講義についていけず、成績は平均を下回っていました。そのため、この状況を打破するため学業に集中したのです。

具体的には、図書館に通って学習時間を増やし、先生や先輩方にアドバイスを求めることを毎日欠かさずおこないました。その習慣を継続した結果、3年生で学年トップの成績を残すことができました。

この過程で、私は困難を乗り越えるための努力の大切さや、挫折を経験しながらも成果を上げる達成感を知ることができました。

御社に入社後は、持ち前の課題解決能力や成果を追求する姿勢を武器に、業務に全力で取り組んでいきたいと考えています。

人生で一番頑張ったことを「学業」にする場合は、成果が大切です。例文では、「3年生で学年トップの成績を獲得した」と話しています。

学業の経験で良い成果を出したことをアピールして、コツコツと努力を積み重ねられる人材であることをアピールしましょう

例文⑤インターンシップ

人生で一番頑張ったことは、大学3年生のときに参加した半年間のインターンシップです。

インターンシップでは未経験であるマーケティング分野を選んだこともあり、最初はどのようにして顧客の満足度を高められるかなど多くの困難に直面しました。

しかし、私は積極的に社内の先輩や他部署のメンバーにアドバイスを求めたり、週末に自主的に勉強や資料作成をしたりしました。

この結果、部署の業績向上に大きく貢献することとなり、企業の担当者から高い評価をいただいています。

私は、インターンシップを通じて、困難な状況でも前向きに挑戦し、周囲と協力しながら成果を上げられる経験を得られました。

御社に入社後、課題や困難に直面した際は、これらの経験を活かし、チームとしての目標達成を目指す姿勢で業務に取り組んでいきます。

人生で一番頑張ったことを「インターンシップ」にする場合は、インターン先で学んだことをどう伝えるかが大切です。インターンを通して学んだことを、応募先企業でも発揮できると伝えられると良いですね

例文では、「困難な状況でも前向きに挑戦し、周囲と協力しながら成果を上げられる経験」について話しています。

例文⑥資格

人生で一番頑張ったと思える経験は、大学時代にTOEICで900点以上を目指したことです。

私の専攻は文学部で、専門的な英語教育の機会は限られていました。しかし、国際的なビジネスの現場で活躍したいと思い、TOEICを受けることを決意したのです。

初めて受験したときのスコアは650点でした。私は900点以上を目指すため、毎日の通学時間を利用してリスニングの練習をしたり、週末に模擬試験を繰り返し解いて語彙や文法を強化したりしました。

1年間の継続的な努力の結果、910点を獲得することに成功したのです。

私は、この経験を通じ、持続的な努力がどれほど大切か身をもって感じるとともに、自身で設定した高い目標に到達する達成感を味わえました。

御社に入社後は、資格取得で得た知識やスキルを活かし、目標を達成させるための持続的な努力を惜しまずに活躍していきます。

人生で一番頑張ったことを「資格」にする場合は、資格を取得する経緯と取得までの努力を伝えましょう。

例文では、「国際的なビジネスの現場で活躍したいと思い、TOEICを受けることを決意」や「1年間の継続的な努力」などと話しています。資格取得で学んだことや得た経験をアピールすることが大切です

例文⑦趣味

人生で一番頑張ったことは、私の趣味である旅行で10カ国訪問にチャレンジしたことです。

私は、世界を旅してさまざまな文化や価値観に触れることに強い興味を持っています。しかし、限られた大学生活の時間と予算の中で、多くの国を訪れることは簡単なことではありませんでした。

そこで、私は計画的に各地の安宿やローカルな移動手段をリサーチし、1カ国ずつ訪問することに決めたのです。また、現地の言語や習慣を学ぶために、事前に簡単な語学学習や文化研究をおこないました。

この結果、大学3年時の夏までに10カ国訪問を無事に成功させられました。

この経験から、柔軟な思考や計画力、異文化への適応能力を身に付けられたと実感しています。

御社に入社後は、旅行経験で得た多様な背景を持つ人々とのコミュニケーションスキルやかかわり方を活かし、日本だけでなく海外でも活躍できる人材になりたいと考えています。

人生で一番頑張ったことを「趣味」にする場合は、趣味を通じて得たスキルや経験が大切です。例文では、「柔軟な思考や計画力、異文化への適応能力を身につけられた」と話しています。

趣味の経験を話すことで面接官との話が盛り上がる可能性もあるため、くわしく話せるように自分の本当に好きなことをアピールしましょう

例文⑧留学

人生で一番頑張ったことは、大学生2年生で行った1年間のフランス留学です。

当初は日常会話すら難しい状況でしたが、私は地域の交流イベントに参加したり、ホストファミリーとのコミュニケーションを積極的に図ったりすることで、日常的なフランス語のスキルを向上させました。

さらに、フランスの大学で受講した講義を通じて、現地学生とのディスカッションやプレゼンテーションに挑戦し、異文化理解を深めることに成功しました。

フランスでの留学経験から、慣れていない環境においても自らの力で適応し、成果を出せる自信を得られたのです。

御社に入社した際は、新たなチャレンジや困難な状況にも前向きに取り組み、自分の力で道を切り開ける人材として活躍したいと考えています。

人生で一番頑張ったことを「留学」にする場合は、留学経験で学んだことを、業務にどう活かしていけるのかを伝えることが大切です。例文では、「慣れていない環境においても自らの力で適応し、成果を出せる自信を得た」と話しています。

留学経験をしている人はそこまで多くないため、エピソードを差別化しやすい点がメリットです。留学でしか経験できない学びや体験などをしっかりとアピールしましょう。

例文⑨ボランティア活動

人生で一番頑張ったことは、大学時代の半年間におこなったアフリカでのボランティア活動です。

ボランティア活動では、地域の教育支援を目的としたプロジェクトに参加しました。

初めは言葉や文化の壁に戸惑うことも多かったですが、地域の子どもたちとかかわるうちに彼らの笑顔や学びたいという熱意に触れられ、日々の活動に情熱を持って取り組めました。

特に印象的だったのは、地域の教師と連携し、独自の教育プログラムを実施したことです。子どもたちの成長や地域との絆を感じながら、責任感や連携についての重要性を学びました。

この経験から、困難な状況でも、諦めず責任感を持って取り組む大切さを痛感しました。御社に入社後は、チームで協力し合い、自らの役割を果たす姿勢で業務に臨むことを約束します。

人生で一番頑張ったことを「ボランティア活動」にする場合は、ボランティア活動で学んだことが大切です。例文では、「責任感や連携についての重要性を学びました」と話しています。

ボランティア活動の経験を話す際は、気づいたことや学んだことを伝え、その経験を応募先でも活かせると伝えることが大切です

例文⑩文化祭・学園祭

人生で一番頑張ったことは、大学の文化祭で務めた実行委員長としての活動です。

文化祭を成功させるためには、多くの学生たちが協力し合うことが必要不可欠で、その中心となる実行委員長の私にはリーダーシップが求められました。

みんなをまとめなければいけないというプレッシャーの中、数多くの意見を取りまとめ、具体的なプランを立案するのは大きな壁でした。しかし、各委員との連携を深め、一つひとつの課題に取り組んでいきました。

その中でも最も印象的だったのは、文化祭当日に予想外の大雨に見舞われた際、短時間で対応策を考え、学生たちと協力して成功を収めたことです。

この経験から、困難な状況下でも即座に判断し、多くの人と協力して目標に向かって進む力を身に付けられたと自負しています。

御社に入社後は、困難な局面においても冷静な判断を下し、チーム全体を前進させられる人材として活躍したいと考えています。

人生で一番頑張ったことを「文化祭・学園祭」にする場合は、担当した役割が大切です。例文では、「大学の文化祭で務めた実行委員長」と話しています。

文化祭・学園祭の経験では、担当する役割に応じてアピールポイントが異なります。そのため、担当した役割をもとに意識したことや、課題を解決したことなどをアピールしましょう

面接官が人生で一番頑張ったことを聞きたい3つの理由

面接官が人生で一番頑張ったことを聞きたい理由

面接で質問に答える際は、その質問をする意図を把握しておくと、ポイントを押さえたアピールをすることができます。

そのため、人生で一番頑張ったことを聞いてくる理由について事前に知っておくと、面接官の意図をくみ取った回答ができるようになりますよ。面接官が人生で一番頑張ったことを聞く理由を3つ紹介するので、覚えておきましょう。

①入社後にどのように仕事に取り組むのかを知りたいから

面接官は、人生で一番頑張ったことを聞くことで、入社後どのように仕事へ取り組む人なのかを見ています。

なぜなら、人生で一番頑張った経験から、どのような過程で頑張れたのか、困難な問題に直面した際にどのように解決したのかなど、仕事をするうえで大切な要素を確認できるからです

したがって、人生で一番頑張ったことを聞かれた際は、応募先企業の社風や志望職種の業務内容にマッチした回答ができるようにしておくと有効です。

②物事をわかりやすく説明できる力があるか知りたいから

社会人には、物事をわかりやすく伝える能力が必要とされます。なぜなら、上司や同僚、取引先などに企画や商品の説明をしなければいけないケースが出てくるからです。

具体的には、上司に対して迅速に業務の進捗を報告をする場面や、会議などで周りの社員に成果や考えを伝える場面などが該当します。

そのため、人生で一番頑張ったことなどの自身の体験談を聞くことで、物事をわかりやすく伝えられるかを確かめているのです

人生で一番頑張ったことなどの体験談を話す際は、要点をまとめてわかりやすく簡潔に話すことを意識しましょう。

③応募者の人柄を確認したいから

企業は、応募者の人柄を確認することで、その学生が自社に適した人材であるかを判断します。人柄が合わないと、短期離職につながるケースがあり、お互いのためになりません。

どのようなことを意識して頑張ったのか、何をモチベーションに頑張れたのかなどを詳しく聞いて、自社の働き方に合う人材かをチェックしています。

つまり、人生で一番頑張ったことは、応募者がどのような人物であるかを判断する際の重要な材料となるということです

簡単4ステップ! 人生で一番頑張ったことの失敗しない書き方

人生で一番頑張ったことの書き方4ステップ

就活では人生で一番頑張ったことをエントリーシート(ES)に書く場合もあるため、書き方も覚えておく必要があります。

面接官に印象を残せる人生で一番頑張ったことを書けるように、4つのステップにわけて解説するので、ぜひ実践してみてください。

ESの書き方についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

ステップ①これまで頑張ってきたことを紙に書きだす

学生時代に頑張ったことを紙に書きだすことで、これまで頑張ってきたことを整理できます。たとえば、部活やクラブ活動、サークル活動、学業などです。

これまで頑張ってきたことは人によって異なるため、自分だけの頑張ってきたことを紙に書き出してみてください

頑張ってきたことを紙に書き出す例

・野球部の主将としてチームを引っ張った
・アパレル店で接客を頑張った
・サークルの人数集めに力を入れた
・被災地の復興のためにボランティアに励んだ

ステップ②頑張ったことをジャンル・経験別で分ける

これまで頑張ってきたことをジャンル・経験別で分けると、特定の経験をアピールしたいときに探しやすくなります。

ジャンルで分ける例

サッカー部の部長を務めていた→「部活」
バイトで接客を頑張っていた→「アルバイト」
被災地にボランティアをしに言った→「ボランティア」

経験別で分ける例

目標だった簿記1級を取れた→「目標達成」
練習通りにプレイできなかった→「挫折経験」

このように、紙に書き出した頑張ったことをジャンル・経験別で分けておくことで、企業によってアピールしたいポイントを変えたい場合に、そのシチュエーションにあったエピソードを使うことができます

ステップ③それぞれの頑張ったことに対してアピールポイントを考える

それぞれの頑張ったことにアピールポイントを考えておくこと、伝えたいことが明確になるので、本文を考えやすくなります。

アピールポイントを考える例

チームみんなをまとめて団体戦で優秀できた→「協調性」
マネージャーとして部員の練習を手伝った→「縁の下の力持ち」
顧客を分析して、商品の陳列を変えて売上を伸ばした→「分析力」

このように、体験談ごとにアピールポイントを考えておくことで、企業に響くアピールポイントから「人生で一番頑張ったこと」を選定できます

ステップ④アピールポイントを軸に文章の型に当てはめる

「人生で一番頑張ったこと」が決まったら、型に当てはめることで、面接官に伝わりやすい文章を作成できます。

文章の型にはさまざまな種類がありますが、特におすすめできるのが「PREP法」です。

PREP法とは、結論・理由・具体例・結論の流れで文章を作成し、最初に結論を伝えることで相手に主題を理解してもらいやすい型です

P(結論)何を頑張ったのか

人生で一番頑張ったことは、大学でのテニス部の活動で、関東大会に出場できたことです。

R(理由)なぜ頑張ったのか

私は中学からテニスを始めましたが、これまで目立った実績を出せたことがなかったので、大学ではその状況を打破したいと思い、練習を今までより頑張ることにしました。

E(具体例)具体的に何を頑張ったのか

わたしはサーブの弱さが弱点だったので、威力を付けるために毎日200本のサーブ練習を欠かさずやりました。また、早いサーブを打つには筋肉も必要だったので、週3回ジムに通って、足腰や腕の筋肉もつけていきました。

P(結論)頑張った結果どうなったのか

結果として、3年間の間にサーブの平均速度が20キロほどあがり、目標だった関東大会の出場権を掴むことができました。

上記のように、PREP法を使うと話の流れがきれいにまとまるため、話したいことがスムーズに伝わるようになります。

ライバルと差がつく! 人生で一番頑張ったことを伝える際の3つのポイント

人生で一番頑張ったことを伝える際のポイント

ライバルと差をつけるためには、差別化するためのポイントを押さえて、人生で一番頑張ったことを伝えることが大切です。

こちらでは、ライバルと差をつけるために必要な3つのポイントを解説するので、これから解説する点を意識して、エピソードを作ってみてください。

①わかりやすく簡潔に伝える

人生で一番頑張ったことをわかりやすく簡潔に伝えられなければ、どんなに良い内容を言ったとしても、面接官の印象には残りません。

最初に「人生で一番頑張ったことは何か」から話を始めましょう。たとえば、人生で一番頑張ったことを「部活動での大会優勝」だとします。

私は目標に向かって努力したことが人生で一番頑張った経験だと考えています。その経験では、一人では達成できないことでしたが、周りの皆と協力して努力することで達成できました。

悪い例

一方上記の例だと、話の題材がわかりません。面接官によっては、話の整理ができない学生と思われてしまう可能性もあるので、気をつけてください。

私が人生で一番頑張ったことは、大学生時代の部活動です。部活動では周りの皆と協力して努力することで、一丸となって大会で優勝をすることができました。

田中 太郎

このように、人生で一番頑張ったことをわかりやすく簡潔に伝えるために、結論から話し始めることがとても大切です。また、話に抑揚をつけたり、身振り手振りをしたりすると、より相手に伝わりやすい回答になりますよ。

②どのように頑張ったのかを具体的に伝える

面接官が人生で一番頑張ったことを質問する意図の1つに、頑張った過程を知りたいと考えていることが挙げられます。

そのため、人生で一番頑張ったことに答える際は、どのように取り組んだのかを具体的に伝えましょう。

ただ「目標に向かって頑張りました」では、あなたの魅力は伝わりません。目標を達成するための過程や困難を乗り越えたエピソードを充実させることが面接官の印象に残る回答となるのです

③応募先企業に響くアピールポイントを意識する

企業によって、求める人材像は異なります。

たとえば、金融業界などはルールに忠実な人材を求めていたり、ベンチャー企業などは自分で道を切り開ける行動力を持った人材を求めていたりするケースが多い傾向にあります。

そのため、企業ごとに求める人材像を考え、その企業に響くアピールポイントを見つけましょう。そうすることで、より面接官に響く魅力的な体験談を伝えられますよ。

就活生に聞いた! 人生で一番頑張ったことを伝える際に意識したこと

人生で一番頑張ったことを伝える際に意識したことは?

こちらでは、学生の皆さんに人生で一番頑張ったことを伝える際に意識したことについて聞いてみました。

他の学生が工夫した点を見れば、参考になる部分もあると思うので、ぜひ読んでみてください。

話をわかりやすく伝えることを意識したとの回答が多数

人生で一番頑張ったことを伝える際に意識したことでは、面接官にしっかりと伝えることを意識した人が多くいました。

相手の分からない専門用語を使ってしまうと、話の内容が伝わらなくなる恐れがあるので、注意が必要ですね

他にも、結論から話すや簡潔に話すなど、端的に伝えることを意識している学生が多いようですね。

学んだ経験を入社後に活かせるアピールをしたとの回答も

入社後に活躍できる経験を学んだことを意識して回答した人も一定数いました。

人生で一番頑張ったことを話す際は、入社後に学んだ経験を活かせるのかは、重要なポイントだと言えるでしょう。

そのため、人生で一番頑張ったことをアピールするだけでなく、そこで学んだ経験やスキルを入社後にどのように活かせるのかまで伝えられると、面接官の印象に残りやすくなりますよ

焦らず探そう! 人生で頑張ったことが見つからないときの対処法5選

人生で頑張ったことが見つからないときの対処法

「人生で一番頑張ったことが見つからない」と悩んでいる人もいるでしょう。頑張った経験はあったとしても、自分自身をしっかり振り返っていなければ、エピソードが思いつかない場合もあります。

しかし、人生で一番頑張ったことは、さまざまな方法で見つけられます。見つける方法を5つ紹介するので、ぜひ実践してみてください。

①SNSや日記などを見返す

SNSや日記は、日常生活の記録用に使用するケースが多いため、当時の心境などを見返せるでしょう。

たとえば、次のような投稿や日記を見返すのが効果的です。

スマートフォンや日記を見直して、何か見返せるものがないか見つけてみましょう

②周りの人に聞いてみる

自分の子ども時代を知っている家族や友人であれば、自分が頑張っていたことを覚えている可能性があります。

また、中学・高校時代の学校の先生とのつながりがある場合は、学校の先生にも聞いてみましょう。先生の立場から、あなたが頑張って取り組んでいたことを教えてくれるかもしれません

③成功体験やうれしかった体験を考える

人生の中で頑張ったことは、成功体験やうれしかった体験として記憶の中に残っている可能性が高いです。

そのため、頑張ったことを考えるのではなく、成功した体験やうれしかった体験などを思い出してみましょう。そうすることで、違う視点から頑張ってきたことを見つけられるかもしれません。

成功体験から思い出す例

・チームメイト切磋琢磨して、目標の大会を優勝した
・毎日コツコツ勉強して、宅建の資格を取れた
・仲間を集めて、将棋サークルを設立した

④趣味や得意なことを考える

趣味や得意なことは、長く続けている場合もあるでしょう。そのため、人生で一番頑張っていることを趣味や得意なことから探してみるのも1つの手段です。

たとえば、10年以上続けている趣味や特技がある場合は、それだけでも「1つのことを長く続けられる」などのアピールポイントにつなげられますよ

趣味や得意なことから考える例

・週5日必ずジムで筋トレをしている
・釣りが得意で、いろんな魚を釣ってきた
・サッカーで県選抜の選手に選ばれたことがある

⑤一番時間を割いた活動を思い出す

これまでの人生を振り返ってみて、自分の人生の中で一番時間を割いた活動を思い出してみましょう。また、その期間は大学生時代や高校生時代など、特定の期間でも構いません。

特定の期間内で一番時間を割いた活動内容は、人生の中でも頑張ったことに分類される可能性が高いです

一番時間を割いた活動を思い出す例

・毎日テニス部で練習していた
・晩ごはんをつくるため、毎日料理をしていた
・週に1冊必ず本を読んでいた

就活生に聞いた! 人生で一番頑張ったことの見つけ方

人生で一番頑張ったことを伝える際に意識したことは?

他の学生が、人生で一番頑張ったことをどう見つけたのか、気になるところですよね。

そこで、人生で一番頑張ったことを見つけた方法について、学生の皆さんに聞いてみました。

自己分析から見つけたとの回答が多数

人生で一番頑張ったことを見つけた方法には、自己分析で見つけたと回答している人が目立ちました。

自己分析ではこれまでの自分の活動を振り返りするため、その過程で人生で一番頑張ったことを見つけやすいのでしょう。

自己分析をする際は、モチベーショングラフや自分史などを作ることで、どんなことを頑張ってきたのか、客観的にみることができますよ

周囲の人に相談したとの回答も

人生で一番頑張ったことを家族や友人、キャリアセンターの協力で見つかったと回答している学生もいました。

人生で一番頑張ったことを見つけようとした際、1人でどうしても見つけられない場合があります。その場合は、家族や友人、キャリアセンターの人と話し合いながら見つけると、自分では思いつかなかった経験が見つかる可能性もありますよね

知っておこう! 人生で頑張ったことを伝える際の注意点

人生で一番頑張ったことを話す際に、間違った伝え方をしてしまうと、マイナスな評価につながる可能性があります。

例文を交えながら、3つの注意点を解説していくので、やらないように気をつけてください。

成功体験や実績など嘘をつかない

人生で頑張ったことを伝える際は、必ず正直に回答しましょう。

なぜなら、成功体験や実績で嘘をついた場合、インターネットの情報や、ほかの回答との矛盾により嘘がバレるからです。そのため、人生で一番頑張ったことは、実際に体験した話をすることが大切です

【嘘をついている例文】

人生で一番頑張ったことは、部活動で全国優勝をしたことです。

私は高校時代、バドミントン部のキャプテンとして活動していました。一年目は地区大会の初戦敗退という結果でしたが、その悔しさをバネに、全国優勝を目指したのです。

毎朝のランニング、放課後の練習、休日の合同練習会など、私たちは時間を惜しまず努力しました。その結果、努力が実を結び、全国大会での優勝という栄冠を手にできました。

上記の例文では、地区大会の初戦敗退から全国大会優勝という素晴らしい成績をアピールしていますが、現実味のない話でもあり、嘘の場合はすぐにバレてしまうでしょう。

嘘がバレると、信用できない人だと判断されて、最悪内定を取り消されてしまう可能性もあります。

就活で嘘をつくとなぜバレるのか、その理由をこちらの記事で詳しく解説しています。

伝えるテーマを複数選ばない

人生で頑張ったことを伝える際は、1つのテーマにしぼりましょう。なぜなら、さまざまなことをアピールしようと複数のテーマで話してしまうと、伝わりづらい内容になってしまうからです。

【伝えることが複数ある例文】

人生で頑張ったことは、部活動と学業です。

部活動ではバドミントンの大会に出場し、頑張りました。また、学業でも試験前は毎日のように図書館で夜遅くまで勉強してました。

そして、当時は、部活での大会と試験勉強を同時におこなっていたのです。ほかにも、部活動ではキャプテンを務めていたため、部員を管理することも大変でした。

しかし、部活の大会と試験勉強をどちらも頑張ることで、試験ではそこそこの成績を取り、部活動では県大会に出場できました。

部活と学業の両方での経験から、時間管理が得意だと感じています。御社に入社後は、マルチタスクを依頼されても、それぞれの業務をこなせると思います。

上記の例文では、人生で頑張ったことを部活動と学業と答えており、話がいったり来たりしています。そのため、何を伝えたいのかがわかりづらいですよね。

また、例文のように話してしまうと、面接官は「自分のことをうまく伝えられない学生」だと思われてしまう可能性もありますよ

ESの内容と一貫性がない

人生で頑張ったことを伝える際は、ESの内容と一貫性を持たせることが大切です。

ESの内容と相違がある場合、面接官が不信感を抱き、深掘りをされて回答内容に困ってしまう可能性があります

そのため、人生で一番頑張ったこととは、提出したESの内容と一貫性があるかを必ず確認しておくことが大切なのです。

【ESの内容と一貫性がない例文】

人生で一番頑張ったことは、大学時代におこなったアルバイトです。

私が働いていたレストランでは、さまざまな国籍や年齢のスタッフがいました。

始めは、多様な背景を持つ人々と円滑にコミュニケーションをとることが難しく感じましたが、その環境が私に協調性の重要性を教えてくれたのです。

たとえば、ある日、大量の予約に対応するため、チーム全員で役割を再配分し、連携してサービスを提供しました。その際、私はオーダーを受け持ちましたが、同僚と密なコミュニケーションを取ることで、お店を回せたのです。

この経験から、異なる意見や考え方を持つ人々とも柔軟に協力して、共通の目標に向かうスキルを身に付けました。

上記の例文では、協調性があることをアピールポイントとしています。しかし、ESで「一人で淡々と作業をすることが好き」と書いている場合、面接官は「本当の性格は?」と疑問を感じるでしょう。

人生で一番頑張ったことの伝え方を理解して効果的にアピールしよう

人生で一番頑張ったことの回答から、あなたの人柄や入社後の活躍などを面接官は想像します。

したがって、人生で一番頑張ったことを回答する際は、応募先企業が求めている人材像を理解し、その人材像に合ったアピールができるテーマを考えることが大切です

面接官の印象に残る人生で一番頑張ったことを伝え、就活を有利に進めましょう。

【人生で一番頑張ったことに関する調査】

調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2023年8月28日~9月4日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の67人

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ