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就職試験の一般常識にはどんな問題が出題されるのか|就活生が気になる傾向と対策を徹底解説

就職試験とは

就職試験とは、就職をするうえでおこなわれる試験のことを指し、採用試験とも呼ばれています。また、民間企業では入社試験、教員については教員採用試験と呼ばれ方はさまざまです。就職するためにはこの就職試験に合格しないといけないため、今までの学校で受けた試験とは訳が違います。

就職試験とは、大学4年間の全てが試される場所だともいえるでしょう。そんな就職試験では、一般常識を問われます。一般常識といっても、学力的なものから時事問題の日常的なものまでさまざまです。ここでは、就職試験における一般常識の傾向と対策を3つご紹介します。

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就職試験の一般常識の傾向と対策①専門的知識はいらない

就職試験の一般常識の出題範囲は広く、「社会・国語・英語・数学・理科・文化・時事」に関する問題が出題されます。出題範囲は広いものの、大学で習うような専門的な知識は問われません。

小学校~高校レベルの知識を持ち新聞を毎日読めば対応できる

一般常識で問われるのは、一般的な社会常識の理解度、意思の伝達や文書を作成するのに必要な言語能力、売上・利益などを計算する能力、論理的な思考能力などです。小学校から高校レベルの知識や四則演算の計算能力があれば、一般常識の問題に対応できます。

時事に関する問題では、社会人として知っておくべき時事問題や事柄を中心に出題されます。これは政治や経済などの専門書を読みこむ必要はなく、新聞の記事程度の知識があれば解答することができます。

就職試験の一般常識の傾向と対策②中学レベルの教科書を押さえる

就職試験の一般常識のうち、まず文系の問題の傾向と対策から紹介します。国語問題では、基本的な言語能力や漢字の読み書きの問題が出題されます。社会人には必須の敬語の使い方の問題も出題されるので、一般常識の対策をするときには敬語の使い方も復習しておきましょう。英語では、中学校レベルの英単語や熟語問題に加え、仮定法や時制などの文法を問う問題も出題されます。

幅広い範囲から出題されるためしっかりと押さえること

社会では政治経済はもちろん、歴史や地理、思想や宗教など幅広い範囲から出題されます。国際政治や世界情勢も出題範囲に含まれます。これらは、時事問題ともかかわってくるので時事問題とあわせて覚えておくとよいです。文化では、美術、音楽、芸能、スポーツなどから出題されます。高校の資料集や文学史に載っている文学や芸術作品や作者などを覚えておきましょう。

就職試験の一般常識の傾向と対策③公式を覚える

就職試験の一般常識のうち、理系の問題の傾向と対策を紹介します。数学問題では、四則演算の基本的な計算や簡単な関数の問題が出題されます。問題のレベルとしては小学校から中学校程度です。なので、決して難しくはないのですが、公式や定理を忘れていると解答に手間取るおそれがあります。重要な公式や定理をもう一度復習しておきましょう。

時事問題もしっかりと押さえること

理科では、物理・化学・生物・地学と出題範囲が広いため、それぞれの分野の基本的な内容をまずは確認しておきましょう。公式や化学式、基本用語、学者と業績は暗記しておきましょう。また、地球温暖化や異常気象などの気候問題や科学の新たな発見などは、時事問題とも内容が重なるため出題されやすいです。なので、時事問題とあわせて覚えておくとよいです。

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一般的な就職試験の種類

就職試験でどんな問題を出題されるのか、その傾向と対策をご紹介しました。とくに、専門的な知識や秀でた能力は必要ありません。事前にしっかり対策をすることが大切です。就職試験の種類は、筆記試験だけではありません。

現在は、さまざまな試験で就活生の学力や人柄を判断しているのです。ここでは、一般的におこなわれている就職試験を4つご紹介します。それぞれ見られるポイントや対策の仕方が違うので、覚えておきましょう。

適性検査

1つ目は、適性検査です。適性検査とは、性格検査と能力検査の2つに分けられます。どちらか片方だけおこなわれるのではなく、2つまとめて実施する企業がほとんどです。企業によって呼び方も違い、「適性診断」「適性テスト」と表記されていることもあります。

この適性検査では、就活生が志望している企業に合った性格・能力なのかを主に見ています。試験の内容は事前に知らされることはなく、試験当日でないと分からない場合がほとんどです。ただし、出題される問題の傾向はある程度予測できるので対策をしておきましょう。

SPI

2つ目にご紹介する就職試験は、SPIです。SPIはリクルート社が提供する適性検査の1種で、現在最も多くの企業が取り入れています。受験方法は、テストセンター・ペーパーテスト・Webテスト・インハウスCBTの4つです。

テスト内容は言語分野と非言語分野の2つに分かれており、言語分野では国語のような問題、非言語分野では数学のような問題が出題されます。どちらも難問という訳ではないですが、問題数が多いので反復練習が大切だといえるでしょう。

一般常識

一般常識は、SPIと並んで多くの企業が実施しているテストの1つです。そんな一般常識の特徴は、出題範囲が広いことだといえます。ほかの就職試験に比べると、圧倒的に出題範囲が広いのが一般常識なのです。

国衙・数学・社会・理科・英語の5教科だけでなく、文化・時事問題が出題されます。新聞やニュースなどのチェックが、大切だといえるでしょう。反復練習が必要なSPIに比べ、一般常識ではまんべんなく基礎的な知識を積む必要があります。最近起こったニュースのチェックを忘れずにおこない、5教科の勉強にも注力しましょう。

面接

就職試験として、面接を実施していない企業はないといっても過言ではありません。それほど、多くの企業が面接を就職試験として取り入れているのです。その理由は、就活生と担当者が直接顔を合わせられるからだといえます。

エントリーシートや履歴書だけでは就活生の人柄を見ることはできませんし、就活生も魅力的に自分をアピールできません。就活生と担当者の双方が納得するためにも、面接は必要な就職試験なのです。面接で学力を問われることはほとんどなく、就活生の人柄や熱意を見られます。面接での態度やマナーが悪いと内定に大きく影響するので、事前の練習が大切だといえるでしょう。

玉手箱

玉手箱は日本SHL社が作成するWEBテストで、数多くの企業で採用されており、シェアトップと言われています。問題は①言語理解テスト②計数検理解テスト③英語理解テスト④性格適性検査の4つの部門があります。①、②は3分野から1つ、③は2分野から1つ出題されます。どの分野が出題されるかはテスト開始前に「受検科目の確認」で確認できますがそれ以前に知ることはできません。

ただし、4部門全てを一気にノンストップで受験する必要はありません。途中で適宜休憩を取ることができます。玉手箱は、問題数が多いのが大きな特徴です。一問一問のスピードアップする上でポイントは、玉手箱は出題形式が独特なので、過去問などで慣れておくことが必要になります。

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就職試験対策におすすめの本

出版社の主な仕事内容

これまで見てきたように、就職試験は学生時代に受けてきた試験とは大きく違います。特別な知識はいらないからこそ、出題形式や問題の傾向を知っているかどうかが大きく影響します。

出題形式にとまどっている間にライバルに差をつけられないためにも参考書で学習しておくことをおすすめします。大学のキャリアセンターなどに、見本が置いてある場合もありますので、自分に合うものを探してみましょう。以下にオススメのものを挙げておきます。

おすすめ本①

必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2019年度版】

こちらは就職試験のシェアトップの玉手箱対策本として、全国主要書店・大学生協で売上1位になっています。特徴としては①模試形式でどんな問題が出るか実感できること、②テストセンター版(C‐GAB)も対策できること、③実際の出題を忠実に再現していることなどです。

ここで③の実際の出題についてですが、各企業では例年と採用の基準が変わると困るので、毎年同じ問題を出している所が多いのです。そこで、各企業の受験者から聞き取りをして、実際の出題を知ることができるという訳です。玉手箱対策ならこれでOKという定番の1冊です。

おすすめ本②

受かる! 面接力養成シート

ページ数は少なめですが、面接で気をつけるべきポイントがコンパクトにまとまっている1冊です。一番の特徴は自分だけの回答を作りやすい構成です。左ページに回答見本があり、右ページに実際に自分が書き込むようになっていて、面接会場の控室でさらっと復習するには右ページだけを見れば良いという優れものです。

想定質問は、質問意図がわかるようになっているので意図に沿った回答をあらかじめ考えることができます。ロングセラーの「受かる!自己分析シート」の面接バージョンでこちらも大変人気があります。面接について何を練習すれば良いのかわからない…という人や、色々なセミナーなどで情報が多すぎてよくわからなくなった、という人にもお薦めの1冊です。

おすすめ本③

主要3方式対応】これが本当のSPI3だ! 【2019年度版】

SPIの受験方法のうち最も多い3種類がこれ1冊で解説されている内容です。自分の受験する企業がどの方式かわかっていれば、その方法(例えばテストセンターなど)の解説本で勉強するとさらに深く対応できますが、まだ決まっていない場合、実際どれを受験するかわかりませんのでどれが出ても困ることがない、という意味で最初に「どんなものか」知るには最適な1冊です。

多くの就活生に毎年選ばれている1冊ですが、2019年度版では非言語(損益算、分割払い・仕事算)が増問されています。また、WEBテストは自宅や大学などで受けられる為電卓を使うなど、他と違う特徴があります。何が他と同一で何が違うのか、3つの方法を見比べることができるのもポイントです。

就職試験の一般常識は中学レベルの教科書と新聞を読んで対策すること!

就職試験の一般常識問題の傾向と対策です。一般常識では出題範囲がとにかく広いので、どこから手をつければよいのかわからなくなってしまいそうですが、まずは問題集を解いてみましょう。案外、今持っている知識で解ける問題が多いことに気付くです。分からない問題だけ、解答や昔の教科書を見て確認するとよいでしょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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