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自己PRで縁の下の力持ちを伝えるコツ|例文3選とNG例文3選を紹介

縁の下の力持ちとは何か

縁の下の力持ちとはどういう存在なのでしょうか。辞書を引いてみると「人の目につかないところで他人のために支える苦労や努力をすること。また、そのような人」と記載されています。縁の下の力持ちを自己PRに使う人で多いのは、マネージャーや会長以外の生徒会役員でしょう。

自己PRで縁の下の力持ちをアピールする内容

自己PRでは強みを証明する具体的なエピソードが必要ですが、どのようなエピソードであれば縁の下の力持ちであることを効果的に伝えることができるのでしょうか。エピソード選びに悩んだ場合は、以下のような経験をしたことがないか思い返してみましょう。

効果的な伝え方について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

自ら進んで仕事を引き受けて支えた経験

縁の下の力持ちをあらわす経験は、したくてできるものではありません。特に、目立ちたがり屋のムードメーカーには実現することが難しいです。知らず知らずのうちに人がやりたくない仕事を引き受けたことはありませんか?周りの人が見て見ぬ振りしていたことを率先しておこなったことや、誰かをサポートしたい一心で行動を起こしたことはないでしょうか?些細なことであっても、そうした行動をしたという事実が大切です。

陰から支えることで成果につなげた経験

試合に出ることができなくても、レギュラーメンバーの練習相手や試合の準備、応援役をして支えた人も縁の下の力持ちといえます。マネージャーも、部員が効率的に部活動に専念できるためのお世話をする仕事です。

生徒会役員も会長を陰ながら支える役割であり、まさしく縁の下の力持ちといえます。しかし、その業務内容を自己PRとして単純に書き連ねるだけでは意味がありません。縁の下の力持ちを象徴するエピソードを書き加えましょう。

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縁の下の力持ちの例文3選

ここまで「縁の下の力持ち」を自己PRでの強みとして述べる際のポイントについて解説してきました。「書く際のポイントはわかったけれど、実際にどのように書けばいいのかわからない」と悩む就活生も多くいることでしょう。

ここでは「縁の下の力持ち」を自身の強みとして自己PRで述べる例文を3つ挙げ、それぞれ解説していきます。自己PRは採用担当者に伝わらなければ意味がありません。採用担当者に自身の強みを伝えることが出来て初めて意味を成すものなのです。以下の例文を参考に、採用担当者に好印象を与える自己PRをおこなえるようにしておきましょう。

例文①

私は縁の下の力持ちとして周囲の人をサポートすることが強みです。私は学生時代、野球部のマネージャーをとして日々活動していたのですが、その中で選手が練習に集中できる、快適な環境づくりを第1に考え、取り組んでいました。
選手の怪我が絶えなかったこともあり、私はスポーツ選手の怪我について多くの文献で勉強を行い、選手向けに怪我予防のための勉強会を実施していました。その結果、選手の怪我発生率は軽減し、選手から「ありがとう」と言われ、やりがいを感じました。私は入社後もよりよい職場環境づくりを念頭に置きながら貢献していきたいと考えております。

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この例文では、学生時代の経験に沿って上手く自身の強みをアピールすることが出来ています。自身が表舞台の主役になるのではなく、なぜ「縁の下の力持ち」であることにやりがいを感じるのかを採用担当者が納得できるよう説明する必要があります。

この例文ではマネージャーでの経験を通じてそのことについて述べられており、そのため採用担当者にも伝わりやすい自己PRとなっています。また自身の強みを発揮したこともエピソードからしっかりと伝わり、その点もいいと言えるでしょう。

例文②

私の長所は、縁の下の力持ちな点です。私は学生時代、女子テニス部の副部長として活動していたのですが、その中で部長をサポートすることに注力しました。部長ではなく副部長という立場であるからこそ、部長とは異なる視点で物事を客観的に見ることが可能になります。
私は部長と部員の間を上手くつなぐことで、部長が1人で悩みを抱えないように部の問題を一緒に考えました。部長を含めた部員1人1人と向き合いサポートした結果、仲がいい部活と評判になりました。

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この例文では、自身の立場ですべきことを考え、行動出来ていたことが述べられており、その点が良い点だと言えるでしょう。就職活動において、「キャプテンであった経験があるほうが良い」と誤解している就活生が一定数います。しかし重要なのは「どの立場にいたのか」ではなく「チームのために何をすべきか考え、行動出来ていたかどうか」です。

この例文では、部長と各部員の間で隔たりが出来るのを防ぐため、自身の立場でやるべきことを行っていたことが述べられています。「縁の下の力持ち」としてチーム全体を見渡し、チームのために何が出来るか考え、行動出来ていたことが伝わる自己PRになっていると言えるでしょう。

例文③

私の強みは縁の下の力持ちなところです。私は大学時代、文化祭の運営事務局としてステージイベントの裏方を行っていました。文化祭はどんなに事前準備を行ったとしても、当日何かしらのトラブルが起こるものです。そのため、その場その場での臨機応変な対応力が試されました。
イベント当日、予定通りに発表グループが集まらないなどハプニングも多々ありましたが、その都度司会や音響と素早く連携を取り、イベントがスムーズに進むよう尽力しました。この経験から、状況を把握し、臨機応変な対応をする能力が身についたと考えています。

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この例文では、縁の下の力持ちとして、どのようなスキルを発揮したのか明記されている点です。「私の強みは縁の下の力持ちなところです」と述べるだけでは、どのようなスキルを有しており、仕事においてどのように活かすことができるのかイメージしづらく、採用担当者に十分なアピールをすることができません。縁の下の力持ちとしてどのようなスキルを発揮し、困難を乗り切ったのかを述べることで、採用担当者に効果的なアピールを行うことが可能になるのです。

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こちらでは、自己PRを箇条書きする際のポイントを解説しています。

縁の下の力持ちのNG例文3選

ここからは、縁の下の力持ちのNG例文を紹介していきます。自己PRをする際、やってはいけないNGポイントが存在します。中には知らず知らずのうちに使ってしまい、思わぬ減点を食らってしまっている場合もあるのです。そのようなことのないよう、NGポイントについてもしっかりと押さえておきましょう。

以下で挙げているものは、いずれも就活生が陥りがちなNGポイントとなっています。これらを押さえておくことで、採用担当者に好感を与える自己PRの作成が可能になります。NG例文もしっかりと確認しておくようにしましょう。

NG例文①

私は縁の下の力持ちです。私はこの強みをこれまでさまざまな場面で活かしてきました。高校の部活動では副将として、部長と各部員の連携を強めるべく奔走しました。また、大学のテニスサークルでは、外務として、他大学との調整を円滑に進め、対校戦などの運営に貢献しました。
このように私は、誰も見ていないところであっても、困っている人を助けたり努力を続けたりすることができる人間なのです。この強みを活かして、貴社においても業務に励みたいと考えております。

この例文では全体的に表現が抽象的なものになってしまっている点がNGポイントです。もちろん具体的に述べることを意識するあまり、ダラダラと述べてしまうのはNGです。しかしあまりにも抽象的な表現になってしまうと、自己PRの内容の説得力がなくなってしまうのです。

この例文では、高校時代・大学時代の話がそれぞれ述べられていますが、それぞれの話が非常に淡白であり、説得力に欠けるものとなってしまっているのです。エピソードは1つに絞り、その分、1つのエピソードについて具体的に述べるようにしましょう。

NG例文②

私の強みは縁の下の力持ちであるところです。私は学生時代、サッカー部に所属し、日々活動していたのですが、なかなかレギュラーに定着することが出来ませんでした。私の所属していたサッカー部ではレギュラーか否かに関わらず、試合当日には必ず部員全員で応援に行くルールとなっていたため、レギュラーから外されてしまった際、活躍するレギュラーの姿を見て、悔しい思いを多くしました。しかし、自身の気持ちを必死に抑えて応援に徹し、チームの雰囲気がよくなるよう一生懸命努力しました。

この例文ではエピソードに沿って自己PRが出来ていますが、内容がNGです。「自身の気持ちを抑えて応援に徹し」とありますが、チームスポーツにおいて、チームのためにできることをするのは当たり前のことです。仕事においてもチームプレーが求められるため、このようなエピソードを述べてしまうと、「仕事において周りと協調しながら仕事を進めることが出来るのかな」と疑われてしまう恐れがあるのです。

NG例文③

私の持ち味は縁の下の力持ちである性格です。私は学生時代、イベントスタッフのアルバイトをし、さまざまなコンサートの運営に携わりました。その中で、上司からの指示に従い、黙々と仕事をこなし、ステージを成功へと導くことにやりがいを感じました。
私は昔から目立つ行動をすることが好きではなく、自身が中心になって物事を進めていくことに関して苦手意識はありますが、指示された業務などはコツコツと一生懸命やる自信があります。

この例文では、仕事に対する意欲を疑われてしまう恐れがあります。「指示された業務などはコツコツと一生懸命やる自信があります」と述べてしまうと、「指示待ち」をするイメージを持たれてしまいます。企業は「指示待ち」をする人材ではなく、自ら課題を見つけ、その課題の解決のために行動できる人材を求めているのです。そのため、仕事に対する主体的な意思が伝わりづらい文面で作成するのはNGなのです。

自己PRで縁の下の力持ち話す時は陰から支えて成果に繋げた経験を話そう

ここまで見てきたように、自己PRで縁の下の力持ちを話す際には注意しなければならない点が多くあります。「縁の下の力持ち」は伝え方を誤ってしまうと、「仕事に対して、指示待ちの姿勢で取り組みそうだな」「周りを巻き込んで仕事を進めるのが苦手なんだな」といったマイナスのイメージを与えてしまう恐れがあるのです。

しかし伝え方次第では、周りと協調し、チームのためにやるべきことを考え、行動することが出来る人間であることを効果的にアピールすることが可能になります。自己PRで縁の下の力持ちを話す際には、これまで述べてきた内容を参考に、陰から支え成果に繋げた成功体験に沿ってアピールするようにしましょう。

こちらの記事では、短所を長所に変えてアピールする方法を解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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