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【就活】キャッチフレーズをつくるポイント|例文10選付き

就活で使えるキャッチフレーズって何?

そもそも就活で使えるキャッチフレーズとはどのようなものなのでしょうか。キャッチフレーズというからには自分のことを端的に表し、かつインパクトのあるものであると思われがちですが、ただ目立てばいいというわけでもありません。就活ではビジネスの場でもありますので、悪目立ちをすることは避けたいです。

しかし全く目立たなくてはキャッチフレーズを作る意味はないです。適度にインパクトがあり、悪目立ちせず誠実な態度が相手に伝わらなくてはなりません。様々な条件があり、就活用のキャッチフレーズを考えるのは難しくもありますが、就活で使えるキャッチフレーズとは具体的にはどのようなものを指すのでしょうか。

自分を表現する重要なフレーズ

就活で使われるキャッチフレーズとは自分を表現する重要なフレーズです。面接官に自分を簡潔に伝える事ができ、且つインパクトを与える事で印象付けるという意味合いがありますので、自分を表現しているということが最も重要になります。

仮にインパクトのあるキャッチフレーズを考えたとしても、それが自分に全く当てはまらないものでなければ何の意味もありません。自分の情報が間違って伝わってしまいますし、間違った情報を面接官に伝えるということはたとえその意志がなかったとしても、嘘をついていると思われてしまいます。

就活において嘘は絶対にNGですし、嘘をついているという事がバレればその時点で不採用になってしまうこともあります。面接をスムーズに進めるはずのキャッチフレーズが作り方を間違えたがために、不採用となってしまっては何の意味もありません。キャッチフレーズは必ず自分を表現したものである必要があります。

あなたの「商材」になる

就活でキャッチフレーズを作ることはただ目立つという意味だけではありません。志望する企業によってはライバルもたくさんいますので、目立つということも大切ではありますが、それよりも自分を売り込むという意味でキャッチフレーズは大切になります。

キャッチフレーズは自分のことを最も表現した一言であり、極端に言えばその一言さえあればその人のことを理解できるということです。キャッチフレーズがあることで、企業があなたを採用するメリットが一発で伝わるので他の就活生よりもアピール力を高め、差別化をすることもできます。

就活は自分という商品を売り込んで、企業に買ってもらうというものでもあります。キャッチフレーズは自分を売り込むための商材の一つであり、名刺のような存在になりますので、持っておいて邪魔になることはありません。

キャッチフレーズを作る時のポイント4つ

就活におけるキャッチフレーズの重要性やキャッチフレーズの題材となる自己PRを見つけたら、実際にキャッチフレーズを作成していく必要があります。キャッチフレーズは就活を有利に進めるにあたって大事なものではありますが、自分なりのキャッチフレーズを持っている就活生は意外にも少ないです。

それはキャッチフレーズを作ることの難しさにあります。自己PRにしても志望動機にしてもそうですが、文章は長く書くよりも短く簡潔にまとめる方が難しいです。自分を一言で表せるキャッチフレーズの作成は、簡単ではありませんがいくつかポイントがありますので、それに沿って作成していきましょう。

①多くを伝えようとしすぎない

キャッチフレーズのポイントは「短く言い切る」事です。キャッチフレーズとは自分のことを一言で表したものであり、一言でまとめるということが最も重要な点になります。長々と続けてしまえばそれは単なる自己PRになってしまいますし、短くまとめることがキャッチフレーズとして成立させるための条件でもあります。

また長い言葉で自己PRをするよりも短い方が面接官の記憶にも残りやすいです。面接は第一印象で決定するとも言われていますので、最初の一言で面接官の興味を惹くことができればそれだけで面接を有利に進めることができます。短い言葉で言い切ることで、自分のイメージを断定することが大切です。

また、できるだけ短くがポイントになりますので、欲張って多くを伝えようとしないことも大切になります。題材とする自己PRの内容も一つか多くても二つ程度に留めておきましょう。

②何を伝えたいかを明確にする

キャッチフレーズを考えるとなるとインパクトがあるものを考えなくてはなりません。しかしインパクトを重視するあまりに難しい言葉を使ったり、ややこしい表現を使い、結果的に何が言いたいのか分からないキャッチコピーにならないよう注意することが大切です。

インパクトがあるということは確かに大切なことではありますが、インパクトだけで中身が伴わないものでは意味がありません。そもそも意味がよく分からないものだと面接官もどのように評価していいのか分からなくなってしまいます。キャッチフレーズを作成するためには何を伝えたいのかを明確にすることが大切です。

キャッチフレーズを作成する過程でインパクトのある言葉を考えるあまり、自分でも何を伝えようとしているのか分からなくなってしまうこともあります。最初にこれだけは絶対に伝えるという内容を決めておくことも大切です。

③誰にでも分かりやすい内容にする

キャッチフレーズは自分のことを全く知らない人間に聞かせて、「なるほど」と言われるほど分かりやすい内容でなければなりません。なぜなら面接におけるキャッチフレーズは、聞く相手が自分の印象や強みを理解しやすくするためのものだからです。自分なりのキャッチフレーズを作ろう!と意気込み、インパクトを重視したり、自分の中のイメージを伝えたいという考えだけでは成立しません。独自のフレーズを作ったり略語などを盛り込むと聞いている相手はそれはどういう意味なんだろう?となってしまいます。

またキャッチフレーズを聞かれる場面では、自分の一番伝えたいことを短い表現で分かりやすく伝える能力の有無や、興味をもたせる力=印象に残す能力が問われていると考えられます。こういった能力は営業や企画のプレゼンでは大きな影響を与えます。分析を行い、長所を把握できていなければキャッチフレーズを分かりやすい内容にすることは難しいものです。故に分かりやすいキャッチフレーズ=伝える能力、印象に残す能力があると判断できるのです。

④仕事で役立つものにする

就活で役立つキャッチフレーズを考えるときには、そのフレーズから聞いた相手が仕事上においてどんな面で役立ちそうか、というイメージに繋げられるかが重要です。

例えば長年スポーツに力を入れている学生のキャッチフレーズで「私は○○(スポーツ)一筋です」と言われたとしたらどう感じるでしょうか。そのスポーツインストラクターの採用でもない限り、聞いた相手は「それは仕事にどう活かせるのだろう?」と感じてしまうでしょう。いくら良い経験を経てきていても、それを仕事に活かせるようなキャッチフレーズにしなければなりません。例えばスポーツを頑張ってきた中で、部長やキャプテンでなくとも率先して活動の準備や掃除、サポート等をしていたのなら、仕事に役立つ面として「チームワーク作り」「行動力」「縁の下の力もち」のような企業でも活かせるキャッチフレーズにつなげることは十分可能です。このようにアピールに有用なキャッチフレーズとなるように意識しましょう。

自己分析ツールを活用して、キャッチフレーズを見つけよう

良いキャッチフレーズを作るには、自己分析をしっかり行い「自分の強み」を深く理解しておく必要があります。

自分の強みを発見したい時には、自己分析ツール「My analytics」を活用しましょう。

My analyticsなら、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職をサクッと診断できます。

My analyticsを活用して、自分の適職を理解し、企業選びの軸を見つけるヒントにしましょう。

キャッチフレーズで他の就活生と差をつけるには

キャッチフレーズの仕上がりの差は、就活においてどういったときに出るのか考えてみましょう。まず何の準備もしていない場合は、ほとんどの場合はなかなか上手く答えられません。アドリブで答えられても、自己PRを切り貼りしたような回答になるでしょう。

また面接やエントリーシート内で自分のキャッチフレーズについて質問があった場合、単にキャッチフレーズだけを答える機会は少ないです。エントリーシートであれば、ある程度の文字数でキャッチフレーズの説明やエピソードを聞く部分が恐らくありますし、面接であればどうしてそのキャッチフレーズなんですか?と話が続くことになるでしょう。つまり、単なるキャッチフレーズだけでなく、なぜそのキャッチフレーズなのか?という理由にもつながるエピソードを綿密に準備しておくことが差に繋がります。そのエピソードが分かりやすく詳細であればあるほど、キャッチフレーズのイメージが強く残るでしょう。

数字を入れる

自分のキャッチフレーズに具体性を持たせるためには、数字を要所で使うことにより相手がイメージしやすく、エピソードに信憑性が生まれる効果があります。例えば特定の勉学に励んだことを自身のキャッチフレーズとして使用したい時に、どんな勉強をどのくらいの期間したかという流れになります。

その際勉強量がどの程度であったかを示すには、単に「たくさん、長期間勉強した」というだけでは聞く相手には勉強期間が1週間だったのか、1か月続いたのかは判断できません。こういった時に1日何時間、それを何日間にわたってどのような勉強したか、と続けることで、話す相手に具体的なイメージと努力量の説得力をもたせることができるでしょう。

比喩を使う

自身のキャッチフレーズの意図をより伝わるようにするには、比喩を使うこともテクニックの一つとして挙げられます。例えばキャッチフレーズの中で特長屋強みの比喩としてゴムを使ったのであれば、共通認識としてゴムには伸びる、粘る、跳ねるといったイメージがあるので、ただ言葉で話すよりも強く印象付けることができます。

ただ比喩で表現するのは一ひねり必要になりますし、先ほど例で挙げたゴムのように多くの人が使う様な物であると、誰かと被ったり在り来たりな文言になってしまう可能性もありますので注意しましょう。自分の長所を何かモノに例える比喩は上手に使うとそのイメージが相手に伝わりインパクトがありますが、場合によっては取ってつけたようなキャッチフレーズに聞こえてしまうかもしれない、と心に留めておきましょう。

キャッチフレーズの例

キャッチフレーズの作成のポイントをご紹介しましたが、それでもまだ自分なりのキャッチフレーズが作成できないという人は、実際のキャッチフレーズの例を参考にしてみましょう。キャッチフレーズをどう作成すれば分からないという人の多くは、そもそも就活で使われているキャッチフレーズがどのようなものか分かっていない場合があります。

文章の作成のポイントをもう一度おさらいしながら確認してみましょう。当然ですが例文をそのまま使うのはNGです。例はあくまで参考程度に留め、あくまで自分の言葉で、自分なりのキャッチフレーズを作成するようにしてください。

①吸収力

  • スポンジのような吸収力

キャッチフレーズの例としてスポンジのような吸引力というものがあります。キャッチフレーズ作成のポイントにもあったように、スポンジというカタカナが含まれていることで文章のリズムもいいです。吸引力があると単体で伝えるよりもスポンジのようなという具体的な言葉を提示することでより言葉のイメージ力がアップしています。

ここでアピールしている点は吸引力ですが、吸引力でアピールされているのは新しい事に挑戦したり、新しい環境に行っても、まわりの人がやっている様子や物事を見て吸収し、実践する事ができるという点です。吸引力という一言だけで常に物事を吸収し勉強できるという向上心の高さや飲み込みが早いということもアピールすることができています。

②知的好奇心が旺盛

  • 調べずにはいられない知的好奇心

知的好奇心をアピールしたキャッチフレーズとして調べずにはいられない知的好奇心という例があります。ここでは様々なことに興味を持ち、自分で納得がいくまで調べ、理解を深めることができるということがアピールされています。

ここでも知的好奇心があるとするだけではなく、調べずにはいられないという文章を付け加えることでよりイメージがしやすくなり、知的好奇心がいかに強いかということがアピールできているキャッチフレーズです。

言葉の選び方にもポイントがあり、ただの好奇心ではなく知的好奇心とすることで目新しいものに何でも飛びつくのではなく、あくまで自分の理解を深めるため、知識として吸収するための好奇心であるということを限定することができています。

③順応性

  • 順応性があり愛されキャラ

順応性があり愛されキャラというキャッチフレーズではすぐ場に馴染むことができ、多くの人にかわいがってもらえる性格ということが、アピールできています。キャラとカタカナを使用することで文章にリズムができていますし、キャラクターではなく、あえてキャラとすることでより柔らかい印象になり、いかにもかわいがってもらえそうだというイメージを増長させています。

またこのキャッチフレーズでは順応性のアピールのみに焦点が置かれていますが、順応性と愛されキャラという似た意味の言葉を二つ重ねることで、より高い順応性がアピールできるキャッチフレーズです。

④忍耐力

  • 逆境をものともしない忍耐力

これは文字通りどのような逆境にも負けず、目標達成のために耐え抜く力を持っているということをアピールしています。キャッチフレーズだからと必ずしも難しく考えすぎる必要はなく、この例のように分かりやすく直接的な言葉でアピールするのもイメージがしやすく効果的です。

逆境はピンチを表す言葉であり、忍耐力と上手くマッチした内容になっています。似た意味の言葉を重ねなくてもアピールしたい言葉とマッチした言葉を選べばより、自分の能力を強くアピールすることができるでしょう。

⑤負けず嫌い

  • 自分にも負けない負けず嫌い

負けず嫌いをアピールするキャッチフレーズの例では自分にも負けない負けず嫌いが挙げられています。周囲の人に対してだけではなく、自分自身にも負けることを嫌うため、常に成長し続けることができるということがアピールできるキャッチフレーズです。

負けず嫌いは本来他人と自分を比べた時に使われる言葉ですが、自分自身を競争の相手として引き合いに出すことで、より負けず嫌いの度合いが強いということを表現できています。

また負けず嫌いは場合によっては他人と衝突しやすいなどのデメリットと思われてしまう場合もあります。しかし負けず嫌いの対象として、自分自身に焦点を当てることでストイックであること、成長意欲の高さなどをアピールすることで、デメリットの要素を緩和も可能になるキャッチフレーズです。

⑥計画性

  • 達成に導く計画性

目標を達成するために何をするべきなのか、計画的に考え実行することができるということがアピールされており、比較的イメージしやすい言葉だけで文章が構成されています。計画と達成はリンクしている言葉で、計画性を上手にアピールすることができ、導くという言葉を使うことで考えて行動できるという主体性や積極性もアピールすることができます。

全ての面接官がそのように読み取ってくれるとは限りませんが、それでも言葉少なにして多くの情報が盛り込まれたキャッチフレーズでしょう。

⑦協調性

  • 周りを巻き込む協調性

チームでミッションに取り組む際、自分だけではなく周囲の人も協調性を以て取り組めるよう働きかけることが得意であるということがアピールされています。協調性は自己PRの題材としてもよく登場する言葉で、多くの就活生がアピールしているからこそ使い方には気をつけなければなりません。

この例では単に自分に協調性があるというだけでなく、それを周囲にも伝染させられるという付加価値のある、協調性をアピールすることができています。この例のように前後に付ける言葉によっては、アピールする内容に付加価値をつけることも可能です。付加価値をつけることこそが他の就活生との差別化のポイントだと言えるでしょう。

⑧真面目

  • 自他ともに認める真面目

どのような状況でも真面目にコツコツと取り組み、周囲からも認められるほどの真面目さである。ということがアピールされています。真面目も協調性に次いで登場する自己PRの題材であり、真面目は大きなアピールポイントでもありますが、アピール内容としては地味であったり、どれくらいの真面目なのか、その度合いが分かりづらい題材でもありがちです。

自分で真面目というだけなら誰でも言えますし、それでは他の就活生に埋もれてしまいますが、自他ともに周囲の視点を入れることで、真面目であるということに信憑性が生まれ、その度合いが強いということもイメージしやすくなります。主観だけではなく、客観を入れることでもアピールの幅は広がると言えるでしょう。

⑨行動力

  • ピンチをチャンスに変える行動力

何か問題が起きたときでも、それをチャンスに変えるような行動ができるということがアピールされています。他のキャッチフレーズの例と比べると若干文章が多いですがカタカナを使用していることでリズム感が生まれ読みやすく、長さを感じにくいです。

行動力があるというだけでは漠然としていてイメージがしづらいですが、ピンチをチャンスに変えるという状況を限定して伝えることで、具体的にイメージがしやすく結果的にアピール力も向上していると言えます。

⑩主体的

  • 主体的な行動で周囲をひっぱる

主体的な行動で周囲をひっぱり、より良い方向に向かうよう考え、周りを巻き込んで行動していく力があるということがアピールされています。このキャッチフレーズはそれほど特徴的ではありませんが、実は一気に3つのポイントがアピールされているのです。主体的な行動という部分で主体的であること、行動力があるということがアピールされており、周囲をひっぱるという部分でリーダーシップをアピールすることができています。

また考え方によっては、チームをひっぱることができる=コミュニケーション能力があるとも読み取れますし、イメージが複合的に膨らみやすい言葉が使用されています。キャッチフレーズとしては一見地味なようにも思えますが、短い言葉で多くの情報や可能性を盛り込んでいるという点ではかなりポイントの高いキャッチフレーズです。

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キャッチフレーズを使った自己PRの例文

ここまで就活で使えるキャッチフレーズについて、その題材の選び方とポイントについて、例を交えて解説してきました。ここでは実際にキャッチフレーズを用いた自己PRの例を紹介していきます。キャッチフレーズはあなたの特徴を簡潔にわかりやすく伝えられることで初めて意味のあるものになります。

そのため、わかりづらいキャッチコピーを使ってしまうと、キャッチコピーを使用する意味がないのです。キャッチフレーズを効果的に活用し、自身の魅力を最大限アピールすることが出来るよう、以下の例文を参考に自己PRの作成を進めましょう。

例文①

私は「やると言ったらやり抜く男」です。私は学生時代、学生時代、企業経営について学ぶゼミに所属し、活動していたのですが、その中で企業の財務諸表の読み取りに面白みを感じるようになりました。そこで私は、「せっかくなら大学在学中にこの分野について出来る限りスキルを身につけよう」と考え、日商簿記1級の勉強に取り組みました。日商簿記1級の合格率は10%程度であり、難関資格の一つとして認識されている資格です。もともと簿記3級すら保有していない状況でしたので、思うように点数が伸びず、2度も不合格となる経験をしました。しかし、「最後までやり抜きたい」と思い毎日7時間の勉強を続け、3度目のチャレンジでようやく合格することが出来ました。

この例文のポイントはキャッチフレーズを表す効果的なエピソードを選択できている点です。資格試験を受けるということを決めるだけなら誰にでもできることです。しかし実際に合格出来るかとなると、話は別です。2度も不合格になる経験をすれば「もういいや」と思いがちです。

しかしそこで諦めずに勉強を続けたことで、合格を果たしたことが語られており、最後までやり抜く姿勢をしっかりと伝えることが出来ています。このようにキャッチフレーズを用いる際には、そのキャッチフレーズを表すエピソードをしっかりと盛り込むことが重要なのです。

例文②

私は「刺身のつまのような人間」です。私は学生時代、ミスコンを主催する団体に所属し、日々活動していました。ミスコンが開催される時期には、その半年以上前からミスコンの企画・立案を行い、本番に備え、動き始めます。小さな頃から自らが前面に出るよりも、裏方として表舞台に立つ人を支えることにやりがいを感じてきた私にとって、このミスコンは1年に1度の大舞台なのです。ミスコンを成功させるために、他大で行われた過去のミスコンの資料映像を合計100本以上見て研究し、よりエントリー者を際立たせ、見る人を楽しませるイベントになるよう尽力しました。その結果、過去最大の集客人数に達し、エントリーした人たちにも「一生の思い出になった」と感謝の言葉をもらうことが出来ました。

この例文のポイントはエピソードの中に自身の長所を散りばめている点です。「刺身のつま」のような人というと、裏方に徹し、表舞台に立つ人を支えるために尽力する姿をイメージすることが出来ます。組織のために仕事に邁進できる姿勢をまずアピールできているのです。

この例文の場合、それだけでなく、「合計100本以上見て研究した」とあることから、目標達成のために何をすべきか考え、行動する力があることもアピールできています。複数の強みをアピールしようとして一つ一つの話が抽象的になってしまっては本末転倒ですが、限られた時間の中で効率よく自信をアピールしていくためにも、自身が発揮した強みを適度に散りばめるよう自己PRを作成するのも効果的なのです。

例文③

私は「出来ない理由よりも出来る理由を考える人間」です。私は大学時代陸上競技部に所属し、関東インカレでのリレー種目での入賞を目標に活動していました。しかし関東インカレの直前、正規メンバーがケガにより離脱してしまい、急造チームでの出場を余儀なくされました。私はその中で目標達成を無理と決めつけるのではなく、目標を達成するために必要なものは何なのかを考え、バトンパスの技術力で走力を補うことを提案しました。日々の練習の始めと終わりにリレーチームは別メニューとしてバトン練習を追加しました。また日本代表チームのバトン技術を学ぶため、資料映像をチーム全員で見て、議論する機会を毎日設けました。この結果、チームのバトン技術は向上し、上記目標を達成することが出来ました。

この長所は企業で働くにあたって、非常に重要になるものです。営業のポジションに配属された場合、毎月目標が設けられることが多いです。その時、「そんな高い目標は無理だよ」と考える人の多くは、目標を達成できずに終わってしまいます。

「目標に到達するには何が必要なのか逆算して考えよう」と前向きに考え、取り組むことが出来る人が目標を達成し、企業において活躍していくことが出来るのです。この自己PRではこのような仕事に対する前向きな姿勢が伝わり、面接官に好感を持たれやすい文章になっています。

ポイントを押さえたキャッチフレーズを作成し就活に挑もう

就活は自分自身をいかに知ってもらえるか、アピールできるかということが大切になります。就活解禁とともに就活生の全員が黒髪のスーツ姿で個性を抑制されているという部分もありますが、それはあくまで社会人としてのマナーを守れるか、周囲に合わせる能力はあるかという点が見られているだけであって無個性な学生が望まれているわけではありません。

新卒採用は人柄重視の採用ですので、むしろ個性を発揮して積極的に自分を売り込んでいく必要があります。キャッチフレーズは自分を売り込むための大きな武器になりますし、自分の個性をぎゅっと凝縮した名刺代わりの存在です。短時間で自分を売り込まなければならない就活にとっては必須の持ち物と言えますので、自分なりのキャッチフレーズを考え、オリジナルの表現で自分の魅力をアピールしていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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