業界研究

インセンティブとは|企業が取り入れるメリットとボーナスを敷く目的〜業界別の平均もご紹介〜

インセンティブの意味

インセンティブとはもともと、英語の「incentive」のやる気を引き起こさせるような刺激、動機づけを意味します。例えば、ネットショッピングなどで買い物をする際にポイントが付いたり、ポイント3倍といったキャンペーン行為も、最近ではインセンティブと呼ばれているようです。

ビジネス上では、企業が従業員に対してモチベーションを向上させ、成果報酬として通常の給与とは別に報酬を与える報奨金を指すのが一般的です。努力し、成果を出した分だけ金額となって還ってくるため、実力のある人にとっては大変向いている仕組みです。目標を達成するためのご褒美といった捉え方をすると分かりやすいかもしれません。

インセンティブボーナスとは?

一般的な企業において、ボーナスは会社の業績に応じて、社員全員に一律条件の元に支給されています。しかしインセンティブボーナスとは、業績に加えて個人の成績によって支給されるのです。給与体系や年棒で定められた金額以外に個人に対して支払われるもので、「歩合給」の意味が強くなります。インセンティブボーナスはデキる人とそうでない人とでは、金額の差が歴然としています。

会社の業績と個人の成果が金額に反映される

一般の会社の規定によるボーナスは、同年代で基本給が同じ場合、会社の売上増加に大きく貢献した人と数値に表れる成果を出せなかった人との差は殆どありません。インセンティブボーナス制度にすることで、個人のやる気がアップすることになり、社内が活性化するメリットがあります。

営業職で取り入れられるケースが多い

一般的にインセンティブボーナスは、営業職で取り入れられるケースが多いと言われています。営業職の場合、既存顧客に対する営業活動の他、新規で顧客を獲得することも重要な仕事の一つです。新規顧客の獲得が、会社の売上げに直接寄与することになります。

企業はノルマや売上げ目標を達成するために、インセンティブを取り入れているのです。特に実力のある営業マンは営業活動の積み上げを行い通常の給与に加えて大きな報酬を得るため、やりがいを感じる人もいるでしょう。インセンティブボーナスを取り入れている企業の中には、定期的に成績を発表したり、成績優秀者を表彰したりする場合もあるため、同期でも実力の差が明確に出るのが特徴です

金額の規定や目標は企業によって異なる

インセンティブといっても、企業によって金額の規定、目標は様々です。例えば目標売上に対して、150%達成の場合は報酬をいくらもらえる、200%の場合はいくらもらえる、といった設定もあれば、新規顧客の獲得件数ごとに報酬を設定している場合もあります。

また、中には売上げ目標を達成した人をMVPとして表彰し、特別報酬を一定額与えるといったやり方をしている企業もあるようです。大企業の中には、月間MVP、年間MVPといった表彰を行い、大きなインセンティブを設けている企業もあります。実力主義で成果報酬を積み上げたいと考えている人は、志望する企業がどのようなインセンティブを設けているのかを確認してみましょう。

インセンティブボーナスを敷く目的

インセンティブボーナスは従業員のやる気をアップさせるだけではなく、会社側にとっても具体的なメリットもあります。会社としては能力がある従業員に対してはそれなりの報酬を支払い、より貢献して貰いたいと思うものです。

しかし大幅に昇給してしまうと、いざ業績が落ちた時に一度上げた給与を下げることは難しくなりますし、不況で高額の人件費がかかるために人員の補充ができなくなってしまう可能性もあるのです。インセンティブボーナスにすることで、企業にとっては給与を調整しやすくなるのです。

優秀な人材を確保しやすく給与のも調整しやすい

社員の中で能力の差がある場合、全く同じ年収では能力のある社員が不満を感じてしいまい、その結果転職されてしまうこともあります。基本給が同じでもインセンティブボーナスがあることで、年齢が若くても年収が高くなるように設定すれば、優秀な人材を確保することができるのです。

インセンティブは平均どのくらいもらえるのか

どの業種?どの企業?2017年夏ボーナス平均支給額ランキングによると、2017年夏に出たボーナスの平均支給額は、83万9,500円でした。業界別に見ると自動車・部品業界が最も多く、平均税込み978,932円となっています。次がマスコミ・出版・広告業界で、平均税込み891,460円です。この2つ以外にボーナスの平均金額が85万円を超えている業界には、機械、精密機械、化学などの製造業があげられます。インセンティブは個人の頑張りによって異なるため、同時期に入社した社員間でも金額が異なるものです。より多くのインセンティブボーナスを求める場合は、企業の評価指標を基準に業務に打ち込む必要があるでしょう。

インセンティブボーナスとは個人のやる気を引き出す成果型報酬制度

インセンティブボーナスは個人のやる気を引き出す為の報酬制度となります。年功序列で皆が平等という概念からは離れますが、現代の競争社会においては、企業としても生き残るためには能力がある人にそれだけの報酬を与え、より会社に貢献して貰うことが必要なのです。

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監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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