就活その他

新入社員の冬のボーナスはどのくらい支給されているのか|20代・30代の平均支給額を徹底分析

ボーナスの仕組み

ボーナスは企業や業種によって様々な決め方がありますが、計算方法としては基本給×月数×評価係数が一般的です。月数とは、働いた期間を表します。半年に1回支給される場合は、6ヶ月分に当たります。評価係数とは、仕事における評価です。

働いた稼働日数で計算する企業が多いようです。休みなく皆勤で働いた場合などは、係数は上がります。また、仕事内の実績で上乗せするケースもあります。例えば、社内で最も営業実績が高い場合でも評価係数は上がります。

つまり、毎日コツコツと休まず働き、実績を積み重ねる事でボーナスが上がる仕組みとなっているといえるでしょう。基本給は勤続年数や役職によっても変動するため、長く勤めて出世することが有利といえます。

ボーナスは一般的に年2回支給される

ボーナスは夏と冬、年に2回支給されるのが一般的です。ただし、中には年に1回の企業もあります。公務員で見てみると夏は6月、冬は12月に支給されます。一般企業もこれに合わせ、6月と12月に支給している所が多いようです。

夏のボーナスをゴールデンウィークに合わせて5月に支給する場合もあり、企業によって支給月が異なります。一般的に夏のお盆・冬の正月に帰省することを考え、支給される意味合いがあるようです。お盆では帰省するための交通費・お墓参りの費用、年末年始では交通費に加え、お年玉などで他月よりも出費がかさむため、6月・12月に支給されるケースが多くなっていると考えられます。

ボーナスの支給額は基本給からわかる

企業の募集要項などで見かける「賞与2ヶ月」とは、ボーナスは基本給×2という意味が含まれています。労使交渉などで見かける、2.02とや4.04などの数字は、この「×〇」を意味します。この場合、1回のボーナス額が基本給×2.02ということです。

4.04とは、ボーナス2回分の係数です。例えば基本給が200,000円だとすると、200,000円×2.02.=404,000円が一回の支給額となります。このように、基本給で大まかなボーナス額を調べることが出来ます。いずれにせよ、基本給が高いほど、ボーナス額も高くなる仕組みです。仕事をしていく上でも、いかに基本給を上げてもらうかが鍵となります。

新入社員も冬のボーナスを貰える可能性がある

ボーナスは夏と冬の2回支給されますが、新入社員には基本的に初年度の夏の支給はなく、冬に支給されることが多いようです。ボーナス支給条件でよくみられるのが、勤続6ヶ月でしょう。公務員で言うと6ヶ月在籍といいます。

4月に入社すると夏のボーナスの条件には当たらず、支給されないことが多いです。しかし、冬に関しては6ヶ月の条件を満たしているため、支給される可能性があります。したがって4月に入社後、あまり休まず仕事を続けていると、冬のボーナスを貰えると考えていいでしょう。支給日に在籍していることが条件となりますので、注意が必要です。

夏のボーナスは寸志程度

新入社員に対して初年度の夏のボーナスを支給しない企業も多い中、寸志を支給する企業もあります。入社間もないとはいえ、会社には貢献しているのですから、その謝礼として支払われる会社からの心添えでしょう。企業ごとにボーナスを支給するには条件があります。

その中でも、勤続日数で決められていることが多いです。例えば勤続日数6ヶ月が条件だとすると、入社して間もない新入社員は夏に支払われる条件を満たしていないため、寸志となります。条件を満たしている場合は、基本給×〇か月=正規の賞与が支給され、条件を満たしていない場合は、業績に応じて=寸志が支給されるといえるでしょう。

あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう!

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人

今すぐ診断する【無料】

新入社員の冬のボーナス

まずは、新入社員の冬のボーナスの平均から見ていきたいと思います。

大企業は一律で冬のボーナス10万円程度

大企業の場合は、新入社員に対して冬のボーナスを一律に出す傾向にあり、多少の大小はありますが平均して10万円程度だといわれています。新入社員はここから仕事を頑張り、業績をあげ出世をしたりすることでボーナスの平均額を上げていくのです。

中小企業はボーナスが出ない場合もある

中小企業であれば、新入社員には冬のボーナスを支給しないということもあるそうです。日本の企業の99%以上が中小企業であることを考えると、日本の大部分の新入社員がボーナスをもらっていないことになります。やはり、大企業の方がボーナスは多いということでしょう。

20代社員の冬のボーナス支給額は?

2年目以降の20代の社員は冬のボーナスを平均していくらほどもらっているのでしょうか。

平均してボーナスは40万前後!

20代の冬のボーナスは、平均して40万前後といわれています。しかしこの数字は、これから結果を残すであろう20代前半の人々から、すでにある程度の結果を生み出した20代後半とではボーナスの額に大きな差が生まれてきます。当然結果を出せばボーナスを多くもらうことができ、結果を出せなければボーナスをもらうこともできません。

大卒と高卒でボーナスの額に差が出てくる

最終学歴が高卒か大卒かという点でも、ボーナスが変わってきます。ボーナスの額は、基本給が基準となるため基本給が少ない高卒の人々は自動的にボーナスの平均も少なくなってしまうのです。この差は、年齢が上がるに従って更に大きなものになっていきます。

30代社員のボーナス

30代の冬のボーナスはどうなっているのでしょうか。

ボーナスは平均して70万程度!

30代社員の冬のボーナスの平均は、70万円前後と言われています。30代ともなると基本給もそれなりの額になるため、20代に比べボーナスの額も大きなものになってきます。大企業を中心に、平均の金額かそれ以上の額を冬のボーナスで支給しているようです。

出世や実績でボーナス支給額に差が出る

この年代から、は出世や実績にともなって給与面においてもどんどん差がついていきます。早い人で、30代のうちに役職をもらうような人々も出てきます。そのような人々の冬のボーナスは、100万円オーバーになることもあり、あとは実績次第でどこまでも上がっていくという具合になっています。

あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。



こんな人に「適職診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人

今すぐ診断する(無料)

ボーナスは基本給の何ヶ月分?

ボーナスは、基本給の何ヶ月分支給されるのでしょうか。結論から述べると、何ヶ月分支給されるかに明確な決まりはありません。「ボーナスはいくら支給する」という法律での決まりはないので、何ヶ月分支給されるかは業界や職種によって変わってくるのです。

一般的に、大企業が2.5か月分で中小企業が1ヶ月分だといわれています。しかし、ボーナスは業績に影響されるので、「昨年は支給されていたが今年はなし」という可能性もあります。また、中小企業に関してはボーナスを支給されない企業も多いので、1ヶ月分支給されるのは十分だといえるでしょう。

冬のボーナスは年齢と実績により差が出る!信用を重ねるのが大事

冬のボーナスの平均は、大企業が高いということがいえるでしょう。しかし、いくら大企業であっても年齢を重ねるに連れて実績や出世が大きく影響していきます。堅実に働き、着実に信用を積み重ね、ボーナスの金額を上げていきましょう。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ