職種研究

社内SEのキャリアプランの考え方

社内SEの皆さんは今後のキャリアプランを既に考えられていますか?多くの若い社内SEの方は、特に考えていないと思いますが、これを見誤ると今後の人生設計に影響をきたすこととなります。今回は、そんな方のために社内SEのキャリアプランについて考えていきたいと思います。

社内SEにとってキャリアプランは非常に重要


実は社内SEにとって、その環境次第ですがキャリアプランを考えることは非常に重要なことです。
キャリアプランとはキャリアアップ若しくは出世といっても御幣はないと思います。社内SEという職種は特殊な環境です。特定の業務に特化しており、所謂一般職とは一線を画す存在。

  • 社内SEは評価されにくいためキャリア形成の上で障害になる

ですがそんな重要な立場がキャリア形成をするうえで障害になることだってあります。
なぜなら、社内SEの業務ノウハウは他部署から見たら汎用性に乏しいと思われがちだし、ひどいところだとパソコンに詳しいというレベルであったりもします。
そうした認識が足を引っ張り、なかなかキャリアアップや出世ができないこともしばしば。
そうならないためには、今後のキャリアプランをよく考えていくことが非常に重要になってきます。

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社内SEの2つの道

社内SEの方々がキャリアアップや出世をするためにはキャリアプランをよく考えることが重要と前項で書きました。
社内SEに限らずですが、今後のキャリアプランを描いたときに必ずぶつかる壁が、「現職を続けるか否か」。
ちょっと極端ですが、必ず考えなくてはならない壁です。現職の環境的に自分の能力が活かされており、適切に評価されキャリアアップのルートがはっきりしている方は、現職に残る選択をするでしょう。

  • 現職の環境を鑑みて転職するか検討すること

多くは大手企業に多いでしょう。
情報システム部門の責任者を目指し、最終ラインはCIOでしょうか。
逆に、周りから適切な評価を得られておらず、社内SE業務が便利屋家業と化している方は転職も選択肢に入ります。
主に中小企業に多いパターンですね。こういった現職の環境を鑑みて、転職を行うか否かがキャリアプランにとって重要なファクターとなります。

社内SEのそれぞれのキャリアプラン

さて、現職を続けるか否かがキャリアプランにとって重要な分かれ道となることを書きましたが、現職社内SEの立場からそれぞれどのようなキャリアプランが見込まれるでしょうか。
まずは、現職を続けるプラン。これは、前項でも書きましたが、能力を発揮でき、適切に評価される環境があるのであれば真っ当な選択肢です。現職が社内SEであれば、まずは社内の情報システム部門の責任者を目指しましょう。それには、ITインフラやサーバ知識といった既に身に着けているもの以外に、各部署の業務を把握する必要がありますね。極論を言えば、情報システム部門は現場部門のサポート役。その現場部門を無視してはキャリアアップも望むべくもありません。

  • 現職のノウハウを活かせる職業を選ぶこと

では転職をするプランはどうでしょうか。こちらは無限の選択肢があるとも言えますが、やはり現職のノウハウを活かせる職業をお勧めします。例えばITコンサルタント。自身で問題を見つけそれを解決するということになれている社内SEの方であれば親和性は高い。ITコンサルタントで成功を収めることができれば、その企業での出世はもちろん、起業という選択肢もあります。多くのコンサルタントは、個人で活動し成功している方も多くいらっしゃいますので。

社内SEはキャリアプランを考え、ノウハウを活かせる仕事を選ぼう

色々と社内SEの方のキャリアプランを検討してきましたが、どのプランも自身の知識やスキル、コミュニケーション能力が必要となってくるのでご注意ください。
社内SEをやっているというだけで転職は成功しませんし、通常のルーチン業務をこなしているだけでは、キャリアアップも望めません。
資格取得や各種セミナーなどに積極的に参加し、自身を高めることができて初めて、キャリアプランを実行に移せると思います。皆さんのご活躍を期待します。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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