筆記試験

WEBテストの時間の使い方|4つの対策も合わせてご紹介

WEBテストは時間の使い方が重要

WEBテストでは、時間の使い方が突破のポイントになります。それは制限時間が決まっているからです。制限時間によって難しい問題にぶつかったとき、焦る人も少なくありません。練習では簡単に解けていた問題に対しても頭が真っ白になり分からなくなる人もいるでしょう。

制限時間に対する焦りは、時間の使い方をきちんと理解して、練習の時点から慣れていることが大切です。例えば、練習でも時間を確認しながら、問題を解く行為を繰り返しおこなうのが良いでしょう。慣れることにより時間制限が設けられていたとしても、焦らず落ち着いて1問1問をスムーズに解くことができます。そうすれば本番も、時間に振り回されずにWEBテストを突破する可能性を高められるのです。

テストや形式・種類に応じて制限時間が異なる

WEBテストの制限時間は、テストや形式、種類に応じて異なります。制限時間が異なるのが大きな特徴です。どの種類のテストがどれぐらいの制限時間となっているのかまずは理解する必要があります。

制限時間の差を理解することで、事前に時間配分の部分で対策が可能になるからです。特に苦手な分野については、この時間配分が突破の鍵となる場合も少なくありません。では種類によって制限時間がどれぐらい異なるかについて解説します。

SPIはトータル60分程度

SPIは大きく能力検査と性格検査の2つで分けられています。能力検査の、言語・非言語では、35分の設定で、性格検査は30分です。ただし、テストセンターで受ける場合と、ペーパーテストで受ける場合でこの時間設定が異なることは留意してきましょう。基本的に性格検査の問題数はどのような形式で行っても同じです。

しかし能力検査の場合は、受験方式により問題数が異なるので気をつけましょう。ペーパーテストの場合だと、言語で40問、非言語が約30問という問題数が一般的です。また、テストセンターでは答えに応じて次に出題される問題が変わることも注意しなければなりません。つまり受験者により問題数も異なり、難易度も影響することを理解しておきましょう。

SPIのWebテスティングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

玉手箱は1問あたり約30秒

玉手箱はWEBテスト形式やテストセンター形式などがあります。玉手箱も多くの企業で採用されていますから、時間配分対策をきちんと行っておく必要があります。玉手箱は特に1問あたりの制限時間が短く、約30秒になっています。

そのため、長くても1分ぐらいが限界でしょう。もし1つの問題にひっかかると時間が浪費されることになるので、時間配分については特にシビアという心構えが重要です。また、計算問題についても数が多い傾向にあるので、スピーディーさが求められます。特に計算が苦手な人は日頃から四則逆算や図表の読み取りについて慣れておく必要があるでしょう。四則逆算は1問約10秒ほどのペースで解く必要があるので練習が重要です。

ペーパーよりもWEBテストのほうが時間が短い

SPIやCAB・GABのようにペーパーテストとWEBテストと制限時間が異なる場合があるのは、留意したいポイントの1つです。普段、対策のためにきちんと行っていたとしても、この部分を理解していなければ想定外のことでパニックなる可能性もゼロではありません。

特に第一志望の試験では緊張のためのプレッシャーにより頭が真っ白になり、簡単に解けるはずの問題でさえ時間がかかってしまうことも少なくありません。そのため制限時間をしっかりと理解しておく必要があります。簡単な問題だとしても中にはある程度の時間をかけないと解けない問題も少なくありません。一夜漬けではなかなかクリアできないと考えた方が良いでしょう。これはペーパーでもWEBテストでも同じなのです。

CAB・GABはトータル90分程度

CAB・GABは比較的、商社や金融や証券会社などでよく出される適正検査です。自宅からパソコンを使って受験する形式と、試験会場で受ける形式に分けられます。GABの場合、言語理解、計算理解、性格テストでトータル80分程度で解く必要があります。

一方CABは、SEやプログラマーなどコンピューター職を対象にした適性テストです。WEBテスト版のWEB―CABでは 四則演算、法則性、命令表、暗号という問題があります。性格テストのパーソナリティも加えればトータルで72分程度が目安になるでしょう。WEB版とマークシート版で制限時間が異なるので特に注意が必要です。基本的にWEBテスト版の方が制限時間も短く難易度が高めになっています。

Web‐CABはこちらの記事で詳しく解説しています。併せて読んでみてください。

Web-GABについてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

WEBテストの時間対策4つ

WEBテストの時間については4つの対策が考えられます。この対策をしておくことで、スムーズに答えられるかどうかが大きく変わってくるのです。逆に対策も何もしなければ、本番になって散々な結果になる可能性もゼロではありません。

時間の対策方法は大きく分けて、メモを有効活用する、テスト中も時間を意識する。電卓の使用に慣れておく、何度も問題を解いておくことがあげられるでしょう。特に計算問題について、理系の方は得意かもしれませんが、文系の方だとなかなかむずかしく感じられるかもしれないので対策のポイントを押さえましょう。

策①メモをとりながら勉強する

WEBテストとは、その名の通りパソコンを利用しておこなうWEBテストです。ですから、パソコンを操作しながら、手元のメモなどで計算をしたりしないとならなくなります。それは意外に慣れが必要で、逆に慣れていないと時間をくってしまい、時間内に解ききることが難しくなるでしょう。それは非常に勿体ないことです。ですからそうならないように、いつもメモを用意してパソコンで勉強するようにすると良いでしょう。

とくに非言語はメモを良く使うので注意!

とくに、非言語問題ではメモを良くつかうことになるでしょう。メモを使わないと頭がこんがらがってしまい、余計に時間がかかるような問題が多いです。ですから、SPIのWEBテストの非言語問題では、普段からメモを使うことに慣れておいてください。すると本番のSPIのWEBテストでも、上手くスムーズに解いてイケるようになるでしょう。

対策②時計を見ながら問題を解く

SPIのWEBテストにはじめてチャレンジすると、徐々に動いていく時計に気持ちを焦らされ集中力を奪われることになります。それでは解ける問題も解けなくなるでしょう。ですからそうならないように、時計をみること、つまりは時間に追われることに慣れておく必要があるのです。そしてそうするために出来ることが、普段から時計を見ながら勉強をするということです。

全体のペース配分をコントロールできる

そうして時計を見ながらSPIのWEBテストの勉強をしていくことで、時間に追われることに慣れるという以外にも、一つ一つの問題にかかる時間が把握できるようになります。

すると、この問題ならそんなに焦らなくても平気だという問題が分かるようになり、ますます時間に追われても焦らなくなるでしょう。そういうこともあるので、有効なのです。

対策③電卓の使用に慣れる

SPIのWEBテストでは、電卓を使用することがゆるされています。ですから、計算問題等では電卓を使用すると良いでしょう。ですが、この電卓も慣れていないと上手く使うことが出来なくなるものです。SPIのWEBテストを受ける方は、普段電卓なんて使わない方がほとんどなはずです。意外に電卓の操作というものは難しいものですから、しっかり慣れましょう。

毎日触れることで位置を覚え早くなる

操作に慣れるためには、毎日電卓に触れることが大切です。ですから、SPIのWEBテストの勉強は毎日して、計算問題にも電卓に毎日触れるようにしていきましょう。操作ミスばかりしていて、暗算の方が確実で早いなんて言うようになってしまっては最悪ですからね。

対策④何度も問題集を解き傾向を覚える

最後の対策としてあげるのが、問題集を何度も解くことです。問題集は2冊用意することがおすすめです。1冊目は、問題を解き傾向を覚えるために使用します。この1冊目の問題集は、苦手な問題を中心に何度も繰り返し解くようにしましょう。本番の試験で、問題集と同じ問題が出る可能性は低いですが、傾向的には同様のものが出題されます。

Webテストの対策についてはこちらの記事でもまとめているので、併せて読んでみてください。

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SPIのWEBテスト対策にオススメの本

ここでは、SPIのWEBテスト対策におすすめの本を3冊ご紹介します。自分がどのように勉強したいのか、どのレベルまで勉強したいのかによっても、選ぶべき本は変わってきます。ご紹介している本だけが全てではありません。Amazonのリンク先も貼っているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

おすすめ本①

初めにご紹介するSPIのWEBテスト対策としておすすめな本は、「主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ! 【2019年度版】」です。ペーパーテストの問題も収録されていますが、これ1つでWEBテストの出題傾向を知ることができるでしょう。WEBテストの出題範囲がすぐに分かる一覧表があるので、何を勉強したらよいのか分からない就活生におすすめです。それぞれの問題に丁寧な解説がついており、問題を解きながら必勝パターンを身につけることができるでしょう。

おすすめ本②

つぎにご紹介するおすすめの本は、「分かりやすさバツグン!あっという間に対策できる! 最速マスター SPI3&Webテスト 2019年度版 (日経就職シリーズ)」です。この本の特徴は、企業で実際に使われている採用テストを忠実に再現していることだといえます。その再現性の高さから、就活生に人気の1冊です。出題範囲の一覧表も載っており、事前の対策も入念にできます。SPIを攻略するのに欠かせないスピード解法も解説してあるので、高得点を取りたい就活生はチェックしてみてください。

おすすめ本③

最後にご紹介する本は、「CD‐ROM付 最新最強のWebテストクリア問題集〈’19年版〉」です。タイトルに書いてあるようにCD-ROMが付いているので、対策本として最強の1冊といっても過言ではないでしょう。また、2019年版と最新の本なので、出題される範囲や傾向も直近のものが分かります。この本は問題集となっているので、とにかく問題を繰り返し解きたい就活生におすすめです。ここでは3つしかご紹介していませんが、SPIの対策本をまだまだあります。この記事を参考に、自分に合った対策本を見つけてください。

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SPIのWEBテスト対策で重要なのはメモ・時間・電卓の使い方に慣れておくこと!

以上、SPIのWEBテストを攻略するための対策法のご紹介でした。SPIのWEBテストでは、こうして勉強をしていくと良い対策となるでしょう。あまり時間を割く必要はありませんが、しっかり的確に対策して、独特の難しさに慣れていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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