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Webテストは自分の現状に合わせた効率的な方法で対策をしよう
面接だけでなくWebテストを実施している企業も多く、就活では企業からWebテストの受験を求められる可能性は高いです。そのため就活を進めるにあたって、Webテスト対策は必要不可欠であると言えます。
とはいえ、やるべきことが多い就活では、Webテストの対策だけに時間を割くわけにはいきません。そのため、自分の状況にあった、効率的な対策をすることが重要です。
この記事では、Webテストではどのような問題が出るのか、どのように対策すれば良いのかなど、Webテストの目的や内容、対策方法などを解説します。あなた自身の現状を把握し、効果的な対策を実施するためにも参考にしてください。
Webテストについての基礎知識
これから就活を始めようとしている学生のなかには、Webテストとはどのような選考なのか、把握していない人もいるでしょう。そんな人は、Webテストの対策を考える前に、基礎知識について学んでおく必要があります。
まずはWebテストについての基礎知識を解説するので、Webテストについての理解を高めるためにも参考にしてください。
Webテストは面接に進む人数を絞る目的で実施されることが多い
Webテストとは、Web上で企業との適性があるかを判断するテストのことです。そのため、応募者が多い人気企業では、面接に進む人数を絞るために実施されることが多いですよ。
Webテストは、志望者の能力・性格が求める人材であるかを簡単に判断できるため、面接へと進む人数を絞るのに有効な手段なのです。
もしも、志望する企業がWebテストを実施していたら、応募者数が多く、倍率の高い選考である可能性が高いため、より入念な対策をしておく必要があると言えるでしょう。
基本的な受験方法には2つの種類がある
Webテストの受験方法には、「テストセンター」と「Webテスティング」の2つがあります。
受験方法については、試験を受ける企業から指定されるため、どちらの方法でも対応できるように、それぞれの概要を理解しておきましょう。
テストセンターで受験
「テストセンター」の場合は、テストセンターで実施する場合と自宅で実施する場合の2種類があります。
テストセンターで受験形式
- リアル会場:専用会場のPCから受験
- オンライン会場:自宅のPCから受験
受験する場所は異なりますが、どちらも試験官の監督のもと試験がおこなわれる点は共通しています。
テストセンターの大きな特徴としてあげられるのが、結果を使いまわすことが可能であることです。たとえば、別の企業から同じWebテストをテストセンターで受けるように言われても、前回のテスト結果を送信できますよ。
こちらの記事では、テストセンターでの受験について詳しく解説してあります。ぜひ参考にしてみてください。
Webテスティングで受験
一方で、「Webテスティング」の場合、企業から送られてきたメールにWebテスト受験用のURLが記載されているため、そこにアクセスして受験します。テストセンターの場合は試験日時を予約する必要がありますが、Webテスティングでは場所や時間を問わず、好きなタイミングで受験することが可能です。
ただし、通信環境には注意が必要です。テストの途中で通信回線が悪く、ページが落ちてしまうと、やり直しになってしまう可能性が高いです。最悪の場合、自己責任として不合格になることもあります。
こちらの記事では、自分のPCでSPIを受験する場合の注意点について詳しく解説してあります。あわせて読んで参考にしてください。
対策には事前に取り組んでおく必要がある
Webテストは、さまざまな形式で出題され、多くの学生が悩む選考です。
Webテストは限られた時間のなかで多くの問題に回答する必要があるため、問題を解ききれずに終わってしまい、後悔する学生も多くいます。そのため、Webテストを攻略するには、なるべく早い段階から対策に取り組んでおく必要があるのです。
早いうちからWebテストの対策に取り組み、限られた時間のなかで問題をスピーディーに解けるようにしておきましょう。
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頻出問題に特化したWEBテスト対策方法
書類選考を突破した後、多くの企業で実施されるのがWEBテストです。実はここで落とされる就活生も多いことをご存じですか?せっかくの志望企業をWEBテストで落ちるのを防ぐために、今すぐ対策をしましょう。
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就活生に聞いた! Webテスト対策を始めた時期
Webテストの対策を始めようとしている人は、周りの学生はいつから対策を始めているのか気になりますよね。そこで、学生の皆さんに、Webテストの対策をいつごろ始めたのか質問してみました。
アンケート結果としては、大学3年生の4~9月に始めた人が全体のおよそ66.6%と大半を占めていることがわかりました。
このアンケート結果を考慮すると、Webテストの対策は大学3年生に入ってから始める人が多く、おおよその対策期間は1年ぐらいであると言えますね。就活では、Webテストを軽視せず、余裕のある時間を確保するようにしましょう。
主要な5つのWebテストの特徴と実施企業
Webテストにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴があります。
企業はさまざまなWebテストを使い分けて、自社で働くにあたって、能力を発揮できるのかを判断します。そのため、あなたが志望する企業ではどのWebテストが使われているのか、事前に調べておくことが大切です。
ここからはそれぞれのテストの特徴を紹介するので、どのテスト内容が出題されても焦らないように、それぞれの概要をしっかりと確認しておきましょう。
①SPI
SPIは、リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査です。受験方法は以下の4つの形式があります。
このうち「Webテスティング」と「テストセンター」がWebテストに当てはまります。また、出題科目は以下の内容です。
SPIは、多くの企業が採用している適性検査です。そのため、就活では対策必須のテストだと言えます。また、企業によっては、英語・構造的把握力の問題が出題されることもあるため注意しましょう。
ほかにも、ペーパーテスト以外のSPIは、受験者のレベルや解答状況によって、出題問題の難易度が変化する特徴があります。具体的には、正解するほど難易度の高い問題が出題され、正解するほど高評価につながる仕組みです。
過去にSPIが実施された企業は、以下のとおりです。
SPIについてさらに詳しく知りたい学生はこちらの記事もあわせて読んでみてください。
②玉手箱
玉手箱は、SHLが提供するWebテストです。出題科目は以下のようになっています。
このなかから、各科目で一つずつ企業が選んだ形式が出題されます。たとえば、科目「計数」で「四則逆算」が選ばれた場合、「図表読取」と「表推測」は出題されません。
企業によって出題傾向は決まっていますが、どの形式が選ばれるかは当日までわからないため、基本的にすべての対策が必要となります。また、企業によっては英語が出題されない場合もあります。
玉手箱を実施している企業は多く、自宅受験型のWebテストではトップシェアを誇っています。問題数が多くて解答時間が短いため、SPIに比べてスピードと正確性が求められるでしょう。ただし、出題範囲はSPIより狭いため、対策は比較的容易です。
過去に実施した企業は、以下のとおりです。
こちらの記事では、玉手箱について詳しく解説しています。あわせて読んで参考にしてみてください。
③TG-WEB
TG-WEBは、ヒューマネージが提供するWebテストです。出題科目は以下のようになっています。
また、TG-WEBには「従来型(旧型)」と「新型」の2パターンがあり、非言語(計数)と言語はそれぞれ出題範囲が異なります。具体的には、以下のような内容です。
従来型(旧型)はほかのWebテストに比べ、難易度は高いと言われています。一方で、新型は比較的難易度が低く、多くの問題が出題される形式になっています。
SPIと比べて独特な問題が出題される傾向にあり、慣れていないと素早く解答するのは難しいです。特に「旧型」の非言語は、学校で習った数学とは別物であるため、受験する際は入念に対策しておきましょう。
高難易度で有名なTG-WEBですが、解き方を理解してしまえばスムーズに解答できます。専用の参考書には練習問題だけでなく、各設問の解説も載っているため、各設問の解き方をしっかりと理解しておきましょう。
過去に実施した企業は電子・機械・医薬・化学・食品といったメーカー系企業が多く、以下の企業が例として挙げられます。
TG-WEBについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて読んでおきましょう。
④GAB
GABは、玉手箱と同じSHLが提供する適性検査で、そのなかでC-GABとWeb-GABがWebテストにあたります。出題科目は以下のとおりです。
C-GABではWeb-GABにはない英語問題が出題されるため、注意が必要です。
SPIと異なり、GABは問題の形式が一定なのが特徴といえます。たとえば、SPIは式を解く問題、図から解答を読み取る問題、文章から重要箇所を読み取る問題と、さまざまな形式の問題が出題されます。
一方で、GABでは、非言語は表やグラフから読み取る形式、言語は文章の論理構造を読み取る形式と、各分野の問題形式は一定となっています。SPIよりも、図や文章から要点を読み取る力が問われますが、専用の参考書を使えば対策しやすいです。
GABは、知的能力・能力特性・将来のマネジメント適性・職務適性について予測することができるWebテストと言われており、幅広い業界で実施されています。
過去には、おもに商社系の企業で実施された例がありますよ。
GABについてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください。
⑤CAB
CABは、GAB、玉手箱と同じSHLが提供する適性検査で、そのなかでWeb-CABがWebテストに当たります。出題科目は以下のとおりです。
CABは、かなり独特な内容のWebテストです。SEやプログラマーといったIT技術者向けのテストで、そういった職に適した思考を持っているかを判断します。
SPIとは内容が大きく異なり、知識よりも思考能力を問われるテストです。そのため、SPIとCABの両方を受験する場合は、それぞれの練習問題を解いて対策する必要があります。
過去に実施した企業は、以下のとおりです。前述したように、IT技術者の応募の際に実施される傾向にあります。
こちらの記事では、CABについて詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
就活生に聞いた! 実際に受けたWebテスト
就活でWebテストの対策を考えている人のなかには、どのWebテストを勉強しようか悩んでいる人もいるでしょう。そこで、学生の皆さんに、実際に受けたWebテストについて質問してみました。
アンケート結果としては、およそ61.1%の学生が「SPI」を受けたと回答していました。また、次に多かったWebテストとして、およそ22.2%の回答があった「玉手箱」です。
このアンケート結果を考慮すると、これから就活を始める人のなかで志望先企業が決まっておらず、どのWebテストを勉強すれば良いかわからない人は、「SPI」や「玉手箱」を中心に対策をしておくことが望ましいと言えますね。
WEBテストの対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう
WEBテスト対策問題集はもう試しましたでしょうか?多忙な就活中に問題集を何冊も解く時間はなかなかありませんよね。頻出問題を知れば、効率よく対策をすることができます。。
そんな時は、「WEBテスト対策問題集」を活用してみましょう。SPIで落とされないためのポイント解説と、本番と同じように解くことができる問題集がセットになっています。これひとつで、効率よく、SPI対策をすることができます。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
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Webテストの内容と対策のコツ
Webテストの対策をするにあたっては、Webテストで出題される内容別に対策する必要があります。ebテストの内容は、以下のとおりです。
ここからは、Webテストに出題される内容と対策について解説する、Webテストの対策を効率良く進めるためにも、それぞれの内容と対策法を確認しておきましょう。
言語問題の対策法
言語分野は、学校で習う授業でいうと「国語」の問題にあたります。
難易度は中学校で習うレベルのものが多く、それほど難しくはありません。問題の種類は、おもに以下の7つに分けられます。
また、言語分野は、15〜20分程度で解くことが求められます。難易度は高くありませんが、スムーズに解けるよう問題に慣れておきましょう。対策としては、「本や新聞で語彙力を増やす」「文章を読むのに慣れる」ことが挙げられます。
本や新聞を読んでいると、日常生活ではあまり使わない単語も出てきます。そういった語句の意味を調べることで自分の語彙力が増え、言語問題の対策につながるのです。電車での移動中などの暇な時間に取り組んでみてください。
また、文章を読むのに慣れておくと、文章を読み解くスピードが向上します。なお、文章を読む際は、要点を押さえることを意識して読み進めましょう。
こちらの記事ではSPIの言語問題の対策について詳しく紹介しています。ほかのテストの言語問題対策にも役立つ内容となっているので、ぜひ確認してください。
非言語問題の対策法
非言語分野は、学校で習う授業でいう「数学」の問題にあたります。
難易度は中学校・高校で習うレベルのものが多く、こちらもそれほど難しくはありません。問題の種類は、おもに以下の9つに分けられます。
非言語問題の所要時間は、15~20分が目安です。問題を解くのに慣れていないと時間がかかり、非言語問題でつまずく学生も多くいるため、しっかりと対策を実施しましょう。
非言語問題の対策としては、「公式の暗記」が有効です。非言語問題は、Webテストの解き方を理解すれば、パターンに当てはめてスムーズに解くことができます。そのため、問題の意味を深く考えず、問題のパターンを覚えて「この問題はこの公式を使えば解ける」と暗記しましょう。
通常の勉強では理屈を理解することは大切ですが、Webテストでは制限時間内に素早く解くことが第一です。公式を暗記することで、効率良く対策できますよ。
これらの記事では、SPIの非言語問題の対策について紹介しているので、あわせて確認しておきましょう。
英語
Webテストの能力検査は基本的に言語・非言語だけですが、企業によっては英語の問題が出題されることもあります。制限時間は20分程度で、難易度は高校〜大学受験レベルです。
内容は、おもに以下の7つに分けられます。
問題内容はTOEICに似ているものが多く、TOEICの勉強はWebテストの英語対策になります。英語問題用の問題集や参考書もあるため、そちらを使って対策しましょう。
こちらの記事では、Webテストの英語問題について詳しく解説しているので、あわせて確認してください。
- Webテストの英語の対策方法|方式やおすすめの本もご紹介
- またSPIの英語対策についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
- 【SPIの英語対策】長文と単語で高得点を取る方法と練習問題5選
- 玉手箱の英語対策についてはこちらの記事で確認しておきましょう。
構造的把握力
英語同様、企業によって出題される可能性があるものとして、構造的把握力の問題があります。この分野は、Webテストのなかでも「テストセンター受験方式のSPI」でのみ出題されます。
そのため、SPI以外のWebテストや、自宅のPCで受けるタイプのものであれば対策は不要です。SPIを提供しているリクルートマネジメントソリューションズでは、構造的把握力を以下のように定義しています。
言い換えると、仕事をするうえで未経験の問題に直面したときや、新しいサービスを考えるときに発揮される力のことです。構造的把握力検査は、総合商社や広告系の企業で出題される傾向にありますよ。
難易度はそこまで高くないですが、馴染みのある問題ではないため、慣れていないと解答に時間がかかります。参考書やネットの問題集を使い、問題に慣れておきましょう。
こちらの記事では、構造的把握力問題について詳しく解説しているので、あわせて確認してください。
性格検査
Webテストでは能力検査のほかに、性格検査も実施されます。
性格検査は受験者の性格の特徴を把握し、企業の社風や考え方にマッチしているかを判断するものです。日常の行動や考え方に関して問われるものがほとんどなので、自分の気持ちに正直に回答するようにしましょう。
問題例
・チームで仕事をするより一人でコツコツ仕事を進めることが好きだ
・気に入ったものがあれば即決して購入する
・休日は一人でいるより友人と出かけることが多い
ただし、制限時間がある点には注意が必要です。
30分程度の時間に対し、300問ほどの質問が出題されるため、回答の際はあまり深く考えず、直感的に自分が思った選択肢を選びましょう。また、無理に企業の求める人物像に合うように無理に理想像に合わせると、ほかの回答と矛盾が生じることがあります。
その結果、企業から「信用できない人かもしれない」と思われてしまい、次の選考に進めなくなってしまう可能性もあります。また、仮に自分を偽った回答で選考を通過できたとしても、入社後にミスマッチを感じてしまう可能性もあるため、出題された質問に対して正直に回答していくことが大切ですよ。
SPIの性格検査についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
就活生に聞いた! Webテスト対策で工夫したこと
Webテストの対策方法は、人それぞれ異なります。
ほかの学生がどのような点に工夫してWebテスト対策をおこなっているのかを参考にすることで、自分では気付けなかった対策法を見つけられるでしょう。そこで、学生の皆さんにWebテストの対策で工夫したことについて質問してみました。
繰り返し解くという声が多数
アンケートを実施したところ、繰り返し解くという回答が多くみられました。
たしかに、Webテストでは、同じような問題が出題される傾向にあります。そのため、志望先企業が導入しているWebテストがわかっていれば、そのWebテストの練習問題を繰り返し解くことで、本番でもスムーズに問題を解けるようになるでしょう。
Webテストの対策を効率良くおこなうためには、苦手な問題を中心に繰り返し解くことを意識してくださいね。
すき間時間を有効活用するという声も
アンケートの回答には、すき間時間を有効活用するという回答もみられました。
Webテストの対策を移動時間などのすき間時間におこない、対策をしている学生もいました。たしかに移動中や就寝前、学校の休憩時間など、学生生活の中ですき間時間はたくさんありますよね。
これらのすき間時間を活用し、Webテスト対策をおこなうことで、問題の解き方を効率良く定着させられると言えるでしょう。
Webテスト対策の流れ5ステップ
ここまで読んだ人のなかには、Webテストをどのような流れで対策したほうが良いのか、疑問を感じている人もいるでしょう。
ここからはそんな疑問を感じた人に向けて、Webテスト対策の流れを5ステップに分けて紹介します。Webテスト対策の流れを把握し、効率の良い対策を進めていきましょう。
ステップ①志望企業がどのWebテストを実施しているか確認する
前述したとおり、Webテストにはさまざまな種類があります。そのため、Webテスト対策を実施する際は、志望先企業がどのWebテストを実施しているのかを確認しておくことが大切です。
Webテストを実施している業界・企業をまとめている書籍としては、『この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている! 【最新版】 有名企業1300社でこの採用テストが出る!』がおすすめです。
また、志望先企業が決まっておらず、どのWebテスト対策をしようか悩んでいる人は、アンケート結果で実際に受けた割合が多かった「SPI」と「玉手箱」から勉強を始めると良いでしょう。
ステップ②書籍やスマホアプリを利用して一通り問題を解く
志望先企業が出題するWebテストが把握でき、対策するWebテストが決まったら、書籍やスマートフォンのアプリを活用し一通りの問題を解いてみましょう。
最初は問題に慣れておらず、一問を解くのに時間がかかることも多いでしょう。しかし、まずはどのような問題が出題されるのかを実際に解きながら確認することが大切です。
書籍やスマホアプリは、場所を選ばずに問題を解けるため、電車のなかなどのすき間時間を活用してくださいね。また、おすすめの書籍やスマホアプリについては、後ほど紹介しますよ。
ステップ③間違えた問題を繰り返し解いて苦手を克服する
Webテストでは、間違えた問題を繰り返し解いて、その問題に対する苦手意識を克服することが大切です。
たとえば、非言語問題のなかでも「順列・組み合わせ」に時間がかかるとします。その場合、同じ問題集を使って「順列・組み合わせ」に関するさまざまな問題を解いてみましょう。そうすることで、問題の考え方や解き方に慣れ、苦手意識を克服できますよ。
一方で、1冊の問題集を繰り返す際に、理解している問題を何度も解く必要はありません。どの分野に対して自分が苦手だと感じているのか、どの問題を理解していないのかを理解し、その分野・問題に時間を割きましょう。
ステップ④模擬試験を受けて本番の時間配分を学ぶ
Webテストの練習問題を何度も解き、出題される問題の傾向や解き方について理解を深めたら、Webテストの模擬試験を受けてみてください。
そうすることで、本番同様の形式で自分がどれほど問題を解けるかを試すことができますよ。
模擬試験は無料で受けることも可能なので、実際のテスト時間のなかで問題を解き、それぞれの問題に対する時間配分を学びましょう。
ステップ⑤模擬試験の得点が低かった分野を改めて復習する
Webテストではさまざまな分野の問題が出題され、それぞれの分野においてしっかりと点数を獲得する必要があります。そのため、模擬試験を受けてみて、点数が低かった分野については改めて復習し、優先的に改善することが大切です。
一方で、得点の高かった分野に関しては十分に理解している可能性が高いため、対策の時間を減らしてリソースを別のところにかけるのも一つの手です。しかし、解き方を忘れないためにも、少しの時間でも定期的に復習する時間を設けましょう。
例として、一日の勉強時間の割合として、苦手分野には7〜8割ほど、得意分野には2〜3割ほどで勉強を進めると良いでしょう。
Webテスト対策を効率的に進めるための5つの勉強法
前述したとおり、Webテストの難易度はそこまで高くはありません。
Webテストを苦手だと感じる理由の多くは、どのテストも厳しい制限時間が設定されているため、慣れていないことによる時間切れが発生するからです。
ここでは、Webテスト対策を効率良く進めるための勉強法を4つ紹介するので、万全の態勢でWebテストを受けられるようにしておきましょう。
①一つの参考書を繰り返す
Webテストの対策をしようと考えた時、何冊も参考書を購入する人もいるかと思います。しかし、Webテストの参考書は複数のものを使うのではなく、1~2冊を繰り返し解くことが大切です。
なぜなら、1~2冊の問題集を繰り返し解くことで、十分に問題の解き方を定着させられるからです。また、複数の問題集を使っても、問題文が違うだけで基本的に解き方は同じであるため、同じような問題を解くことになってしまうでしょう。
そのため、さまざまな参考書の問題を解くのではなく、1~2冊の参考書に記載されている問題を何度も繰り返し解くことが効果的です。
②Webテストごとの出題パターンを覚える
参考書などで問題を解く際は、Webテストごとの出題パターンを覚えるように意識しましょう。前述したように、玉手箱やTG-WEBなどのWebテストには複数の出題パターンがあり、それぞれ問題数や制限時間は異なります。
そのため、出題パターンごとに、適切な時間配分で問題を解く必要があるのです。
Webテスト当日は、どのパターンで出題されているのかを一問目で判断し、各設問の時間配分を決める必要があります。「この分野が出題されたらこのパターン」と意識しながら対策を進めましょう。
勉強を進めながら各パターンを覚えておくことで、本番でも瞬時に出題内容を把握でき、適切な時間配分でテストを進められますよ。また、パターンを把握していれば、次にどのような問題が出題されるかを予想できるため、スムーズに問題を解き進められます。
③時間内に解くことを意識する
Webテストで苦戦する一番の理由は、制限時間に追われることです。じっくりと考えながら取り組んでいると、いつの間にか時間が過ぎてしまい、すべての問題を解き終わっていない状態で終了してしまいます。
そのため、Webテストの対策として、時間を意識して問題を解くことが大切です。
Webテストの問題数や時間配分は形式によって異なります。自分が受けるテストの問題数と時間配分を参考に、一問あたりの所要時間を考えてみましょう。
一問当たりの所要時間を意識しながら問題を解くことで、時間に追われながら問題を解く意識が定着します。たとえば、ストップウォッチなどを使い、普段から時間を意識して問題を解いてみましょう。
④時間を決めて毎日対策に取り組む
問題の解き方を覚えても、本番までに忘れてしまっては意味がありません。少しずつで良いので、なるべく毎日問題に触れましょう。
人が何かを勉強した際、その内容が時間とともにどれだけ忘れていくかを示した「エビングハウスの忘却曲線」という法則があります。
しかし、ウォータールー大学によると、学習後の24時間以内に10分間復習をするだけで、記憶率は100%に戻るとの研究結果も出ています。
これらのデータからわかるように、一度勉強した内容は定期的に復習することで初めて身に付くのです。そのため、一度ですべてのことを覚えようとはせず、毎日少しずつ勉強をしていくことが、効率的な勉強法だと言えます。
どれに当てはまる? 状況Webテスト対策法とおすすめツール15選
Webテスト対策を考えている人のなかには、まだ始めていない人もいれば、ある程度対策をしている人もいるでしょう。
ここでは、現在のWebテスト対策の状況別に、Webテスト対策法とおすすめツールについて紹介します。現在の自分の状況を照らし合わせて、これからのWebテスト対策をどのように進めるのか参考にしてください。
まったく対策をしていない:まずは書籍で一通り解く
Webテスト対策をまだ始めていない人は、まずは書籍を購入し、一通り問題を解いてみましょう。そうすることで、Webテストがどれほどの難易度なのかを把握できます。また、一通り問題を解いてみたら、一問に対して決められた時間内で解くことを意識しながら問題を解いてみてください。
最初は一問を解くのに時間がかかっても安心してください。何度も解いていくことで問題に慣れていき、一問あたりの解くスピードも上がっていきますよ。
Webテスト対策におすすめの参考書3選
Webテストの対策の参考書は、練習問題だけでなく、解説やそれぞれの分野の特徴についても深く解説しています。ここでは、おすすめの参考書を3つ紹介するので、自分にあった参考書を選びましょう。
これらの書籍は、Webテストの練習問題に対して解き方や解説がしっかりと記載されているため、1冊でも十分な対策ができるおすすめの書籍です。
少し進めている:書籍と並行してアプリを使い苦手分野を克服
Webテスト対策を始めたばかりで少し進めている人は、書籍と並行してアプリも使用していきましょう。なぜなら、アプリは苦手な分野や問題形式を記録できる機能が搭載されていたり、どこでも簡単に問題を解けたりと便利なツールだからです。
そのため、書籍で一通り問題を解き、自身が苦手だと感じる分野や問題形式を見つけられたら、アプリを活用して効率良く苦手な問題を解くようにしてください。
Webテスト対策におすすめのアプリ5選
Webテストの対策は、アプリをダウンロードしておくことで、電車での移動中もWebテストの対策ができます。スマホがあればどこでも対策ができるため、すき間時間を有効活用できるでしょう。
Webテスト対策としてアプリは有効な手段ですが、無料と有料のアプリがあるため、Webテスト対策の予算などと相談しながら、自分に合ったアプリを見つけてみてください。
勉強はかなり進めている:模試で実力チェック
Webテストの練習問題を何度も繰り返し解いて、苦手な分野や問題に対策ができている人は、模試を受けてみましょう。模試は出題範囲のなかからランダムに問題が出題されます。そのため、本番同様の感覚でテストを受けられますよ。
また、時間制限も設定されている場合がほとんどであることから、これまで時間を意識せずに問題を解いていた人は、時間配分を気にしながらテストを進めることになるため、これまでには味わえなかった緊張感を味わえます。
模試で本番同様の緊張感を味わえるため、模試を受けておくことで、Webテスト本番では過度な緊張をせずに臨めますよ。
Webテスト対策にオススメのサイト5選
就活サイトのなかには、Webテスト対策用の問題集を配布していたり、本番に近い模擬テストを実施できるところがあります。模擬テストは、より本番に近い状況で問題を解くことができ、実践的なWebテスト対策として有効です。
ここでは、おすすめの対策サイトを5つ紹介するので、Webテストの対策に役立ててください。
Webテストの模擬試験を実施できるサイトはさまざま企業が提供していますが、サイトによっては会員登録が必要であるなどの条件もあるため、自分に合ったサイトを探してみましょう。
効率的にWebテスト対策を進めて着実に合格へ近づいていこう
就活において、Webテストでつまずく学生も多くいるため、Webテストに対する苦手意識を持っている学生も多いでしょう。しかし、Webテストは、適切な対策をおこなうことで、問題なく突破できる選考です。
慣れないうちは独特な問題形式に戸惑うこともありますが、この記事を参考に、書籍やアプリ、サイトなどを活用し、効率的に勉強を進めていきましょう。また、試験ギリギリでの対策ではなく、余裕を持ったスケジュールで毎日少しずつ勉強することが大切です。
希望する企業から内定をもらうためにも、Webテストの対策を念入りにおこない、選考突破を目指しましょう。
【Webテスト対策の仕事に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2024年1月10日~16日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の60人