志望動機

研究職の志望動機の書き方・評価ポイントを紹介【例文3選付き】

女性研究者も増えているため内定には志望動機が重要

研究職は、かつて男性が主力だった業種でもありました。しかし、女性の社会進出に伴い、昨今では女性研究者も増えてきています。女性ならではの視点で、今まで解明されてこなかったことが解決されているケースもあり、企業側は男女問わず採用をするようになりました。

現在、企業の採用担当者は、応募者の個人のスキルや将来性に焦点を当てて選考をしているので、研究職希望者は面接や履歴書で効果的にアピールすることが求められます。

もともと募集人数が少ない傾向にある研究職は、競争率が高く、内定をもらうのは狭き門ともいえます。内定をもらうためにも、企業を納得させるような志望動機で選考を進んでいきましょう。この章では、研究職の志望動機の書き方や評価ポイントを解説していきます。ぜひ参考にして、今後の就職活動に役立ててください。

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研究職の志望動機の書き方ポイント3つ

まずは、研究職の志望動機の書き方について、ポイントを3つに分けて解説していきます。研究職の志望動機をどのように作成すればいいのかわからないという方も安心してください。順序立てて分かりやすい志望動機を作っていけば、必ず採用担当者に伝わるものとなります。

研究職は、やはり倍率が高いだけに他の応募に埋もれやすくなります。そのため、できるかぎり採用担当者を納得することができるものにしなければなりません。納得しやすい志望動機を作成するためにも、ぜひ今回ご紹介する3つのポイントに沿って志望動機を考えてみてください。

①自分の研究内容と結び付けて書く

研究職の志望動機の書き方ポイント1つ目は、「自分の研究内容と結び付けて書く」です。自分が研究してきたことが、会社にどのように活かせるのかを伝えることで、採用担当者はあなたの実際に勤務するイメージをすることができます。志望動機にどのような分野で貢献できるかを具体的に書くことで、説得力のある志望動機にすることができます。

例えば、具体的なエピソードを志望動機に織り込むことで、過去の経験から得た強みを紹介することができます。さらに、ストーリー性のある内容となり、採用担当者が共感しやすくなる文章となります。共感しやすいということは、納得ができる文章ということです。ぜひ印象に残るような志望動機を書いてください。

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評価ポイント:即戦力が期待できる点

自分の研究内容と結び付けて書くことは、即戦力が期待できる人物であるとアピールできます。

先述したように、具体的なエピソードを伝えることで、過去の経験から得た強みを紹介できます。強みは、学生時代にしか通用するものではなく、社会人になってからも通用します。企業にとって、学生時代に得た強みは、即戦力にもつながると考えられているので、ぜひアピールするようにしてください。

倍率の高い研究職に応募をするということは、何万、何千人というライバルと戦うことになります。ライバルと差をつけるためにも、自分の研究内容と結び付けて書くようにして、即戦力をアピールし、少しでも面接官の心を動かすような志望動機にしましょう。

②企業の取り組みについての興味を具体的に書く

研究職の志望動機の書き方ポイント2つ目は、「企業の取り組みについての興味を具体的に書く」です。なぜ、企業の取り組みについての興味を具体的に書くことが重要であるかというと、志望度の高さを示せるからです。志望度が高いということは、企業の事業を把握しており、自分の研究活動をどのような分野で活かせるかを伝えることができるのです。

企業のことが分かっているからこそ、志望度の高さが伝えられます。選考では、企業は志望度の高さはもちろん、企業理解の度合を見ています。そのためにも、自分の研究活動のアピールだけではなく、企業の取り組みについてもしっかり研究し、興味を記載するようにしましょう。

評価ポイント:企業研究がしっかりできている点

企業の取り組みについての興味を具体的に書くことは、企業研究がしっかりできている点をアピールできます。企業の採用担当者は、自身の会社についてあまり知らない人を入社させたいとは思いません。そして、HPを見ただけの企業理解が浅い人に、次の選考ステップである面接に来て欲しいと案内をすることはありません。そのため、会社理解をしっかりしている応募者には好印象を持つといえます。

応募する会社の企業研究をすることで、その企業の事業や業界での在り方、今後の方針など理解できます。志望動機に企業の取り組みについて書くことで、自社に興味があり入社意欲が高いと思わせることができ、会社の仲間として働くあなたをイメージさせることができます。

③自分が企業に入社後取り組みたい内容を書く

研究職の志望動機の書き方ポイント3つ目は、「自分が企業に入社後取り組みたい内容を書く」です。志望動機には、入社後はどんな仕事をしたいのかまで伝えるようにしてください。入社後に活躍してくれる人材が欲しいのは、どの企業も一緒です。そのため「どのようなことをして貢献するのか」までを伝えなければ、採用担当者の心を動かせるような志望動機とはいえません。

まずは会社のどのような商品や事業に興味があって応募しているのかを伝え、そのうえでどんな分野で活躍したいのかを伝えましょう。入社後の自己実現のイメージを、しっかり持っている人物であるとアピールすることができます。志望動機に自分が企業に入社後取り組みたい内容を書くことで、採用担当者の心に強く残るようなアピールポイントにしましょう。

評価ポイント:ビジョンができている点

自分が企業に入社後取り組みたい内容を書くことは、ビジョンができている点をアピールできます。先に説明したように、志望動機に自分が企業に入社後取り組みたい内容を書くことで、入社後の自己実現のイメージをしっかり持っている人物であるとアピールすることができます。

入社後の自己実現のイメージとは、企業での自身の活かし方です。つまり、社会人になってからのビジョンができているというを証明してくれるのです。当たり前ですが、目標がない人を企業が採用することはありません。

応募者に実現したいことや、達成したい目標があるからこそ、企業は入社後に活躍してくれる可能性を信じて内定を出してくれます。志望動機には、自分が企業に入社後取り組みたい内容を書き、自分のビジョンができている点を大いにアピールしてください。

研究職の志望動機の例文

それでは研究職の志望動機の例文をご紹介します。自分の研究していることで企業に貢献したい例や、家電メーカーの研究職の志望動機の例をご紹介します。研究職の志望動機は、応募者が研究を通じて何を達成したいのかを伝える必要があります。自身の研究してきた経歴を、どのように社会に活かしたいのか具体的に淹れましょう。

また研究職というと、専門分野をアピールすることが多いと思いますが、志望動機ではあまり難しい専門用語を羅列することよりも、企業に貢献したい思いを必ず入れるようにしてください。

人事や採用担当者が、実は専門分野をあまり把握していないパターンもあるので、できれば入社への意欲を表す一文もあると印象が良くなります。それでは下記に3つの志望動機の例を解説と共にご紹介していきます。

例文①

(例)「私は環境保全が好きで、大学院では●●を研究しております。●●分野では私の研究している●●技術はコストが高いため、なかなか一般的に使用されてはいません。しかし、私が研究していた●●では、コスト削減方法を発見し、今後の●●における生産性を高める可能性を見出しました。御社の〇〇製品では●●技術の採用はされていないかと思います。ぜひ私の研究活動を通じて、御社の研究職として貢献したいです。」

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自分の研究結果を企業の製品に提供したい思いを込めた例です。少々上から目線にも感じますが、実は研究職では専門的な即戦力が一番に求められるため、このような見解を持っていることが好印象につながるケースもあります。あまりにも上から目線な内容だと悪い印象しかないので、注意してください。

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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

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例文②

(例)「私は世の中に新しいものを発信していくことにやりがいを感じるため、研究職になりたいと強く思うようになりました。大学では●●を専攻し、大学院では●●を研究しました。そして、〇〇の将来性が今後日本だけではなく世界のイノベーションとして求められる可能性があると感じ、●●において高い生産性と技術を誇る御社で活躍したいと思いました。私が研究していた●●を、御社の技術製品の発展に結びつけ、世界規模の事業に携わりたいと思います。」

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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自分の専攻分野と、企業の主力事業を関連づけた例です。自身がなぜ研究職を志望したか、そして研究分野をどのように活かしたいかがきちんと説明されています。活躍したいイメージが詳細に書かれているので、面接でも使いやすい志望動機です。

例文③

(例)「私は、御社の生活家電製品の改革を実現したいです。現在私は、電化製品における電子部品の性能向上について研究しています。いかに電力を抑え稼働させるかが自分の課題であり、研究を重ねてきました。御社の生活家電製品は、日本中の生活シーンを支え続け、今や世界に展開するグローバルな必需品です。私は御社のように世界中から求められる生活家電製品の革命に携わり、社会と文明の発達だけではなく、研究活動を通じて地球環境を守る生産活動をする人物として貢献したいです。」

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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家電メーカーの研究職の志望動機の例です。企業がどのような商品を販売していて、その商品にどのように貢献したいかを伝えています。さらに自身の研究活動の内容も伝えることができているので、説得力のある志望動機になっています。

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研究職の志望動機はポイントを参考に具体的に書こう

この章では、研究職の志望動機の書き方や評価ポイントについて解説してきました。全体像はつかめましたでしょうか。倍率の高い研究職への応募は、自身が何をしたいのかをしっかり伝えて、企業にどのように貢献できるかを伝えることがカギとなります。そのうえで、今まで自分が経験してきたことをもとに即戦力であることをアピールし、入社後にどのような取り組みをしたいのかビジョンをはっきりさせることで、説得力のある志望動機となります。

どの業界、業種にもいえることですが、曖昧な将来像では採用担当者を納得させることは難しいです。特に研究職の場合は即戦力であることが求められるので、自身の魅力を大いに伝えられる志望動機を作成してください。研究職の志望動機を考えるのが億劫になっていた方も、今回ご紹介したポイントを参考にしてぜひ具体的に書くようにしてください。

志望動機構成のコツについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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