志望動機

志望動機の構成を考える際に押さえておくべき3つのコツ【参考にできる例文3選とポイント】

志望動機の構成のコツ①結論

履歴書やエントリーシートの志望動機をどのような構成で書くかは、書類選考を左右する大切な部分です。志望動機におけるベストな構成は、「①結論②その結論に至る具体的な例③志望する会社でやりたいこと」となります。②の具体的な例の中には、「その業界の志望理由」「その企業の志望理由」といった2点を含むと、好印象を与えられるでしょう。

結論は短くした方が印象を残せる

志望動機の構成の最初にくる結論では、その会社を志望する理由や動機を一言で述べて、読み手に印象を残します。例えばビールメーカーならば、「御社のビールが大好きなので、商品に携わりたくさんの人を幸せにしたいと思った」といった内容です。長文すぎると結論にならず、印象が薄くなってしまいますので、短い結論にすることを心がけましょう。

志望動機の構成のコツ②具体的な例

志望動機の構成で結論を述べた後は、具体例を挙げていきます。その際、ただやみくもに具体例を挙げるのはNGです。「数ある業界の中でなぜその業界を選んだのか」「どうしてその企業を志望するのか」を、しっかりと構成に組み込んでください。例えば、製薬会社を志望する場合は、「過去に風邪をひいたり怪我をした際に薬で治療したら、他の製薬会社の製品よりも効果があり、自分も提供する側として働きたいと思った」といった内容になります。他にも、「大学時代に学んだことや研究したことを志望企業で活かしたい」というのも、志望動機として良いでしょう。

新鮮な志望動機を混ぜるのも◎

自分の体験談を交えるのも、志望動機で使えるコツです。「企業研究をして顧客の声を大切にしている部分に共感した」「会社訪問やOB訪問で、職場の雰囲気の良さや仕事内容に魅力を感じた」など、就職活動のなかで出てきた新たな志望動機を文章に加えていくと、新鮮味があって良いでしょう。

志望動機の構成のコツ③会社でやりたいこと

志望動機の構成を締めくくるのは、「自分がその企業に就職したらやりたいこと」です。下記のポイントを押さえながら作成すると、好印象を残せるでしょう。

・入社してやりたいこと・5年後や10年後のビジョン・その会社を通じて社会のために貢献したいこと

5年後や10年後といった先々のビジョンは難しいかもしれませんが、入社してやりたいことや将来の夢と考えれば、イメージが掴みやすいでしょう。

自分の強みが会社や社会に貢献できるとアピールする

その企業への熱意だけでなく、「会社のために自分ができること」「社会貢献を考えていること」が、志望動機の構成では重要です。自分本位にならず、自分の強みが会社の未来、ひいては社会のためにできるという点をアピールしましょう。志望動機が出来上がったら、ぜひ身内や友人、就職課の人に見てもらうと良いです。「分かりやすい構成になっているか」「印象の薄い志望動機になっていないか」という部分を、確認・指摘してもらいましょう。

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志望動機の例文3選

志望動機の構成のコツを、3つご紹介しました。就活の序盤におこなわれる書類選考を突破するのは、内定を得るための第一歩です。志望動機を作成する際には、上記でご紹介した「結論→具体例→会社でやりたいこと」という流れを、ぜひ意識してください。志望動機で少しでも採用担当者に好印象を残せれば、それだけ書類選考を突破できる確率が上がるでしょう。以下では、上記の構成のコツを見てもイマイチ分からないという人に向けて、志望動機の例文を3つご紹介します。それぞれの例文のポイントも解説しますので、参考にしてください。コツと例文を知ることで、志望動機の書き方をマスターしましょう。

例文①バリアフリーの会社

私が貴社を志望したのは、生活のなかにもっと多くのバリアフリーを取り入れたいと考えたからです。私の祖母は、生まれた時から足が悪く、車いすで生活していました。私は祖母が好きだったのでよく一緒に外出をしていたのですが、その際に苦労したのが、階段の上り下りです。子どもの力では車いすを持ち上げることもできず、スロープのない建物にはほとんど入れませんでした。その思い出がきっかけで、社会にバリアフリーを提供したいと考えるようになりました。貴社は、バリアフリーを提供する会社のなかでも、多くの実績を残し信頼を勝ち取っています。今後も成長を続けるであろう貴社で、バリアフリーの知識を深めながら、提供する側として活躍したいと考えております。

バリアフリーの会社を志望する学生の例文をご紹介しました。この例文のポイントは、あえて消費者目線で感じたことを伝えている点です。「自分が苦労したのでどうにかしたいと思った」という伝え方をすると、採用担当者によっては、「新しい風を吹かせてくれるかも」という期待をします。そう思わせることができれば、期待の応募者として書類選考を通過できる可能性が高くなるでしょう。注意点として、消費者目線を志望動機に混ぜ込む際は、クレームのようにならないように気を付けてください。

例文②病院の医療事務

高校と専門学校で培ったスキルを活かしたいと思い、貴院を志望しました。高校時代、パソコン部に所属していたため、エクセルやワードを扱うスキルに自信があります。そのスキルを活かせる仕事を探していた際に、医療事務という職種に興味を持ち、専門学校へと進学しました。医療費算定や医療知識を習う授業がとても楽しくて、さまざまな資格に挑戦していくなかで、医療事務として働きたいという思いが強まりました。貴院は、国立病院のため患者数がとても多く、迅速な対応力と高度なパソコンスキルが求められます。そんな貴院でこそ、私が高校と専門学校で培ったスキルを活かせる職場だと感じています。

スキルを活かしたい気持ちから、医療事務を目指し始めた学生の例文をご紹介しました。この例文のポイントは、自分が持つスキルをさりげなくアピールしているところです。企業側が選考時に気にしている部分の1つとして、「きちんと仕事ができるか」が挙げられます。どんなにやる気のある学生でも、知識がゼロの状態で入社されれば、教育する手間がかかってしまいます。教育に時間がかかればそれだけ業務が滞るので、企業側としては困ってしまうでしょう。志望動機である程度のスキルがあることをアピールすると、企業側を安心させられるのです。

例文③保育園の先生

私が貴園を志望した理由は、子どもが好きで、その成長に関われる仕事をしたいと思ったからです。中学生の頃、年の離れた妹が生まれて、毎日お世話をしていました。おむつ替えなどが難しくて苦労することも多かったのですが、可愛い妹の成長に携われることが何よりも嬉しかったです。そこから保育園の先生を目指し始め、現在までピアノを習得するなどの努力をしてきました。貴園は、0~5歳までを対象とした保育園のため、園児の数がとても多いです。その分、多くの園児と関わりながらお世話をすることができると考えています。以上が、私の志望動機です。

保育園の先生を目指す学生の例文をご紹介しました。この例文のポイントは、自分の体験をもとにしているという点です。実際に子どもの世話をしていくなかで、苦労した点や嬉しかったことを挙げています。そういった実際の体験と感想を伝えると、採用担当者に、採用されて働き始めたときのイメージをわかせることができるのです。働いているイメージを上手にわかせられれば、次の選考に進める確率がぐっと上がるでしょう。

3つの構成のコツを知って魅力的な志望動機を作成しよう

書類選考の段階で振り落とされないためにも、志望動機の構成では、最初に結論を書きましょう。その後に具体例、締めとしてその企業でやりたいことを書くのが、志望動機を作成するコツです。印象深い志望動機が書ければ、書類選考を突破できます。構成の順序を頭に入れたうえで、どのくらいその企業を志望していて、どのように社会に貢献できるかをアピールするのが、大切なポイントとなるのです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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