自己PR

1分で自己PRをする方法【例文アリ】|苦手意識がある人が最低限おさえておきたい3つのポイントとは?

就活生なら誰もが悩む「じぶんアピール」

自己PRを1分で行うことは可能でしょうか?新卒の就活では自身の人柄や人間性をアピールすることが大切になるため、自己PRは非常に大切になります。しかし自己PRはただ長々と行えば良いというものではありません。

制限時間が限られている場合がほとんどですし、長々とアピールを行っても面接官の印象に残らず、選考で不利になってしまう可能性もあります。就活では印象に残るということが大切になるため、限られた時間で簡潔に自己PRをする必要があるのです。

1分程度で簡潔に自己PRをすることで面接官の印象にも残りやすくなり、より良い評価を得ることが出来ます。自己PRを簡潔に行うためにはポイントがあるので、まずはそれを踏まえて作成していきましょう。

そもそもなぜ自己PRをするのか

就活では、自己PRが非常に大切です。就活では自己PRに限らず志望動機などの様々なアピールがあります。志望動機であればその企業に勤めたい理由を伝え、企業での仕事に対する熱意や成長意欲をアピールするという意味でも、重要だということが分かりますが、自己PRを行う理由とはなぜでしょう。

新卒の就活では黒髪にスーツが基本で、他の就活生と足並みを揃えて就活を進めていく必要があるので、過剰な自己主張は嫌われる場合もあります。しかしそれでも自己PRをしっかりと行うことは大切です。良い自己PRをするためにはまずはその意味を知るところから始めましょう。

あなたがどんな人物なのか知りたい

就活で自己PRを行う理由としては企業があなたはどんな人物なのか、その人間性や人柄などを知りたいと考えているからです。新卒の就活では能力重視の即戦力採用ではなく、成長力や人柄を重視して採用が決定します。そのため人柄や人間性を知るということが非常に重要になり、それを知るために自己PRだと考えられます。

企業の採用担当者は自己PRを通じてあなたがどんな人物かを知りたがっていますので、自分の人柄を伝えるということを意識して自己PRを作成することが大切になります。その際の注意点としては志望動機などとの関連性に注意するということです。

就活において自己PRは大切なものですが、それと同様に志望動機も大切になります。就活では何か一つで評価が決定するのではなく、総合的な判断で評価が決定しますので、それぞれが連動し、しっかりとリンクしているということが大切になるのです。

伝えたいことを「簡潔」にまとめる能力があるか

新卒の就活では人柄重視で採用が決定しますが、それは能力が全く求められていないというわけではありません。人柄重視であっても能力をアピールするということは大切であり、企業も人柄が良く、能力も高い優秀な学生を採用したいと考えています。

自己PRではそれぞれが自身の能力についてアピールをすることになりますが、全員に共通して伝えたいことを「簡潔」にまとめる能力があるかということも重要です。就職後は、限られた時間の中で要点を短く伝える能力が求められますので、その能力が現時点でどれだけ備わっているかも見られています。

社会人になってからは短い時間でいかに要点をまとめて情報を伝えることが出来るかということが重要になるため、その能力を確認するために自己PRがおこなわれているのです。

表情や話し方から人間性を見ている

自己PRではその人の人柄や人間性が見られていますが、それは自己PRの内容に限ったことではありません。自己PRの内容も含めて、その話し方や話しているときの表情などからも人間性は見られています。自己PRの内容は事前に練り上げて、じっくりと考えることが出来ますが、話し方や表情などは素が出ることも多いです。

面接官はその素の部分を見たいと考え、学生に自己PRを求めています。表情や話し方によって印象が変わるということは裏を返せば、そこにも注意を払えば高評価を得ることが出来るということです。緊張のなか、自信を持って話すことが出来れば好印象となる場合も多いですし、営業職ならなおさら愛嬌やはきはきと話すことが求められるので、その点についても意識するようにしましょう。

自己PRでこれだけは絶対に外せない3つのポイント!

自己PRではその人の人柄や人間性、伝えたいことを簡潔にまとめる能力があるかが見られていますので、それらを効率的にアピールすることで面接官の印象に残り、かつ好印象を与えることが出来ます。効率的にアピール出来るかどうかが選考の合否に影響しますので、自己PRは綿密に練り上げなければなりません。

しかしただ自己PRを考えるだけでは効果的なアピールをすることは出来ません。考える際には気をつけるべきポイントが3つあります。それらの点をしっかりと理解して伝わりやすい、印象に残りやすい自己PRを作成していきましょう。

アピールしたいことは1つだけ

自己PRでは自分がどんな人間かを伝えるとともに自分がどのように優れているのか、採用するメリットを伝えていく必要があります。そのため出来るだけ多くの能力をアピールしたいと考える人がいますが、自己PRに多くの内容を盛り込みすぎるのはNGです。

自己PRを含めて選考でのアピールタイムは基本的には1分程度です。1分で簡潔にまとめることが出来るというのが前提であり、その中でどのようにアピールが出来るかが問われています。1分間で伝えられる内容はおよそ250~300字程度に限られているのでその範囲でまとめようと思えばアピール出来る内容はひとつに絞られます。

アピール内容を増やしてもそれを補強する材料が少なくなるだけですので、より自分を印象付け、効果的にアピールしたいのであればアピール内容はひとつに絞りましょう。

具体的なエピソードとそれにまつわる数字を入れる

自己PRをする際の文章構成は、まず結論としてアピール内容を提示し、自身の経験やエピソードなどを基にそれを根拠づけていくということになります。結論から先に提示することでアピール内容にインパクトを持たせることが出来ますし、何をアピールしたいのかを明確にすることが出来ます。

就活では自己PRに限らずアピールする際には結論から話すということが鉄則になりますので必ず覚えておきましょう。結論を提示すれば次はその根拠となるものを提示していくことになりますが、ここでも注意が必要です。結論の根拠となるものですので当然信用性がなくてはなりません。

信用性を出すためにはより具体的なエピソードや数字を用いることが大切になります。エピソードの情景や数字の規模感が相手の理解を深める手助けをしますので、結論の説明は必ず具体的に行うようにしましょう。

「、」で文章を繋げ過ぎない

自己PRでは簡潔に伝えるということが前提条件です。どれだけ素晴らしい内容であっても簡潔にまとめられていなければそれだけで低評価となってしまう可能性がありますので、まずは簡潔に伝えるという点を意識しなければなりません。自己PRを簡潔にするポイントとしては「、」で文章を繋げ過ぎないことが大切です。

文章を繋げ過ぎてしまうとそれだけ簡潔ではない印象を与えてしまいますし、何をアピールしたいのかが分かりにくくなってしまいます。長文になり過ぎると読み手だけではなく、自分自身も何についてアピールしていたのかよく分からなくなってしまうという場合もあります。回りくどくならないよう、1~2文で区切ることを意識して自己PRを作成していきましょう。

1分間で行う自己PRの例文3選

それでは次に、上記の点を踏まえたうえで、具体的な例文を3つ紹介します。面接での自己PRは、1分間で300字前後の内容にします。まず最初に、自分のアピールしたいことを1つだけ結論として挙げ、次にその結論を表す具体的なエピソードを盛り込み、最後に自分の良さがどのように貢献できるかをアピールします。

話をする時の視線は、最初に自己PRをするように質問してきた面接官に向けて話し始めます。次に、左右の面接官にも視線を配りながら、早口にならないようにテンポに気を付け、はっきりと明るい声と表情で話しましょう。

例文①

私の強みは、リーダーシップがあるところです。大学時代は、学生執行部代表として、学生同士の交流を図るべく様々な年間イベントを企画し、キャンパスを盛り上げてきました。執行部では、大きなイベントとして、4月に新入生のオリエンテーションがあります。私はこのイベントで、新入生と上級生の親交を図ることを目的としたゲームやスポーツを企画しました。その結果、オリエンテーション終了後の新入生のアンケートで、この大学に入学できて良かったと好評を得ることができました。この経験で、私は仲間の意見をとりまとめながら、ひとつの物事を作りあげていくことの醍醐味を覚えました。このリーダーシップを活かし、貴社に入社後も周囲と協力しながら、積極的に仕事に取り組む所存です。(323文字)

結論を最初に持ってきており、それを端的に表現することで相手に自分の強みが伝わりやすい内容となっています。執行部のイベントである新入生オリエンテーションが、結論の根拠を示す具体的エピソードとなっており、その企画内容やアンケート評価からも、この学生の貢献度が伺えます。自己PRの最後では、この経験から得た強みを今後の仕事で活かしていきたいという意欲がアピールできています。

例文②

私の長所は、要領よく立ち回ることができる点です。私は、学生時代に居酒屋でアルバイトをしており、講義終了後に週5日のシフトで働いていました。お店は毎日盛況で、学生の本分である学業とアルバイトの両立は大変でした。しかし、アルバイトを言い訳にせず勉学に励み、単位を落とすことなく卒業見込みとなりました。アルバイト先では、来店客の席案内からオーダー、注文商品の提供、レジ打ち、清掃までを担当し、効率の良い動線を描くことで、仕事のスピードアップを心掛けました。私はこのアルバイトで、複数の事柄を同時進行するスキルを身につけることができました。入社後は、広い視野を持って、幅広い業務で活躍したいと考えております。(300文字)

この例文では、長所としてPRしている要領のよさを、①学業とアルバイトの両立、②忙しい居酒屋で効率よく働く、という2つの面から表すことができています。社会人として、仕事を要領よく進めることができるというのは、雇う側にとって貴重な人材となります。どんどん新しいことを任せ、吸収してもらえるのではないかという企業の期待感にも繋がるでしょう。アルバイト経験を通して身につけたスキルを、説得力のある内容で伝えることに成功しています。

例文③

私の長所は何事も諦めずに最後までやり遂げることが出来るということです。私は大学時代に野球部に所属していました。私の所属するチームは万年3部リーグでなかなか上位リーグに昇格することが出来ませんでした。私はチームメイトに呼びかけ、リーグ昇格を目標に練習を続け、チームメイトも練習に精を出していたものの、負けが続き、リーグ戦で何度もチャンスを逃すうちにモチベーションも下がってしまいました。しかし私は諦めずに人よりも多く練習をし、リーグ昇格を目指しました。その結果リーグ昇格がかかった最後の試合で、私がサヨナラのヒットを打ち、2部リーグ昇格を果たすことが出来ました。私は入社してからも何事も諦めずに続け、成果を出していきたいと考えています。(317文字)

まずポイントとしては何をPRするのか、その結論が1文目に記されているため何についてのアピールなのかを明確にすることが出来ています。2文目以降では結論の根拠となるエピソードとして大学時代の部活動が書かれており、チームがどのような状況だったのか、どのような目標を立てたのかを具体的に書くことでよりイメージしやすく、信憑性も高くなっています。

また、3部リーグや目標の2部リーグなどのように数字で示すことでさらにイメージしやすくなっているのもポイントです。チームメイトが諦める中でも1人必死に練習を重ねることで最後の試合で活躍でき、目標を達成することが出来たと結論を裏付ける確かな実績も示すことが出来ています。またその能力を活かして活躍したいという意思表明も好印象です。

自分が知らない「クセ」に気付こう!

自己PRは前述したようにその内容だけではなく話し方や話しているときの表情も評価の対象となります。それらについてもしっかりと意識をすれば高評価を得ることも可能ではありますが、面接の緊張した空間の中でそれらを意識するのは非常に難しいことです。

また意識次第で変えることが出来るものとは言え、いきなり本番で行うのは至難の業になり、面接の対策の一つとして話し方や表情なども事前に練習しておくようにしましょう。面接で最も大事なのは第一印象ですので、面接冒頭の表情や立ち振る舞いをどのようにするのかをしっかりと考えておきます。

練習として鏡で自身の表情を確認したり、実際に動画を撮るのもおすすめです。自分の様子をしっかりと確認して、どのような話し方や表情が魅力的に映るのかを考えてみてください。

1分間はお互いに不快感のない時間

就活においては自己PRは非常に大切です。自己PRからはその人がアピールする能力だけではなく、話し方や表情などからも人間性を見ることが出来ますし、伝えたいことを簡潔にまとめることが出来るかなどの能力を見ることも出来ます。

また数あるアピールポイントの中からなぜその題材を選んだのかなどによって人柄も知れます。自己PRは自分を深く知ってもらうためなので、しっかりと練り上げて作成しましょう。自己PRを簡潔に伝えるポイントとしては1分間でアピール出来るかどうかです。

1分という時間は話し手、聞き手の両方にとって不快感のない時間と言えます。内容を最も効果的にアピール出来る時間でもありますので1分間で伝えることを意識して魅力的な自己PRを作成しましょう。

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監修者プロフィール

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吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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