業界研究

ベンチャー企業でのインターンのメリットとは? 探し方まで徹底解説

目次

  1. ベンチャー企業のインターンで人生の選択肢が増やせる
  2. 就活生に聞いた! 参加したインターンの期間
  3. ベンチャー企業の定義
  4. 就活生に聞いた! ベンチャー企業に対するイメージ
  5. 長期インターンを開催するベンチャー企業も多数
  6. ベンチャー企業のインターン内容は多岐にわたる
  7. インターンの募集時期は決まっていない場合が多い
  8. ベンチャー企業でインターンをする4つのメリット
  9. ベンチャー企業でインターンをする3つのデメリット
  10. ベンチャー企業のインターンの探し方
  11. 就活生に聞いた! インターン先の応募基準
  12. ベンチャー企業のインターン情報が載っているサイト
  13. 就活生に聞いた! インターン情報の調べ方
  14. おすすめベンチャー企業
  15. ベンチャー企業のインターンで就職への道筋を作ろう

ベンチャー企業のインターンで人生の選択肢が増やせる

世の中にはさまざまな企業がある中で、ベンチャー企業は毎年志望する学生も多く、近年人気です。華やかなイメージや、自分にあった働き方を選べるイメージがあるため、多くの就活生にとって憧れの業界とされています。

その一方で、実際ベンチャー企業とはどのような企業を指しているのかを、知らない方は多く、結局見知った有名企業ばかりエントリーし、選択肢を狭めてしまう人もいます。

そこで、ベンチャー企業のインターンシップに参加するのがおすすめです。ベンチャー企業の仕事への理解が進むことで、自分に向いているのか・向いていないのかを判断することができます

「ベンチャー企業に興味がありインターンに参加したい」
「ベンチャー企業への就職を志望している」
「裁量が大きい仕事をしたい」
「何がしたいかは明確ではないけれどベンチャー企業に興味がある」

という方はぜひこの記事を参考にベンチャー企業のインターンシップに参加してみてください。

就活生に聞いた! 参加したインターンの期間

ベンチャー企業がどういった企業のことを指すかを説明する前に、就活生の皆さんがどれだけインターンに参加しているかを紹介します。

参加したインターンの期間

多くの人が1週間以内の短期インターンに参加しているという結果がわかりました。後述しますが、多くのベンチャー企業が3ヵ月以上の長期インターンも募集しています。ベンチャー企業のインターンのメリットも紹介していくので、ぜひこの記事を読んで参加を検討してみてください。

ベンチャー企業の定義

ベンチャー企業のインターンの解説の前に、ベンチャー企業とは何かを理解しておきましょう。ベンチャー企業とは何かを理解するためには、言葉の定義を理解しておくことが大切です。

言葉の定義を理解しておくと、ベンチャー企業の理解が深まりやすくなります。まずはベンチャー企業とは何かの定義を明確に理解しておきましょう。

ベンチャーとは、冒険的な企て、冒険を意味する言葉が転じて、収益が未確定の新規事業全般についてもベンチャーと呼ぶようになりました。つまりなんらかの冒険を伴う事柄をベンチャーと呼ぶのです

そしてベンチャー企業は就活だけではなくビジネスでも頻出のワードですが、実は明確な定義はありません。ベンチャー企業は和製英語であり、海外におけるベンチャーとは意味が少し違っているため注意が必要です。

明確な定義こそありませんが、ベンチャーと呼ばれる企業は、共通した特徴を持っています。どのような特徴を持つ企業がベンチャー企業なのかを知り、基本的な意味を理解しましょう

また仕事内容を知っておくと、企業に対して的確なアピールをし、選考を有利に進めることができます。ぜひ仕事内容も確認しておきましょう。

あなたが受けない方が良い職種を確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

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新興企業

日本におけるベンチャー企業の多くは、新興企業の意味で使われます。創立して間もない企業で、高い成長を続ける注目の企業をベンチャー企業と表現することが多いです。

新興企業=新しい企業の意味です。しかし明確な年数は特に決まっておらず、おおよそ創立5〜10年程度が新興企業に該当します。

そのため月日を重ねてベンチャーから一般企業へと変化します。しかし近年では、ベンチャー企業と一般企業を分ける明確な基準はありません。

単に創業から歴史が浅いというよりも、創業から高い成長を続けている企業をベンチャー企業と捉えておくと間違いないでしょう

新技術・サービスを提供している

新技術やサービスを提供する新興企業も、ベンチャー企業と呼ばれます。ベンチャーには「冒険的」という意味もあるため、革新的なビジネスを起こす企業は、ベンチャー企業に該当します。

IT業界=ベンチャー企業とイメージされやすいのはこの点にあり、IT業界は先端技術、新しいサービスを生み出すことが多いことからベンチャー企業の割合が高くなっています。

もちろん、「新技術・サービス」を提供することがベンチャー企業の条件であるため、IT業界以外でもベンチャーに該当する企業は多くあります。

また、IT業界の企業でも既存の技術やサービスを提供する場合は、ベンチャー企業には該当しません。業界や企業ではなく、企業が扱う技術、サービスが対象になると考えましょう

ベンチャーキャピタルから投資を受けている

ベンチャー企業は、ベンチャーキャピタルから投資を受けている企業も該当します。ベンチャーキャピタルとは、新興企業に対して投資をおこなう投資機関、企業であり、海外ではベンチャー=ベンチャーキャピタルそのものを指します。

ベンチャー企業は新興企業であり、資金力が不足していることも多いため、事業を起こすには投資を受けなければなりません。

しかし、銀行からの融資は、明確な事業プランや実績がなければ難しいことも多く、まったく融資をしてもらえないこともあります。資金力の悩みを解決するのがベンチャーキャピタルであり、銀行よりも融資を受けやすいのが特徴です。

また、ベンチャーキャピタル以外でも、個人から投資を受けて設立した企業もベンチャー企業と呼ぶことがあるため、定義の幅は広いです

就活生に聞いた! ベンチャー企業に対するイメージ

ベンチャー企業に対するイメージ

ベンチャー企業と定義される会社の特徴をみてきましたが、就活生の皆さんのなかではベンチャー企業に対してどのようなイメージがあるのでしょうか。就活生の皆さんが抱くイメージを調査したので、ここで確認してみましょう。

若いうちから裁量権がある・自由度が高いなど肯定的なイメージをもつ学生が多数

集まった回答の多くは、若いうちから裁量権があり成長できそうなど、ベンチャーに対して好感をもつものでした。

人数が少なく、一人に割り振られる仕事が多いため、若いうちから成長できると肯定的にとらえている就活生が多いようです。また、人数が少ないうえに若い社員が多く、風通しのよい環境と考えている人もいるようです。

仕事量など厳しいイメージをもつ回答も散見

一方で、裁量が多い分仕事量の負担や、教育環境の不整備など、厳しい環境であるイメージを持っているという声も散見されました。

ベンチャー企業に対してネガティブなイメージもいくつかあるようです。仕事量・裁量や自由度と教育体制は表裏一体で、企業によってそのバランスはさまざまです

自分に適した裁量や、自分の成長に必要な環境が整っている企業を探すためにも、いくつかインターンに参加してみるのが効果的でしょう。F

長期インターンを開催するベンチャー企業も多数

ベンチャー企業のなかには長期インターンを開催する企業も多くあります。そのためここでは、長期インターンの特徴について解説していきます。

長期インターンの特徴を知ることで、ベンチャー企業でのインターンが自分に向いているのか・向いていないのかを判断することができます。

さらにベンチャー企業のインターン生として働くことにやりがいを感じそうか、すぐやめてしまいそうなのかも判断することができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

期間の目安は3ヶ月以上

長期インターンはその名の通り、インターン期間が短期インターンと比較すると長いことが大きな特徴です。ベンチャー企業に長期インターンが多い理由は、インターンに参加してくれた学生を採用につなげるためです

期間については企業ごとに変わりますが、多くの場合は3か月以上が目安となります。インターン期間が3か月を超える長期間なので、会社の様子を確かめるというレベルではなく、実際に社員と同じ仕事を任せてもらえるでしょう。

そのため長期インターンで良い評価を得られれば、新卒採用に直結する可能性も高くなるのです。3か月以上一緒に働いた人間ですから、どんな働きぶりか・人間性かをある程度把握できます。

何も知らない就活生と、長期インターンで一緒に働いた新卒でしたら、やはり後者のほうに好印象を持つのは必然と言えるでしょう。そのため長期インターンをすることで選考を有利に進められる可能性が高いのです

以下の記事ではインターンの時期の違いや、それぞれの特徴を詳しく解説しています。併せて確認してみてください。

全ての学生が対象

長期インターンはすべての学生が対象です。そのため近年では就活をおこなう3、4年生だけでなく、1年生から参加している人も増えています。高校時代から就職先を決めている人は、志望先の企業が長期インターンを開催している場合、参加して損はないでしょう。短期インターンだと対象は就職活動をおこなっている就活生です。

短期インターンでも一緒に働くことになりますが、学生はあくまで会社や実務の雰囲気を知ることが目的となります。そして企業は企業の認知度向上を目的に短期インターンを開催しています。

一方、長期インターンを開催している企業では即戦力の人材確保を目的にしている所も多く、ここが短期との違いです。だからこそ長期インターンは就活生だけ対象にする必要はなく、1年生から4年生まで対象にしている企業が多いのです。

給与が発生する企業が多い

長期インターンは社員と同じ実務をこなさなければなりません。そのため給与が発生する企業がほとんどです。短期インターンの場合は、基本的に給料は発生しません。

短期インいターンは1日~1週間程度で、内容もグループワーク、ディスカッション、講義が中心の企業も多く実務はありません。「うちはこんな会社ですよ」と学生に知ってもらう説明会のような感覚の企業も多いため、給与が発生することはないのです。

しかし長期インターンの場合、正社員の手伝いなど補助的な仕事からはじまり、社会人としての教育もおこなわれます。優秀だったり信頼関係ができたら、社員と同じ裁量を与えてくれる企業もあるぐらいです。そのため長期インターンでは給与が支払われます。

ベンチャー企業のインターン内容は多岐にわたる

ここからはベンチャー企業のインターン内容について解説していきます。ベンチャー企業のインターン内容は、企業の社風によって内容が多岐にわたります。

そのため今回はベンチャー企業のインターンの内容として最も多い、事業の成長にかかわるものと営業にかかわるものを2つに分けてご紹介します

インターン内容を知ることで参加したいと思うのか。はたまた参加したくないと思うかを判断することができます。

さらにベンチャー企業の一員として働くことにやりがいを感じそうか、すぐやめてしまいそうなのかも判断することができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

基本的に既存事業の成長にかかわる内容が多い

ベンチャー企業のインターンは基本的に既存事業の成長にかかわるものが多いです。ベンチャー企業は基本的に事業の成長を目標に社員さんは日々奮闘しています。

さらにベンチャー企業は大手企業と比較すると、従業員数が少ないです。そのためインターン生にも社員さんと同様の業務にかかわれることが多いのです。結果的に既存事業の成長にかかわる内容が多くなります

そして既存事業の成長にかかわるものとしては以下のようなインターン内容が挙げられます。

既存事業の成長にかかわるインターンの例

マーケティング関連
広告運用
sns運用
ライティング
商品企画

一般的に大手企業のインターンでは任されることが少ない業務内容を、ベンチャー企業では任せてもらえます。上記インターン例に興味がある方はベンチャー企業のインターンに参加すると良いでしょう

営業をおこなうこともある

ベンチャー企業のインターン内容の2つ目は営業をおこなうことです。繰り返しになりますが、ベンチャー企業は事業の成長を目標にしています。

事業を成長させるためには顧客や取引先を増やす必要があります。そして顧客開拓や取引企業を増やすための営業活動を、インターン生に任せるベンチャー企業は多いです

就活生にとって対企業・対一般消費者問わず営業を経験できることは、アルバイトでは得られない経験でしょう。そのため面接で学生時代に頑張ったことについて聞かれた際にも、自信をもって答えられるでしょう。

つまりベンチャー企業の営業職のインターンに参加することで就活を有利に進められる可能性があるのです

具体的に営業をおこなうインターンとしては以下のようなインターン内容が挙げられます。ぜひベンチャー企業のインターンの参考にしてみてください。

営業をおこなうインターンの例

営業
営業サポート

インターンの募集時期は決まっていない場合が多い

ベンチャー企業は長期インターンシップが主流です。そして長期インターンシップの場合は募集する時期が決まっていない企業がほとんどです

短期インターンシップは、大学3年生を対象としています。そのため募集する時期は本選考前や、大学の長期休暇前後が多いです。

また短期インターンシップは締め切りが決まっていることは少なく、ナビサイトを通じての募集もおこなわれていたり、「今年はインターン生を募集しない」と年ごとに変わる企業もあります。

一方、長期インターンシップは、就活生向けに開催されているのではなく、参加できる対象は大学1年~4年と幅が広いのが特徴です。そのため募集時期を本選考前や、大学の長期休暇前後に併せる必要がないのです。このことからも募集する時期が決まっていない企業がほとんどです。

さらに長期インターンシップは募集人数も少ないです。参加してみたい人は募集を見つけたら早めにチャレンジすることがおすすめです。

ベンチャー企業でインターンをする4つのメリット

ここからはベンチャー企業でインターンをするメリットをご紹介します。メリットを見ておくことでベンチャー企業のインターン生として働くことにやりがいを感じそうか、すぐやめてしまいそうなのかを判断することができます

自分に合っているかどうかを判断するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

①裁量の大きい仕事を任せてもらえる

ベンチャー企業は少人数でさまざまなプロジェクトを推進していることが多いです。そのため猫の手も借りたいほどに忙しいという企業も中にはあります。意欲的なインターン生にはプロジェクトメンバーの一員として、裁量の大きい業務を任せてもらえることもあります。

そして裁量の大きい仕事を担当することは、ビジネスの基礎を身に着け、成長したいと考えている就活生にとってはメリットと言えるでしょう

裁量が大きいと言ってもすべてを任せるというのではなく、丁寧にサポートもしてくれます。ただし、困ったことなどがあれば、臆することなく聞くことが大切です。

困ったこと、教えてほしいことを「社員の人は忙しそうだし」などと遠慮したりしていると、社員の人も「問題ないんだな」と勘違いしてしまいます。

任せてもらえたからといって、期待に応えようとすべてを抱えるようなことはせず、少しでも手が止まるようならば、先輩方に助けてもらいましょう。

②業界への理解が深まる

インターン先の企業の業界への理解が深まることもメリットでしょう。「なんとなくベンチャー企業に興味がある」という方は、ベンチャー企業の業務内容について詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。

裁量が大きいでもお伝えしましたが、ベンチャー企業は少人数でさまざまなプロジェクトを推進していることが多いです。そのため猫の手も借りたいほどに忙しいという企業も中にはあります。

意欲的なインターン生にはプロジェクトメンバーの一員として、裁量の大きい業務を任せてもらえることもあります。裁量の大きな業務を遂行するためには企業理解や、業務内容を理解する必要があります。そのため結果的にベンチャーのインターンに参加することで職種・業務内容の理解を深めることができます。

職種・業務内容の理解を深められると、当然業界への理解は深まります。そして業界や企業のイメージが具体的になればなるほど、自分がよりどんな仕事をしていきたいかが鮮明になり、今後の就職活動をしていくうえでも有益な情報になり得ます。

業界への理解が深まることもベンチャー企業でインターンをするメリットでしょう。

③経営者との距離が近い

経営者に会える可能性が高いことも、ベンチャー企業でインターンをするメリットのひとつです。ベンチャー企業は企業規模もそれほど大きくない場合が多く、社長など経営者とも距離が近いことがあります。経営者に直接会い、話を聞いたり、考えを知るチャンスも多く、貴重な経験をすることができます。

経営者に会ったり、話を聞く機会はなかなかなく、就職してしまえば社長はおろか、役員とすらそれほどかかわらないことも多いです。普段はなかなかできない経験ができるのも、ベンチャー企業ならではの魅力でしょう

④企業の成長に立ち会える

ベンチャー企業は新しいサービスや商品などを提供している会社であり、成長の真っ只中にいる企業が多いです。インターンであっても、その企業の一員として働くことで、企業の成長に立ち会うことができます。

企業が成長する中では組織変革や、業務内容の変化をはじめにさまざまな変化が起こります。それを学生のうちに経験できるのは就活のみならず、社会人として働くうえでも役立つ可能性が高いです。

企業の成長を実感することで、仕事をすることの楽しさ、やりがいなどを感じやすいですし、どのような流れで成長するのかを知ることができます

企業が成長するためには何が必要なのか、どのような条件、環境が必要なのかを知ることができ、企業経営の観点を身に付けることができるのも大きなメリットです。

企業経営の観点を身につけると、自分はどのような企業に就職したいのかを決める際にも役立つでしょう。このように企業の成長に立ち会えることは就活を有利に進められる可能性が高いため、メリットと言えるでしょう

あなたが受けない方がいい職業を確認してください。

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人

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ベンチャー企業でインターンをする3つのデメリット

ここからはベンチャー企業でインターンをするデメリットをご紹介します。メリットだけでなくデメリットを見ておくことで、インターン参加後に「こんなはずじゃなかった」といったギャップを感じることが少なくなるでしょう

自分にベンチャーのインターンが合っているかどうかを判断するためにもぜひ参考にしてみてください。

①責任が重くなる

ベンチャー企業のインターンでは、一般的な企業よりもインターン生の裁量が大きい場合が多いです。実務を経験できることで大きく成長できる点はメリットですが、裁量が大きい分、自身の負担も大きくなりやすいでしょう。

裁量が大きくなり過ぎると、インターンにかける労力が大きくなり、仕事だけで手一杯になってしまう可能性があります

インターンでの労力が増えると、学生生活に支障をきたしてしまう危険性があるため、注意しなければなりません。学生生活に支障をきたすと最悪の場合大学を4年で卒業できなくなります。

大学を4年で卒業できなければ、就職活動を通して内定をもらっていた会社に入社を拒まれる可能性が高いです。そのためインターンは学生生活に支障をきたさないようすすめることが大切です。

もしインターンで学生生活に支障をきたすようであれば、社員さんに気兼ねなく相談しましょう。就活生はあくまで学生が本業です。そのため社員さんも業務量を調整してくれるでしょう。学生生活に支障をきたすようであれば、社員さんに相談し業務量を調整してもらいましょう

②研修制度が充実していない可能性が高い

大企業の特徴のひとつに、研修制度がしっかりと整っているということがあります。それに比べてベンチャー企業では、インターン生に対する研修などが用意されていないことも多いです

一から仕事のやり方や方法を教えてもらうのではなく、自ら実践で仕事をしながらわからないことを調べていくという考えが主流となっています。そのため研修制度が整っている環境でインターンをしたいと考えている人にとってはデメリットと言えるでしょう

手順を教えてもらいながら仕事を進めていく方がやりやすい人、説明よりも実践的に仕事を覚えたい人などさまざまなタイプの人がいるでしょう。

ベンチャー企業では自分からわからないことを調べていく人が活躍できる傾向があります。最初は戸惑うこともありますが、新しい知識を取り入れていくことが好きな人には、やりがいを感じられる部分もあります。

③ハードワークの可能性がある

ベンチャー企業は一般的に従業数が少なく、ハードワークになる可能性があります。年功序列でなく実力主義をとっている企業が多いので、身体面だけでなく、常に結果を求められる精神的なプレッシャーもハードワークと感じる理由の一つです

自分の実力を知りたいと考えている人にとってはメリットでしょう。しかしそうでない人にとってはデメリットと言えるでしょう。

残業が比較的多いこともハードワークに感じる理由です。一人ひとりの裁量や責任も重いので仕事量が多いです。さらに「残業しても成長したい」・「より多くの仕事をしたい」と仕事への意欲を高い人がいることも要因です。

また、社内制度や収益モデルが整っていない場合もあるので、最悪の場合残業代が満額支払われないケースもあります。ハードワークの可能性があることも覚えておきましょう

ベンチャー企業のインターンの探し方

「参加したいベンチャー企業のインターンを探すにはどうしたらいいかわからない」と困っている就活生もいるかもしれません。

長期インターンに参加したくても自分に合ったものでなければ、インターン参加後に「思っていたものと違った」と感じる可能性が高いです。そのため長期インターンの3つの探し方を知っておきましょう。

①業界で選ぶ

まずは業界で選ぶ方法です。これは業界研究や企業研究を進めたい人におすすめの選び方と言えます。なぜなら、研究を進めたい業界に絞ってインターンを探せるからです。

インターンは数多くの企業が開催しています。そのため闇雲に検索しても、望むインターンが見つかる可能性は低いでしょう。

また業界研究や企業研究はインターネットで業界について調べることから始まります。しかしインターネットの情報と比較すると、実際にインターンに参加する方が業界に対する知識を得られるでしょう

そのため業界研究や企業研究を進めたい人は、業界でインターンを選び参加することが効果的です。ナビサイトではインターン情報を検索する際に、業界を絞って詳細検索が可能です。詳細検索機能を活用し、希望する業界のインターンに参加してみてください。

②職種で選ぶ

2つ目は職種で選ぶ方法です。これは希望する職種が明確に決まっている人におすすめの選び方です。なぜなら希望する職種のインターンを通じて、自分に合っているのか・合っていないのかを判断することができるからです。

これは営業職を体験したいや、エンジニアの仕事を体験したい方が該当する選び方です。仮に業界でインターン先を決めてしまうと、望む業務を体験できない可能性が高いです。希望する職種が明確に決まっている場合は、職種でインターン先を選びましょう

ナビサイトではインターン情報を検索する際に、職種を絞って詳細検索が可能です。詳細検索機能を活用し、希望する職種のインターンに参加してみてください。

③勤務条件で選ぶ

3つ目は勤務条件で選ぶ方法です。これは希望する業界や職種が明確に決まっていない人や、まだ授業が多く残っている大学3年生・4年生におすすめの選び方です。

インターンは授業と同時並行でおこなうものです。加えてインターンは開催日が決まっています。つまりインターンに参加するには、スケジュールを調整する必要があるのです。

希望する業界や職種が明確に決まっていない人は、インターンに参加できる日程から選ぶとよいでしょう。

また授業が多く残っている大学3年生・4年生も、インターンに参加できる日程から選ぶとスケジュールの調整が楽にできるでしょう。ぜひ勤務条件で選んでみてください。

ナビサイトではインターン情報を検索する際に、勤務条件を絞って詳細検索が可能です。詳細検索機能を活用し、希望する勤務条件のインターンに参加してみてください。

就活生に聞いた! インターン先の応募基準

インターン先の応募基準

インターンの探した方はいくつかありますが、インターンに応募する基準や条件は人によってさまざまでしょう。そこで今回は就活生の皆さんに、インターンに応募するとき、どのような基準で企業を選んでいるのか聞いてみました。

行きたい業界に絞って参加という回答が大多数

集まった回答のほとんどが、興味のある業界・入りたい会社に絞ってインターンに応募したと回答しました。

インターンに参加する前にすでに志望業界が定まっている就活生が多いようです。企業によっては本選考が有利になるインターンもあるので、ある程度志望業界の目星をつけてから応募先を探してみるのが良さそうですね

あえて興味がない・知らない業界に応募してみたという回答も

反対にあまり知らない業界や、そこまで興味がない企業のインターンに参加してみたという回答もいくつか寄せられました。

本選考が始まる前に、まだあまり興味が無かったり知らない業界のインターンに参加してみることは、自分の可能性や知識を広げたり、興味あるものをしっかり固めるためにも有意義な体験になります

インターンはいわば「お試し」であり、参加した分だけさまざまな体験ができるでしょう。その点、短期のインターンを積極的に活用してみるのがおすすめです。

本選考に比べ、リラックスして学べる場合が多いので、なるべくさまざまな基準で企業を選び、インターンに参加してみましょう。

ベンチャー企業のインターン情報が載っているサイト

ここからはベンチャー企業のインターン情報を載っているサイトを紹介していきます。自分の望む条件に合う長期インターンに参加したいのであれば、インターンの募集要項を検索できる専用のサイトを活用するのが一番簡単な方法です

特にここ数年でインターン検索サイトは増えつつあるため、自分の参加したいインターン条件を検索しやすいサイトを探して使用したいものです。

ここでは、長期インターンの検索に特化したインターン検索サイトについて、詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください

ゼロワンインターン

ゼロワンインターンは、長期インターンの検索に特化したサイトです。特徴のひとつに、ゼロワンインターンを経由してインターンに参加した場合、その後3ヶ月以上インターン勤務をおこなった学生はインターン先の社長からの推薦状をもらえるというものがあります

また、その推薦状を見た企業から新卒スカウトがある場合もあります。このようにゼロワンインターンは、インターン先でがんばった分、就職活動でより有利になるようなシステムを構築している検索サイトです。

就職活動においてインターンに参加したことを有利にしたい、という就活生におすすめの検索サイトでもあります。インターンを探している就活生向けのコラムも充実しており、ちょっとした悩みを解決してくれるであろう内容がそろっています

InfrA

InfrAは中長期インターンを検索し、企業と学生のマッチングを積極的におこなえるサイトです。学生が参加したインターンは、InfrAのサイト上でレジュメとして残しておくことができるため、内容を本選考に使うことも可能なのが特徴です

また実際にインターンをおこなった社員や人事担当などからのフィードバックも専用のページに送られるため、自分の行動を見返し、自己分析をおこなうのにも役に立ちます。

どちらの情報も、追々就職活動に活用することができるのが魅力的です。インターンを掲載している業界の分野としては、IT企業やベンチャー企業などの優秀な人材を求めている企業が多く見受けられます。

そのためIT企業やベンチャー企業を志望している人におすすめのサイトです

JEEKインターン

JEEKインターンも、長期インターン情報に特化したインターン検索サイトのひとつです。特に有給インターンの情報が豊富なのが特徴です。アルバイトのように給与を得ながら、就職活動で有利になる経験を積みたいという就活生におすすめです。

「とにかく成長したい」「社会人経験が積みたい」学生に向けて情報を公開しているだけでなく、ES添削や選考についての相談やインターンについての説明などが受けられる、インターン相談会を定期的に開いているのもJEEKインターンの特徴のひとつです。

特にインターンに参加してみたいものの、何かしらの不安があるという学生は、一度JEEKインターンのインターン相談会に参加してみると良いでしょう

就活生に聞いた! インターン情報の調べ方

実際のところ、就活生の皆さんはどのようにしてインターンの情報を入手し、応募・参加しているのでしょうか。

インターン情報の調べ方

就活生の皆さんに聞いたアンケートの結果によると多くの人がインターン情報サイトを活用しているようです。企業のHPから直接という回答も次いで多くありました。

インターン情報サイトを眺めてみるだけでもさまざまな情報に触れることができますが、企業HPやキャリアセンターなどでも情報が集まるので、ぜひ自分に合った方法でインターン情報を調べてみてください。

おすすめベンチャー企業

ここからは、おすすめのベンチャー企業のインターンをみていきましょう。ここまでみてきた通り、ベンチャー企業のインターンには、大企業のインターンにはないメリットがあります。うまく活用すれば就活が有利に進んだり、今後のためになる貴重な経験が得られるでしょう。

しかし、「ベンチャー企業のインターン」と一言でいっても、全ての企業が同じ内容のインターンを実施しているわけではありません。

インターン内容が自分のためになるか否か、事前にある程度把握しておくことも大切です。それでは特におすすめのベンチャー企業のインターンについて紹介していきます。

DeNA

DeNAは、インターネットやAIなどを中心とした事業展開をしている企業です。インターネットやAIの技術を活かし、ヘルスケアやエンターテイメントなど、幅広い事業を手がけています。社員の特徴として、元コンサルタントが多いという点が挙げられます。

DeNAのインターンは、エンジニア向けが2種類、AIスペシャリスト向けが1種類、新規事業立案が1種類、デザイナー向けが1種類の計7種類が24年卒対象のサマーインターンとして募集されました。

新規事業立案のインターンでは、実際に事業の立案をおこないますが、その際には執行役員や事業責任者なども加わった本格的なものとなっています

実際に幅広い事業を展開しているDeNAの責任者たちを交えての事業立案ですので、実際のビジネスの臨場感を感じつつ、たくさんのことを学ぶことができるでしょう。

さらに事業立案についてはフィードバックを受けることができます。そのためその後の就活に活きる経験となるでしょう。

サイバーエージェント

サイバーエージェントは、インターネット広告事業を中心に展開する企業です。サイバーエージェントによって運営されている「アメーバブログ」は芸能人などにも多く使われており、有名です。

主にIT技術を活かし、広告事業やメディア事業、ゲーム事業やスタートアップ事業を展開しています。

また、インターンシップを含め、多彩な採用イベントを実施しているのも特徴です。サイバーエージェントのインターンシップページには採用直結と銘打った募集をいくつも見つけることができます。

創業からサービスの成長までを実際に経験し、活躍してきた役員や社員とともに、グループワークをおこなうという内容でした。

このインターンに参加すると選考が一部免除される、活躍すると12月に開催される選抜合宿への参加権が得られるなど、特典も付いています。成長意欲があり、果敢に挑戦したいという人は、多くの経験が得られるのではないでしょうか。

楽天

楽天はEコマースやデジタルコンテンツなど、ITを活用し、70種類以上もの事業を展開する企業です。楽天会員になることでさまざまな便利なサービスを受けることができ、今では世界で12億人以上に利用されています。

楽天では、エンジニア職とビジネス職で、それぞれいくつかの1Dayインターンや、3~5日の短期インターンが開催されています。短期インターンで、楽天での働き方やマインドを学ぶことができます

またケーススタディーの結果を、現場で実際に活躍している社員からのフィードバックを受ける内容も含まれています。そのため自分のマインドやスキルをブラッシュアップするにはとても役立つインターンシップといえます。

LINE

LINEは、スマートフォンなどで使えるコミュニケーションアプリ「LINE」を提供している企業です。

LINEを軸に、ニュースやブログ、音楽などのコンテンツ・プラットフォーム、決済や求人などのライフ・プラットフォームを展開し、ユーザーの生活全体を豊かにする事業をおこなっています。

LINEはエンジニア、デザイナー、企画、営業のインターンを実施しています。サービス企画職のインターンでは、実際の業務に取り組む就業型のインターンとなっており、プロダクトニーズや課題のリサーチ、各種分析および結果を通じた改善提案などをおこないます。

インターン参加者にはそれぞれ社員がつくため、わからないことがあってもサポートを受けながら業務に取り組むことができます。

ベンチャー企業のインターンで就職への道筋を作ろう

ベンチャー企業のインターンシップに対する興味・動機は以下のようにさまざまでしょう。

「ベンチャー企業に興味がありインターンに参加したい」
「ベンチャー企業への就職を志望している」
「裁量が大きい仕事をしたい」
「何がしたいかは明確ではないけれどベンチャー企業に興味がある」

しかしベンチャー企業に少しでも興味があるのであれば、インターンシップに参加することをおすすめします。理由は「百聞は一見に如かず」だからです

インターンシップに参加することで、思っていた環境では無かった。一方であまり興味は無かったが興味が湧いたなど参加して初めてわかることも多いでしょう。納得して就活を終えるためにも、ぜひインターンシップに参加してみてください

【インターンシップに関する調査】

  • 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
  • 調査日:2022年5月27日~6月1日
  • 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
  • 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の129人

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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