自己分析

【就活生の自己分析本はこれだ】おすすめの本7冊や自己分析の方法をご紹介

就活を始める前にしておきたい「本を用いた自己分析」

自己分析は、自分を知るために必要な作業です。しかし自己分析のやり方が分からず「どのように進めていいかわからない」「自分にどんな強みがあるかわからない」「何がしたいか見いだせない」など、就活をスムーズに進められていない人も多いのではないでしょうか。

そのような就活生の悩みを助けてくれるものが、「自己分析本」です。自己分析本では、設問に答えていき自分の強みがわかる心理テストのようなものから、シート形式で自分の経験や価値観をアウトプットするものまでタイプはさまざま存在します。

ここでは、就活生にぜひ読んで欲しいオススメの自己分析本や、自己分析のやり方を紹介します。自分に合った企業に就活するために、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析をする3つの目的

自己分析をする3つの目的を表した図就活では自己分析は必須といわれますが、そもそもなぜ自己分析をしなければならないのかをわかっていない人も多くいます。

結論から言えば、自己分析をすることで「自分自身を正しく把握する」目的があります。そして自分自身を把握するとは、「長所や短所」「仕事上の適性」「将来像」の把握があげられます。

それぞれの目的をきちんと理解した上で、自分自身と向き合っていきましょう。

1.自分の長所や短所を具体的に知るため

なぜ自分自身を把握しなければいけないのかを表した図

自己分析をする目的は、自分の長所や短所を具体的に知るためです。自己分析をすることで、自分自身の長所と短所を詳しく知ることができます。

就活では面接やエントリーシートにおいて、自分の長所や短所を聞かれることも多くあり、自己PRをする機会も多くなります。それらを伝えるためには、まずは自分が自分のことを理解していなければなりません。自分自身がよく分かっていないことを説明するのは難しく、分かりやすく伝えるためにも自己分析をおこなうことが大切です。

長所では「自分をしっかりアピールできるか」「入社後に活躍できそうか」を、短所では「自分の弱みと向き合い改善することができるか」「自社への適性はありそうか」を見られていることも多く、それらをアピールするためにも自己分析は必須です。

「強み」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「強み」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

「弱み」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「弱み」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.自分の仕事上の適性を知るため

なぜ自分自身を把握しなければいけないのかを表した図

自分の仕事上の適性を知ることも、自己分析をする目的のひとつです。自分自身について理解を深めることで、「どのような仕事がしたいのか」「何が向いているのか」が分かります。

例えば「自分はホスピタリティ精神が強い傾向にあるからサービス業に向いている」や「真面目で勤勉な性格のためインフラ業界や公務員が向いている」などです。

反対に言えば自己分析は、企業とのミスマッチを防ぐためにも重要なものであり、これができていないと自分に合った企業に就職できない可能性が高くなります。

せっかく大学を卒業し就職できても、自分に合わない会社で働き続けることは難しいです。自分に合った仕事に就職するために、自己分析は欠かせません。

「業種」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「業種」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

「業界」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「業界」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

「職種」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「職種」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

3.将来像を明確にするため

なぜ自分自身を把握しなければいけないのかを表した図

自分のなりたい将来像を明確にすることも、自己分析を行う目的の1つです。なりたい将来像がぼんやりとしていると、就活の軸を定めることができず、自分が本当にやりたい仕事を見つけることができません。将来像が漠然としていることで、そもそもなぜ働かなければならないかと考えてしまうことも多く、モチベーションが下がってしまうこともあります。

なりたい将来像が明確になっていれば、目標を持って就活を進めることができますし、モチベーションも高く保ちやすくなります。

また、目指すべき方向性もわかるため、「業界」や「企業」を選定しやすく、就活を効率的に進めることができます。就活では自己分析をしっかりおこない、将来どのような人になりたいかを明確にすることが大切です。

「将来像」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「将来像」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

スキマ時間3分で自己分析を完璧にしよう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは以外と難しいですよね。

そこでおすすめなのが「自己分析ツール」です。3分程度で終わる質問に答えるだけで、あなたの性格を12タイプから診断。あなたの強みや弱みを簡単に知ることができます。

このツールを使えば選考でアピールできる強みを簡単に特定することができます。今すぐ活用しましょう。

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自己分析本は就活生に必須

自己分析本を使用した場合と自己流の場合を表した図

自己分析を行うことで、「自分自身を正しく把握」することができます。しかし自己分析のやり方を誤ってしまうと、正しく自分を把握することができない可能性があります。

それどころか自己流で自己分析をしてしまった場合、主観が入りすぎてしまう場合があり「全く意味のない自己分析」になってしまうケースがあります。よく自己分析で起きてしまう例として、「志望している会社の好みに合うような自己分析をしてしまうこと」が挙げられます。

会社が好む人材になるような自己分析をしても、それは「本当の自分」ではありません。そのような人物が自己PRや志望動機を述べても、採用のプロである面接官にとっては納得感がないアピールとなってしまい、選考で落ちてしまいます。

そこで自己分析をする際は、「自己分析本」を利用しましょう。「自己分析本」を利用することで、客観的な自分を把握することが出来ます。そうすることで「自分らしさ」が表れ、納得感がある自己PRや志望動機が書けるようになるため、選考も通過しやすくなります。

就活生におすすめの自己分析本7選

就活生におすすめの自己分析本7選を表した図

先述の通り、正しい自己分析をするためには「自己分析本」を利用した方が良いです。自己分析本でなら、客観的な自己分析を行えます。

それでは、「本当に良い自己分析本」とはどんなものでしょうか。就活生におすすめしたい自己分析本を7つご紹介します。正しい自己分析を行うためにもチェックしてみてください。

1.『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』

書籍名:さあ、才能(じぶん)に目覚めよう: ストレングス・ファインダー2.0
著者:トム・ラス
翻訳:古屋博子
出版社:日本経済新聞出版社
ページ数:225 ページ

1つ目は『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』です。就活で自己分析に苦労している就活生必読と言えるでしょう。一番のポイントは「ストレングス・ファインダー」診断を受けられることです。

ストレングス・ファインダーとは、世論調査や組織コンサルティング会社であるギャラップ社が開発したツールになります。ポイントは、簡単に言うと、弱みより自分の強みを活かした方が能力を発揮できるという考え方に基づき開発されている点です。

WEBサイトで177個の質問があるので答えていきましょう。そうすると自分の強みを、思い込みではなく客観的に知ることができます。

2.『マイナビ2022 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析』

書籍名:マイナビ2022 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析 適職へ導く書き込み式ワークシート
著者:岡 茂信
出版社:マイナビ出版
ページ数:208ページ

マイナビ2022 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析』はワークシートへの書き込み作業を進めていくことで、「詳細な自己分析」がスムーズにおこなえます。それと共に、自分自身の特性からの適職診断や、特徴・個性・能力を志望動機に発展させるポイント整理など、自己PRや志望動機への対策を効果的におこなえます。

さらに、別冊の「書込み式就職ノート」には用途の違う数種類のワークシートが用意されているので、この一冊で自己分析からエントリーシート、面接対策まですべて出来る優れものです。

3.『SWOT分析で攻略する就活面接試験』

書籍名:SWOT分析で攻略する就活面接試験: 人事が考えていること、自分のとるべき行動がわかる
著者:長坂有浩
出版社:滋慶出版/つちや書店
ページ数:190 ページ

SWOT分析で攻略する就活面接試験』の大きな特徴はSWOTに基づいた自己分析本になっている点です。SWOTとは、(S)強み(W)弱み、(O)機会(T)脅威という意味であり、その観点に基づいた丁寧で分かりやすいフレームワークとなっています。自己分析で自分の強みや弱みをあぶり出して理解し、機会を十分に活かすことで、就活に立ち向かうことができます。

あらゆる困難を撃退し、内定を勝ち取るためにも、必要な自己分析本と言えるでしょう。強みや弱みをどうやって分析するのか、活用方法の他にも、企業研究に関することも書かれています。

4.『絶対内定2022 自己分析とキャリアデザインの描き方』

書籍名:絶対内定 2022: 自己分析とキャリアデザインの描き方
著者:杉村太郎, 熊谷智宏
出版社:ダイヤモンド社
ページ数:568 ページ

絶対内定2022 自己分析とキャリアデザインの描き方』は、就活本として20年以上のロングセラーとなっている「絶対内定」シリーズの最新刊です。「絶対内定」シリーズは、毎年特に就活をおこなう上での自己分析について定評があり、就活生の先輩達だけでなく、企業の人事部門やキャリアセンターの先生からも支持されています。

自己分析は、100枚近くのワークシートを使ってキャリアデザインを描くという手法で、圧倒的な情報量は他の就活本を寄せつけないものとなっています。

5.『受かる!自己分析シート』

書籍名:受かる!自己分析シート: 質問に答えるだけでエントリーシート・履歴書がすぐ書ける
著者:田口久人
出版社:日本実業出版社
ページ数:156 ページ

受かる!自己分析シート』は、自己分析や他己分析を徹底的に行いたい人に利用してもらいたい本です。他にも企業研究をする際にも役立ち、エントリーシートや履歴書で苦労している人でも、スムーズに作成するためのサポートをしてくれます。

この本を利用することによって、自然と自分でも知らなかった自分のことが分かって来ますし、長所や考え方の傾向まで、新しい発見も期待できるでしょう。そのことが分かってくれば、面接でも自信を持って自己紹介もでき、魅力もアピールすることができます。就活をする際には利用したい本のひとつといえるでしょう。

6.『あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析』

書籍名:あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析
著者:梅田幸子
出版社:KADOKAWA
ページ数:208ページ

あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析』は2009年に発刊された「あなたの天職がわかる最強の自己分析」のリニューアル版です。

以前から分かりやすいと評判だった自己分析のやり方に加えて、自分の強みを仕事にどう活かすかや企業でどのような活躍ができるかが明確に見えるようになっています。

段階的なワークを通じてしっかりと自己分析がおこなえるようになっており、自己の内面としっかり向き合える内容です。そこで明らかになった強みを仕事とどう結びつけるかがわかれば、自信を持って就活に取り組むことができるようになるでしょう。

7.『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』

書籍名:9つの性格: エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係
著者:鈴木秀子
出版社:PHP研究所
ページ数:343 ページ

最後は『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』です。エニアグラムとは、1970年代から起こったエニアグラム性格論として知られており、人間を9つの相互に関連した性格類型として分類する方法です。

自分がどの性格タイプに当てはまるかを知ることで、性格や特性がわかるだけでなく、人間関係の構築ツールとして使用されることもあります。

自己分析の方法としてエニアグラムを活用すれば、自分自身の性格タイプが分かりタイプに合った仕事を見つけることが可能となります。伸ばすべきところや改善点がわかり、社会人になるための心構えも明確になることでしょう。

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おすすめの自己分析診断ツール2選

自己分析本と自己分析診断ツールの使い方を表した図

自己分析本で客観的な判断が進んだら、次にぜひ利用したいのがインターネット上の客観的な分析ツールです。

自己分析ツールとは、ネットの無料診断を活用するという方法で、就活サイトにおいて、質問に回答していくだけで「自分がどんな性格なのか」「どういった仕事が向いているのか」を診断できるサービスになっています。

就活サイト以外でも、性格診断や適職診断のサイトで自分の性格について分類しながら知ることができます。こうしたサービスは数多く存在するため、1つのサイトの結果に依存するのではなく、複数の診断サイトを利用してみることが大切です。

また自己分析ツールだけでは、自己分析はできません。自己分析本を進めるうえで、客観的なサポートとして利用しましょう。

1.適性診断AnalyzeU+

動画、写真、研究スライドなどの具体的自己PRに対して企業から直接のオファーを期待できるサイト「OfferBox」では、適性診断「AnalyzeU+」を提供しています。25項目の診断によって自分の適性を多角的に分析します。

結果は、経済産業省が推奨する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」を判断する指標である社会⼈基礎⼒(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)や次世代リーダー力(やり続ける力、周囲を牽引する力、⾼め合う⼒)の各項目において数値化・グラフ化されます。

一目で自分の強みをより多角的、客観的に知ることができるのが魅力的です。付随する具体的な分析、アドバイスを利用すれば自己PR文の作成も可能です。

2.自己分析ツール「適職診断MATCH」

マイナビが提供する自己分析ツール「適職診断MATCH」は、20年以上にわたって蓄積された人事データベースをもとにした適性検査です。

2つの診断から導き出される結果をもとに判断します。「パーソナリティー診断」で客観的に見た自分の特徴や能力、どのような職場環境が合うかを探り、「バリュー診断」では仕事における自分の価値観を客観的に診断して「達成」、「成長」といった自分の仕事に対する価値観を探ります。

結果として表示されるレーダーチャートによって自分の傾向が一目でわかり、自分の強みや能力をワークシートにまとめることが可能です。さらに適性ランキングで91職種や48業界における自分の適性度がチャートで明示されるため、具体的な仕事をイメージしやすいでしょう。

自己分析本を活用して就活の基礎を築こう

自己分析本はどれも同じようでありながら、実はそれぞれに特徴があることを忘れないようにしてください。自己分析をスムーズにするためにも、フル活用することが重要なのです。自己分析は実際に奥深く、適当にやっていれば、いい加減な結果しか出て来ません。

自己流でも正確な自己分析はできると考えていても、実際は客観的な視点がいつのまにか排除されていることもあります。客観的で正確な自己分析でなければ、面接やエントリーシートでは矛盾が生じ、自信を持って自己アピールはできません。そのことを理解し、強みから弱み、知らなかった自分を引き出してくれる自己分析本を見つけてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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