企業研究

フジクラの平均年収と生涯賃金|年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

フジクラにおける最近の平均年収推移

通信やエネルギー、デジタル家電や医療と、私たちの生活に欠かせないジャンルの商品を扱うフジクラ。携帯電話・デジタルカメラ等に使用される、フレキシブルプリント基板や光ファイバー、電線といった製品を扱う電線御三家(住友電工・古河電工・フジクラ)の一角を担う企業でもあります。そんなフジクラの平均年収推移などを調べてみました。

フジクラとは

正式名称:株式会社フジクラ
所在地:東京都江東区木場1-5-1
従業員数:2,464人
平均年齢:40.5歳
平均勤続年数:15.9年
//www.fujikura.co.jp/
※有価証券報告書を参照

フジクラは東京都に本社を置き、海外にも拠点を置いています。特にタイに主力工場を置き、現地の労働者を雇用して積極的にビジネスを展開しています。

近年の平均年収推移

フジクラの近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度 平均年収
平成28年 704.0万円
平成27年 696.0万円
平成26年 667.0万円
平成25年 683.0万円
平成24年 690.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

フジクラの平均年収は、年度ごとの大きな差は見られません。しかし、近年は上昇傾向にあるようで、平成28年度はここ5年で最高の平均年収額を記録しています。

フジクラにおける年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 423.7万円 26.5万円 106.2万円
25~29歳 574.5万円 35.9万円 144.0万円
30~34歳 663.0万円 41.4万円 166.2万円
35~39歳 724.5万円 45.2万円 181.6万円
40~44歳 782.2万円 48.8万円 196.1万円
45~49歳 847.4万円 52.9万円 212.4万円
50~54歳 888.2万円 55.5万円 222.6万円
55~59歳 855.4万円 53.4万円 214.4万円
60~64歳 572.5万円 35.8万円 143.5万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

フジクラの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢 月給 ボーナス 平均年収
22歳 26.5万円 106.2万円 423.7万円
23歳 28.3万円 113.8万円 453.9万円
24歳 30.2万円 121.3万円 484.0万円
25歳 32.1万円 128.9万円 514.2万円
26歳 34.0万円 136.4万円 544.4万円
27歳 35.9万円 144.0万円 574.5万円
28歳 37.0万円 148.4万円 592.2万円
29歳 38.1万円 152.9万円 609.9万円
30歳 39.2万円 157.3万円 627.6万円
31歳 40.3万円 161.8万円 645.3万円
32歳 41.4万円 166.2万円 663.0万円
33歳 42.2万円 169.3万円 675.3万円
34歳 42.9万円 172.4万円 687.6万円
35歳 43.7万円 175.4万円 699.9万円
36歳 44.5万円 178.5万円 712.2万円
37歳 45.2万円 181.6万円 724.5万円
38歳 46.0万円 184.5万円 736.0万円
39歳 46.7万円 187.4万円 747.6万円
40歳 47.4万円 190.3万円 759.1万円
41歳 48.1万円 193.2万円 770.7万円
42歳 48.8万円 196.1万円 782.2万円
43歳 49.7万円 199.3万円 795.3万円
44歳 50.5万円 202.6万円 808.3万円
45歳 51.3万円 205.9万円 821.3万円
46歳 52.1万円 209.1万円 834.3万円
47歳 52.9万円 212.4万円 847.4万円
48歳 53.4万円 214.5万円 855.6万円
49歳 53.9万円 216.5万円 863.7万円
50歳 54.4万円 218.5万円 871.9万円
51歳 55.0万円 220.6万円 880.1万円
52歳 55.5万円 222.6万円 888.2万円
53歳 55.1万円 221.0万円 881.7万円
54歳 54.6万円 219.4万円 875.1万円
55歳 54.2万円 217.7万円 868.5万円
56歳 53.8万円 216.1万円 862.0万円
57歳 53.4万円 214.4万円 855.4万円
58歳 49.9万円 200.2万円 798.8万円
59歳 46.4万円 186.1万円 742.3万円
60歳 42.8万円 171.9万円 685.7万円
61歳 39.3万円 157.7万円 629.1万円
62歳 35.8万円 143.5万円 572.5万円
63歳 28.6万円 114.8万円 458.0万円
64歳 21.5万円 86.1万円 343.5万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

フジクラの役職者の年収

役職者の年収について

役職 平均年収
部長 1,261.2万円
課長 986.5万円
係長 751.2万円
20~24歳の一般社員 423.7万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

フジクラの大卒・大学院卒初任給について

学歴 初任給
大卒 20.543万円
大学院卒 22.905万円

※リクナビ2018より参照しています。

厚生労働省の調査によれば、大卒の平均初任給は約20万円となっていますので、フジクラの初任給は平均的な水準と言えます。

鉄鋼・非鉄金属業界における年収の傾向と生涯賃金

鉄鋼・非鉄金属業界とは

鉄鋼・非鉄金属業界は、携帯や通信機器の需要拡大から、現在注目を集めている業界です。フジクラの株価も急騰しており、最近では2007年10月以来9年4ヶ月ぶりに株価が8,000円台を回復する場面も見られ、今絶好調の業界とも言えます。

鉄鋼・非鉄金属業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢 フジクラ 鉄鋼・非鉄金属業界
20~24歳 423.7万円 384.3万円
25~29歳 574.5万円 479.8万円
30~34歳 663.0万円 550.0万円
35~39歳 724.5万円 589.8万円
40~44歳 782.2万円 643.5万円
45~49歳 847.4万円 689.7万円
50~54歳 888.2万円 732.7万円
55~59歳 855.4万円 711.4万円
60~64歳 572.5万円 492.8万円
生涯賃金 3.17億円 2.64億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

鉄銅・非鉄金属業界全体と比べると、平均年収はどの年代でもフジクラのほうが高くなる予測です。特に35〜39歳ではフジクラが724.5万円、鉄鋼・非鉄金属業界が589.8万円で、その差額は135万円ほどになる予測になっています。

年収以外の魅力

フジクラは自社の持つ技術で成長を続けている、実力のある企業です。スマートフォンやPC関係などに使用される製品を取り扱っているので、近年における需要は特に大きくなっているといえるでしょう。スマートフォンなどを例にあげましたが、製造している製品は自動車やエレベーターなどにも幅広く使われています。

ここではフジクラの魅力を年収以外の観点から紹介していきます。フジクラの年収情報を読んでみて就職を検討している場合は、企業研究の材料として活用してみてください。

フジクラの技術に携われる

フジクラは自社の技術に誇りを持つと同時に自社の技術が大きな強みです。業界における技術でのリード性という点には欠けることもありますが、それを差し引いてもフジクラの技術はトップクラスとして評価することができます。実際に製品のシェアは世界市場規模で見ても高く、今後も十分に活躍していくことが考えられるでしょう。

フジクラでは独自に開発した超電導技術なども保有しており、現在でも新たな研究を続けています。また自社の保有する製品の改善も日々おこなっています。今後も多くの開発が続くのであれば、フジクラは世界を相手に日々奮闘している技術力を持っているることもあり、他の分野でも高いシェアを獲得していくことが推測できます。

やりがいのある自由な社内環境

フジクラの社内環境は日本の企業でありながら風通しのいい企業です。研修環境が充実しており、自分が望むのであればしっかりと有給休暇を取ることができるなど、福利厚生面などにおいても充実しています。新人の意見であっても有益なものであれば、積極的に取り入れてもらえることができ、自分が挑戦したいことがあれば挑戦することのできる環境です。挑戦しても責任は上司が請け負ってくれるので、リスクを恐れる心配が少ないといえるでしょう。

一言にいえば放任主義と表現できますが、その分求められるスキルは高いです。またグローバル展開をおこなっているので、部署にもよりますが出張先や手紙でのやり取りを英語でおこなう場面が多くあります。

非鉄金属業界の動向


非鉄金属業界は好調とは言えませんが、平成20年付近の不況から比べれば近年改善されてきてはいるといえるでしょう。現在では、自動車需要が増えているお陰で非鉄金属業界も不況から少し脱している状態です。非鉄金属業界が使用する資源は、全てにおいて高騰が急に起きたりと乱降下が激しいので、その影響が売り上げにも出やすい傾向にあります。資源は基本的に海外頼りのため、円安などが起きてしまっても業績に影響を及ぼすことがあるといえます。

様々な要素から影響を受けやすい非鉄金属業界ですが、影響を受けて売り上げが落ちている上位の企業と違い、フジクラは影響を受けていないのが特徴です。日本でのシェアランキングも上位に食い込んでいるので、非鉄金属業界に身を置いておきながらも安定していることがうかがえます。

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まとめ

我々の生活には今や携帯や通信機器が欠かせません。そのため、今後もフジクラの製品は日本を支える上で重要な役割を果たしていくことになるでしょう。今後のフジクラの躍進にも期待です。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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