目次
住友電気工業における最近の平均年収推移
車大国の日本において自動車部品や電気部品を扱う企業は、私たちの生活に欠かせません。中でも1897年に創業された住友電気工業は、自動車部品などの製品を扱う老舗企業の一つです。今回は、住友電気工業の平均年収や自動車部品業界での年収の比較などについて調べてみました。
住友電気工業とは
正式名称:住友電気工業株式会社
所在地:大阪市中央区北浜4-5-33
従業員数:248,330人
平均年齢:42歳
平均勤続年数:17.4年
※//www.sei.co.jp/company/outline.html
※有価証券報告書を参照
住友電気工業は、1897年の創業以来、自動車部品・パソコン電子機器・半導体などの製品を取り扱っており、商品の販売だけではなく技術開発も行っている企業です。最先端の技術で光ファイバや化合物半導体、人工ダイヤモンドなどの製品を取り扱っています。日本の企業ならではの高品質な製品と技術で世界40カ国に約380拠点ほどの規模で展開している大企業です。
近年の平均年収推移
住友電気工業の近年の平均年収の推移を調べてみました。
年度 | 平均年収 |
平成28年 | 794.0万円 |
平成27年 | 788.0万円 |
平成26年 | 780.0万円 |
平成25年 | 755.0万円 |
平成24年 | 754.0万円 |
※有価証券報告書を参照しています。
住友電気工業の平均年収は、約754万円から794万円でした。近年は、年々増加傾向にあり、平成26年には前年度と比較すると約30万円も増加しました。平均年収が700万円代というのは、日本の企業の中でも高いと言えます。
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住友電気工業における年齢別平均年収
各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。
平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション
各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。
年齢 | 年収 | 月給 | ボーナス |
20~24歳 | 442.5万円 | 27.5万円 | 112.2万円 |
25~29歳 | 656.3万円 | 40.8万円 | 166.4万円 |
30~34歳 | 766.3万円 | 47.7万円 | 194.3万円 |
35~39歳 | 827.8万円 | 51.5万円 | 209.9万円 |
40~44歳 | 881.1万円 | 54.8万円 | 223.4万円 |
45~49歳 | 968.1万円 | 60.2万円 | 245.4万円 |
50~54歳 | 1,026.3万円 | 63.8万円 | 260.2万円 |
55~59歳 | 961.4万円 | 59.8万円 | 243.7万円 |
60~64歳 | 616.2万円 | 38.3万円 | 156.2万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション
住友電気工業の1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。
年齢 | 月給 | ボーナス | 平均年収 |
22歳 | 27.5万円 | 112.2万円 | 442.5万円 |
23歳 | 30.2万円 | 123.0万円 | 485.2万円 |
24歳 | 32.8万円 | 133.9万円 | 528.0万円 |
25歳 | 35.5万円 | 144.7万円 | 570.7万円 |
26歳 | 38.2万円 | 155.5万円 | 613.5万円 |
27歳 | 40.8万円 | 166.4万円 | 656.3万円 |
28歳 | 42.2万円 | 172.0万円 | 678.3万円 |
29歳 | 43.6万円 | 177.5万円 | 700.3万円 |
30歳 | 44.9万円 | 183.1万円 | 722.3万円 |
31歳 | 46.3万円 | 188.7万円 | 744.3万円 |
32歳 | 47.7万円 | 194.3万円 | 766.3万円 |
33歳 | 48.4万円 | 197.4万円 | 778.6万円 |
34歳 | 49.2万円 | 200.5万円 | 790.9万円 |
35歳 | 50.0万円 | 203.6万円 | 803.2万円 |
36歳 | 50.7万円 | 206.8万円 | 815.5万円 |
37歳 | 51.5万円 | 209.9万円 | 827.8万円 |
38歳 | 52.2万円 | 212.6万円 | 838.5万円 |
39歳 | 52.8万円 | 215.3万円 | 849.2万円 |
40歳 | 53.5万円 | 218.0万円 | 859.8万円 |
41歳 | 54.1万円 | 220.7万円 | 870.5万円 |
42歳 | 54.8万円 | 223.4万円 | 881.1万円 |
43歳 | 55.9万円 | 227.8万円 | 898.5万円 |
44歳 | 57.0万円 | 232.2万円 | 915.9万円 |
45歳 | 58.1万円 | 236.6万円 | 933.3万円 |
46歳 | 59.1万円 | 241.0万円 | 950.7万円 |
47歳 | 60.2万円 | 245.4万円 | 968.1万円 |
48歳 | 60.9万円 | 248.4万円 | 979.7万円 |
49歳 | 61.7万円 | 251.3万円 | 991.4万円 |
50歳 | 62.4万円 | 254.3万円 | 1,003.0万円 |
51歳 | 63.1万円 | 257.2万円 | 1,014.7万円 |
52歳 | 63.8万円 | 260.2万円 | 1,026.3万円 |
53歳 | 63.0万円 | 256.9万円 | 1,013.3万円 |
54歳 | 62.2万円 | 253.6万円 | 1,000.3万円 |
55歳 | 61.4万円 | 250.3万円 | 987.4万円 |
56歳 | 60.6万円 | 247.0万円 | 974.4万円 |
57歳 | 59.8万円 | 243.7万円 | 961.4万円 |
58歳 | 55.5万円 | 226.2万円 | 892.4万円 |
59歳 | 51.2万円 | 208.7万円 | 823.3万円 |
60歳 | 46.9万円 | 191.2万円 | 754.3万円 |
61歳 | 42.6万円 | 173.7万円 | 685.2万円 |
62歳 | 38.3万円 | 156.2万円 | 616.2万円 |
63歳 | 30.7万円 | 125.0万円 | 492.9万円 |
64歳 | 23.0万円 | 93.7万円 | 369.7万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
住友電気工業の役職者の年収
役職者の年収について
役職 | 平均年収 |
部長 | 1,317.2万円 |
課長 | 1,030.3万円 |
係長 | 784.5万円 |
20~24歳の一般社員 | 442.5万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
住友電気工業の大卒・大学院卒初任給について
学歴 | 初任給 |
大卒 | 21.3万円 |
修士了 | 23.4万円 |
博士了 | 26.5万円 |
※リクナビ2018より参照しています。
住友電気工業の初任給は、大卒約21万円・修士了約23万円・博士了約26万円でした。基本給の他に家族手当、家賃補助手当、通勤交通費などが支給させます。賞与は年2回です。
自動車部品業界における年収の傾向と生涯賃金
自動車部品業界とは
自動車部品業界とは、自動車部品の製品開発・生産・購買を行う企業です。今までは、自動車メーカー傘下の系列企業が多くみられましたが、現在では国内メーカーだけでなく世界に取引先を広げるなどグローバルな経営が拡大しつつあります。自動車部品業界の大手企業としては、「デンソー」・「アイシン精機」・「豊田自動機器」などがあります。
自動車部品業界の平均年収推移と生涯賃金
年齢 | 住友電気工業 | 自動車部品業界 |
20~24歳 | 442.5万円 | 386.2万円 |
25~29歳 | 656.3万円 | 482.3万円 |
30~34歳 | 766.3万円 | 552.9万円 |
35~39歳 | 827.8万円 | 592.9万円 |
40~44歳 | 881.1万円 | 646.8万円 |
45~49歳 | 968.1万円 | 693.2万円 |
50~54歳 | 1,026.3万円 | 736.4万円 |
55~59歳 | 961.4万円 | 715.1万円 |
60~64歳 | 616.2万円 | 495.3万円 |
生涯賃金 | 3.57億円 | 2.65億円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
住友電気工業は、自動車部品業界においてはとても高い平均収入という予測になりました。生涯賃金で比べると、約1億円近い年収の差が見受けられます。20代の平均年収も日本の企業全体から考えてもとても高いと水準と予測されます。住友電気工業は、自動車部品だけではなく、精密機械の部品の開発・製造・販売も行っているため、自動車部品だけを扱う企業よりも販売の規模などが幅広いのが理由のひとつかもしれません。
年収以外の魅力
住友電気工業はもともと電線製造をおこなっていた企業です。電線製造を続けていくことによって蓄積されてきたノウハウや知識をいかして、今では自動車や通信機器、半導体までも手広く取り掛かる大企業にまで成長しました。住友電気工業の成長は凄まじく、今では非鉄金属業界のトップメーカとなっています。
ここでは住友電気工業の魅力を年収以外の観点から紹介していきます。住友電気工業の年収情報を読んでみて就職を検討している場合は、企業研究の材料として活用してみてください。
色々な分野に関わることができる
住友電気工業の創業当時は電線製造のみを業務としてきていましたが、今では様々な業界での多角的展開を繰り広げています。消費者にとってなじみのない電力網や情報通信網、交通網といった社会インフラから誰にとっても今では身近となった自動車やスマートフォン、家電までにも住友電気工業の技術が使われています。
また電気・ケーブルのトップを今でも走り続けていますが、他の事業でも自動車分野ではシェアを27%を超え、情報通信分野ではゆりかもめや大阪のニュートラムといった都市交通システムにも住友電気工業の技術が使用されています。住友電気工業では様々な分野に携われる上に、有名なものづくりに関わるチャンスもあるといえるでしょう。
トップメーカーならではの強み
住友電気工業の売上は技術の高さや、多角的販売、世界市場に進出しているといった様々な要因で築き上げられています。売上の要因となっているものは大企業になったからこそ実現しているものです。技術職を望んでいるのであれば自分の望む分野を研究に快適な空間で続けることができ、最新の技術に触れることができます。営業においてはプロジェクトなどによって様々な分野の知識に関わることができ、色々な分野に住友電気工業の新たな技術を提供していくことが可能です。
そしてグローバル展開により、出張などによって海外に行くこともできます。トップメーカーだからこその強みを保持しつつ成長を続ける住友電気工業は魅力的だといえるでしょう。
非鉄金属業界の動向
非鉄金属業界は好調とはいえませんが、平成20年付近の不況から比べれば近年改善されてきてはいます。現在では主に自動車需要が増えているお陰で、非鉄金属業界も不況から少し脱している状態です。非鉄金属業界が使用する資源は、基本的に高騰が急に起きたりと乱降下が激しく、その影響が売り上げにも出やすい傾向にあります。資源のない日本において資源は基本的に海外頼りのため、円安などが起きてしまっても業績に影響を及ぼしてしまうといえるでしょう。
荒れやすい非鉄金属業界に身をおいていながらも、住友電気工業の売上は他の日本企業と一線を画しています。他の企業が売上を落としているにもかかわらず、住友電気工業は売上を維持したままで、シェアの割合も非常に高い状態が続いています。
まとめ
住友電気工業は、独自の精密機械の開発に取り組んでおり自動車部品だけでなく、スマートフォンなど近年急激に需要が伸びている製品の開発にも携わっています。今後の成長にも期待が持てそうですね。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。