業界研究

【ホテル業界研究】気になる今後の動向から業務内容まで徹底解説

憧れのホテル業界

ホテル業界は2020年まで、海外観光客の増加によって注目を集めている業界でした。これにより業界としても成長傾向にあり、多くの人材を募集している企業も少なくありませんでした。

しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う外出制限により、ホテル業界は大きな打撃を受けました。そのため採用枠を減らす企業も多く、しっかりと企業研究や自己分析をして臨まないと、内定を得ることは難しいでしょう。

本記事ではホテル業界の基礎知識から、内定を得るためのポイントまで解説します。ホテル就職活動を優位に進めるためにもしっかりと確認しておきましょう。

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優良企業に内定できない

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そもそもホテル業界とは

ホテル業界は注目を集めている業界です。したがって業界の業績としても好調であり、業界規模も拡大傾向にあります。景気の回復やビザの緩和に伴い外国人観光客が、円安に伴い国内旅行客が急増し、今後もさらに増加する見込みです。

また東京オリンピック・パラリンピックによる影響も考えられ、外国人観光客はさらに増加すると考えられています。
次々に新しいホテルが建てられ、ホテル業界は空前の好景気を迎えて注目が集まっている業界です。

ホテル業界の4つの種類

ホテル業界の4つの種類
ホテル業界は、観光地などで長期間の滞在が楽しめる「リゾートホテル」や「旅館」、低価格で提供される「ビジネスホテル」、豪華なレストランや結婚式場などを備えた「シティホテル」、またまるで海外のリゾート地を想像させるような「アーバンホテル」などに分類することができます。 これらの違いを理解することで、業界研究を優位に進めていきましょう

1.リゾートホテル

「リゾートホテル」は、スキー場や海辺、高原などのリゾート地にあるホテルです。利用客のほとんどは観光目的で、家族での利用も多いといった特徴があります。

お客さまがゆったりとした時間を過ごせるよう、広々とした空間設計になっていることが多く、サービスもホテルごとに趣向が凝らされています。お祭りや季節ごとの催し物があるホテルは家族で楽しめます。

シティホテルやビジネスホテルとは異なり、お客さまは日常から解放された贅沢な時間を楽しもうと宿泊に来るため、スパやエステ、プールなどの施設があるホテルも少なくありません。

2.ビジネスホテル

「ビジネスホテル」は、ビジネスマンの利用客が多いことから、このように呼ばれております。大都市のほか、地方都市の駅前などに多く点在しているといった特徴があります。

ビジネスホテルはビジネスマンの出張で使われることが多く、仕事帰りに寝泊りに使われることが多いです。そのため価格帯も手頃であり、宿泊代を抑えたい観光客もビジネスホテルを選ぶことが多くなっております。朝ごはんが付いているビジネスホテルも多く、朝の早いサラリーマンにはとても人気です。

3.シティホテル

「シティホテル」は、都市の中心に建つホテルを指します。例えば帝国ホテルやホテルオークラ、ウエスティンホテル、ザ・リッツカールトンなどの、大手外資系ホテルが該当します。

特徴としては、レストランやカフェ、宴会場、結婚式場、スポーツジムなどの多種多様な施設を有しており、客層としては家族連れからおひとり様旅行者、外国人など様々です。落ち着いた空間というよりも、ゴージャスなシャンデリアや高級感のあるつくりをしています。

シティホテルはスイートルームなど特別な客室があるところが多く、より洗練されたおもてなしでお客さんを迎えます。

4.アーバンリゾート

アーバンリゾートは、都心部でリゾート気分を味わえる演出がされたホテルのことです。

・バリなどの南国風
・南仏の田舎
・プロヴァンス風
・オランダ風
・カントリー調
・エスパーニャ調

例えば以上のような、世界各国の有名なリゾートの要素が取り入れられてたテーマ設定になっています。ビーチや観光地ではなく、都会にいながらにして手軽に海外のリゾート気分が楽しめるため、近年人気が高まっています。小さなお子様連れの家族や仕事で忙しい人など、海外に行くことが難しい中でも、このアーバンリゾートではプチ外国体験ができます。

ホテル業界の3つの経営形態

ホテル業界の3つの経営方式

1.直営方式

そのホテルが土地・建物ともに自社が所有し、直接経営をするのが所有直営方式です。多くの資金が無いと取ることができないこの所有直営方式は、電鉄・航空会社などを中心に展開されています。

急速にホテルを増やすことはできませんが、知名度があるため、経営は安定的です。所有直営方式は、独立型とも呼ばれ、ホテル経営の基本とも言える経営形態となっています。

2.リース方式

土地・建物のオーナーと賃貸借契約を結び、運営はホテル会社が行うという方式が、リース方式です。リースとは、モノを長期的に賃借することを意味します。

建設の必要がないため、所有直営方式より開業はしやすいものの、土地・建物のリース料は決して安いものではないため、電鉄やホテルの子会社などが運営を行うという場合が多いようです。

3.運営委託方式

土地・建物のオーナーとホテルの経営会社、ホテルの運用会社の3者からなるのが運営委託方式です。土地・建物のオーナー自身がホテル経営者である場合もあります。

運営は全てホテル運営会社が行い、ホテルの売上に応じて運営の委託料が支払われます。また、土地・建物のオーナーとホテル運営会社が共同出資をし、ホテル経営会社を設立するという場合もあるようです。

オーナーはホテル経営・運営のノウハウがなくとも売上が上がり、運営会社も高額出資をしホテルを建設する必要がないため、双方にメリットがあります

ホテル業界の職種と業務内容

就活生の中でも特に高い人気を誇るホテル業界ですが、そのきめ細かいサービスや礼儀作法などに憧れる人も多いのではないでしょうか。ホテルの仕事と言えば、よくドラマで見られるような「フロント」などをイメージする方が多いのででしょう。

実はホテル業務は皆さんが思い浮かべるようなフロント接客だけが仕事ではありません。ホテル業界の詳しい仕事内容について詳しく紹介していきます。

宿泊部門の6つの職種と業務内容

宿泊部門の6つの職種

1.営業

ホテル業務と営業は、なかなかイメージが沸きづらいという人もいるかも知れませんが、ホテルにも営業があります。ホテルで働くというよりも、ホテルの本部の会社でお仕事をするイメージです。
ホテルの営業職の主なお客様は旅行代理店であり、ほとんどが法人営業です。外国人観光客や家族旅行をターゲットにして、宿泊プランの売り込みや価格交渉などを行います。

ホテルはたくさんのお客様に利用されてこそ利益が出るものなので、いかに集客できるかが鍵になっていきます。自社のホームページで販促したり、旅行代理店などを通じて多くの人にホテルをアピールできるように営業活動をしていきます。

営業は、ホテルの売り上げがそのまま自分の実績にもなるので、やりがいのもてる業務であると言えます。しかし、ホテル業界の競争が激しい中、より差別化をし自社の魅力を伝えられるような能力やコミュニケーション能力が必要となります。

2.ドアマン

ドアマンはドアを開けるだけが仕事ではありません。ドアマンの仕事は、「正面玄関でお客様を出迎え」や「フロントや客室まで案内する」などの業務になります。
その日の予約状況から、何時にどの程度の人が来る予定なのかを把握し、お客様にストレスを感じさせることなくスムーズにホテルに入ってもらえるようにするのが、ドアマンの役割です。

また、天候に応じて、傘を差し出したり、雪かきをしたりといった仕事を行うこともあります。ドアマンは、ホテルに来た人が最初に接するスタッフです。第一印象を左右する立場であるため、十分なマナーと気遣い、サービスが求められます。

3.ベル係

ベル係の仕事は、ホテルのフロントでお客様の荷物を受け取り、部屋まで運ぶことです。お客様の荷物を預かる仕事ですから、万が一にも落としたり、ぶつけたりすることがないよう気を付けなければいけません。また、重い荷物やたくさんの荷物を持ってくるお客様もいますから、ある程度の体力も必要です。

ベル係は、部屋に着くまでのあいだに、ホテルの中の案内を行います。各部屋の鍵や電話の使い方といった設備の案内も業務のひとつです。
お客様と直接やりとりをする時間が長い仕事ですから、必要な情報を事務的に伝えるだけでなく、ホスピタリティにあふれる対応が求められます

4.フロント

皆さんがホテルにチェックインする時に、窓口となってくれるのがフロントです。フロントの仕事は、チェックイン・チェックアウトの手続きや案内など、主に宿泊客の応対業務です。皆さんが憧れる、ホテル業務もこのフロント接客をイメージしている人がほとんどではないでしょうか。

フロントは「ホテルの顔」として様々なお客様との出会いがあり、変化のある日常を過ごすことができます。しかし、24時間対応を強いられるため、不規則な生活になる場合もありますまた、自分の管轄外のクレームや理不尽な要望などハードな応対をする場面もあります。また、外国人の多いホテルでは、外国語でのコミュニケーション能力が求められることもあります。

5.コンシェルジュ

コンシェルジュは、お客様の様々な要望に応える仕事です。フロントとは別に設置されている場合も多く、宅配便の受付けやレストランの予約、タクシーの手配など、お客様の希望に合わせたサービスを提供します。

フロントが主にホテル内部の仕事を行うのに対し、コンシェルジュはホテル以外の施設の手配なども行います。時には、外部との交渉も必要になる仕事だということを覚えておきましょう。
フロント同様、海外からのお客様との意思疎通が必要になる場合も多いです。外国人のお客様からの要望にも対応できるようにするため、高い語学力とホスピタリティが求められます。

6.客室係(ハウスキーパー)

ホテルを利用されるお客様にとって、客室はリラックスする大事な場所です。業務内容としては、「掃除機」「拭き掃除」「ベッドメイキング」「水回りの清掃」「備品補充」「チェック」など、お客様が快適に過ごせるように客室のメンテナンスや清掃をおこないます。お客様に接することが少ない仕事ではありますが、お客様の満足度はホテルの客室にもよって左右されます。

いくら料理が美味しい、フロントが最高のおもてなしをしても、「客室が汚い」などということになれば快適に過ごすことはできないので、客室係の責任は大きいと言えるでしょう。客室係は「部屋」という空間を最高に作り上げるという重要なお仕事であり、客室係の経験を経て、その後フロントなどを任されることもあるようです。

レストラン部門の3つの職種と業務内容

レストランの3つの部門
1.宴会担当

ホテルでは、各種パーティーが実施されることもあります。宴会スタッフは、このようなパーティーや披露宴で、会場設営・企画相談・サービス提供等を行います。特にリゾートホテルや旅館では、学校の修学旅行客や社員旅行などの団体客の利用が多いため、スタッフも総動員して宴会を運営します。

ホテルは、宿泊だけが目的の施設ではありません。パーティーを開催する場所でもあり、会を成功させるのも大切な業務のひとつです。宴会スタッフは主催者とともに、ゲストが十分に満足できるよう事前準備を行います。子連れの利用客にはお子様メニューの提案をしたり、アレルギーに対応した料理の準備、また誕生日や記念日のサプライズ準備など、おもてなしをする準備を徹底するのです。

2.調理担当

調理師がホテルで働く場合は、ホテルの直営レストランなどで料理人として働きます。最初は仕込みや雑用などを行うことが多いですが、長く続けていればメインの料理を任されるようになったり、料理長として働ける場合もあるでしょう。

ホテルによっては複数の直営レストランを持っている場合もあり、同じホテル内でさまざまな部署を経験することも少なくありません。また最初に和食や洋食などの分野を決めて働く場合は、部署異動はせずに同じレストランで働き続けるケースもあります。

ホテルでは味はもちろん見た目の美しさなども必要になりますし、料理の腕だけではなく、美的センスも磨くことができます。

3.接客担当

接客業とは、一般的に飲食店やホテルなどでお客様をもてなす仕事を指しますが、販売業や営業などでもお客様と対する際に接客をすることはよくあります。直接お客様と対する接客業という仕事は、企業の顔であると言うこともできるでしょう。

接客することでお客様に喜び、満足して頂くことで対価を頂戴するのです。直接的に接客で対価が生じない場合でも、お客様満足度が低いと企業の評価が下がり、会社に損害を与えることになりかねないという大切な仕事です。

ホテル業界の動向と課題点

次にホテル業界の動向について解説します。ホテル業界の動向について理解することで、「業界全体ではどんな課題があり、どのような人物を求めているのか」「今後の展望により、就職することでどのようなメリットやデメリット」などが分かります。

そのため、自分にあった企業を探すための業界研究や企業研究を進めることができます。ホテル業界を理解するためにも、現状の課題や今後の行方にもしっかり注目しておきましょう。

今までの変革

まずは、過去についてご紹介します。平成17年までは上向きでしたが、平成18〜23年までは、減少傾向にあります。特に平成20年以降は、大きく落ち込むことになりました。ではなぜ、そうした状況になってしまったのでしょうか。業界全体の衰退は、必ずしもその業界に原因があるものではありません。平成20年以降は、実体経済の悪化が目立ちました。

具体的には、グローバルでの景気後退、高騰した原油価格、円高などによるものです。さらに、東日本大震災の影響も無視できません。ビジネスパーソンや訪日観光客が減り、個人消費の節約志向などもあり、ホテル業界は厳しい状況になってしまったのです。とはいえ、平成24年以降は上昇傾向にあります。

課題点

人手不足

ホテル業界の大きな課題は、人手不足です。人口の減少が急激に進んでいる日本では、働く人の数も減り続けています。どの業界でも人手不足は深刻な課題ですが、特にホテル業界などのサービス業では大きな問題となっています。

外国人観光客の増加や、旅行をする人の増加など、ホテル業界が売り上げを伸ばす一方で、ホテル業界は仕事が増えていても、従業員が確保できないという状態になっています。今後はさらに、人手不足が加速すると予想されていますので、どう解決していくかに注目が集まっています。また、離職率が高いことも課題のひとつです。

ホテル業界などのサービス業では、土日祝日に関係なく仕事があり、長期休みなどもなかなか取れないのが現状です。労働時間も長く、ホテルでは深夜や早朝などにも仕事があり、不規則な生活となってしまいます。長く続けていくには、体力的にも精神的にも負担になり、仕事を辞めてしまう人も少なくありません。

グローバル対応

ホテル業界が宿泊客獲得に向けて行っている取り組みの一つに、訪日外国人の摂り込みが挙げられます。特にカプセルホテルに関しては、従来の「狭い」「暗い」などのマイナスイメージを払拭しようとする動きが見られます。広いスペースや温泉施設、女性専用カプセルホテルなど、かつてのイメージを覆しつつリーズナブルな価格で提供し、ここ数年でかなりの進化を遂げています

また、英語版や中国語版のホームページやパンフレット、フロント対応など、外国人を呼び込もうとする工夫をしているホテルも多くあります。さらに、日本文化を織り交ぜたサービスを提供したり、Wi-Fiなどハード面での設備を充実させる試みも盛んであり、低コストでも快適に利用できる環境で外国人獲得に力をいれています。

今後の展望

競合激化

「民泊」とは、ホテルや旅館ではなく、一般の民家に宿泊することを指します。 海外では、インターネットの仲介サイトなどを通じて、その地域の住民が旅行者に、自宅の一室や所有する部屋などを貸し出すビジネスが一般的になってきています。 日本では法律の整備を進めている段階ではありますが、今後民泊が広がれば、ホテルにとってライバルになる可能性もあります。

また「エアビー」と呼ばれるAirbnbも流行しています。これは、空き部屋を短い期間で貸したい人と、旅行などで宿泊地を借りたい人とをマッチングするサービスです。 宿泊したい地域を検索し、日程や条件がマッチした場合には賃料を支払って宿泊の約束をアプリやSNSなどで気軽に取ることができます。

このように宿泊の在り方が多様化しており、ホテル業界全般として競合が激化していると言われています。

新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスによる旅行の自粛です。この打撃はホテル業界の採用活動を中止するほどであり、日本政策金融公庫が実施した調査によれば、ホテル業の半数以上が売上高80%減と発表しました

このような損失を何とか補填しようと、政府は2020年7月22日から「Go To トラベル」という事業を発表し、政府から1兆円にのぼる予算が旅行、飲食、イベント、ホテル業界に充てられました。そして旅行者は旅行商品の予約やホテルの宿泊予約にかかる代金が半額や上限2万円分の割引があるほか、観光地の土産店や飲食店で使える割引券が付与されるといった支援があり、これにより旅行、飲食、イベント、ホテル需要喚起を狙いました。

しかし、感染の拡大が止まらず、2020年12月に国内の新規感染者が2000名を越える日々が続き、政府はGoToトラベルキャンペーンの一時停止を発表しました。1月中旬には再開するとの声もあったものの、緊急事態宣言により延期になってしまいました。ビジネスホテルの一部では、新型コロナウイルス感染症患者の受け入れを行い、感染拡大の終息のサポートをしています。

ホテル業界の4つの魅力

ホテル業界の4つの魅力

1.お客様の喜びや感謝を直接感じられる

ホテルスタッフの一番の魅力は、お客様から感謝の言葉をもらえたり、お客様が喜ぶ顔を見られたりすることでしょう。お客様の立場に立って、サービスを提供するのがホテルスタッフの仕事です。その仕事ぶりを喜んでもらうことができれば、大きなやりがいにつながります。

ホテル業界はお客様と直接のやり取りが多くなります。そこでお客様にとってより良い提案をすることにより「あなたがいたから楽しかった」「社員が満足していて成功だった」などと言っていただけます。

アルバイトなどでお客様の喜びを感じたり、感謝されることがやりがいであった人にとって、ホテル業界はとても良い環境であると言えます。

2.丁寧なマナーが身につく

丁寧な所作が身に付くこともホテル業界で働くメリットであります。ホテルでは、マナーや接客に関する研修を受けられます。先輩の対応を見て丁寧な所作を習得することも可能です。

このような丁寧な所作は、ホテルでの仕事はもちろん、プライベートや、ホテル以外の業界に転職を目指すときも役立つでしょう。

3.清潔できれいなホテル内での仕事

毎日仕事をする場所として、ホテルのきれいな職場環境は大きな魅力です。お客様を迎えおもてなしをする場所ですから、職場の清潔さや高級感は、他の職種と比べても引けをとりません。

きれいなところで働きたい、清潔な職場がいいと感じている方にとって、ホテルは非常に魅力的な職場だといえるでしょう。

4.シフト制

業務がシフト制であることに、大きな魅力を感じる方もいるでしょう。ホテルは、基本的に24時間営業しているため、スタッフもシフト制の場合が多くあります。勤務時間が不規則なことに負担を感じることもないとはいえません。

しかし、他の人が働いている曜日・時間に休めることは、時に非常に便利で、都合が良い場合もあります

ホテル業界で活かせる4つのスキル

ホテル業界で活かせる4つのスキル

1.ホスピタリティ

ホスピタリティとは、「hospes」が語源であり「すぐれて客人歓待を具現する者」という意味をもちます。ホテル業界では顧客に対価を求めず、心配りができるような精神が必要です。それによって顧客満足度の向上しリピートが増え、収益性をあげることができるのです。

そのようなホスピタリティ精神がある人でないとホテル業界は厳しいでしょう。反対にお客様の喜びを1番に考えられる人にとっては向いてる仕事であると言えます。

2.語学力

ホテル業界の事業において日本で完結する仕事は少なくなってきました。海外事業の展開や訪日外国人観光客によるインバウンド需要の増加によって、ある程度多言語が話せるような語学力が必要になってきました。採用の段階でも語学試験の足きりがある企業も少なくありません。

このような状況によりある程度仕事で使える語学力がある人材を求める傾向にあります。語学力に自信がある人ならば、業務上での問題はないでしょう。

3.柔軟性

柔軟性がある人は、目的を達成しようという意志の強さは頑固な人と変わらなくても、達成に至るためのアプローチ方法にはこだわらないことが大切であると知っています。今のやり方ではうまくいかないということが分かれば、別の方法を試そうと早く頭を切り替えます。

そのため、「間違っているかな」と不安に思いながら漫然と同じやり方を続ける人に比べ、損失を最小限にとどめることができます。目標達成への手段にこだわらないので、想定外のトラブルにも融通をきかせて対応することができます。思い込みを捨てる努力をし、必要とあれば未知のことに果敢にチャレンジし、可能性を探ります。軌道修正にためらわない勇気をもっているのが、柔軟性のある人の特徴です。

4.体力

体力があるというシンプルなアピールも、ホテル業界では欠かせないスキルです。ホテル業界では、体力を使う仕事が多くなっております。

例えば「ドアマン」「ベル係」などは、お客様の案内や荷物運びなどの力仕事が多くなります。また老舗の旅館などではエレベーターをお客様優先とし、階段を使用しなければならないケースがあります。

そのため、体力がないと、仕事についていけなくなってしまうでしょう。「日々走っている人」「体を鍛えている人」にとっては、活かせる仕事になるでしょう。

ホテル業界の主要な企業5選

ホテル業界の主要な企業4つ

1.株式会社帝国ホテル

企業名:株式会社帝国ホテル
代表者名:定保 英弥
従業員数:953名(2020年3月時点)
設立年月日:1890年 (明治23年) 11月3日

株式会社帝国ホテルは、日本の迎賓館として明治期に創業されたホテルです。最高のおもてなしを提供するホテルとして誕生し、今なおそのブランド力は強く根付いています。さまざまな新規参入のホテルが登場する現在においても、帝国ホテルのブランド力は強く、時代に流されない創業の精神を受け継いでいるホテルです。

東京と大阪の都市部だけではなく、自然あふれる上高地にもホテルを持ち、ハレクラニやワイキキパークホテルなどとも提携しています。帝国ホテルでは創業の精神を大切にしながらも、常にお客様のことを考え、最高のサービスを模索しています。
サービスをとことんまで追求し、それを従業員同士で協働して行う社風であり、チームワークを大切にしている企業です。

2.株式会社ニュー・オータニ

企業名:株式会社ニュー・オータニ
代表者名:大谷 和彦
従業員数:2,146名(2020年3月時点)
設立年月日:1963年1月18日

株式会社ニュー・オータニは、国内を代表するホテル御三家の一つです。高級ホテルとして業界をけん引する存在であり、質の高いサービスによって数多くのファンを獲得しているホテルです。

東京大阪の都市部に直営ホテルを持ち、さらに全国にもグループホテルが展開されています。さらに国内だけではなく、海外にもホテルを持ち、国内外で活躍するグローバルな企業でもあります。

ニューオータニは、企業名にもあるように「ニュー」、新しいことへの挑戦を大切にしている企業です。さまざまなことに挑戦できる社風があり、また向上心の高い人、チームワークを発揮できる人が求められています。チームワークを大切にしながら、主体的に行動し、自身を成長させ続けられる人が求められています。

3.株式会社ホテルオークラ東京

企業名:株式会社ホテルオークラ東京
代表者名:池田 正己
従業員数:822名(2020年3月時点)
設立年月日:平成13年10月1日 (ホテル開業 昭和37年5月20日)

株式会社ホテルオークラ東京は、国内のホテル御三家の一つです。親会社に株式会社ホテルオークラがありますが、それはホテル運営をしている企業であり、実際にホテルの現場で働いているのはホテルオークラ東京です。

ホテルオークラでは宿泊だけではなく、レストランや宴会、ウエディングなどにも強みがあります。さまざまな分野で強みを持ち、業界をけん引する存在として活躍しています。
企業理念には「親切と和」を掲げ、これは創業以来大切にされてきた考え方です。お互いに尊敬し、助け合い、チームワークを発揮することを大切にしている社風であり、それを達成することで企業としての繁栄が考えられています。お互いに助け合い、認め合いながら成長できる企業だと言えます。

4.株式会社プリンスホテル

企業名:株式会社プリンスホテル
代表者名:赤坂 茂好
従業員数:3,502名(2020年3月時点)
設立年月日:1956年6月4日

株式会社プリンスホテルは、西武グループが運営している企業であり、プリンスホテルを運営しています。プリンスホテルは国内外に49のホテルを展開しているグローバル企業です。日本でも最大級のチェーンホテルであり、高い売上を誇っています。

プリンスホテルでは「ザ・プリンス」、「グランドプリンスホテル」、「プリンスホテル」の3つのブランドを展開しています。それぞれの特徴を活かした経営により、数多くのファンを獲得している企業です。

プリンスホテルでは協調性を活かして、仲間とともに活躍できる人材が求められており、協力して物事を成し遂げる社風でもあります。常に相手のことを考え、従業員同士で協力できること、そしてお客様を第一に考え、おもてなしができることが求められています。

5.リゾートトラスト株式会社

企業名:リゾートトラスト株式会社
代表者名:伊藤 與朗
従業員数:3,556名(2020年3月時点)
設立年月日:1973年4月

リゾートトラスト株式会社は、リゾートホテル・シティホテルなどを運営している企業です。国内では46ヶ所、ハワイでは1ヶ所のホテルを持ち、国内外で活躍しているグローバル企業な企業でもあります。

リゾートトラストは、ホテルレストランなどの事業以外にもゴルフやメディカルなどを行い、幅広い事業展開を行っています。ホテル業界では売上高、シェアともに国内2位であり、高い実績を誇っている企業です。

リゾートトラストでは、独創的でホスピタリティあふれるホテル運営が掲げられており、サービスの向上に向けて日々、さまざまな努力が行われています。新しいことへのチャレンジが大切にされている社風でもあり、自ら主体的に行動し、成長できる環境です。

ホテル業界売上高ランキング

ホテル業界の売上高のランキングは以下の通りです。また各企業の特徴も記載しているので、それぞれ特徴を理解し、企業研究に活かしましょう。

ホテル売上高ランキング

ホテル業界を理解して就活に挑もう

本記事の要点をいかにまとめます。

・ホテル業界の4つの種類は「リゾートホテル・旅館」「ビジネスホテル」「シティホテル」「アーバンホテル」です。
・ホテル業界の3つの経営形態は「直営方式」「リース方式」「運営委託方式」です。
・宿泊部門の6つの職種は「営業」「ドアマン」「ベル係」「フロント」「コンシュルジュ」「客室係」です。
・レストラン部門の3つの職種は「宴会担当」「調理担当」「客室担当」です。
・ホテル業界の4つの魅力は「お客様の喜びや感動を直接感じられる」「丁寧なマナーが身につく」「清潔できれいなホテル内での仕事」「シフト制」です。
・ホテル業界で活かせる4つのスキルは「ホスピタリティ」「語学力」「柔軟性」「体力」です。
・ホテル業界の主要な企業は「帝国ホテル」「ニュー・オータニ」「ホテルオークラ東京」「プリンセスホテル」「リゾートトラスト」です。

いかがでしたか。ホテル業界について、自分の憶測や思い込みでイメージしてしまっているところも多かったのではないでしょうか。ホテル業界も毎年就活生にとって人気の業界です。しっかりと業界研究をして、就職活動に挑みましょう

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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