業界研究

【ブライダル業界徹底研究ガイド2017】あなたの就活に役立つ情報を一挙大公開!

ブライダル業界とは

ブライダル業界は華やかなイメージも強く、多くの就活生の憧れとなっている業界です。ブライダルは人々の幸せに立ち会うことができる職業であり、大変ではありますが、やりがいも大きい仕事です。結婚式と一口に言ってもさまざまであり、時期や年代によってもトレンドは異なります。

ブライダル業界はトレンドが重要視される業界ですし、移り変わりの激しい業界でもあります。業界についての実態を見極めるためにも、まずは業界の動向や基本的な知識を知っていきましょう。

ブライダル業界

ブライダル業界は年々業界規模を拡大し、業績も成長傾向である、好調な業界です。2005年から現在まで業界規模は順調に拡大を続けていますが、ここ数年で勢いはなくなり、マイナスになることはないものの、伸び悩みを見せています。

伸び悩みの原因は晩婚化や未婚率の上昇です。晩婚化で結婚式をしないカップルも増加し、またそもそも結婚しない人が増えているため、ブライダル業界の需要は縮小の危険性を抱えています。

現在でこそ業界は好調に推移していますが、今後の見通しはそれほど立っておらず、各社競争の動きが強くなると考えられています。結婚しても結婚式をしないカップルも増加しており、少ない数の結婚式をいかにして獲得していけるかが、今後の業界、企業を左右するポイントです。

ブライダル業界の業績推移について

  • 業界規模2,888億円
  • 平均年収483万円
  • 平均継続年数7年

ブライダル業界の業界規模は2,888億円です。国内の業界としては小さな規模の業界です。業界規模は好調に推移していますが、爆発的に業界規模が拡大する見通しもなく、このまま若干の成長傾向、あるいは横ばい程度で推移すると考えられています。また未婚率が上昇すれば業界規模は縮小もあり得ますので、業界規模の拡大、縮小にも注目が必要です。

平均年収は483万円と低く、他業界と比べても年収は低い傾向にあります。企業ごとによって若干の差はあるものの、それほど大きな差は見受けられず、ブライダル業界全体として年収は高くない人が多いです。

平均継続年数は7年とこれも短いです。継続年数については企業によって差がありますので、就職する企業は注意して選ばなければなりません。

ブライダル業界の細かい職種分類について

  • ウエディングプランナー
  • バンケットスタッフ
  • 営業アシスタント

ブライダル業界の職種としてはウエディングプランナー、バンケットスタッフ、ブライダル事務が挙げられます。ウエディングプランナーはブライダル業界の花形職種です。結婚式の企画や立案をし、顧客の要望などを聞きながら、魅力的な結婚式のプランを提案することが仕事です。結婚式に向けての段取りを決めるだけではなく、当日も式がスムーズに進むよう現場のサポートやリーダーとしての役目を果たす場合もあります。

バンケットスタッフは結婚式における接客を行う職種です。料理の配膳やプログラムに沿って結婚式の演出を行うなど、さまざまなことをこなします。営業アシスタントはウエディングプランナーの補佐が仕事です。事務作業を行ったり、裏方としての役割を果たします。

ブライダル業界の主要トピック3つ

業界についての知識を身に付けるためには、業界内で起こっている出来事に対して敏感になっておく必要があります。業界では日々さまざまな動きが起こっていますし、ブライダル業界はトレンドを知っていることが大切な職業です。

トレンドを知り、常に最新の情報を更新していることが大切ですので、業界研究と併せてさまざまなことにアンテナを張る癖をつけていくことも大切です。主要なトピックを知れば業界についての理解も深まりますので、それらを知ってブライダル業界についての理解を深めていきましょう。

①テイク&ギヴニーズが手掛ける「新しいホテル」

東洋経済オンラインによると、ブライダル業界で旋風を起こしたテイク&ギヴニーズは東京に新規ホテルを開業しました。テイク&ギヴニーズは20年前にハウスウエディングの導入によってブライダル業界を活性化させた革命児的な存在です。その革命児が今度はホテル業界に参入したとなり、周辺のホテルでは警戒が強まっています。

テイク&ギヴニーズが開業したホテルは「トランクホテル」という名の地上4階、地下1階の建物です。チャペルに4つの式場を備えており、部屋はシングルルーム10室、6~14人が泊まれるスイートルームなど15室を備えています。4つの式場は開業前から予約が殺到し、現在2018年の3月頃までは予約で埋まっています。すでに好調な動きだしを見せるブライダル部門ですが、問題はホテルの宿泊客です。

トランクホテルは高めの価格設定が考えられており、7~8万円を目標に価格設定を行うことが検討されています。またブライダル客だけではなく、一般利用や訪日外国人などをターゲットにしているとも語られており、今後の展開に注目が集まっています。ブライダルで革命を起こしたテイク&ギヴニーズは、ホテル業界でも革命を起こせるのか、またブライダル部門は好調を続けるのかにも注目が必要です。

②米国ウエディング市場に激震・女性起業家の革命

YAHOOニュースによると、アメリカの女性起業家、ケルシー・ドーリーがアメリカのウェディング市場に大きな変化をもたらしていると報じています。ケルシー・ドーリーはVow To Be ChicのCEOを務め、その事業はドレスのレンタルサービスです。レンタルサービス自体はもともと存在するサービスですが、ケルシー・ドーリーが始めたのは、デザイナーズブランドのブライズメイド用ドレスのレンタルサービスです。

これは史上初の試みであり、すでに高い売上と評価を獲得しています。アメリカの結婚式ではブライズメイドという花嫁の付添人の複数が、揃いのドレスを着る習慣があります。ブライズメイドで着る衣装は一回きりのものであり、また結婚式に多数参加すれば複数回経験することもあり、お金がかかることが問題です。ブライズメイドのドレスのレンタルサービスは好調な売上を見せ、米国のオンライン消費は3ヶ月で11兆円にも上っています。

これはケルシー・ドーリー自身が、ターゲット層と同年代である強みが活かされた結果です。ターゲット層に関するマーケティングは完璧であり、求められるものをしっかりと提供した結果、高い実績を残しています。ブライズメイドドレスのレンタルサービスは好調な売上を見せ、アメリカウェディング市場に大きな変化を及ぼしています。

③ディズニードレス関西でもお披露目

YAHOOニュースによると、「クラウディア」が「ウォルト・ディズニー・ジャパン」とライセンス契約を締結したことを発表しています。クラウディアは1976年創業のウエディングドレスメーカーであり、ブライダル業界でも老舗の企業です。今回のライセンス契約によりディズニープリンセスをテーマとしたウェディングドレスが発表され、大阪でお披露目の発表会が行われました。

発表されたドレスは全部で28種であり、美女と野獣、シンデレラ、白雪姫、リトル・マーメイド、塔の上のラプンツェル、眠れる森の美女から着想を得たドレスです。それぞれの作品のプリンセス6人から着想を得たドレスは、それぞれの作品の特徴がドレスに反映されています。またウェディングドレスだけではなく、プリンスのタキシードや、ブライズメイドの衣装までがセットで発表されました。細部まで世界観に凝って作り上げられたウエディングドレスによって、憧れのプリンセスになりきって、結婚式が挙げられます。

クラウディアでは今回「リースバイリース方式」を初導入しました。従来では東京ディズニーリゾート」や「ディズニー・フェアリーテイル・ウエディング」以外では着用できませんでしたが、全国でのレンタルが可能になりました。

主要企業5選紹介

ブライダル業界を知るためには業界研究だけではなく、企業研究を進めることも大切です。企業によって特色は違いますし、ブライダル業界は特に企業ごとの色が違っています。企業が違えば提供できるサービスも違いますし、式場の雰囲気なども違います。

顧客に対して結婚式を提案するためには、自分自身が式場などに愛着を持っていなければなりませんし、企業選びは非常に大切です。ブライダルの企業はさまざまありますが、まずは主要な企業を知って、志望企業の選択肢を広げていきましょう。

①株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

  • 企業名:株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
  • 代表者名:岩瀬 賢治
  • 従業員数:1,406人 (連結2,196人)

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズは、ウエディングのプロデュースなどを行っている企業です。ブライダル業界では高い売上高とシェアを誇っており、業界を代表する企業です。

ブライダル業界にハウスウエディングなどのブームを持ち込むなど、革新的な事業展開が強みであり、ブライダルに限らず幅広い事業展開を行っています。レストラン運営やホテル運営などの事業も展開しており、ブライダルと連携して事業を展開することで高い売上を誇っています。

テイクアンドギヴ・ニーズでは若いうちからさまざまなことに挑戦できる社風であり、チャレンジ精神を発揮して働きやすい環境です。ブライダルは感動を届ける仕事ですので、社風としても感動することが大切にされている企業でもあります。

②ワタベウェディング株式会社

  • 企業名:ワタベウェディング株式会社
  • 代表者名:花房 伸晃
  • 従業員数:415名 (連結1,974名)
  • 設立年月日:昭和39年(1964年)10月3日

ワタベウェディング株式会社は、国内外の挙式サービス、ウェディングドレスなどの製造・販売などの事業を行っている企業です。結婚式に関わる衣装や各種サービスなどを行っている企業であり、ブライダル業界で広く活躍しています。また海外挙式に伴った挙式参加者向けの旅行事業も行っています。

国内だけではなく海外にも事業を展開すグローバル企業で、主にアジア方面に事業を展開しており、日本人に向けた海外挙式サービスではなく、アジアの人々を対象としてブライダル事業を展開しています。

ワタベウェディングでは自ら主体的に行動し、さまざまなことに挑戦していける人材が求められています。社員の挑戦を後押しする社風であり、成長を目指しながら働くことができる企業です。

③株式会社ベストブライダル

  • 企業名:株式会社ベストブライダル
  • 代表者名:塚田 正之
  • 従業員数:427名
  • 設立年月日:2014年2月14日

株式会社ベストブライダルは、国内ゲストハウス・チャペルでの挙式・披露パーティの企画、立案、運営などの事業を行う企業です。国内だけではなく海外挙式にも対応しており、利用者も多く、人気も高い企業です。

宴会・立食・パーティ・イベントの企画、立案、運営の事業や旅行業、ホテル業などの事業も展開しています幅広い事業展開で活躍している企業であり、それぞれの分野での働きを活かしてゲストハウスウェディングを総合プロデュースしている企業です。

ベストブライダルは社風はプロフェッショナルな仕事を通じて、どこまでも成長していくことです。何事にも挑戦する姿勢やおもてなしを追求していけるプロ意識などが求められており、高いサービススキルが求められています。

④株式会社クラウディアホールディングス

  • 企業名:株式会社クラウディアホールディングス
  • 代表者名:倉 正治
  • 従業員数:1,127名
  • 設立年月日:1976年12月

株式会社クラウディアホールディングスは、グループ企業としてホールセール、コンシューマー事業を展開している企業です。ホールセールでは、婚礼衣装やブライダルインナーの企画、製造、卸売などの事業を行っています。

コンシューマーではリゾート挙式、式場挙式などの事業を行っています。幅広い事業展開によってブライダルを総合的にプロデュースする企業です。また、さまざまな取り組みによって業績を上げている企業であり、現在では「ウォルト・ディズニー・ジャパン」とのライセンス契約を締結したことでも話題になっています。

クラウディアでは社風として顧客に信用されること、社員同士で信用し合えることが大切にされています。コミュニケーションを取りながら働ける企業であり、働きやすい環境の企業です。

⑤株式会社AOKIホールディングス

  • 企業名:株式会社AOKIホールディングス
  • 代表者名:青木 彰宏
  • 従業員数:4,292名(連結5,914名)
  • 設立年月日:1976年8月21日

株式会社AOKIホールディングスは、ファッション、アニヴェルセル・ブライダル、エンターテイメントなどの事業を展開している企業です。紳士服や婦人服などビジネスウェアの事業で有名な企業ですが、ブライダルの事業も広く展開している企業でもあります。

AOKIを含めたアパレル企業の参入により、ブライダル業界の競争は激化していますが、その中でも勝ち残り、業界内でも高い実績を残しています。ブライダル事業では国内に複数のチャペルを持ち、国内で幅広くブライダルサービスを提供している企業です。

AOKIでは社風としても挑戦する姿勢が大切にされています。ブライダル事業では顧客に寄り添うコミュニケーション力が大切であり、挑戦しながらも他人に寄り添える姿勢が大切になります。

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ブライダル業界の内定をもらうために覚えるべき用語

あなたが希望するブライダル業界の企業から内定をもらうためには、業界研究や企業研究を進めるとともに、ブライダル業界のどの企業を受けるにしても必要になる、ブライダルに関する基礎知識をひと通り身に付けておくことが大切です。

特に今まで聞いたことがあったとしても、質問されたときに意外と説明が難しいブライダル関連の用語については、いざ面接官に聞かれたときにも、すらすらと答えられるよう、しっかり頭に入れておくとよいでしょう。

ブライズメイド

欧米の結婚式では一般的ですが、最近は日本でも導入する機会が増えてきた「ブライズメイド(Bridesmaid)」とは、花嫁の友人、姉妹、または親族が務めるサポート役のことです。人数は2名から5名ほどで、未婚の女性が務めることが多いです。

またブライズメイドの中で、花嫁と最も親しく代表となる人のことを、未婚女性の場合は「メイド・オブ・オナー」、既婚女性の場合は「マトロン・オブ・オナー」と呼びます。

なおブライズメイドは、中世のヨーロッパが起源とされていて、結婚する新婦を妬む悪魔から花嫁を守るために、同年代の未婚の若者たちが花嫁と同じようなドレスを着て付き添い、悪魔の目を惑わせた、という伝統が由来となっています。

結納

最近では「顔合わせ食事会」に替えられることが多いですが、日本古来の伝統である「結納」とは、結婚(挙式)の前に行う、両家のあいだでふたりの結婚を正式に約束しあう(婚約する)儀式のことです。地域によってしきたりが異なります。

もともとは、二つの家同士で新しい婚姻関係を結ぶ際に、男性側家族が酒肴を女性側へ持参し、女性側家族は料理を出してもてなすことから始まりました。このため結納には、両家の親睦を深めるという意味も持ち合わせています。

結納には、古くから行われてきた、仲人が両家を行き来して結納品や結納金を引き渡す「正式結納」と、どちらかの自宅や料亭などのお店で結納品や結納金を取り交わす「略式結納」があります。

神前式

新郎・新婦ともに和装で臨み、日本の伝統的なしきたりに沿って神殿で結婚の儀式を行うウェディングスタイルが「神前式」です。もともとは明治時代に日比谷大神宮(現在の東京大神宮)で行われた大正天皇のご成婚の慶事が起源とされていて、「ふたりの親族(家)同士が結び付くのが結婚」という考え方に基づき、「三々九度の盃(さんさんくどのはい)」を交わし、「玉串拝礼 (たまぐしはいれい)」などの儀式を行い、神にふたりの結婚を報告します。

神職と巫女が、両家の縁を結ぶ役目を担います。「家と家のつながり」が重要と考えるため、通常は両家の親族のみが参列しますが、国際結婚の場合は、日本の文化に触れたいという希望から、特例として外国の友人が参列することもあります。

ブライダル業界研究のおすすめ書籍紹介

業界研究にはさまざまな方法がありますが、一つの方法を試しているだけでは行き詰ってしまう場合もあります。さまざまな方法や視点で業界研究を行うことが大切であり、行き詰まりを感じれば、方法を変えて研究を続けることが大切です。

業界研究に行き詰ったときには、目先を変えて書籍を利用するのがおすすめです。書籍ではより専門的な知識を身に付けることができますので、おすすめの書籍を参考にして、ブライダル業界への理解をさらに深めていきましょう。

ブライダルのお仕事 2018

ブライダルのお仕事 2018は、ブライダルの仕事やその魅力について解説しています。ブライダル業界は就活生に人気の業界ですが、華やかなイメージだけを持って、志望している人も多いです。就活を攻略するためには、仕事について詳しく知っていることが大切ですので、ブライダルの仕事について理解を深める必要があります。

また業界へのイメージだけで、実際の仕事においてイメージができていない場合も多いです。仕事の魅力を知ることで、働くイメージもつきやすいですし、就職へのモチベーションを上げることもできます。この本ではブライダルの仕事について、基本的な知識を身に付けることができるだけではなく、就活に必要なデータやノウハウも記されています。ブライダル業界を目指す人におすすめの一冊です。

新・ウエディングプランナーという仕事

新・ウエディングプランナーという仕事という本は、ウエディングプランナーの業務を中心に解説されています。ウエディングプランナーはブライダル業界の花形の職種であり、人気の高い職種です。この本ではウエディングプランナーとはどんな職業かなどの基本的な知識から、今後の業界の展望や課題などについても解説されています。

ブライダル業界は、婚礼数の減少や新規参入企業の増加によって競争が激しくなっている業界です。業界についての展望や課題を知っておくことで、就活だけではなく、就職後にも役立てることができます。ウエディングプランナーは人気の職種であるだけに倍率も高い職種です。ウエディングプランナーの知識を深めることができ、それを通じてブライダル業界についての知識を深めることができますので、おすすめの一冊です。

ブライダル業界を深く知り就活を有利に進めよう!

ブライダル業界はさまざまな変化が起こっている業界であり、企業同士の競争も激しくなっています。業界内の情勢は変化しやすいので、しっかりと業界研究を行い、業界についての知識を身に付けて就活を攻略していきましょう。

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監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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