履歴書

【履歴書の写真のサイズは何センチか】間違えた場合の対処法を紹介

履歴書に貼る写真の一般的なサイズは何センチなのか

国内企業に就職するのであれば、必ずといっていいほど使用する機会が多いもののひとつに「証明写真」が挙げられます。証明写真は、就活生の雰囲気などをうかがい知るために使われることが多いため、たかが写真といっても侮ってはいけません。

しかしひとくちに証明写真といっても、そのサイズは微妙に異なるものがいくつかあり、どれを選ぶべきかというのに苦心している就活生もいるのではないでしょうか。

この記事では、履歴書やエントリーシートに貼る証明写真のサイズに焦点を当て、どれくらいの大きさのものが使われているのかを解説していきます。併せて、自分で写真の大きさを調節する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

履歴書に貼る写真の推奨サイズは40×30mm

履歴書に貼る証明写真の基本の大きさは「40×30mm」です。このサイズはJIS(日本工業規格)の履歴書に使用される証明写真に適応されています。そのため、この大きさの写真を用意しておけばだいたいの履歴書に対応できますが、それ以外のものもあります。

なおこの「40×30mm」ですが、ピクセル(画素)数でいい表すと「551×413px」となります。これは後ほど登場しますので、頭の片隅に入れておいてください。

企業からサイズ指定がある場合は指示に従う

基本のサイズは「40×30mm」であることは先ほど紹介しましたが、もちろん例外もあります。このケースは大学発行の履歴書ではなく、企業が独自にエントリーシートや履歴書を用意している場合に起こることが多いです。

企業から写真のサイズ指定があった場合には、素直にその指示に従うようにしてください。指定を守らなければ、「指示を聞かない人」という悪い印象を与えてしまうことにもなりかねません。基本の「40×30mm」以外の指定に出会わないことに越したことはありませんが「40×30mm」で対応できないものもあるということは覚えておきましょう。

履歴書マニュアルを確認してください

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写真のサイズが合っていないと印象が悪くなる

履歴書は写真のサイズも重要であり、これが間違っていると印象が悪くなってしまいます。そのため、サイズは念入りに確認し、使用する履歴書に合っているかをチェックしておきましょう。

また、企業によっては履歴書について細かく規定があり、証明写真のサイズについても指定されることがあります。サイズ指定がある場合は、これを守る必要があり、通常とは違ったサイズを使用しなければならないこともあります。マイナス評価を受けないためにも、履歴書の写真サイズは確認しておきましょう。

ルーズな性格だと思われてしまう

履歴書の写真サイズが合っていないと、細かいことに気が回らないルーズな性格だと思われてしまう可能性があります。仕事は細かい部分まで完璧にできていなければならないことも多く、ケアレスミスが多いと、やがては大きなミスにつながることも少なくありません。

つまり、ルーズな性格と判断されることで、仕事でもミスが多いと思われてしまいます。ミスが多いと企業にとっても損失が出るリスクが高くなるため、採用を躊躇してしまうこともあるでしょう。

また、写真サイズの違いに加えて、誤字脱字などがあると、よりルーズな印象は強くなってしまいます。履歴書は細部までチェックされているため、ルーズな印象を与えないためにも細かな間違いがないように写真サイズから文章まで確認しておきましょう。

履歴書の中で悪目立ちしてしまう

履歴書の証明写真はぱっと目につきやすい部分であり、特に目立つ部分ともいえます。そのため、写真サイズが間違っていると、他の履歴書と一緒に内容を確認している際に悪目立ちしてしまい、ミスをしているという印象が強くなりかねません。

第一印象でミスをしていると判断されると、細かいところも間違っているかもしれないと、ネガティブな先入観を持たれてしまう危険性があります。場合によってはその時点で読むことをやめてしまい、すぐに不採用となってしまうリスクもあることは理解しておきましょう。

ミスが目立つと内容がよくても、好印象につながりにくくなることも少なくありません。証明写真は目立つ部分であることを理解して、写真サイズは間違いのないように、正しいものを選ぶことが大切です。

写真のサイズが違う場合の対処法

自信の持っている履歴書の写真のサイズが違う場合には、どうすればいいのでしょうか。証明写真を準備するのもお金がかかりますし、何枚も必要となるとより出費が増えてしまいます。就活には証明写真以外にも交通費や雑費がかかりますので、なるべく費用を抑えるためにもすでに持っている写真を利用したいものです。

また、就活用に写真を用意したものの若干サイズが間違っていたという場合にも、なんとかしてその写真を使いたいものです。ここでは、履歴書に使う証明写真のサイズが違った場合の対処法について説明していきます。

基本的には撮り直す

就活の履歴書に使う写真のサイズが合っていなかった場合、基本的には撮り直したほうがいいです。無理にハサミやカッターでサイズを合わせると、不自然な仕上がりになってしまいます。また、サイズが大きいのではなく小さかったという場合には、ごまかしがききません。写真のデータがある場合はサイズを変えて印刷するようにし、データがない場合はもう一度撮り直すようにしましょう。

就活に使う履歴書は公的な書類であり、指示通りの書類が用意できていないと印象が悪くなってしまいます。履歴書が完璧だったのに、写真のせいで不合格となってしまってはもったいないです。将来を決める大事な就活ですので、多少の出費は我慢して撮り直すようにしましょう。

カットする

写真が大きかった場合は、規定のサイズになるようにカットするという方法があります。パスポートなどの大きめの証明写真があった場合は、ハサミやカッターでカットすれば問題ないと考える人も多いでしょう。しかし、そうすると顔がアップになってしまったり、頭頂部が切れたりする可能性があります。また、左右の余白の大きさが非対称になってしまうことも考えられるでしょう。

カットすればサイズは合うかもしれませんが、写真のバランスが悪くなってしまいます。採用担当者は他の履歴書も複数一緒にみることになるため、バランスのおかしい写真にはすぐに気づいてしまうでしょう。一人だけ写真のバランスがおかしいと分かってしまえば、評価が下がることも考えられます。

どうしても撮り直せなかったときは採用担当者に相談する

お金の都合や履歴書の提出期限の都合で、新しい写真を撮り直せない場合はどうすればいいのでしょうか。写真を撮影する時間がないなどの理由でどうしても撮り治せなかった時は、採用担当者に相談するようにしましょう。何も言わずにサイズの違う写真を履歴書に貼って提出するよりは、「指定されていたサイズの写真を用意できなかったのですが」と声をかけた方が正直で誠実な対応といえます。

しかし、提出書類をちゃんと用意できなかったという事実は変わりませんので、指示通り書類を準備できない人というだらしない印象になってしまいます。間に合わない場合はスタジオで写真撮影する時間はありませんので、スピード写真機を利用するなどして用意するようにしましょう。

証明写真をきれいに撮るコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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自分で撮った写真をパソコンでサイズ変更する方法

自分で写真を撮影した場合、履歴書やエントリーシートで使うサイズに変更するという工程を抜かしてはいけません。また、特に指定のサイズよりも小さい写真しか持っていないのであれば、大きさを修正する必要があります。

写真の大きさを調節するという工程は、実は自宅にPCなどがあれば簡単に対応することが可能です。また、Photoshopなどの専門的ツールを持っていなくても対処できるため、サイズ調整のためだけに設備を整える必要はありません。

ここでは、自分で写真のサイズを変更する方法を紹介します。大学の授業などで日ごろ使うようなツールを使用する方法ですので、ぜひ参考にしてください。

Wordを使った画像のサイズ変更方法

画像のサイズ変更の手順(Word)

  1. 「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」
  2. 「表示」の「HTML関連は単位にピクセルを使用する」にチェック
  3. 画像を挿入し右クリック
  4. 「レイアウトの詳細」→「サイズ」
  5. 高さ「551px」、幅「413px」でOKをクリック

何も設定を変更していなければ「mm」が単位となっていますが、必ずしも指定のサイズになるとは限らないので、ここではピクセルを単位とする方法を紹介します。

上で紹介した「551×413px」が登場しています。PC上で画像を調整するには便利な単位なので覚えておくとよいでしょう。「mm」のままだと、拡大縮小のサイズを忘れて調整してしまう可能性があるため、できないことはありませんが失敗しやすいです。

この写真サイズ調整のためだけにピクセルを用いるのであれば、調整完了後「詳細設定」のチェックを外すのを忘れないようにしてください。覚えているうちにやっておかなければ、どこで変更したのかが分からなくなってしまいます。

証明写真をデータ化する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

履歴書の写真のサイズを間違えないように気を付けよう

この記事では「履歴書の証明写真のサイズ」に焦点を当て、一般的なサイズの紹介から自分で証明写真サイズの画像に加工する方法について触れてきました。

証明写真は履歴書の中でもほんの一部分にしか過ぎません。だからと言って「顔が分かればいいや」と適当に証明写真を選ぶと、それだけで悪印象を与えることにもなりかねません。

写真の貼りつけかたや身だしなみなどから、その人の雰囲気や性格などをうかがい知ることは可能です。それゆえ、決してぞんざいに扱ってはならないものだといえるでしょう。書類選考の通過率を自ら下げてしまわないためにも、せめて証明写真は完璧に用意するようにしましょう。

近くの照明写真機の探し方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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