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【激務といわれる業界5選】忙しさの理由と共通点をくわしく解説

ほとんどの人が激務な業界には就職したくない

業界ごとに労働環境や仕事の量は異なります。比較的ゆっくりと仕事ができる場合もあれば、きつく激務な業界もあります。

就職活動では、自分に合った業界を知り、何がしたいかを考えて就職先を選びます。しかし、どれだけ好きな仕事であっても、あまりに激務だと続けることは難しいです。激務な業界は体力・精神面での負担が大きく、いくら好きな仕事でも体や心がついてこなければ全うできません。

激務な業界はそれぞれ特徴があり、就職先を選ぶ際には注意しなければなりません。なぜ激務なのか、その忙しさの理由を正しく理解し就活を進めることが重要です。

激務といわれている業界5選

一般的に激務といわれる業界に就職すると、過酷な労働環境が待ち受けている可能性が高いです。

激務の基準は人によってさまざまですが、一般的には以下の3点が挙げられます。

  • 業務時間が長い(月80時間以上の残業)
  • 業務外での仕事の付き合いが多い(プライベートを確保することが難しい)
  • 大きなストレスがかかる(責任やノルマがのしかかり、精神的負担が大きい)

もちろんその業界すべての企業がそうとは限りません。企業によっては働きやすい環境の場合もあります。しかし、多くの企業では激務である可能性が高いため、それぞれの業界の特徴を知っておく必要があります。

①IT業界

ITとはインフォメーション・テクノロジー(情報技術)の略で、つまりIT業界とは、情報を取得、加工、保存、伝送するための科学技術に関する職種の業界です。さまざまな職種があり、どれも世間からの需要が高く魅力的に感じる業界ですが、労働時間の長さから激務といわれています。

基本的にクライアントの要望に合わせて納期を設定する業務のため、常に期日に追われながら仕事をする必要があります。計画通りに進めば問題ありませんが、トラブルやクライアントからの変更依頼もあり、納期直前になると長時間の残業続きになることも珍しくありません。

また、IT業界の需要は今なお増え続け、需要に対する人材不足が問題となっています。経済産業省の調査では今後も需要は増加し続け、2030年には約79万人のIT人材が不足するといわれています。今後も大きな成長がのぞめる将来性は魅力ですが、一人に降りかかる業務量が増加し、長時間労働につながってしまいます。

②介護・福祉業界

少子高齢化が進む日本を支えるうえで大切な業界であり、年々必要性が高まっているのが介護・福祉業界です。しかし、業務に取り組むうえでの精神的な面から激務といわれています。

日常生活で何かしらの支援を必要としている方にサービスをするのが業務ですが、排せつ物の処理などもしなければなりません。また、日勤だけではなく夜勤もあり、介護サービス利用者とのトラブルなど精神的に負担のかかる業務も多いです。

さらに給料が安いことも多く、仕事量に対しての賃金の低さから離職率が高まり、人手不足の業界でもあります。人手不足になることで一人あたりの仕事量は増え、仕事への不満はさらに増加する、といった悪循環を辿っている企業も多いです。そのため、入社後すぐに大量の業務を任される場合もあります。

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③医療業界

医療業界はいつの時代も必要とされ、安定したイメージが強い業界です。一口に医療業界といっても、様々な分野にわけられます。その中で、病院などの医療機関に属する業務は激務だといわれています。

病院の規模にもよりますが、個人のクリニックではなく入院患者を受け入れている病院であれば、日勤だけではなく夜勤の業務もあります。夜勤は勤務時間が長い場合が多く、人数が少ない傾向にあるため日勤に比べて大変なことが多いです。

また、部署・業務によっても忙しさは違い、救急担当などは特に忙しい傾向にあります。救急担当は休む暇なく患者が運び込まれてくるため、残業が当たり前の状況で働いている人も多いです。

命を預かる責任感の必要な仕事でもあり、肉体的にだけではなく、精神的な負担も大きいです。

④飲食業界

飲食業界は商品やレシピを開発する「研究開発」、店舗の売り上げが増えるよう施策する「販売促進」、実際に店舗で接客し、サービスを提供する「店舗スタッフ」の3つの職種に大きく分けられます。

飲食業界の中で最も働く人数が多いのが「店舗スタッフ」であり、ほかの職種で働く場合もまずはこの業務に配属されることが多いです。業務の関係上、拘束時間の長さやアルバイトの都合に振り回されることから激務といわれています。

業務上、お客様に合わせて仕事を進めなければならず、退勤時間がきても店が忙しければ長時間残業をしなければなりません。また、そもそもの勤務時間の設定が長い場合も多く、開店から閉店作業まですべてをおこなうことも多いです。

店舗の運営管理を行うのも業務のため、アルバイトが欠席した場合、休みでも出勤しなければならない場合もあります。また、お客様からクレームがあればそれにも対処しなければならず、精神的な負担も大きいです。

⑤広告業界

広告業界とは、クライアントの広告活動を代理で行う職種の業界です。有名な企業だと、「電通」や「サイバーエージェント」などがあります。

新聞、テレビ、街中の広告、最近ではSNSなどのWEBメディアの広告も扱っており、華やかなイメージで人気が高いです。しかし、厳しい納期設定や人間関係から肉体的・精神的に負担の大きい業界です。

職種によって仕事の内容や量は異なりますが、ディレクターやデザイナー等のクリエイティブ職は納期があり、納期間近になれば徹夜が続くことも多いです。クライアントから指定された納期は絶対であり、それを越えることは許されません。納期を守るためには長時間労働も当たり前とされていることが多く、肉体的に負担の大きい職種です。

また、営業などの場合はクライアントとクリエイティブ職両方の橋渡しをしなければなりません。さまざまな人と関わる仕事であり、場合によってはクレームの対処をすることにもなるため、他の職種よりも精神的に負担の大きい傾向にあります。また、相手のスケジュールに合わせて忙しく動き回らなければならない分、ワークバランスを形成しにくい傾向にもあります。

激務といわれる業界に共通する理由

激務といわれる業界はさまざまなものがあり、仕事の内容は大きく異なります。しかし、それぞれが激務といわれるのには共通する理由があります。

理由に当てはまってしまう仕事は激務である可能性が高く、入社後に苦労することも多いです。就活で避けるためには、それらの理由が当てはまらない仕事を探すことが大切です。

①業務に区切りがない

激務と言われる業界に共通する理由としては、業務に区切りがないことが挙げられます。

常に新しいものを追い求める業界では、サービスをし続けるため終わりがありません。仕事にある程度の区切りはあるものの、基本的には連続していますので、終わりが見えずにいつまでも働くことになります。

クライアントから受けた依頼に取り組んでいる間も、また別のクライアントから依頼が舞い込んできます。今取り組んでいる依頼が終わってもすぐに次の依頼、もしくは平行して取り組まないといけません。長時間働くことが常態化していることが多いので注意が必要です。

また、自身で区切りをつけようにも、休んでいる間にも仕事は増え続け、休み明けに大量の業務を抱えることも少なくありません。一つひとつの業務が完結せずに、一連の流れとしていつまでも続いてしまいます。

該当例

IT業界
システムエンジニア、WEBデザイナー等、多くの職種が該当します。

広告業界
ディレクターやデザイナー等のクリエイティブ職全般が該当します。
また、営業職も常にそれぞれのクライアントに合わせて行動している点でこの特徴に該当します。

②サービスを売る仕事

サービスを売る仕事も激務と言われる業界に共通する理由です。

サービス業は、自身の労働がそのまま商品となります。そのため、常に利用者に商品を提供するためには働き続けなければならず、労働時間が長くなる傾向にあります。いくら疲れても利用者の前では明るく丁寧にふるまうのが基本のため、勤務中はなかなか気を抜くこともできません。

また、利用者がサービスに満足しなければクレームが入り、その対処も仕事となります。そういった点で精神的な負担も大きく、責任感が必要な仕事です。

該当例

    介護・福祉業界
    介護福祉士をはじめとした、日常生活をサポートする職種が該当します。

    医療業界
    看護師などの医療機関に属する職種全般が該当します。

    飲食業界
    実際にサービスを提供する店舗スタッフが該当します。

    あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう

    就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

    そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

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    激務な業界を志望する時は熱意と覚悟を持って挑もう

    業界にはさまざまな特徴があり、激務と言われるものもあればそうでないものもあります。同じ働くのであれば、激務ではない業界で働きたいと考える人は多いですが、激務の業界=悪いわけではありません。激務である理由はさまざまですが、業界の構造上やむを得ない場合もあり、激務の対価としてほかの業界に比べ給料がよいことも多いです。

    激務な業界は一概に避けなければならないものではありません。自分に本当に合っている、その業界に挑戦したいと感じるのであれば、挑戦を考えても問題ありません。

    ただし、過酷な環境にあることは確かですので、志望する時は熱意と覚悟を持っておくことが大切です。生半可な気持ちでは続けることができませんので、しっかりと意思を固めて挑戦しましょう。

    監修者プロフィール

    ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
    吉川 智也(よしかわ・ともや)
    1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
    現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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