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ノーネクタイがOKなクールビズ期間というのがある
就活中の試験や面接、さらに内定後の内定式における服装は、就活生にとってとても気になるポイントです。もちろん無難なのはリクルートスーツを選ぶことですが、スーツ着用の必要がない旨あらかじめ指示がある場合など、何かと迷ってしまう場面もあります。
印象を悪くしないために、マナー違反にならないよう努めていても、特に夏場の就活では、できるだけ涼しい格好で行動したいというのが本音でもあります。クールビズという考え方が定着してきた最近では、ノーネクタイでもマナー違反にならないクールビズ期間というのもあります。特にネクタイに注目して、就活の服装のマナーをご紹介します。
面接・内定式にノーネクタイでもいいのか
筆記試験はもちろんですが、服装のマナーが特に気になるのは面接や内定式のように、企業の担当者と対面形式で会話をする場面です。自分自身をできるだけアピールしたいところですが、服装によって悪目立ちしてしまうのはあまり良いことではありません。
企業や就活のタイミングによって、面接や内定式が行われる季節はそれぞれ異なります。そもそも面接や内定式にはネクタイをしなくても失礼にはならないのでしょうか?
クールビズ期間でも基本はネクタイを付ける
基本的には、男性の服装ではネクタイを着用することが正式なマナーです。最近では、政府が奨励していることもあり、多くの企業では5月から10月の期間をクールビズ期間として設定しています。
しかし、これはあくまでもすでに働いている従業員向けの決まりと考え、就活においてはどのような場面でもネクタイをつけていく方がベターです。ただし、服装の項目に「クールビズでの参加」「上着、ネクタイ不要」などと指示がある場合には、ノーネクタイで参加しても問題ありません。
内定式ではノーネクタイの指示がある企業も
就職試験や面接に比べて、内定決定後の内定式において、ノーネクタイの指示を出す企業が多いようです。ここでたくさんの人が迷いがちなのが、逆にネクタイをつけていってはいけないのか、ということです。どんな場面でも、ネクタイの着用自体がマナー違反というわけではありません。
しかし、指示が出ているのに指示にそぐわない服装をしていると、注意深く指示を確認していないと思われてしまうことがあります。ノーネクタイの旨指示があった場合には、ネクタイはつけない方が良いものと考えてください。
クールビズの指示があっても、ネクタイについて個別の指示がない場合など、案内でネクタイへの言及がないときにはネクタイを着用していきましょう。
重要な相手と会う場合はネクタイをするのがマナー
普段はノーネクタイでOKな会社でも、ネクタイをしなければならないときがあります。TPOに合った服装をすることが、ビジネスシーンでは求められるのです。ノーネクタイが相応しくないときとは、いったいいつなのか知っておきましょう。
ビジネスにおいて、重要な商談がおこなわれるときや大事なお客様と会う場合、ノーネクタイは避けるのがマナーです。第一印象が大切な場面では、ネクタイをするように気を付けましょう。ノーネクタイはネクタイをしているときよりカジュアルな服装であり、相手によっては失礼となってしまう場合があります。初対面の人と会うときなどは、ネクタイをカバンに入れて携帯しておくと、いざというときに役に立つでしょう。
入社式はノーネクタイで行かないようにする
内定式というのはあくまでも内定の段階であり、まだその企業の正式な社員ではありません。しかし、入社式というのは、晴れてその企業に出社する一日目。役職問わず、たくさんの人が新入社員に注目しています。
基本的には入社式は春に開催されるものですが、どんな季節であっても、入社式はネクタイ着用が必須です。入社式は、既存の社員にとっても、入社する新入社員にとっても特別な日。通常は私服での勤務や、オフィスカジュアルでの勤務が認められている企業でも、入社式においては全従業員にスーツとネクタイの着用を義務づけている企業は少なくありません。
ましてこれから入社する新入社員がノーネクタイでは、常識はずれな新人と思われてしまい、これから一緒に働く人たちに悪い印象を与えてしまう可能性があります。
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ノーネクタイに気を付けるべきなのはシャツ
ノーネクタイの指示があるからといって、どんな服装でも良いというわけではありません。TPOをわきまえ、清潔感があり、実直な印象を与える服装が好ましいのはノーネクタイOKな場合でも同様です。
ネクタイを着用すればそれだけである程度きちんとした服装に見えますが、逆にノーネクタイの場合には細部に気を配らないと、だらしがない格好に見えてしまうこともあります。そんなノーネクタイの場合は、服装のどんな部分に注意したら良いのでしょうか?
開けてもいいのは第一ボタンのみ
ネクタイを着用していないときには、特にシャツの着方には注意しましょう。ネクタイがないことで、普段よりも首もとまではっきりと見えてしまいます。シャツのボタンは基本的にはすべてきちんと止めておきましょう。
しかし、首もとが詰まっているシャツなどでは、逆に第一ボタンを開けた方がすっきりと自然に見えることがあります。これは、シャツの形やサイズ感も考慮して決めてください。ただし、開けて良いのはあくまで第一ボタンまで。第二ボタンまで開いているとだらしない印象になってしまいがちです。
ノーネクタイ時に着るシャツは普段と一緒ではダメ
男性のスーツに合わせて作られているワイシャツは、ネクタイを着用することを前提に仕立てられています。そのため、ネクタイをつけても邪魔にならないように、首もとが詰まっていたり、襟がこぶりに作られている傾向があります。
ネクタイ着用の場合のシャツと、ノーネクタイの際のシャツは、それにあわせて変えるのが理想です。ノーネクタイの場合は、襟がしっかり立つシャツを選びましょう。しわがなくピンとした襟元が、清潔感がある印象を与えます。
ボタンダウンを着用するときは襟のボタンは外さない
襟の先にボタンが付いているボタンダウンという形のシャツがあります。ボタンダウンのシャツは、カジュアルなタイプのワイシャツだけでなく、スーツに合わせるワイシャツとしてもラインナップされています。
企業によっては、制服にボタンダウンのシャツを取り入れている場合もあるようです。ボタンダウンのシャツを着る場合には、襟のボタンはしかりと止めておくのが正しい着用方法です。ネクタイ着用の有無に関わらず、ボタンダウンのシャツの襟のボタンは必ず止めて着るようにすることを覚えておいてください。
下着は白色・Vネック・半袖
ネクタイをしない場合、シャツが出ている部分が多いため下着にも気を配ることが大切です。特に夏場に着用するシャツは薄い素材であることが多いため、下着が透けてしまうケースもあります。白色や、ライトグレーなどの明るい色を選びましょう。
ノーネクタイになると第一ボタンを開けた際などに、丸首タイプだと下着が見えて不格好になります。下着が見えないようにするためにも、Vネックを選びましょう。また、下着の形にはタンクトップやノースリーブがありますが、脇汗対策のためにも半袖タイプがおすすめです。
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クールビズの場合はジャケパンスタイルがおすすめ
クールビズでノーネクタイにする場合は、ジャケパンスタイルがおすすめです。ジャケパンとは、ジャケットとパンツという意味です。一般的に、スーツは上下セットで販売されていますが、そのジャケットとパンツをそれぞれ単体で合わせて着ることをジャケパンスタイルといいます。ジャケットとパンツの色や柄が異なるため、よりカジュアルな服装となります。
ネイビー、グレー、ベージュなどの落ち着いた色合いなら着回ししやすく、ビジネスシーンでも悪目立ちしません。ネイビーのジャケットにグレーのパンツは、王道の組み合わせといえるでしょう。この際に、ベルトと靴の色をそろえると統一感がでておしゃれです。パンツはスラックスやチノパンなどがおすすめでしょう。
冬でもノーネクタイでいい企業もある
ノーネクタイの指示があるのは、クールビズ期間のみとは限りません。会社によっては、入社試験以外ではオフィスカジュアルを奨励している場合や、普段はスーツではない私服勤務の環境なので、ネクタイ不要と書かれている場合があります。また、夏場のクールビズに対して、冬場にウォームビズというのを取り入れている企業が増えてきているようです。
これも、クールビズ同様に環境省によって奨励されている制度で、冬場でも暖房に頼らなくて良いように、温かくて軽い服装で勤務にあたる制度です。男性の場合は、セーターやカーディガンを取り入れるのが一般的なようです。
クールビズではネクタイは不要とされている場合が多いのですが、ウォームビズがネクタイの着用自体を左右することはあまりありません。ウォームビズ期間であっても、ネクタイ着用の有無は企業のルールによるものなので間違えないように気をつけてください。
ノーネクタイのマナーを知って適切な格好をしよう
外資系の企業が増えたこともあり、以前に比べて会社員の服装は多様化されてきています。また、男性でもおしゃれにこだわり、平日の会社がある日でもファッションを楽しみたいという人も増えてきました。それに合わせて、ノーネクタイでもきちんとした印象を与えるシャツや服装がたくさんあります。
服装というのは、マナーをしっかり押さえておけば、相手に与える印象を左右するひとつのアピールの方法とも考えられます。ノーネクタイの場合でもマナー違反にならないように、服装の基本的なマナーを押さえて、TPOに合わせた適切な服装を取り入れましょう。