履歴書

【履歴書の賞罰とは】記入すべき内容とない場合の書き方

履歴書の賞罰とは?

履歴書の賞罰欄にどういった内容を書くべきなのか、頭を悩ませている方は決して少なくないでしょう。「思い返す限り法に触れるような罰則を受けてしまった経験がなく、賞を受け取るような栄誉を手にしたこともない」という方がほとんどなのではないでしょうか。

特に賞罰欄に該当する経験をお持ちではないという方のために、該当するものがない場合の対処法や、そもそも賞罰欄に記入すべき事項はどういったものなのかご紹介します。正しく賞罰欄の記入を果たし、就活を円滑に行えるようにしましょう。

履歴書の賞罰「賞」と「罰」の基準

履歴書の賞罰欄に関して、どういった内容の賞罰を記入するべきなのか、明確な基準をご説明いたします。基準が分かっていないと書く必要のない賞罰を記入してしまい、ときに採用担当者の評価が下がってしまう要因になりかねません。どの程度の「賞」なら書くべきで、どの程度の「罰」は書かなくていいのかといった点を理解し、自身に該当する賞罰が無いかどうか顧みるようにして下さい。

「賞」は全国・国際レベルのもの

履歴書に書ける具体的な「賞」は、あくまで誰が聞いてもわかるような全国・国際レベルのものである必要があります。学校内だけの賞、皆勤賞や成績優秀賞などは履歴書に書く賞として相応しいものとは言えませんので、記入しないように注意しましょう。

<p大学生で受ける方が多い傾向にあるTOEICのテストで、特別賞などを受け取れたという方もいらっしゃると思われます。そういった外部の機関が設けている技術や能力を検定する上で優秀な成績を収めた証明である賞は、履歴書に書ける賞として相応しいと言えるでしょう。

「罰」は刑事罰や10年未満の前科

次に「罰」に関して説明します。賞罰の「賞」は知名度の高い賞のみ記入することが可能となりますが、罰は一般的に事件性のある内容でしたら全て書く必要があると考える方もいらっしゃると思います。

明確な線引きとしては、刑事罰や10年未満の前科のみ書く必要があります。民事事件や少年犯罪歴、裁判中の事件、起訴猶予に関しては履歴書の賞罰欄に記入する必要はありません。

履歴書の作成方法を確認しよう

履歴書を作成するのが初めてという就活生は多く、どのような点に気を付ければいいのか把握できていない人も多いのではないでしょうか。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。

そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。無料でダウンロードできるので、履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。実際に履歴書を作成する際のお手本としても、持っておいて損はありません。

「賞罰なし」と書く必要はあるのか?

ここまでで賞罰欄の記入の仕方に関してはある程度ご理解いただけたかと思います。しかし、恐らく大多数の方は賞罰に該当する経験をしていない方だと言えるでしょう。

無理に賞に値しない経験を記載しても意味はありませんし、むしろマイナス評価を受ける原因にもなります。さらに、今までの人生の中で罰則を受けたことのある方の方が少数派になるのは明らかです。そうした場合、賞罰欄に「賞罰なし」と書く必要はあるのかご説明いたします。

賞罰欄は何もなければ「賞罰なし」で埋める

結論から申し上げますが、賞罰欄は今までの人生の中で該当するものが何もなければ「賞罰なし」で問題ありません。あくまで空欄として提出するのではなく「賞罰なし」と書くようにしましょう。賞罰どちらか一方があり、記入欄が分かれている場合にはない方に「なし」と記載するようにして下さい。

今までに賞を受け取るほどの功績を残していればそれは人事の方の目にも留まりやすくなると思われますが、決して「賞罰なし」と記載することが悪いわけではありません。大多数の就活生は「賞罰なし」な人生を歩んできていると思いますので、特に深く考えることなく記入するようにしましょう。

「賞罰なし」が虚偽の場合は不採用になる可能性もある

こちらの項目は最も重要な項目だと言えるでしょう。賞罰の「賞」は他者に対して誇れる内容であることに違いはありませんが、対照的に「罰」は人によっては隠したい過去だと感じられると思います。

当然、知られなくて済むのなら知られたくないと考える方は多いでしょう。しかし、いくら知られたくない、就活で不利に働くことが予想されるからと言って、虚偽の申告をしてしまうと結果として不採用を通達されてしまう可能性があります。

嘘を書くと告知義務違反になるので、採用取り消しや解雇などに繋がる可能性が考えられるのです。刑事罰を受けた経験があるのにもかかわらず、「賞罰なし」と虚偽の申告をしてしまわないように正直に記載しましょう。

賞を貰った経験を書きたいときは?

「賞」と一口に言っても、全国大会や国際大会クラスの規模の大きなものから学内コンクールや地域のコンテストと言った比較的規模の小さなものまで、様々な種類のものが存在します。「賞をもらったことはあるけれど、賞罰欄に書くほどのものか分からない」という方もいるでしょう。

このような場合、どういう風なアピール方法をとれば良いのかについて、以下で詳しく解説します。資格の欄に記入したり趣味・特技の項目でアピールしたり、と言う風にいくつかの方法がありますので、ご自身に最適な方法は何かを判断し選んでみて下さい。

資格欄に書く

1つ目の方法としては、「資格欄に記入する」というものがあります。例えば、TOEICで高スコアを記録したり資格検定試験で上位に入ったり、といった場合がこのケースに該当します。しかし、「賞」の内容を資格欄に記入するようなケースはあまり多くありません。

そもそも、賞罰の「賞」は「都道府県レベル~全国・国際規模の大会等における成果で、世間一般に広く認知されているもの」と定義するのが一般的です。その為あまり知名度の高くない内容の受賞歴を賞罰欄に記入しても、採用する側にさほどの好印象を与えるとは想定しづらいです。それでも、面接の際の話題作りの役割は十分に果たすと考えられるので、そういう意味でも以下で紹介する「趣味・特技」の欄に記入する方がよいでしょう。

趣味・特技欄に書く

「学生時代の部活動で参加した大会で優勝した」や、「大学のサークル活動の内容が評価されて市や地域の団体から表彰された」といったケースの場合には、「趣味・特技欄」に記入するのが効果的です。実は、履歴書の「賞」の欄には学生時代の功績については記載しないことが一般的なのです。

そのため、自身の学内活動に関するアピールを有効に行う際には「趣味・特技欄」を活用することになるでしょう。学生時代に、自分の好きなことを活かした活躍を通して、忍耐力や目標に向かって努力する姿勢をアピールし、そこから自己PRや自身の持つ人生理念の主張に繋げることも就職活動における有効な戦略の1つです。

履歴書における賞罰の書き方を知っておこう!

履歴書には「賞罰欄」が付いているものもあります。しかし就活生のほとんどは、書くべき賞も罰も思いつかないというケースが多いでしょう。もちろん、中には賞や罰を受けた経験のある方も居るかも知れません。その場合はその内容を正直に記載してください。

そのような賞罰の経験がない方は、「賞罰なし」と記入すると良いでしょう。履歴書にもさまざまなフォーマットがあり、最近は「賞罰欄」がない履歴書が増えてきています。そのような場合はあえて書く必要はありません。

履歴書の賞罰欄の書き方に戸惑う方がいるかも知れませんが、基本は「事実をわかりやすく正しく書く」ことです。履歴書を正しく書き、就活を着実に前に進めていくようにしてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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