業界研究

【ブライダル業界の平均年収と生涯賃金】主要25業界と比較してわかりやすく解説!

ブライダル業界とは

女性の憧れでもある結婚式。その結婚式を演出する業界として最も大きいのが、ブライダル業界です。ブライダル業界と一口に言っても、関わっている職種は華やかな演出をおこなう職種からドレス作成のような裏方を支える職種など、多岐に渡ります。

そんなブライダル業界の動向や平均年収、他の業界と比較した結果ははどのようになっているのでしょうか。インターネット上の情報を、本ページでまとめてみました。

ブライダル業界について

ブライダル業界の中で一番有名なのが、ウェディングプランニング業ではないかと思われます。「テイクアンドギヴ・ニーズ」や「ワタベウェディング」などの企業が有名です。

ブライダル業界では、他にもホテルや旅行会社などの会場を提供、プランを販売している職種が有名です。

特に、ブライダル業界に関わるウェディングプランナーは、近年の傾向として規模が縮小しつつあるようです。出資の引き締めをおこなう顧客が多く、安価な結婚プランの台頭や結婚式自体をおこなわないカップルの増加により、伸び悩んでいる状態です。

また、ホテルなどの結婚式に関わる業界自体が、それぞれ独自に結婚式向けのプランを用意しているため、縮小傾向にあるという理由もあるようです。

ブライダル業界の職種について

  • ウェディングプランナー
  • バンケットスタッフ
  • ブライダル事務

結婚式のプランニングや式場の手配など、結婚式の進行も含めた全体的な計画を立てるのが、ウェディングプランナーの主な業務内容です。全体的に中小企業が多く、各企業同士の間での競争が激しい職種でもあります。競争が激しいこともあり、業務の華やかさとは裏腹に、かなりハードな職種のようです。

ウェディングプランナーが計画を立てるのに対し、バンケットスタッフは実際に結婚式における実務が主な業務内容になります。具体的には、結婚式や関連するイベントにおいて、サポートスタッフとして動く形になります。バンケットスタッフは結婚式専門の企業だけではなく、別途イベントにおけるサポートスタッフとしても事業をおこなうことがあるようです。

ブライダル事務は、その名の通りブライダル事業に関わる事務作業をおこなう職種になります。とはいえ、基本的にブライダル事業では結婚式の際の応対なども、事務の仕事になります。そのため、事務作業に加えて接客や営業などのスキルも求められるのが、ブライダル事務といえるでしょう。

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ブライダル業界の平均年収について

ブライダル業界の平均年収

業界 平均年収
介護 361 万円
百貨店 443 万円
ブライダル 489 万円
アパレル 491 万円
人材業界 524 万円
ドラッグストア 529 万円
旅行会社 540 万円
農業 557 万円
食品業界 564 万円
鉄道 597 万円
専門商社 603 万円
出版社 610 万円
IT 631 万円
ゲーム業界 637 万円
パチンコ 662 万円
不動産 665 万円
銀行 668 万円
物流業界 676 万円
生命保険・損害保険 682 万円
電機・家電大手 688 万円
自動車 707 万円
証券 722 万円
テレビ局 910 万円
総合商社 1135 万円
コンサルティング 1263 万円

ブライダル業界の生涯賃金

業界 生涯賃金
介護 1.58億円
百貨店 1.94億円
ブライダル 2.14億円
アパレル 2.15億円
人材業界 2.29億円
ドラッグストア 2.31億円
旅行会社 2.36億円
農業 2.44億円
食品業界 2.47億円
鉄道 2.61億円
専門商社 2.64億円
出版社 2.67億円
IT 2.76億円
ゲーム業界 2.79億円
パチンコ 2.90億円
不動産 2.91億円
銀行 2.92億円
物流業界 2.96億円
生命保険・損害保険 2.98億円
電機・家電大手 3.01億円
自動車 3.09億円
証券 3.16億円
テレビ局 3.98億円
総合商社 4.97億円
コンサルティング 5.53億円

主要25業界の生涯賃金をシュミレーションした結果、ブライダル業界の生涯賃金はそこまで高くないようです。25業界の中で最も生涯賃金が高いコンサルティング業界と比較した場合、3億3,900円もの差があります。

また、ブライダル業界と関わりのある旅行会社業界と比較した場合、2,200万円の差ができると予測されています。同じく業務内容から関わりのあるアパレル業界とは、100万円の差が出るようです。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値です。

まとめ

ブライダル業界の生涯賃金は高くありませんが、介護業界も同じように高くないと予測されています。これらの業界の生涯賃金が低いのは、それぞれの事業内容が特定の顧客向けの専門的な事業であることが、一因と思われます。

ブライダル業界自体は、結婚という人生に大きく関わる行事の主だった部分を担う職業です。しかし、生涯賃金に関しては、確かに高いとはいえません。

企業同士の競争が激しいという問題だけでなく、結婚という要素自体の多様化にどれだけ対応し、演出出来るかを求められてくる点が業界全体の課題だといえるでしょう。

ブライダル業界は、イベント演出が好きな人や、結婚そのものに関わりたい人にとって、とてもやり甲斐がある仕事す。結婚の多様化の課題を踏まえると、今後のブライダル業界は、更に発展していく可能性を秘めているといえるでしょう。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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