職種研究

ホテルに就職したい就活生が知っておくべき必要なスキル・面接で聞かれやすい質問をご紹介!

ホテルに就職する前に必要なスキルを知っておこう

人に喜びを与えることができ、大きなやりがいがあるため就活生に人気が高い職種のひとつ、サービス業。そんなサービス業の中でも、特に人気が高いのがホテルスタッフです。質の高いサービスを求められるホテルスタッフは、いわばサービス業の最高峰。

外資系企業の参入も多く、しっかり実力をつけてキャリアアップしていけば、高水準の給与が得られるようになることも。難関をくぐり抜けてホテル業界に就職するためには、どのようなスキルや対策が必要なのでしょうか?志望動機の例文なども踏まえ、詳しくご紹介いたします。

あなたの面接力は何点?

面接において、服装などの身だしなみは第一印象に大きな影響を与えます。また、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?

それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードして、効率的に面接対策を進めましょう。

ホテル業界における業績ランキング

  1. 株式会社西武ホールディングス
  2. リゾートトラスト株式会社
  3. 東京急行電鉄株式会社
  4. 京王電鉄株式会社
  5. 株式会社ホテルオークラ東京

ホテルといっても、老舗の日系ホテルや外資系ホテル、ビジネスホテルなど、実に様々な企業や形態があります。まずは業界研究の一環としてホテル業界における業績ランキングに注目してみましょう。上記は、売上高によるランキングです。

売上高1位は、プリンスホテル系列の経営母体である西武ホールディングスです。ランキングに名を連ねるのはいずれも日系企業で、シェア率が高く、古くから培われた信頼と人気で安定した売り上げをあげている企業が目立ちます。

こちらのランキングに掲載されているか否かに関わらず、急速に国際化が進んでいることやオリンピックの開催が決定したことなどを受け、海外からの旅行者が増加し、ホテル業界の売り上げそのものが右肩上がりに上がっている傾向があります。

ホテルに就職するために必要なスキル

2020年の五輪開催を目前に、旅行業界やサービス業界はバブル景気にも並ぶ成長率といわれています。だからこそ、就職市場でも人気が上昇しています。人気の職種を希望して内定につなげるためには、スキルや経験を武器にしっかり自分自身をアピールしたいところです。ホテルという職種で必要なスキルをあらかじめ身につけておけば、企業の人事担当者に効率的にアプローチできます。

いざ社会人になってしまうと、日々の業務に追われて新しいスキルを身につけるのは簡単ではありません。勉強に集中できる学生時代にこそ、就職を見据えたスキルのための勉強に励む良い期間です。では、どんなスキルがあればホテルへの就職が有利になるのでしょうか?

①語学力

ホテル業界での就職で有利なスキルのひとつが、語学力の高さです。たとえば外資系企業のホテルでは、応募資格としてTOEICのスコアが明記されていることも少なくありません。

ホテルに就職するにあたり、必ずしも語学力が問われるとは限りませんが、人気が高いホテルや都心のホテルには、海外からの宿泊客がたくさん訪れます。また、武器となるのは英語力だけではありません。広く使用されている公用語として最低限の英語力が求められることが多いのは事実ですが、近年ではアジア圏からの旅行客が増加しています。

そのため、中国語や韓国語のように英語以外の語学も十分に武器になります。英語に比べて使用できるスタッフが少ないことから、かえって有利になることもあるほどです。

②コミュニケーション能力

ホテルでの就職といっても、もちろんすべての従業員が宿泊客と接するわけではありません。しかし、メインの業務は接客業であり、ホテル内を歩いていれば接客担当のスタッフでなくとも宿泊客から声をかけられることもあるでしょう。ホテルに限らず、サービス業での就職においては、当然ながら高いコミュニケーション能力が必要とされます。

はきはきとした気持ちの良い話し方、誠意の見える対応、というのはコミュニケーションの基本です。基本を抑えることはとても重要ですが、ホテルへの就職に限らず、就職活動のいかなる場合にも必要とされることだといえます。サービス業に求められるコミュニケーション能力というのは、さらに一歩踏み込んだものだと考えましょう。

たとえば近隣の観光情報を尋ねられたときには、一般的な観光名所だけでなく、宿泊者が誰と一緒なのか、家族連れであればファミリー層に向いているスポットを紹介するなど、常に相手のことを考え、「かゆいところに手が届く」ような対処ができることが理想的です。

③観察能力

ホテル業界だからこそ必要とされるスキルには、観察能力もあげられます。コミュニケーション能力の項目でご説明したように、利用客を十二分に満足させるためには、ときには利用客本人さえ気づいていないようなニーズの掘り起こしが欠かせません。相手の服装からビジネスでの利用なのか、それとも観光での利用なのかを判断したり、相手の目的やニーズをさりげなくキャッチすることがとても大切だからです。

また、難しいのはサービスの程度です。本来のサービスというものは、こうすれば相手が喜ぶはず、という自分本位なものになるべきではありません。疲れているときにはあまり話しかけられたくないと思う人もいれば、積極的に他者とコミュニケーションを取りたいと望んでいる人もいます。あくまでも相手にとって心地良い気配りをするためには、洞察力や観察力が必要不可欠です。

ホテルに就職するために参考にしたい志望動機例文

ホテル業界に就職するために有利になるスキルをご紹介しましたが、それでも仕事というのはやはり実務をこなして覚えていくことのほうが圧倒的に多いものです。いくら高い語学力やコミュニケーション能力があったとしても、最初からベテランスタッフと同じような仕事をこなせる人はいません。

そのため、熱意を持って就職してこそ多くのことを吸収し、成長することができるのです。だからこそ、企業の採用担当者にとっては、どれほどの熱意を持って応募してきているのか、というのがとても重要です。実際に、ホテルに就職するためにどのような志望動機を伝えれば良いのか、具体的な例文をあげてご紹介します。

例文①

 学生時代に友人と旅行をしようと考え、ホテルを予約しました。しかし、飛行機の手配日時を間違えていたことに当日になって気が付き、諦めるしかないと思いホテルにキャンセルの連絡をしました。理由を説明すると、「本来キャンセルの費用が発生しますが、今回は不要です。またご旅行の際には、是非当ホテルをご利用くださいね。」と快いお返事をいただきました。親切な対応に心が動かされ、どうしても旅行を決行したいと思い、列車でホテルを目指しました。到着は翌日になってしまいましたが、ホテルに出向くと空室があり、前日の話をするとスタッフの方々にとても喜んでいただけました。本来旅行の目的は思い出作りでしたが、ホテルの方の対応ひとつでそのホテルに宿泊することさえ目的になるんだと思い、すべてが素敵な思い出になりました。そのような経験から、自分自身も誰かの旅行の思い出をさらに素敵なものにするために、是非ホテルで働きたいと考えています。

人に喜んでもらいたい、接客やサービス業につきたい、という思いを聞くことはたくさんありますが、ホテルでの就職には、他のサービス業ではなくどうして「ホテル」を選んだのか、という動機があるとなお説得力が増します。

例文②

もともとたくさんの人とコミュニケーションを取ったり、異文化交流を積極的に行いたいという理由から、学生時代は語学を懸命に勉強しました。さらに、学生時代に京都に家族旅行に行った際、観光地のあらゆるところで海外からの観光客の姿を見ました。ホテルではおすすめの観光スポットを尋ねる宿泊客を大勢見かけ、ホテルのスタッフがそれぞれのニーズを詳しく聞きながら、適した観光スポットを紹介していました。それを見て、私自身も語学を駆使して日本の文化をより多くの人に知ってもらうための仕事に就きたいと考えるようになりました。観光スポットだけでなく、礼儀正しい丁寧な心配りも貴重な日本文化のひとつだと考えています。そのため、ホテルスタッフという仕事を通して、より多くの海外からのお客様に、日本文化を伝えていきたいと考えています。

こちらの例文では、志望動機の中で語学のスキルについても触れています。自身のスキルと志望動機を一緒に説明できるのは一石二鳥ですが、最近では語学力を活かせる職種が増えているため、語学力を活かしたいから、という理由だけでは不十分です。語学力を活かして何をしたいのかという動機が、説明に厚みを持たせてくれています。

ホテル業界の就職面接で聞かれやすい質問3選

就職試験では、筆記試験やグループワーク、面接など、企業によって様々な形態の試験が行われます。なかでも特に緊張しやすいのが、面接ではないでしょうか?直接企業の担当者と話をするため、筆記試験のように間違ったからと消しゴムで消してすぐに修正するわけにもいきません。

とはいえ、緊張しすぎて思ったような受け答えができなくなってしまうのは、面接でありがちな失敗です。緊張しすぎたり、想定外の質問に焦ってしまわないように、ホテルの面接で聞かれやすい質問をご紹介します。

志望動機

ホテルにおける就職活動に限らず、就職面接の多くの場面で志望動機についての質問があります。エントリーシートですでに志望動機の項目があった場合でも、改めて直接聞かれることが多い項目でもあることを覚えておいてください。仕事というのはどんな仕事でも大変なものですが、ホテルスタッフはシフト制や夜勤の業務があることもあり、かつ常にサービス精神が求められる、肉体的にも精神的にもハードな職種のひとつです。

そのため、離職率も決して低くありません。企業としては、採用試験を通して、十分な熱意を持って仕事に取り組める人材かどうかを見極めたいと思うのも当然です。応募者の適正や熱意、キャリアプランなど、様々な側面が見えるのが、志望動機です。

どんなホテルマンになりたいか

ホテルで仕事をしたら、どのようなホテルマンになりたいか、という質問も目立ちます。この質問からは、ホテルでの仕事を具体的にイメージできているかということや、キャリアプラン、そして志望動機同様に、どのぐらいの熱意を持って望んでいるかがわかります。

回答は、利用客に対してどのようなサービスがしたい、という細かい内容や、職場でのポジションなどのビジョンでも構いません。自身の回答に矛盾がなく、揺るぎない熱意を伝えることができる内容が好ましいです。

学生時代に力を入れたこと

ホテルでの業務というのは、実に多岐に渡ります。学生時代にどのようなことに熱中していたのかを知ることで、とりわけどのような業務に向いているのかを判断することができます。

また、ホテルでの仕事は多くの場合、チームワークが必要とされます。インターンや部活動、サークル活動などを通してチームワークをどのように培ってきたか、というのも採用担当者には興味深い点です。力を入れたことを回答する場合には、それによって自分が得たものをあわせて伝えるようにしましょう。得たもの、というのは、必ずしも形あるものの必要はありません。

何かに熱中したことで自分の考えがどのように変わったか、自分にどんな習慣が身に付いたか、自分にとってどのような価値があるものだったのかなどを伝えることで、ものごとに対する考え方や取り組み方の姿勢が伝わりやすくなります。

語学力などを身につけてホテルに就職しよう

国際化が進み、ビジネスでも観光でも、多くの人がホテルを利用します。ホテルスタッフのサービスによって一日の仕事の疲れが癒されたり、旅行がさらに楽しいものになったりと、利用者にとってホテルスタッフが与える影響というのは決して少なくありません。

やりがいのある仕事だからこそ、人気が高い職種でもあり、特に大手のホテルに就職しようと考えると倍率も低くはありません。語学力やコミュニケーション能力を養い、ホテルへの就職を少しでも有利に進めていきましょう。

 

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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