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公務員試験とspi試験には共通点があった
公務員試験も一般企業に入るためのspi試験も、両方受験しなければいけないという人も多いのではないでしょうか。公務員試験とspi試験は全く別物だと考えている人もいるかもしれませんが、実は共通点が数多く存在しているのです。その点を意識しているのといないのとでは、勉強の効率が大きく違ってくることでしょう。
公務員試験もspi試験も、それぞれ特徴があり個性的なテストですから、対策に困っている人にこそ、両者の共通点を知ってもらい、少しでも勉強を楽に進めていただきたいと思います。ふたつのテストの対策を同時に進めるのはとても困難なことですが、その共通点を知っていれば負担は一気に軽くなるはずです。
spi試験と公務員試験の出題範囲
spi試験と公務員試験における出題範囲は、似ているところが多くあります。完全に同じとまではいかなくても、解いている上で既視感を覚える問題が必ずあるはずです。
ですから、spi試験で苦手としている部分は、公務員試験の似たような問題でも同じように苦手意識を持ってしまうということになります。そういったことを発見するためにも、両方の出題範囲をもう一度確認してみてください。そこから自分が弱点としている問題箇所を見つけることができるでしょう。
spi試験の出題範囲
spi試験は、適性検査と能力検査で構成されています。そのうち、能力検査は言語分野と非言語分野に分かれていて、ここでは中学や高校レベルの問題が出されます。言語分野では、長文読解や言葉のフレーズの正しい使い方を問われることになり、非言語分野では数学に近い問題が出されることになっているのです。
しかし、特に非言語分野ではこれまでに馴染みのなかったような出題のされ方をされるため、難しくて解きにくいと感じる人も多いかもしれません。また、spi試験においては、能力検査だけではなく、適性検査にも注意が必要です。適性検査は出題範囲というよりも、出題形式をチェックしておくべきでしょう。いずれにせよ、出題範囲はそれほど広くはないので早めに確認しておくべきです。
公務員試験の出題範囲
公務員試験は、教養科目、専門試験、面接試験などの科目を全て合わせると30科目以上あり、その範囲は大学一般教養レベルです。憲法や民法などなどの法律関係や、経済学や政治学など、大学で専攻していなかった人にはなかなか勉強しにくい科目も多く出題されるため、受験生はかなりの負担をかけられることになります。
公務員試験の特徴は、何と言ってもその出題範囲の広さですから、自分が受ける試験に必要な科目については早めに勉強を始めないと、本番までに間に合わなくなってしまいます。出題される問いのレベルは一般教養程度ではありますが、その中でも自分が知らない範囲の知識を問われた場合のことを見越した勉強をすることが求められます。
公務員試験の問題傾向について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
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spi試験と公務員試験の共通点
ここでは、具体的に、どういったことがspi試験と公務員試験の共通点であるのかについて解説していきます。共通点についてじっくりと考えることで、試験までの対策をより効率的なものにしていきましょう。どちらの試験も難易度が高く行き詰ってしまっているという人もいるかもしれませんが、共通点が見つかればどちらも一気に解決することができるのです。そのためにもまずは、ふたつの試験の共通点を探ることから始めていきましょう。
公務員試験の教養試験及び専門試験とspi試験の能力検査
公務員試験における教養試験と専門試験の対策は、spi試験の能力検査の対策に繋げることができます。なぜなら、教養試験や専門試験で出題される問いは、spi試験の能力検査にとても似ている点が多々あるからです。公務員試験が大学レベルに準拠したものだとしても、出題される数学の問題はspi試験の能力検査における非言語分野のものと大差ないのです。
ですから、公務員試験の教養試験と専門試験で出題される問いを、spi試験と同じように解くことができる場合があるということを頭に入れておくと良いでしょう。教養試験や専門試験は、言語分野や非言語分野が解けていれば、問題なく解答することができる場合も多々あります。どちらにも対応できるのがふたつの試験の特徴です。
公務員試験の面接試験とspi試験の適性検査
公務員試験での面接試験対策は、spi試験の適性検査対策に繋がります。spi試験の適性検査は、人物像を判断するために行われるものです。自分を良く見せようとすると必ずどこかで矛盾が起こってしまい、回答が破綻してしまうというテストなので、あらかじめ自分をどういった人間であるか見つめ直しておく必要があります。
こういった作業をすることが、公務員試験での面接試験での対策にも繋がってくるのです。面接で自分の人となりや性格のことなどを聞かれた時に、迷わずに答えることができるようにするためには、事前に自分について考えておくのが一番です。就活の序盤に行った自己分析などを基にして、改めて質問されそうなことを中心に整理しておくと良いでしょう。
公務員試験と民間企業を併用受験する際のおすすめ対策方法
公務員試験と民間企業をどちらも受験するとなると、なかなか時間がとれなくて難しく、困っているという人も多いかもしれません。ですが、併用受験の際にも、きちんと両方の対策ができる方法があるのです。押さえるところだけ押さえておけば、無駄に時間と手間をかける必要はありません。どちらも勉強しなければならない量が多くて手が回らないイメージがあるかもしれませんが、対策はシンプルなもので構わないと考えてください。
公務員試験を中心に対策する
公務員試験とspi試験には共通する出題範囲が多くあります。その中でも、公務員試験の方が難しい問題が多いので、併用受験を考えているのであれば、公務員試験の対策を中心にするべきでしょう。spi試験の問題に応用できるように、公務員試験の対策をしておくと後々楽になると考えて勉強してください。特に非言語分野ではそれが顕著なので、比較的難しめである公務員試験の対策がspi試験の役に立ちます。
公務員試験とspi試験の問題集を照らし合わせた時に、似ている問題群があった場合はまず公務員試験の問題から解き始めてみましょう。あまり何冊も問題集に手をつけるのは効果的ではないので、公務員試験の問題集とspi試験の問題集それぞれ1冊ずつを繰り返し解くのが理想です。
spi試験の性格適正検査はしっかり対策する
spi試験の性格適性検査は、独自の出題形式を持っています。これは公務員試験にはないものなので、これだけは別物としてしっかり対策をしておきましょう。自分をどういった人物として伝えたいのか、事前に確かめておかないと、当日混乱して矛盾した回答をしてしまうかもしれません。
企業は適性検査によって就活生に適している職種や、性格などを細かくチェックしています。ですから、能力検査で高いスコアを出しても性格適性検査でおかしな回答をしてしまうと不審に思われてしまったり、不快感を与えてしまったりすることがあります。性格適正検査がどういったものなのかについてあらかじめ下調べをしておき、万全の準備をした状態で本番に臨むようにしましょう。
SPIの言語対策について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。
SPI対策の時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう
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公務員試験対策をspi試験対策に繋げよう
公務員試験もspi試験も、出題される範囲が被っているところに関しては、ほとんど内容に変わりはありません。対策をとるとしたら、公務員試験に対して重きを置いておけばspi試験の対策にもなるといったところでしょう。公務員試験対策は量が多く大変なものなので、そこに民間のspi試験対策まで増やすことはできれば避けたいところです。
ですから、公務員試験対策が通じているところは、spi試験対策にも繋げてしまいましょう。両試験において問われることはそれほど大きくは異ならないので、まずは難しい公務員試験の方から潰していってください。あまり苦手意識を持たないようにするためにも、できれば何度も問題に触れられる機会を作りましょう。
公務員試験について、こちらの記事も参考にしてみてください。