職種研究

モデルの平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう

モデルとは

モデルという言葉には複数の意味がありますが、ここではファッションモデルをはじめとした被写体モデルのことを指します。モデルになるには、スカウトや紹介、コンテストやオーディションなどの方法でモデルプロダクションに所属する必要があり、通常の就活とは事情が大きく異なります。

また、プロダクションに所属したからといって必ず仕事があるわけでもなく、高収入を得られるかどうかは知名度や人気次第という、非常に厳しい世界です。そんなモデルの現状について、詳しく調べてみました。

モデルの種類について

  • ファッションモデル
  • 読者モデル
  • コマーシャルモデル
  • 絵画モデル

ファッションモデルは、クライアントが指定する服や装飾品を身に付けて、広告や雑誌の被写体になる仕事です。ファッションショーに出演するショーモデルもこれに含まれます。

読者モデルとは、専業のプロモデルではなく、学生やOLが兼業でおこなうモデルのことです。仕事内容はプロモデルと同じですが、報酬が低く交通費などの手当も出ないことが多いようです。

コマーシャルモデルは、テレビCMに出演するモデルのことです。写真撮影とは違い、動きやセリフが入ることがありますので、演技力が必要になります。赤ちゃんから高齢者まで、年齢層が幅広いのが特徴です。

絵画モデルは、画家や美術学校の依頼を受けて絵画のモデルをする仕事です。長時間同じポーズのまま静止しなければならないところが特徴的といえます。絵画モデルも専業ではなく、兼業でおこなうことがほとんどのようです。

モデルに求められる能力について

  • 高身長・細身
  • 健康管理
  • 美容意識

ファッションモデルになるためには、高身長である、細身で足が長いなど、雑誌の内容にふさわしいプロポーションであることが求められます。ただし、読者モデルの場合は、読者にとって身近な印象を与えるため、平均的なスタイルのモデルを採用することもあるようです。

モデルにとって、スタイルを維持することは重要な仕事です。食事内容や定期的な運動、睡眠、入浴など、あらゆる面で健康管理に常に気を配らなければなりません。

美容意識もスタイルの維持と同じくらい大事です。モデルとして成功するには、コスメやエステなど絶えず美を追求し続ける努力が欠かせません。最近では、お金があまりかからないように工夫して美を保つ方法もあるようです。

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モデルの平均年収と他職種との比較

モデルの平均年収について

モデルの収入は、数万円から数千万円までと非常に幅広く、正確なデータがあるわけではありませんが、平均すると推定200万~300万円という情報がありました。一般的な水準と比べると、低い傾向にあるようです。ただし、有名になれば高収入を得られる場合もあります。

他の職種・平均との比較

  • 日本の平均年収:422万円
  • 俳優:979万円
  • アナウンサー:900万円

モデルの平均年収は、日本の平均年収422万円と比較して122~222万円ほど低くなっています。また、類似職の俳優と比べて679~779万円ほど低く、アナウンサーと比べて600~700万円ほど低くなっています。

モデルのボーナス・昇給事情

ボーナスについて

モデルの仕事は出来高制なので、基本的にボーナスはありません。ただし、所属している事務所などによっても異なりますので、ある・ないと断言することはできないでしょう。

昇給について

モデルの昇給についてもボーナスと同じことがいえます。人気や仕事内容によって報酬が決まるので、定期的な昇給はありません。しかし、企業の規定により昇給の有無は異なるでしょう。

モデルの年齢別平均年収推移シミュレーション

モデルの年齢別の平均年収を5歳刻みで算出をしました。年齢別の月給と年収の推定値はどのようになっているでしょうか。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 156.1万円 10.7万円 27.6万円
25~29歳 203.4万円 14.0万円 35.9万円
30~34歳 234.3万円 16.1万円 41.4万円
35~39歳 256.7万円 17.6万円 45.4万円
40~44歳 276.7万円 19.0万円 48.9万円
45~49歳 292.5万円 20.1万円 51.7万円
50~54歳 304.8万円 20.9万円 53.8万円
55~59歳 300.3万円 20.6万円 53.1万円
60~64歳 225.1万円 15.4万円 39.8万円

年齢別の平均年収を5歳刻みで算出すると、30~34歳での平均年収は234.3万円で、ボーナスは41.4万円ほどになると予測されます。40~44歳では、平均年収が276.7万円になる予測です。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

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モデルと日本の平均年収との年齢別比較シミュレーション

20~24歳 156.1万円 263.5万円
25~29歳 203.4万円 343.3万円
30~34歳 234.3万円 395.5万円
35~39歳 256.7万円 433.4万円
40~44歳 276.7万円 467.1万円
45~49歳 292.5万円 493.8万円
50~54歳 304.8万円 514.4万円
55~59歳 300.3万円 507.0万円
60~64歳 225.1万円 380.1万円

モデルの平均年収は、日本の企業全体の平均年収と比較すると低いといえるでしょう。30~34歳の平均年収は日本の平均と比較すると161.2万円ほど低くなると推測されます。40~44歳では190.4万円ほど低くなる予測です。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

モデルの生涯賃金シミュレーション

モデルの平均年収 日本の平均年収
生涯賃金 1.13億円 1.90億円

日本の平均的な生涯賃金とモデルの生涯賃金を比較してみましょう。モデルの平均年収は200~300万円であることがわかりました。一方、日本の平均年収は422万円です。20~65歳まで勤めたと仮定した場合、生涯で得られる賃金はどれくらいになるのでしょうか。その結果が上記の表です。

モデルの生涯賃金は1.13億円と予想されます。日本の平均生涯賃金と比較すると7,700万円ほど低いと推測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

まとめ

モデルの仕事は、天性の資質が必要となる部分も大きいといえます。また、たまたま被写体として流行のファッションにマッチしていたなど、時の運による部分も大きいといわざるを得ません。

多くの場合、モデルとして活躍できるのは10代から20代がほとんどです。場合によっては、働きながら別の道を模索しなければなりません。ですが、これほど不安定な仕事であっても、モデルになりたいという人はたくさんいます。モデルの仕事には、金銭には代えられない魅力があるといえるでしょう。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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