面接対策

【最終面接の結果が遅い理由】企業に合否を問い合わせる方法

最終面接の結果が遅いのには理由がある

最終面接が終われば、結果がどうなっているか気になりますが、結果の通知が遅い場合もあります。面接の結果はいつも気になるものですが、最終選考の場合は特に気になってしまう人が多いです。

結果がこないとそわそわしますし、他のことが手につかない場合もありますが、結果の通知が遅いことにはさまざまな理由があります。企業もわざと連絡を遅らせているわけではなく、やむを得ない理由で連絡が遅くなっている場合もあります。

最終面接となると結果が気になってしまうのは仕方ありませんが、結果ばかりを気にして、他のことが疎かになるのはよくありません。結果を待っている間も就活は続いていますし、連絡が遅い場合も上手に対処して就活をストップさせないようにしましょう。

最終面接の結果が遅い理由とは

最終面接の結果の通知が遅い理由は企業によって違い、さまざまな理由があります。連絡が遅くなるのが仕方のない場合もあれば、企業の都合によって連絡が遅れている場合などもあります。

連絡が遅くなる理由はさまざまではありますが、結果ばかりに気を取られずに過ごすことが大切です。結果を気にしすぎると他のことに身が入りませんし、余計な不安を抱えてしまうこともあります。連絡が遅くなる理由を知って、余計なストレスをためないようにしましょう。

決定権のある人が忙しい

最終面接の結果が遅い理由としては、企業の部署による都合が挙げられます。最終面接は、やはり最終的な決定権がある人物が選考結果を決定するため、その人物の都合によって結果連絡が遅くなることが多いです。

決定権のある人物が忙しければ合否が決定するのに時間がかかりますし、連絡まで時間がかかる場合もあります。決定権のある人物が社内にいるとは限らず、出張中などで戻ってくるまで結果が出ないこともあります。

また企業が規模の大きい会社の場合は必要手続きが多く、合否結果までに時間を要してしまうことも多いです。合否の結果を決めるためにも、多くの人から承認をもらわなければなりませんし、最終的な決定に至るまで時間がかかってしまいます。

選考に時間がかかっている

最終面接の結果が遅い理由としては、最終的な決定が下りていないだけでなく、検討中の状態が続いていることも挙げられます。最終面接まで選考が進んでいる就活生の選考をおこなうため、選考する側も判断に迷い時間を要していることも多いです。

企業によって多少の違いはありますが、最終面接まで進む人数はそれほど多くありませんし、最終面接で不合格となる人も少ない場合があります。限られた人数の中で、不合格者を決めなければなりませんし、それぞれ評価が高ければ誰を不合格にしていいか決められない場合も多いです。

評価が均衡しているときなどは、これまでの面接まで遡って最終的な評価を決める場合もありますし、合否の決定に時間がかかり、連絡も遅くなっている場合も考えられます。

不採用のためある程度時間を置いている

最終面接の結果の連絡が遅い理由としては、結果の通知方法による理由も挙げられます。合格の場合は電話やメールなどで通知がくる場合が多いですが、不採用の場合は違います。不採用とする際は、一般的に郵送で通知がくることが多いです。

電話やメールに比べて郵送では要する時間が長いですし、選考結果が合格だったときよりも遅く感じることがあります。また企業によっては、不採用のため、あえて時間を置いている場合もあるので注意が必要です。

就活生が他の企業に流れてしまわないように、最終面接の結果は早めに出す企業が多く、結果の通知を遅らせることで、不採用を意味している場合もあります。時間を置くことで不採用であることを悟らせ、心の準備をさせていることもあります。

最終面接の連絡が来る時期

最終面接が終わった後は、その企業に関しては結果の連絡を待つだけになります。では、その連絡が来るのはいつ頃なのでしょうか。

企業の規模や形態、業界の違いによって連絡が来る時期に変動はあるものの、おおよその目安や傾向をあらかじめ確認しておき、少しでも落ち着いて連絡を待てるように心がけましょう。

面接の3~10日後以内が一般的

最終面接の連絡が来る時期は、一般的に最終面接の3日~10日後が目安とされています。ただ、場合によっては最終面接が終了したその場で結果を告げられることもあります。

また、面接の翌日に通知が来るなど、比較的早い段階で連絡をする企業もあります。このように時期はまちまちですが、遅くとも10日以内には最終面接の結果について連絡が来ると考えてよいでしょう。

企業によっては1ヶ月かかる

最終面接の結果は10日以内に連絡が来るのが一般的ですが、場合によってはそれよりもはるかに遅く、時には1カ月ほどかかることがあります。その理由としては、応募者が殺到したため採用する人材をすぐに決定できない、採用の決定権を持っている社員が不在のため承認が得られないなど、さまざまな事情が考えられます。

このように、企業によっては最終面接の結果連絡が1ヶ月ほどかかってしまうということを覚えておきましょう。

大手企業は連絡が遅くなる傾向にある

上述のとおり、最終面接の結果連絡に1ヶ月ほどかかる企業がありますが、特に経団連に所属している大手企業ほど、その傾向が強いといえます。企業の規模が大きければ大きいほど応募者が多かったり、多くの手順を踏まなければならなかったりと、採用に関する手続きや連絡に時間がかかるためです。

また、採用に関連する部署が複数あるような企業では、そのすべての部署の責任者に承認をもらう必要があるため、より長い日数がかかることでしょう。大手企業の最終面接の結果連絡は遅いことが多いと、肝に銘じておきましょう。

外資系は最終面接の結果連絡が遅いことがある

外資系の企業も、最終面接の結果連絡が遅いことがあります。何故かというと、採用の決定権を持っている人事担当者が海外にいたり、最終決定を出すのが海外にある本社であったりするためです。

このようなことから、海外との連絡手段が電話や手紙などのアナログな方法しかなかった昔ほどではないとはいえ、経過や結果の連絡がスムーズにおこなわれない可能性があります。外資系企業は、最終面接の結果連絡が通常より遅いことがある、ということを覚えておきましょう。

最終面接の結果が遅い時の対処法

最終面接の結果の通知が遅い理由は企業によってさまざまですし、連絡が遅くなっても仕方ないこともあります。しかし理由を知っていたとしても、結果がいつまでもこなければ気になってしまいますし、忘れられているのではないかと不安に感じることもあります。

最終面接の結果の通知があまりにも遅い場合は、企業に問い合わせをして対処していかなければなりません。問い合わせの方法はさまざまですので、それぞれのマナーや注意点などを知っておきましょう。

電話をかけてみる

最終面接の結果が気になる場合は、企業に電話をかけて問い合わせをしてみましょう。電話をかける場合は時間帯に注意が必要であり、営業時間内にかけなければつながりませんので、注意をしましょう。

また営業時間内でも忙しい始業と終業時間は避け、連絡の取りやすい日中に電話をすることが大切です。電話をする場合は、あいさつ、自己紹介、用件を伝え、採用担当者に取り次いでもらう必要があります。

採用担当者につながれば、もう一度簡単にあいさつをして、結果を聞いていきます。結果を聞く場合も、結果を直接聞くのではなく、結果の通知はいつ頃になるかを聞いておきましょう。企業によってはまだ結果が出ていない可能性もありますし、催促の電話にならないように連絡の時期を聞くことが大切です。

電話で問い合わせる場合の例文

お世話になっております。○○大学文学部の○○(名前)と申します。面接の結果の件でご連絡致しました。採用担当の○○様はいらっしゃいますか。

はい、〇〇です。

お世話になっております。○○大学文学部の○○でございます。先日は面接をして頂き、ありがとうございました。本日は面接の結果の件でご連絡したのですが、面接時に結果のご連絡がいつ頃になるかを伺うのを失念しておりました。
お忙しい中たいへん恐縮ではございますが、いつ頃ご連絡を頂けるか教えてもらうことは出来ますでしょうか。

電話で連絡する場合は、あいさつ、自己紹介、用件を伝えることが大切であり、必ず担当者につないでもらいましょう。担当者が出れば、もう一度簡単にあいさつ、自己紹介、用件を伝えます。用件を伝える前に、最終面接のお礼を伝えておくと好印象ですので、必ずお礼の気持ちも伝えておきましょう。

結果について聞く場合は、通知期間を聞くのを忘れてしまったことを謝罪することが大切です。連絡が遅い企業を責めるのではなく、あくまでへりくだった姿勢で結果の通知期間を聞きましょう。

手紙を送ってみる

最終面接の結果の問い合わせは、手紙を送る方法もあります。手紙は企業に届くまでに時間はかかりますが、手間がかかっている分、丁寧な印象を与えることができ、好印象につながる場合もあります。

手紙で問い合わせをする場合は、拝啓で書き出し、敬具で締めるのがマナーです。またいきなり本題に移るのではなく、最初に時候のあいさつをする必要があります。時候のあいさつは時期によって違いますので、手紙を送る時期によって変えるようにしましょう。

本題に移れば面接結果の問い合わせの旨を記しますが、それだけではなく、最終面接のお礼の言葉も含めることが大切です。お礼の気持ちも一緒に書いておくことで好印象を与えることができ、企業からの回答もスムーズに受け取ることができます。

手紙で問い合わせる場合の例文

件名:面接結果についての問い合わせ
○○株式会社
採用担当 ○○様

拝啓
盛夏の候、貴社益々のご発展のこととお慶び申し上げます。
○月○日にご面接いただきました、○○大学の佐藤太郎です。

先日はお忙しい中、面接のお時間を頂き、誠にありがとうございました。
緊張しましたが、面接官の方々のおかげで落ち着いて臨むことが出来ました。

本日ご連絡致しましたのは、最終面接の結果についてでございます。
本来であれば面接時に結果の通知時期について聞いておくべきでしたが、
失念しておりました。

大変お手数ではございますが、結果の通知期間について教えて頂くことは可能でしょうか。
お忙しい中たいへん恐縮ではございますが、ご連絡お待ち申し上げております。
末筆ではございますが、貴社益々のご清栄をお祈り申し上げます。

敬具

────────────────────────
佐藤 太郎(さとう たろう)
○○大学 ○○学部 ○○学科 ○年
電話番号:090-xxxx-xxxx
メール :xxxx@xxxx.com
────────────────────────

手紙で問い合わせをする場合は、最初に拝啓、最後に敬具をつけるのが基本的なマナーです。また最初にあいさつ文が必要であり、時候のあいさつを忘れてはいけません。例文の盛夏の候は7月のあいさつですので、それ以外の時期に手紙を送る場合は別の言葉を使いましょう。

結果の問い合わせの前に面接のお礼や感想を伝えておくことで、好印象を与えることができます。手紙で問い合わせる場合も、結果の通知期間を聞き忘れたと謝罪することが大切ですので、謝罪してから改めて結果の通知期間を聞きましょう。

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面接の結果連絡が遅い時は次の選考の準備を進める

最終面接の結果は他のどの面接の結果よりも気になりますし、連絡が遅いと不安な気持ちにもなります。結果がくるまで他のことが手につかず、就活がストップしてしまう人もいますが、それはよくありません。

結果待ちの期間であっても、就活は続いてますし、ストップしてしまうことでチャンスを逃してしまうこともあります。最終面接が確実に合格しているとは限りませんし、不採用となった場合の保険のためにも、就活を続けておくことが大切です。

忙しくしていれば、結果のことばかりを考えずに済みますし、不安な気持ちを抱えずに済みます。結果の通知が遅いことを悩んでも仕方ありませんので、結果を気にしすぎることなく、前向きな気持ちで他の企業の就活を進めていきましょう。

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最終面接の結果が遅いときは企業に連絡してみよう

最終面接の結果が遅い場合は、決定権のある人が忙しい、選考に時間がかかっている、不採用のためある程度時間を置いている、などの理由が考えられます。10日以上たっても連絡が来ない場合は、企業に問い合わせてみるといいでしょう。

最終面接の結果連絡が遅いと、不安な気持ちがどんどん大きくなってしまいます。そんな時は、思い切って企業に連絡してみるのが一番です。電話や手紙を使って問い合わせる際には、企業にもさまざまな事情があることを念頭に置いて尋ねるようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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