面接対策
面接でうまく答えられなかったとしても即不合格ではない|対処法付き
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目次
- 面接でうまく答えられなかっただけで評価は下がらない! 次のアクションが重要
- 就活生に聞いた! 面接でうまく答えられなくても合格した経験
- 面接でうまく答えられなくても即不採用ではない! 押さえておきたい2つの前提
- 攻略するには理由の理解から! 面接でうまく答えられない人の3つの原因
- 事前準備で変わる! 面接でうまく回答するための4つの対策
- 面接でうまく答えられない質問とは? 例と質問の意図を紹介
- 就活生に聞いた! 面接でうまく答えられなかった回答
- 冷静な対応がカギ! 面接でうまく答えられないときの4つの対処法
- これだけは避けたい! 面接でうまく答えられないときの4つのNG行動
- リフレッシュ方法4選! 面接でうまく答えられず落ち込んだときは気持ちを切り替えよう
- 面接でうまく答えられなかった場合でも諦める必要はない! 対処法を知って次につなげよう
面接でうまく答えられなかっただけで評価は下がらない! 次のアクションが重要
面接を受けたもののうまく答えられず、「もう落ちたかも」と悩んだり落ち込んだりしている学生もいるでしょう。しかし、面接で多少うまく回答できない質問があったとしても、それだけで落ちることはありません。うまく答えられなくても、そのときの態度や対応次第で挽回は可能です。
うまく答えられなかった面接に落ちたとしたら、詰まったときの態度に問題に問題があったり、企業研究などの準備不足が露呈したなどほかに原因があると考えられます。
とはいえ、面接で質問にスムーズに回答できない事態はなるべく避けたいですよね。この記事では、面接でうまく答えられなくてもそれだけで不合格にならない理由やうまく答えられなくなる原因、挽回するための対処法などについて解説します。
就活生に聞いた! 面接でうまく答えられなくても合格した経験
面接でうまく答えられないと、不合格になったと思いがちです。しかし、うまく答えられなくてもそれだけで落ちることはなく、面接を通過するケースは少なくありません。
そこで就活生の皆さんに、面接でうまく答えられなかったものの、合格した経験があるか聞いてみました。
うまく答えられなかった面接で合格したと答えた就活生の割合が、55.2%と半数を超えました。このことから「うまく答えられない=不合格」ではないことがわかります。
面接では、予想していない質問をされたり質問の内容が難しかったなど、答えに詰まるケースも少なくありません。そのとき大事なのは、誠実に考えて答えようとする態度です。仮にうまく答えられないことがあっても、それだけで不合格になったと考え落ち込む必要はありませんよ。
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面接でうまく答えられなくても即不採用ではない! 押さえておきたい2つの前提
面接で質問にうまく回答できないと「落ちてしまったかも」「面接突破はたぶん無理」などと考えて不安になるものです。
ところが、実際には単純に「質問にうまく答えられなかった」ことのみが原因で落ちることはありません。上記のアンケート結果でも、実際にうまく答えられなかったのに面接を通過した経験を持つ就活生は、過半数に上ります。
ここでは、面接でうまく答えられなくても、それだけで落ちることはない理由について解説しますよ。
①企業は完璧な受け答えを求めているわけではない
面接でうまく答えられなくても、それだけでは不合格にならない理由は、企業が探しているのは完璧な受け答えができる人材ではないからです。企業は「入社意欲が高いか」「社風にマッチする人柄か」なども重視しており、回答の内容だけではなく、就活生の態度や伝えようとする姿勢もチェックしています。
すらすら答えられなくても誠実に懸命に伝えようとする姿が見られれば、極端に評価が悪くなることはありません。反対に、流れるように回答したとしても、意欲や熱意が感じられなければ評価が下がる可能性があるので注意しましょう。
上手に回答しなければと焦るのではなく、聞かれた質問に向き合って誠実に答えることが大切です。
面接で落ちる場合、ほかに原因がある可能性が考えられます。こちらの記事では印象ダウンにつながりかねない面接でのNGな行動や回答を紹介しているので、あわせて確認してください。
またこちらの記事では面接で落ちる人の特徴を紹介しているので、なかなか選考を通過できない場合はあわせて確認してくださいね。
- 【面接に落ちる人の特徴10選】選考を通過して残るための対策
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②企業が答えにくい質問をするのには理由がある
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新卒の面接では、あえて答えにくい質問をするケースがよくあります。これは、想定しないような質問をすることで、就活生の素の部分を引き出そうとする狙いがあるためです。
志望動機や自己PR、ガクチカといった面接で頻出の質問に対しては、就活生も事前によく練って整理した回答を用意しているでしょう。そのため、本来の人柄や人間性とは異なる内容になっている可能性があります。
そこで、想定していない質問に対してどう対応するかを見ることで、もともとの性格や人柄を見極めるという目的があるのです。
攻略するには理由の理解から! 面接でうまく答えられない人の3つの原因
就活生の多くは、模擬面接を受けるなど事前準備をして面接に臨んでいるでしょう。それにもかかわらず、うまく答えられないケースは珍しくありません。
面接でうまく回答できなくてもそれだけで不採用になることはないといっても、スムーズに答えられるに越したことはないでしょう。うまく答えられない理由を把握していれば、事前に対策が可能です。
そこで、ここでは面接でうまく回答できない3つの原因を紹介します。
①過度に緊張している
うまく答えられなくなる大きな理由として、過度の緊張が挙げられます。模擬練習ではスムーズに回答できた質問でも、本番で緊張すると頭が回らなくなり、答えられなくなることがあります。
志望企業の面接では「失敗したらどうしよう」「良い評価をもらわなければ」などと考えプレッシャーがかかるため、緊張するのはむしろ当然でしょう。
緊張すると全身に力が入って呼吸が浅くなり、脳に酸素が届きづらくなって思考力の低下を招きます。いわゆる、頭が真っ白になる状態です。
この状態を緩和するには、以下の方法を試すと良いでしょう。
全身のこわばりがほぐれて呼吸しやすくなり、気持ちも落ち着きます。
②質問の内容が難しい
うまく答えられない原因として、そもそも質問の内容が難しいことが挙げられます。答えるのが難しい質問には、「深い知識や理解を必要とするタイプ」と「意表を突くタイプ」の2つがあります。
深い知識や理解を必要とするタイプは、たとえば以下のような質問です。
志望する業界や企業、ビジネストレンドや時事問題に絡んだ内容が出ることが一般的です。そのため志望する業界・企業に関するニュースを事前に確認しておくことが重要と言えます。
一方意表を突くタイプとは、以下のような質問を指します。
意表を突くタイプの回答に正解はありません。柔軟性や対応力、自分自身を客観的に見られる力などを図る目的があります。論理的に回答できれば、臨機応変な対応力があると評価が高くなるでしょう。
③準備が不足している
事前準備の不足も、面接でうまく答えられない原因の一つです。面接の事前準備とは、以下のような事柄を指します。
準備が十分にできていなければ、業界の動向や志望企業の事業といったよく問われる質問にも答えられないでしょう。
うまく答えられたかどうかに関係なく、志望企業に関する基本的な知識もないと判断されると評価が低くなることは避けられません。
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面接での不安を抱えていませんか?多くの人が面接でどのように振る舞うべきか悩んでいます。
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事前準備で変わる! 面接でうまく回答するための4つの対策
面接では、どのような質問が来ても落ち着いて対応できるようになりたいものです。それには、地道な対策をコツコツ実践することが効果的ですよ。
ここでは、面接でうまく答えられるようになるためにやっておきたい4つの対策について解説するので、面接が苦手な人はぜひ参考にしてくださいね。
①企業研究や自己分析を念入りにおこなう
基本として、企業研究と自己分析は入念におこない、基本的な知識を問う質問でつまずかないようにしましょう。
企業研究には以下のような方法があります。
インターネット上で公開される情報は、誰もが共有可能です。それでは、ほかの志望者と差別化がはかれません。また、企業の本来の社風や体質を知ることも難しいでしょう。会社説明会に参加して社員に直接質問したり、OB・OG訪問をして話を聞いたりと、働く社員の生の声を収集することも大切ですよ。
また面接は自分をアピールする場です。志望企業に自分の強みや価値観、能力を伝えるためには、しっかり自己分析することも欠かせません。
自己分析の方法には以下のようなものがあります。
自分の強みや価値観、能力が見えてきたら「私の強みは~だ」など、言語化しましょう。頭のなかで「なんとなくわかっている」状態のままでは、面接でうまく伝えられません。
企業研究のやり方について悩んでいる人は、こちらの記事が参考になりますよ。
自己分析についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
②模擬面接を実施する
実際の面接の前に、模擬面接を繰り返すのも有効です。企業研究や自己分析を十分におこない、答える材料がそろっていたとしても、実際の面接では雰囲気にのまれて詰まることもありえます。模擬面接で場数を踏み、少しでも受け答えに慣れておきましょう。
模擬面接の面接官役は家族のほか、大学のキャリアセンターや就職エージェントなどにもお願いできる場合があります。問題点や回答に対して受けた印象などを指摘してもらい、悪い点は改善に努めましょう。
面接の練習については、以下の記事で詳しく解説しています。
③質問を想定し回答を用意する
面接で聞かれそうな質問を想定してどのように答えるか考えておくと、本番で聞かれたときに慌てずにすみます。以下は頻出の質問例です。
面接でよく聞かれる質問については以下でも詳細に解説しているので、ぜひ参考にしてください。
また面接で聞かれた答えにくい質問は、インターネット上でもたくさん見つかります。OB・OG訪問の際に、先輩に面接でどういった質問が出たかをたずねるのも良いでしょう。
ただし、回答を用意して丸暗記することは避けたほうが無難です。面接で暗記した回答をそのまま話しても、感情が入らず、面接官に意欲も熱意も伝わりません。また、緊張して覚えたことが丸ごと頭から抜け落ちる恐れもあります。
回答は、要点のみを覚えるのがおすすめです。要点さえ頭に入っていれば、面接でその場の流れに合わせてうまく答えられるでしょう。
丸暗記がNGな理由は以下でも解説しています。
④「よく見せなければ」という考えを捨てる
面接で不合格になると、志望企業で働くことはかないません。そのため「高い評価を得なければ」「自分をよく見せないと」という思いにとらわれがちです。しかし、よく見せたいと思う気持ちが強すぎるとプレッシャーがかかり、過度の緊張を招きかねません。
「よく見せたい」との思いは過度の緊張を招くので、「等身大の自分を知ってもらおう」「ありのまま伝えよう」と考えるようにしましょう。
面接でうまく答えられない質問とは? 例と質問の意図を紹介
うまく答えられない質問にはどのようなものがあるかを知っておくと、面接で聞かれたときでも慌てずにすみます。そこで、ここでは意表を突くタイプの質問例と、質問する面接官の意図を紹介します。
ただし、意表を突くタイプの質問にはいわゆる正解はありません。意図を理解し、自分なりの発想力で柔軟に回答することが大切です。面接は自分の魅力を伝える場なので、強みや長所に絡めた内容を答えるようにすると良いでしょう。
①あなたを動物/色/家電にたとえると何ですか
この質問では、自身をどれだけ客観的に認識しているか、論理的な説明ができるかなどが見られています。
答えるポイントは、自分の性格をふまえ、うまく反映しているものを選ぶことです。必ず選んだ理由も説明しましょう。
自分をものに例える質問の答え方については、こちらの記事でも詳しく解説していますよ。あわせて参考にしてください。
②100万円あったら何に使いますか
この質問では、回答を通じて価値観や物事の優先順位、興味の対象などを見ています。お金があったら何に使うかを説明するだけでなく、その理由も述べましょう。
回答に正解はないといっても、「ギャンブルに使う」「ゲームで全額課金する」といったマイナスの印象につながりかねない内容は避けたほうが無難です。
③自分にキャッチフレーズを付けてください
この質問には、客観的な認識力や表現力、プレゼン力を図る意図があります。アピールしたい自分の長所や強みを、短い文章で説明しましょう。
キャッチフレーズをとっさにうまく答えるのはなかなか難しいものです。自己PRや自己紹介にも使えるので、事前に考えておくと良いでしょう。
こちらの記事でキャッチフレーズの作り方について詳しく紹介していますよ。
④動物園/水族館をプロデュースするならどのようにしますか
この質問は、回答を通して企画力や発想力、計画性などを見ています。どのような体験を提供できれば楽しいかを考え、自由な発想で伝えると良いでしょう。
独自性のある意見が盛り込めれば、プラスになります。とはいえ、この質問に正解はありません。実現可能性にこだわりすぎず、自由な発想で回答すると良いでしょう。
⑤弊社の代表者/社長の名前を教えてください
企業に対する志望度の高さを図る質問です。答えられなければ「自社についてあまり調べていない。志望度はそれほど高くないのだろう」と判断される可能性があります。
志望企業の社長の名前や創業年、売上高といった基本的な情報は、覚えていてもうっかり忘れることがあります。面接前にさっと確認しておくのがおすすめです。
⑥あなたが尊敬する人は誰ですか
この質問は、価値観や人間性、どういった人物や行動に共感したり感銘を受けたりするのかを知るためのものです。具体的な人物を挙げ、尊敬する理由を説明しましょう。
この質問では、徳川家康や福沢諭吉など功績のある歴史上の偉人を答えるのが無難です。共通したイメージがあるので、面接官にどういった人物かを詳しく話す必要がありません。両親や部活の先輩などでも問題はありませんが、どのような人物でどういった点を尊敬しているのかわかりやすく伝える必要があります。
過激な思想を持った宗教家やテロリストなどを挙げるのは、マイナスの印象につながる可能性があるので避けましょう。
尊敬する人の質問の答え方については、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
尊敬する人のなかでも歴史上の人を取り上げる場合は、こちらの記事が参考になりますよ。
⑦あなたが苦手な人はどのような人ですか
回答を通して人柄や価値観、苦手な人物に対するかかわり方などを知るための質問です。「どのような人が苦手なのか」「どうしてか」「どのように対応しているか」を答えましょう。
「私が嫌いなのはわがままな人です。迷惑なので大嫌いです」など、感情的な回答は避けましょう。なぜ苦手なのか、苦手な人に対してどう対応するかを伝えることが大切ですよ。
こちらの記事でも、好印象を残す答え方について詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
就活生に聞いた! 面接でうまく答えられなかった回答
面接でうまく答えられなかったらと思うと少し心配になりますよね。実際の面接では、どのような質問がでるのでしょうか。今回は、就活生の皆さんに面接で聞かれたうまく答えられなかった質問と理由について聞いてみました。
事前に考えていない質問をされて答えられなかったという回答が多数
企業研究や自己分析といった事前の準備が不足していて、うまく回答できなかったと答えた就活生が多く見られました。
企業研究や自己分析は、就活の土台です。しっかり時間を取っておこないましょう。
緊張して答えられなかったと答えた就活生も多い
面接の場で緊張して簡単な質問にも答えられなかったという回答が見られました。
志望企業の面接の場で緊張してしまうのは仕方がありません。特に、慣れないうちは落ち着いて受けるのは難しいでしょう。事前に模擬面接で練習し、雰囲気に慣れるのがおすすめです。
冷静な対応がカギ! 面接でうまく答えられないときの4つの対処法
面接でうまく答えられないこと自体は大きな問題ではありません。その際の態度や対応次第で挽回はできます。これは、面接官は回答の内容だけでなく、答える姿勢や受け答えの態度なども重視しているためです。
ここでは、面接で答えにくい質問をされたときに、評価を落とさない対処法を紹介します。
①考える時間をくださいとお願いする
答えにくい質問をされた時、黙って考えこんだり、適当に回答したりするのはやめましょう。評価を下げてしまう恐れがあります。
「少し考える時間をいただけますでしょうか」と伝えれば、面接官も理解してくれます。考える時間の余裕ができれば、気持ちも落ち着き、考えを整理することもできるでしょう。
②わかる範囲で答える
深い知識や理解が必要な質問をされた場合、長々と考え込んだりずれた意見をえんえんと説明したりすると、評価が下がる恐れがあります。
そのため、わかる範囲で答えるのも一つの方法です。最後に「理解しているのはここまでです。面接が終わったら、しっかり勉強したいと思います」「次回の面接までに調べてきます」など、前向きな言葉を添えると良いでしょう。
たとえば「注目しているビジネストレンドを3つ挙げて説明してください」と問われ、サステナビリティと生成AIが思い浮かんだとしましょう。その場合は2つを説明したうえで「勉強不足であと一つが思い浮かびません。ビジネストレンドにしっかり目を向けて学びたいと思います」などと付け加えましょう。
③「それは〇〇ということですか」と確認する
質問の趣旨がつかみづらく答えられないときは「それは〇〇という意味でしょうか」などと意図を聞き返すのもおすすめの方法です。意図がわかれば、答えやすくなるでしょう。回答を頭のなかで整理する時間的な余裕も生まれますよ。
たとえば「あなたの価値観を教えてください」と聞かれたとしましょう。漠然として答えづらいと思ったら「それは、物事を決断する際の判断基準や考え方についてでしょうか」などと確認すると、答えの方向性が絞り込めます。
意図がはっきりわからないまま推測で答えると、面接官が聞きたかったことから外れた回答になる場合もあるので注意しましょう。
④考えてもわからないときは正直に伝える
どう考えてもわからないときは、率直にわからないと伝え、謝罪するのも一つの方法です。ただし、「わかりません」と一言答えて終わりにするのではなく、誠実な姿勢で伝えることが大切ですよ。
「申し訳ありません。その質問に関しては知識がなく、適切な回答ができません。これから自分なりに学び、理解を深めたいと思います」などと伝えると良いでしょう。誠実さや意欲が伝わります。
これだけは避けたい! 面接でうまく答えられないときの4つのNG行動
面接でうまく答えられなくても、焦らず落ち着いて対応できればあまり心配することはありません。ただし、対応次第では印象が悪くなることがあり、注意が必要です。
ここでは、避けるべきNG行動を4つ紹介します。
面接でマイナスの印象につながりかねないNGワードについてはこちらの記事で紹介しているので、あわせて確認してください。
①無言で考え込む
適切な回答が思いつかないからと、何も返事をせずに長く考え込むのはよくありません。考えているのか、質問が聞こえなかったのかわからず、面接官も戸惑ってしまうでしょう。また、ビジネスでトラブルにあったときも適切に対応できないのではとの印象を持たれる可能性があります。
考える時間が必要なら「少し考える時間をください」と伝えるなど、アクションが必要です。
②適当な答えでごまかす
「何か答えなければいけない」と思うあまり、嘘を言ったり知ったかぶってあいまいにごまかしたりしてはいけません。その場しのぎの回答をしても、面接官にはばれてしまうでしょう。
「いい加減な人」「信用できない」などと思われ、評価が下がる可能性があります。どうしてもわからないなら、ごまかそうとするよりも正直にわからないと答えるほうが誠実な印象を持ってもらうことができますよ。
嘘はかなりの確率でばれます。その理由や選考への影響はこちらの記事で紹介しているので、あわせて確認しておきましょう。
③まとまらないまま話す
考えがまとまらないまま、頭に浮かんだことをそのまま話し出すのも良くありません。たとえば、以下のような例です。
就活生
「成功」の定義が一貫せず、ただ思いつくまま述べた状態になっています。これでは何を伝えたいのかわかりません。時間が必要ならそう伝え、考えをきちんと整理してから回答することが大切です。
また、面接で質問に答えるときは、結論から話すようにしましょう。上記の質問であれば「私にとって成功とは、目標を設定して達成することです。大学では○○という目標を立てて~」など、まずは結論を述べ、補足するエピソードや理由を話す流れにすると、伝えやすくなります。
④すぐにわかりませんと答える
わからないときは、正直にわからないと答えても問題はありません。ただし、質問を聞いてすぐにわかりませんと答えるのはやめましょう。「考える気がない」「考える能力が低いのかもしれない」など、あまり良い印象は持たれない可能性があります。
わかりませんと答えるにしても、少しは考えてからにしましょう。
リフレッシュ方法4選! 面接でうまく答えられず落ち込んだときは気持ちを切り替えよう
面接で質問に答えられないことがあると、「こう答えればよかった」「もっと落ち着いて考えればよかった」など、回答を悔んだり落ち込んだりすることもあるでしょう。
とはいえ、いつまでもひきずっていると次の面接にも影響しかねないため、早めに気持ちを切り替えることが大切です。
ここでは、気持ちをリフレッシュさせる方法を紹介します。
以下の記事でもストレスを解消する方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
①身体を動かす
身体を動かすと、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンが分泌され、ストレスを緩和する効果があることがわかっています。特に有酸素運動が効果的であるとされますよ。
そこで、落ち込んだときは、ストレッチやランニング、ヨガなどの軽い運動をすると良いでしょう。リフレッシュが目的の場合はあまり激しい運動をする必要はなく、適度に汗をかく程度に身体を動かすのがおすすめです。
運動をすると達成感も得られ、充実感につながります。気持ちも前向きになれるでしょう。
②趣味に没頭する
時間を取って趣味に没頭するのもおすすめの方法です。楽器演奏や読書、ゲームなど、好きなことならなんでも構いません。
好きなことに集中すると、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌され、うつうつとした気持ちの解消につながります。
また、基本的に人の脳はマルチタスク向きではありません。趣味に集中すると、ほかのことを考えるキャパシティが狭まります。面接でうまくいかなかったという記憶が薄まり、落ち込む気持ちも薄まるでしょう。
③いったん就活を忘れのんびり過ごす
気持ちがなかなか晴れない場合は、しばらく就活を休むのも一つの方法です。
失敗したと落ち込んだ気持ちをひきずったままでは、就活で結果を出すのは難しいでしょう。また、これまでの就活で心身に疲れが溜まっているはずです。疲れたままでは、なかなか前向きにはなれません。
そこで、思い切ってしばらく就活から離れ、心身を休ませましょう。疲れがとれ、気持ちがリラックスすれば気力も回復します。「次はうまく答えられるようにがんばろう」と前向きな気持ちになることができますよ。
④就活仲間と話をする
一緒に就活をがんばっている友人と話をするのもおすすめです。同じ状況にいる友人であれば、つらさも理解してもらえます。それだけで、気持ちも軽くなるでしょう。良い気分転換になり、次に向けて気持ちの切り替えもしやすくなりますよ。
対面で会う時間が取れなくても、SNSなどでもコミュニケーションを取ることは大切です。
ただし、相談する相手は選びましょう。落ち込んでいるときに、就活が順調で悩みを理解してもらえなさそうな友だちと話すのは、かえってネガティブ思考につながりかねないのでやめたほうが無難です。
面接でうまく答えられなかった場合でも諦める必要はない! 対処法を知って次につなげよう
面接では、回答の内容だけでなく、就活生の態度や対応力も評価の対象です。真摯に質問と向き合い対応すれば、仮にうまく答えられなくてもそれだけで落ちることはありません。
答えられないからと黙り込んだり、何も考えずにわかりませんと即答したりするのは避けましょう。時間をもらって考えを整理する、わかる範囲で答えるなど、誠実な対応を心掛けることが大切です。
面接ではさまざまな角度から質問されるため、答えられないことがあってもしかたありません。大切なのは、うまく回答できなかったと落ち込んだ気持ちを引きずるのではなく、うまく切り替え、次の面接ではスムーズに対応できるようになることです。
事前にしっかり準備して臨み、本番でうまく答えられないときがあっても焦ることなく落ち着いて対応してください。
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- 調査日:2024年4月5日~11日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の52人
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