企業研究

【東宝インターン研究】実施内容・選考フロー・事業内容がまるわかり!

東宝を研究

東宝は、主に映画や演劇の制作・興行をおこなう映画会社です。これまで数々のヒット作を世に送り出し、業界でもトップクラスの売り上げを誇っています。そのため就職はもちろん、インターンにおける倍率も非常に高くなっています。

この記事では、そんな東宝におけるインターンの種類や開催時期、体験内容についての情報をご紹介します。

※この記事では、過去の実施内容について記載しています。注釈がない場合は2018年度実施の内容です。

東宝の基本情報

東宝は、1932年に「株式会社東京宝塚劇場」として設立されました。その後、日本の映画界をけん引する活躍ぶりをみせ、今日では日本を代表する映画会社として不動の地位を築いています。現在では、主に映画の配給やアニメ事業を中心に活動しています。

正式名称:東宝株式会社
所在地:東京都千代田区有楽町1-2-2
設立年:1932年8月12日
従業員数:385人(2018年2月末時点)
平均年齢:39.4歳(2018年2月末時点)
平均勤続年数:15.8年(2018年2月末時点)

東宝を企業研究

東宝は映画を中心とした制作会社ですが、時代の変遷とともにさまざまな事業を展開しており、演劇事業や不動産事業もあります。映画では、5人に1人が見たと言われる『千と千尋の神隠し』や海外でも約150億円の興行収入を記録した『君の名は。』は東宝です。

映画が好きで映画業界で働く人ばかりかと覆われがちですが、代表取締役島谷社長は「面白そう」が入社きっかけとしています。たくさんの人や企画、そして映画に出会うことを面白そうと感じれる人にぜひ挑戦してほしい企業です。

業界研究のやり方について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

東宝の選考フロー

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東宝におけるインターンの選考フローは、プレエントリー→課題の提出→説明会→選考→合否判定という流れです。

プレエントリー後、指定サイトのマイページから課題を提出する必要があります。さらに選考の際には、課題とは別の企画書を提出しなければならない仕組みになっており、合計2つの課題を提出しなければなりません。

選考は、提出された企画書をもとに1次選考と最終選考の2つに分けられます。この最終選考を通過した人の中から、規定人数の合格者が選抜されるようです。

東宝の選考対策

東宝のインターン選考についてみていきます。東宝のインターンは競争率が高く、選考を突破するのはなかなか難しいと言われています。東宝のインターン選考を突破するためには、どういった能力や考え方が求められているのかを知っておくことが大切です。

ES対策

ESの設問は、他の企業でも問われやすい一般的なものが多いです。一般的な設問だからこそ、内容は自分の経験をもとにした具体性のあるものにし、自分ならではの考えを記載しましょう。以下実際の質問と先輩の回答例です。是非参考にしてください。

設問
学生生活で頑張ったこと

回答
水泳部でチームの一員として、マネージャーとして、学連担当として、三足のわらじをはいて頑張りました。特に四年でマネージャーの後輩をまとめるのは大変でした。連携が出来ず不測の事態に弱かったのですが、ミーティングや雑談を重ねていくうちに、ビジョンがずれていたからだと気づきました。

そして、短絡的に自分の評価を高めようと目立つことをするのではなく、チーム目標達成のために出来ることをするのだと四年で定めたチームのビジョンを改めて一人一人に話して回りました。冬場にはOBから叱責をいただいたこともありましたが、夏場にはマネージャー全体として成長したと言っていただき、自分としても後悔なく引退できました。

<その他の質問>
・志望動機
・誰にも負けないこと

エントリーシートの書き方とコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

面接対策

面接では、ESに記載した内容を深堀して質問されるケースが多いです。そのため、ESに記載した内容をより具体的に、また志望している企業のホームページや採用情報を見て情報収集をし、それに即した内容となるよう心がけましょう。

質問に答える際、内容を詳細に話すからといってだらだらと話してしまっては、採用担当者が聞く気をなくしてしまいます。答える際は相手が聞きやすく、内容を理解しやすくなるように、一文の量や構成に気を付けて話しましょう。

適職診断で東宝との適性を確かめてください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

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東宝のインターン内容と日程

東宝のインターンは、「映画企画コース」「映画宣伝コース」「演劇企画コース」の3つに分けられます。併願については明記されていませんが、採用人数が少なく倍率が高いという点からみても、併願するのは難しいでしょう。以下詳しく紹介します。

①映画企画コース(東京)

映画企画コースでは、映画の企画立案や企画書の制作など、実務に伴った経験ができます。また企画内容について社員からフィードバックももらえるため、今後の参考にもなるでしょう。

実施時期:
【Aターム】8月30日~9月3日うち5日間
【Bターム】9月6日~9月10日うち3日間

参加条件:
1995年4月2日以降生まれ
2019年4月1日から2020年3月31日までの間に、4年制大学または大学院を卒業予定である
映画・演劇業界の仕事に興味がある

開催地:
東宝株式会社 本社(東京都千代田区)

待遇:
一定額の交通費支給

その他:
募集人数8~10名

②宣伝コース(東京・大阪)

映画宣伝コースは、宣伝をするにあたってのプランの作成や映画上映にあたっての試写会イベントの立ち合いが経験できるインターンシップです。

実施時期:
(東京)
【Aターム】8月20日~8月22日のうち3日間
【Bターム】8月27日~8月29日のうち3日間
(大阪)
8月27日~8月29日のうち3日間

参加条件:
1995年4月2日以降生まれ
2019年4月1日から2020年3月31日までの間に、4年制大学または大学院を卒業予定である
映画・演劇業界の仕事に興味がある

開催地:
東宝株式会社 本社(東京都千代田区)
東宝株式会社 関西オフィス(大阪市北区)

待遇:
一定額の交通費支給

その他:
募集人数は東京が8名程度、大阪が4名程度

③演劇企画コース(東京)

演劇企画コースは、演劇の企画立案などをおこない、作成した企画書について社員からフィードバックがもらえるというインターンシップになっています。

実施時期:
8月15日~8月22日のうち6日間

参加条件:
1995年4月2日以降生まれ
2019年4月1日から2020年3月31日までの間に、4年制大学または大学院を卒業予定である
映画・演劇業界の仕事に興味がある

開催地:
東宝株式会社 本社(東京都千代田区)

待遇:
一定額の交通費支給

その他:
募集人数6名程度

東宝のインターンシップ参加は狭き門のため対策が重要

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東宝のインターンシップは3種類企画されていますが、どのインターンも人数が限られているため、参加するには選考対策が重要です。

業界の第一線で活躍する社員の方と仕事ができる点や、プロのフィードバックを受けられる点を考慮すると、質の高いインターン内容だといえるでしょう。まずは徹底的な企業研究から始めていきましょう。

映画業界の基本情報とノウハウについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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