志望動機
志望動機の添削サービスのメリット/デメリット|採用側の視点も解説
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目次
志望動機を添削してほしいと思っている学生は多い
志望動機を添削してほしいと考えている学生は多く、自分の作成した志望動機に自信を持てていない人はたくさんいます。添削サービスを受けられるサイトだけでなく、添削者を集めたサイトが繁盛しているのが証拠であり、志望動機の添削を求める学生は多いです。志望動機は一度作成すればそれで終わりではありませんし、何度も見直してブラッシュアップしていかなければなりません。
自身で改善を進めることも大切ですが、主観だけで改善するのには限界がありますし、第三者の視点やアドバイスを求める人も多いです。志望動機はWebサービスなどの利用により添削してもらえますし、さまざまな方法があります。添削の方法を知って、志望動機を磨いていきましょう。
志望動機のWeb添削サービス3選
志望動機の添削サービスとしては、Web添削サービスが挙げられ、大きく3つの種類に分けられます。Web添削サービスでは、志望動機を含めたエントリーシート(ES)や履歴書の添削や書き方のアドバイスが有料または無料で受けられます。
サービスによって有料か無料かは違いますし、他にもさまざまな違いがあるので注意が必要です。それぞれのサービスごとの違いを理解して、どれを利用すべきかを考えていきましょう。
①無料サイト
Web添削サービスの無料サイトは個人が行なっているものが多く、有料サービスと併記のものが多いです。完全無料のサイトもないわけではありませんが、基本的には一部無料で、より多くの添削などを受けたい場合は有料となっていることがほとんどです。サイトによってさまざまではありますが、志望動機の添削は無料、自己PRの添削は有料などとなっていたり、添削内容についても前半部分しか表示されないなどもあります。
無料サイトの場合は完全に添削してもらえるとは限りませんので、完全無料で使用したいなら、一部参考にする程度になってしまいます。より良い添削サービスを利用したいのであれば、有料のサービスを利用しなければなりません。
②有料サイト
有料のWeb添削サイトは、人事コンサルタントがWeb上で行なっているものや、就職支援をするサイトがサービスの一環としているものがあります。有料ですのでサービスの質は高いですし、より具体的な添削が受けられます。また添削が受けられるだけではなく、就活を攻略するためのさまざまなポイントを教えてもらえる場合もありますし、選考に役立つ情報も手に入れられる可能性が高いです。
有料サイトはさまざまなものがありますので、最も信用できるサイトを選んで利用することが大切です。場合によっては有料であっても劣悪なサービスを提供している場合もありますので、信頼がおけるサイトかどうかは必ずチェックしなければなりません。
③料金体系
Web添削サービスは無料と有料の違いもありますが、それだけではなく料金体系の違いもあります。無料のものはボランティアなので、申し込みから返信までの日数はあくまでも目安であり、絶対的なものではありません。申し込みが殺到している場合は、返信が遅くなる場合も多いですので、時間は余裕を持っておきましょう。
有料のものは日数により料金が異なりますが、基本的にはサイトに記載されている日数通りに返信がきます。返信までの日数はサービスによってさまざまであり、日数が短く、急を要する場合ほど高額になるので注意しましょう。同じサービスでも返信の日数によって料金は大きく違いますので、必要に応じた使い分けが大切です。
志望動機のWeb添削サービスのメリットとデメリット
志望動機のWeb添削サービスを利用することで、より良い志望動機を作成できます。添削サービスを利用すれば、志望動機の完成度は高くなりますし、メリットは大きいですが実はデメリットも存在しています。
添削サービスにメリットは当然ありますが、デメリットもありますので、それぞれを知っておかなければなりません。Web添削サービスのメリットとデメリット両方を知って、利用するかどうかを決めましょう。
メリット:web上でやり取りできる
Web添削サービスを利用するメリットは、Web上でやり取りできる点です。Web上でやり取りが完結しますので、出向く手間がいらず、顔を合わせなくても済むので手軽に利用できます。就活中は学校もあり忙しいため、Web上で素早くやり取りが終えられるならそれに越したことはありません。
Webのやり取りであれば時間を気にすることもありませんし、ネット環境さえあればいつでもやり取りの確認ができます。Web上で添削結果を保存しておけば、いつでも確認できますし、移動時間など隙間時間でも添削結果を見れます。データにして持ち運びもできますし、さまざまな場所で確認できるのも大きなメリットです。
デメリット:相手の素性やサービス内容が不明
Web添削サービスのデメリットとしては、相手の素性やサービス内容が不明なことが挙げられます。無料、有料に限らず個人は匿名が多く、プロフィール情報の正当性に疑問がある場合も多いです。サイトによっては自分が求めているような添削内容か、添削例が掲載されていないため不明な場合もありますし、本当に利用すべきか迷ってしまうこともあります。
無料サイトであれば、信憑性がなくても仕方ないと諦めもつきますが、有料サイトであっても信憑性には疑問がある場合も多く、利用には慎重にならなければなりません。本当にいいサービスに巡り合えるとも限りませんし、どのサービスを利用すべきかをしっかり調べて、他サイトとも比較しなければならないのはデメリットと言えます。
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Webの他に添削サービスを受ける4つの方法
志望動機の添削サービスはWeb添削サービスが有名ですが、添削方法はそれだけではありません。Web添削サービス以外にも添削のサービスはさまざまありますので、それらの利用もおすすめです。
Web以外でも添削サービスの利用により志望動機をブラッシュアップできますし、志望動機の完成度が高められます。添削サービスはそれぞれ特徴が違いますので、違いを理解してどのサービスが自分に合っているかを考えていきましょう。
①大学のキャリアセンター
添削サービスを受ける方法としては、大学のキャリアセンターの利用が挙げられます。大学のキャリアセンターではさまざまな活動をおこなっており、就職に関する書類の添削もそのひとつです。キャリアセンターであれば、書類の添削も無料でしてもらうことができますし、大学であれば利用しやすい人も多いでしょう。
もちろん書類の添削には予約が必要になりますし、添削に時間がかかる場合も多いです。就活の真っ最中であればキャリアセンターを利用している人も多いですし、早めに予約をしておかなければなりません。予約が殺到して利用できないことも多いので、利用を考えているのであれば早めに申し込んでおきましょう。
②ハローワーク
ハローワークでは若年者支援として新卒の就職書類の添削をおこなっていますので、志望動機の添削をしてもらえます。ハローワークでは書類の添削はもちろん、面接の対策などもおこなってくれますし、就活全般の対策をおこなえます。また求人票をハローワークに公開している地元企業に応募するときは、独自情報を聞けるメリットもありますし、地元企業を目指すのであればおすすめです。
ハローワークは既卒や転職などで利用するものと考えている人が多いですが、実際にはそうではありません。新卒であっても利用できますし、何よりハローワークは無料です。
③キャリアコンサルタント
添削サービスを受ける方法としては、キャリアコンサルタントの利用もおすすめです。就活生向けの就職支援をしている企業などで添削をおこなっており、専門家の意見が聞けます。包括的なアドバイスが聞けるため、志望動機に限らず、履歴書やエントリーシート全体の完成度が高められます。
キャリアコンサルタントは企業に所属していることも多いですが、場合によっては個人で活動している場合もありますので、どちらを選ぶかを決めることが大切です。企業の場合は信用度は高いですが、個人の場合はより柔軟なサービスが受けられるというメリットがあります。しかし個人の場合は信用度に疑問が残る場合もありますし、どちらを選ぶかは慎重に考えなければなりません。
④通信教育
志望動機の添削サービスを受けたい場合は、通信教育を利用するのもおすすめです。通信教育の公務員試験講座では、マイページなどを通じた添削をおこなっているものがあります。通信講座であれば自分の都合の良いタイミングでやり取りができますし、基本的にはどこかに出向く必要はありません。
Webと同じで対面が不要な場合も多いですし、気軽に利用できるのもメリットだと言えます。通信教育の場合は当然お金がかかりますし、講座によっては一度にまとまった金額を払わなければならない可能性もあります。サービスが気に入らないからといって、返金はできませんので、どの講座を選ぶかを考えてから申し込みをしなければなりません。
自分でできるセルフ添削のポイント6つ
志望動機は何度も添削をしてもらい、完成度を高めることが大切ですが、添削は必ずしも外部のサービスを利用しなければならないわけではありません。添削サービスを利用しなくても、自分でも添削はできますし、ポイントさえ理解していればブラッシュアップも可能です。志望動機のセルフ添削のポイントは、大きくわけて6つあります。6つのポイントを正しく理解してセルフ添削をおこない、志望動機の完成度を高めていきましょう。
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①主語と述語の関係が明確か
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セルフ添削のポイントとしては、主語と述語の関係が明確かが挙げられます。主語と述語がバラバラになっていると、誰が何をしたいのか、何を言いたいのかが分からなくなってしまいます。主語と述語はワンセットになっているものですし、それが明確にされていなければ文章が伝わりづらくなるので注意しましょう。
また主語、述語だけではなく、修飾語と被修飾語の関係についても同じことが言えます。修飾語を使うことで、より具体的な内容を伝えられますが、被修飾語との関係が明確になっていなければ、何を強調したいのかがわからなくなります。主語と述語、修飾語と被修飾語は近くに置くとわかりやすいですし、内容が整理されるため伝わりやすいです。
②一文は50文字程度になっているか
コミュニケーション能力を活かしてお客様に寄り添った接客をして、真剣に向き合うことでお客様の考えを引き出し、要望を叶えて御社に貢献したいと考えています。
コミュニケーション能力を活かして、お客様に寄り添った接客をしたいと考えています。真剣に向き合い、要望を引き出し、それを叶えていくことで御社に貢献したいと考えています。
セルフ添削のポイントとしては、一文は50文字程度になっているかを確認しましょう。一文があまりに長くなってしまうと、何を伝えたいのかがわかりづらくなりますし、冗長に感じてしまいます。退屈な志望動機だと思われてしまう可能性もあり、印象が悪くなるので注意しましょう。
また「〜で、〜して、」と句点で一文を続けて長くなると、いつのまにか主語がすり替わってしまっているケースもあります。主語がすり替わってしまうと、本来伝えたかったこととは違うものが伝わってしまいますし、意図したアピールができなくります。一文を短くして、2節程度の複文にとどめるのがよいので、長くなれば一度区切り、一文当たりの文字数を増やしすぎないようにしましょう。
志望動機の適切な文字数については、こちらの記事で詳しく解説しています。
③書き出しで結論を述べているか
志望動機では書き出しで結論を述べているかも重要であり、これもセルフ添削のポイントのひとつです。「私は~をしたい」「~に取り組みたい」という自分の意思や目標が最初に示されているかを確認してみましょう。結論から述べることで、アピール内容を明確にできますし、志望した理由を正しく伝えられます。
最初に述べることで志望理由を伝えた上でアピールを進められますし、採用担当者の印象にも残りやすいです。また結論から述べることで、志望動機全体も簡潔にまとめられ、短い文章で伝えられます。志望動機は長くなり過ぎても良くありませんので、短く簡潔に伝えるためにも最初に結論の提示が大切です。
④書き出しに続いて理由を述べているか
書き出しに続いて理由を述べているかも、セルフ添削のポイントのひとつです。最初に結論を示せば、次にそう考える理由を述べる必要があります。いかに結論を提示して印象付けられても、それが本当であると信じてもらえなければ意味はありません。
アピールは印象付けはもちろん大切ですが、それだけではなく説得力を持たせて伝えることも大切です。アピールに説得力を持たせるためにも、「なぜそれをしたいか」「なぜそれに取り組みたいのか」という理由を具体的に説明する必要があります。説明は具体的であればあるほどいいですし、説得力が高くなることで、志望動機全体のアピール力も高めることができます。
志望動機の書き出しのポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
⑤根拠を述べているか
志望動機では結論だけではなく、結論に対しての根拠を述べているかも大切です。根拠付けをしっかりとできていなければ、志望動機に説得力を持たせることはできませんので、信憑性を高めるための大事な部分でもあります。志望動機では「どうしてこの企業に入りたいか」「この企業でなければならないか」という理由を説明するなかで、自分の具体的なエピソードを述べることが大切です。
数ある業界の中でなぜその業界を選び、業界内でも複数の選択肢がある中で、なぜ志望企業を選んだのかを明確にしなければなりません。他の企業を志望する理由と差別化を図ることが大切です。差別化をするためにも、その企業にしかない強みや特徴を踏まえてアピールできているかもチェックしておきましょう。
⑥キャリアプランを述べているか
志望動機では企業への就職の意欲だけではなく、就職後のキャリアプランを述べているかどうかも大切です。新卒の場合は就職後の成長力が重要視されていますので、企業で成長できること、成長意欲が高いことをアピールしなければなりません。成長力の高さをアピールするためには、「入社したらどのように働きたいか」「どんな仕事に携わりたいか」など入社後について述べることが大切です。
内定が目標になってしまうと成長力は期待できませんし、企業からの評価も悪くなってしまいます。就職するだけではなく、就職後に企業で成長し、活躍できることが大切です。成長力の高さをアピールするためにも、キャリアプランは志望動機にしっかり盛り込んでおきましょう。
志望動機は採用者側の視点でチェックすることが大切
志望動機を添削してほしいと考える学生は多いですし、Web添削サービスを始め、さまざまな添削のサービスがあります。しかし添削サービスはどれも信用できるとは限りませんので、添削内容をよく見極めて利用するのが望ましいです。よく調べずにサービスを利用してしまうと期待した効果が得られないこともありますし、場合によっては志望動機の作成に失敗する可能性もあります。
添削サービスの利用もおすすめですが、まずは上記のポイントに従ってセルフ添削をしてみましょう。セルフ添削でもきちんとポイントを踏まえておこなえば、志望動機をブラッシュアップできます。セルフ添削をして、まだ不十分だと感じるのであれば、添削サービスを利用してみるのもいいでしょう。
志望動機の作り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。