志望動機
デベロッパーの志望動機で熱意を伝える方法4選|企業の特徴別例文
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目次
デベロッパーは企業ごとの特色を押さえた志望動機作成が必須
デベロッパーは、学生から人気の高い職業です。そのため、就活を進めていくうちに、デベロッパーについて興味を持った人もいるでしょう。
しかし、デベロッパーを志望する学生が多いことから、選考倍率が高くなりやすく、選考難易度も高いです。したがって、デベロッパーを志望する場合は、企業ごとの特色を押さえ、その企業ならではの志望動機で差別化を図ることが大切ですよ。
そこでこの記事では、デベロッパーに興味を抱いて志望を考えている人に向けて、デベロッパーの基礎知識や志望動機を作成する際に差別化するためのコツを解説します。
デベロッパーの志望動機を魅力的につくるポイントを理解し、志望動機で選考を有利に進めるための参考にしてください。
そもそもデベロッパーとは? 混同される言葉との違いも紹介
不動産業界におけるデベロッパーとは、街にある土地を有効活用し、街を発展させるための開発事業をおこなう企業のことを指します。
たとえば、街のなかで余っている土地がある際に、土地の広さを考慮してその土地をどのように利用するかを計画したり、商業施設や住宅を建設した際にテナントや居住者を探したりといった仕事を担います。
また、不動産業界にはデベロッパーと似ている意味の言葉もいくつかあるため、選考で誤った回答をしないためにも、意味の似ている言葉との違いを理解しておきましょう。
ゼネコンとの違い:計画をするか工事をするかの違い
ゼネコンとは、見積書や計画書などをもとに、建物を建設する会社を指します。
そのため、土地をどのような用途で有効活用するかの計画を立てるデベロッパーとは、建物を建設する際に「計画するのか」「工事をするのか」の違いがあります。
両者の関係は、デベロッパー側が建物を立てる際に仕事を発注し、その仕事をゼネコン側が受注するという間柄です。
しかし、ゼネコンのなかには、建物のデザインや設計を担当する建築士やデザイナーが在籍している会社もあり、ゼネコン側が建物の設計までも担当する場合もあります。
デベロッパーとゼネコンとの違いについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ハウスメーカーとの違い:顧客層が異なる
ハウスメーカーもデベロッパーと同じように、建物の設計や建設、販売をおこなう会社です。しかし、一般的には住宅やマンションといった、個人向けの建物を建設していることから、顧客層は個人となります。
一方でデベロッパーは、大規模な土地に対して商業施設を建てるなど、都市開発を中心に計画から販売を手掛けることから、顧客層は政府や自治体、大手企業など幅広いです。このことから、ハウスメーカーとデベロッパーでは、顧客層が異なると覚えておきましょう。
たとえば、大規模のプロジェクトに携わりたい人や、この先何十年も残るような施設を建設したい人は、デベロッパーがおすすめだといえるでしょう。
ハウスメーカーの志望動機ついて詳しく知りたい人は、こちらの記事がおすすめです。
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有名企業も紹介! デベロッパーの基礎知識
デベロッパーの役割や不動産業界における似たような言葉との違いを把握できたら、具体的な事業内容や種類といった基礎知識も把握しておきましょう。
そうすることで、自分自身のスキルや経験がデベロッパーのどのような事業に活かせるのか、どのように活躍するデベロッパーが自分に合っているのかがわかりますよ。
ここでは、デベロッパーの基礎知識を有名企業と絡めて紹介するので、あながたデベロッパーとして活躍できそうな企業があるかを探してみてくださいね。
事業内容:土地取得から営業販売まで
デベロッパーの役割は土地や街の開発事業であることから、土地を取得してから開発した建物を販売するまでがおもな事業内容です。
デベロッパーのおもな事業内容は、以下のとおりです。
デベロッパーは規模の大きな開発に携わることから、建物の設計だけでなく、入念なマーケティング調査やさまざまな書類の管理も必要とされます。
そのため、建設に関係するスキルや知識以外にも、マーケティングスキルや、法務や総務スキルがあれば、デベロッパーの仕事で活かせますよ。
種類:事業範囲別に3つに分かれる
すべてのデベロッパー企業が、商業施設を建設しているわけではありません。たとえば、マンションやオフィスビルを中心に建設しているデベロッパー企業もあります。
そのため、デベロッパーを志望する際は、志望企業がどのような建物の建設に携わっているのか、どの程度の規模で開発事業を手掛けているのかなどを事前に確認しておきましょう。
ここからはデベロッパーの3つの種類を紹介します。
総合デベロッパー
総合デベロッパーは街の開発としてマンションだけでなく、商業施設やオフィスビル、リゾート開発といったさまざまな開発事業を手掛けているデベロッパーです。
総合デベロッパーのおもな企業は、以下のとおりです。
このように、総合デベロッパーと呼ばれる企業には、デベロッパーを代表する企業が名を連ねています。また、各会社の資産額も大きく、規模の大きな開発事業に携われる力を持っていますよ。
このことから、一つの開発事業でその街全体の経済活動に影響を与えられるのが総合デベロッパーの特徴だといえるでしょう。
マンションデベロッパー
マンションデベロッパーはデベロッパー業界のなかでも中堅企業が多く、商業施設よりもマンションなどの住宅を中心に開発事業を展開しているデベロッパーです。
マンションデベロッパーのおもな企業は、以下のとおりです。
マンションデベロッパーは、分譲マンションや賃貸マンション、分譲戸建てなどさまざまな住宅を建設しています。そのため、人々の生活に密接にかかわる住まいを中心に開発事業をおこないたい人におすすめのデベロッパーだといえますね。
また、マンションデベロッパーのなかには、ホテルの開発や海外事業の展開など、住宅以外に力を入れている企業もありますよ。
公的デベロッパー
公的デベロッパーは街の開発事業をとおして、都市再生事業や賃貸住宅事業・災害復興支援などをおこなっているデベロッパーです。自治体が出資して設立された法人で、公団や公社として開発事業を手掛けています。
公的デベロッパーのおもな公団・公社は、以下のとおりです。
公的デベロッパーのなかには賃貸マンションの開発以外にも、地域の高齢化対策として、老人ホームの開発などを手掛けている法人もあります。
デベロッパーについてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみましょう。
志望動機で押し出そう! デベロッパーで求められる人材像6選
デベロッパーの志望動機を考える際には、デベロッパー企業がどのような人物を求めているのかを考えてみましょう。そうすることで、採用担当者の目線に立って志望動機の内容を考えられますよ。
ここでは、デベロッパーで求められる人物像を6つ紹介するので、デベロッパー企業の採用担当者はどのような人に魅力を感じるのか確認してみてください。
①チームワークがある人
デベロッパーとして携わる仕事は、一つひとつが規模の大きなプロジェクトです。そのため、一つのプロジェクトを進めるだけでも多くの人とかかわることになり、チームワークが必要不可欠なスキルだといえます。
チームワークをアピールする際は、次のようなエピソードを伝えられますよ。
チームワークは学生生活を通じてさまざまな場面で培えるスキルであるため、チームで行動して苦労を乗り越えた経験や成功した経験があれば、積極的にアピールしましょう。
②コミュニケーションスキルがある人
デベロッパーは、自社で開発した建物の営業販売もおこないます。そのため、顧客からの信頼を得て、営業実績を上げるためのコミュニケーションスキルが問われますよ。
コミュニケーションスキルをアピールするには、次のようなエピソード例が挙げられます。
デベロッパーで営業担当として活躍したいと考えている場合は、志望動機で自身の魅力を伝える際に、コミュニケーションスキルを活かせたエピソードを盛り込むと良いですよ。
③リーダーシップがある人
デベロッパーは開発事業を計画し、ゼネコン会社などに仕事の依頼を発注します。そのため、リーダー的な役割として指示を出せる人が求められるのです。
リーダーシップをアピールする際は、次のようなエピソードで伝えましょう。
リーダーシップがあることを志望動機で伝える際は、これらのような人々を率いたエピソードを盛り込みつつ、責任感を持って役割を最後までやり遂げたことを伝えましょう。
そうすることで、採用担当者に責任感のある魅力的な人材であることを伝えられますよ。
④チャレンジ精神がある人
街を開発するということは、今までにないような画期的なアイデアを盛り込んだ開発事業を手掛けるということです。そのため、新しいことでも屈せずにチャレンジできる人は、デベロッパーの採用担当者から魅力的にみえます。
チャレンジ精神をアピールする際は、次のようなエピソードで伝えられます。
チャレンジ精神を活かしたエピソードを伝える際は、チャレンジした際に苦労したことと、その苦労をどのように乗り越えたのかを伝えると、魅力的なエピソードになりやすいですよ。
⑤語学力がある人
デベロッパーのなかには、海外に事業を展開している会社もあります。海外に事業を展開している企業で活躍する場合は、海外転勤も視野に入れる必要がありますよね。そのため、語学力が必要不可欠なのです。
また、取引先企業が外資系企業である場合も、英語などで商談を進める必要が出てくるでしょう。このようにデベロッパー業界において語学力があると、採用担当者からは幅広い分野で活躍できる人材だと認識してもらえるのです。
語学力をアピールする際は、次のようなエピソードが考えられます。
語学力をアピールする場合は、採用担当者に国外の仕事を任せられる人材であることをアピールするためにも、どれくらいの語学力を身に付けているのかをしっかりと伝えることが大切ですよ。
⑥決断力がある人
前述したとおり、デベロッパーは一つひとつのプロジェクト規模が大きく、一度に動くお金も莫大な額になります。そのため、莫大なお金が動くプロジェクトを進める際に、思い切って決断できるかを採用担当者は判断しています。
決断力をアピールする際は、次のようなエピソードを伝えられますよ。
商業施設やマンションなどを建設する際はタイミングが重要で、為替や日本経済の状況によって材料費や依頼料などが大きく変動します。そのため、適切なタイミングに決断できる判断力が試される仕事なのです。
就活生に聞いた! デベロッパーの志望動機で伝えた内容
デベロッパーの志望理由は、人それぞれ異なります。
デベロッパーの志望動機にどのような内容を盛り込めばいいのかを知りたい場合は、ほかの学生が盛り込んだ内容を参考にすることで、自分では気付けなかった志望動機のテーマを見つけられる可能性もあるでしょう。
そこで、学生の皆さんにデベロッパーの志望動機で伝えたことを聞いてみました。
社会貢献という回答が多い
アンケートの回答には、社会貢献という回答がみられました。
デベロッパー企業は、地域全体を巻き込んだ開発事業を展開することもあり、携わる仕事はその地域社会に大きな影響をもたらすといえます。
そのため、デベロッパーのプロジェクトを通じて、社会貢献について志望動機で伝えたと回答した学生がいました。
デベロッパーで社会貢献をアピールする際は、志望企業がどのような社会貢献をしているのかを具体的に伝え、それが仕事へのモチベーションにつながることをアピールすると良いですよ。
街づくりを通じて人の動きを変えたいという回答も
アンケートの回答には、街づくりを通じて人の動きを変えたいという回答もみられました。
たしかに、デベロッパーでは商業施設やリゾート開発などを手掛ける場合もあり、これらの開発が人々の行動に変化を与えるといえますよね。
たとえば、他県からの観光客が増えたり、地域住民の娯楽が増えたりなどです。
このように、デベロッパーの志望動機として人々の行動に変化をもたらせられることを伝える場合は、どのような変化をもたらせたいのかまで伝えられると良いですね。
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ツールを使えば、志望動機が3分で完成します
志望動機作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい志望動機を作成することができます。
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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。
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志望動機を差別化! デベロッパーの企業理解を深める4つの方法
デベロッパーの志望動機を作成する際は、志望するデベロッパー企業の特徴を捉えた内容を意識することで、志望意欲が高いことを採用担当者にアピールできますよ。
デベロッパーの志望動機で志望意欲を伝えるためにも、企業理解を深めることが大切です。
ここでは、デベロッパーの企業理解を深める4つの方法を紹介するので、デベロッパー企業の特徴を捉えた志望動機を作成するための参考にしてくださいね。
①インターンに参加して仕事を進めるうえで大切にしていることを把握する
インターンに参加することで、その企業がデベロッパーとしてどのような強みを活かして開発事業を手掛けているのか、どのようなことを大切にしているのかを確認できます。
志望するデベロッパー企業のインターンに参加することで、実際の仕事を通じてその企業の魅力も確かめられますよ。
たとえば、開発プロジェクトを進める際に、住民や街のことを第一に考えた開発計画であることを大切にしているなどです。ほかにも、プロジェクト規模の大きさから、顧客ニーズの把握や入念な販売戦略の立案といった、精度の高いマーケティング調査に力を入れている企業もあるでしょう。
このように、インターンで実際の仕事に携わることで、その企業の強みや魅力を肌で感じられ、企業理解を深めることができます。
インターンについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
②会社説明会で競合他社との違いを質問する
各デベロッパー企業にはそれぞれ特徴があるため、志望先の企業はどんな強みがあるのかを把握することが重要です。具体的には、得意としている開発分野を持っていたり、プロジェクトに取り組む際に環境への配慮や災害への対策をしていたりなどが挙げられます。
そして会社説明会は、各デベロッパー企業が学生に対して、このような自社の魅力をアピールする場であるため、競合他社との違いについて説明してくれますよ。
そのため、会社説明会で競合他社との違いを積極的に質問し、入社意欲をアピールするとともに、その企業ならではの強みを把握しましょう。
会社説明会で聞いたその企業ならではの強みや大切にしていることを、志望動機の軸として盛り込むと、採用担当者の印象に残りやすい内容になりますよ。
③OB・OG訪問で入社して良かったと思えることを聞く
OB・OG訪問では、デベロッパー企業に入社して数年目の先輩から直接話を聞くことができ、実際に働いてみたからこそわかるリアルな声を聞くことができます。
OB・OG訪問でデベロッパー企業の理解を深められるおすすめの質問は、以下のとおりです。
OB・OG訪問では入社前には感じなかった入社後のやりがいや、入社してからどのようなプロジェクトに携われたのかなどを質問してみましょう。
そうすることで、インターンや会社説明会で接するベテラン社員からは聞き出せないような、その企業の魅力などを把握できますよ。
OB・OG訪問の質問内容について詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
④企業ホームページから会社の沿革を確認する
デベロッパー企業の企業理解を深める際は、企業のホームページにある沿革も重要な項目となります。企業の沿革とは、その企業の歴史を年表などでまとめたものです。
デベロッパー企業の場合、商業施設やマンションといった大規模なプロジェクトに携わっている場合、沿革に記載している可能性がありますよ。
たとえば、「三菱地所レジデンス」の沿革を確認してみると、次のような沿革が記載されています。
このようにデベロッパー企業の沿革を確認することで、身近にある商業施設やビルの建設に携わっていることや、開発事業を通じてどのような評価を受けたのかなどを知ることができます。
そのため、企業のホームページから沿革を確認することで、これまでに気付けなかったその企業の魅力や強みを見つけられるでしょう。
就活生に聞いた! 志望企業の理解を深めた方法
志望企業の理解を深める方法で悩んでいる人もいますよね。その場合、ほかの学生が実施した深め方を参考にすることで、自分では気付けなかった方法を見つけられる可能性もありますよ。
そこで、学生の皆さんに志望企業の理解を深めた方法について質問してみました。
OB・OG訪問という回答が多数
アンケートの回答には、OB・OG訪問という回答が多くみられました。
たしかに、OB・OG訪問では、志望する企業に入社した先輩に直接話を聞けるため、企業理解を深める方法としては最適だといえます。
そんなOB・OG訪問で企業理解を深める際は、事前に質問内容を考えておき、疑問に思っていることはすべて解消できるようにしておくことが大切ですよ。
また、OB・OG訪問で企業理解を深めた学生のなかには、企業のホームページなどもあわせて確認し、違う視点からも企業理解を深めている人もいました。
インターンに参加したという回答も
アンケートの回答には、インターンに参加したという回答もみられました。
インターンではその企業の仕事を直接体験できるため、実際の仕事を通じてどのようなやりがいや魅力があるのかを感じられますよね。
また、企業に在籍している社員の話を聞きながら仕事を進められることから、仕事の楽しさや難しさも聞ける環境だといえます。
このことから、インターンで企業理解を深めている学生も一定数いることがわかります。
熱意を伝える! デベロッパーの志望動機に盛り込むべき4つの要素
デベロッパー業界の仕事は幅広いほか、デベロッパーと呼ばれる企業は日本に多く存在します。そのため、デベロッパーの志望動機を考える際は、デベロッパーとしてどのように活躍したいのかまで伝えることが重要ですよ。
そこでここでは、デベロッパーの志望動機に盛り込むべき要素を4つ紹介します。志望動機で熱意を伝えるためにも、志望動機に盛り込むべき要素を確認しておきましょう。
①デベロッパーとして活躍したいと考える軸
デベロッパー業界は、学生から人気の高い業界です。そのため、ほかの学生に埋もれないような志望動機の軸を考える必要があります。
そして志望動機の軸を考える際は、デベロッパーとしてのやりがいを考えてみると、活躍したいと思える軸を見つけられますよ。
たとえば、地域社会のニーズに合わせた開発事業で地域住民に貢献できることがデベロッパーのやりがいだといえるでしょう。
また、デベロッパーは人々の生活に直接かかわるような商業施設やマンションの開発を担っていることから、規模の大きなプロジェクトに携われることもやりがいの一つだといえますよね。
このように、デベロッパーならではのやりがいを考えてみると、自分だけの志望動機の軸を見つけられますよ。
②志望するに至った経験や背景
志望動機をほかの学生と差別化できる要素となるのが、志望するに至った経験や背景です。
そのため、採用担当者の印象に残りやすい志望動機を作成するためにも、デベロッパーを志望するに至った自分だけの経験を詳しく説明することが大切ですよ。
具体的には、大学時代に都市計画のプロジェクトに参加し、商業施設や集合住宅をどのように配置するか、都市景観はどのように改善すればいいのかを話し合った経験から、街づくりに興味を持ったなどです。
また、インターンに参加した際に感じたやりがいや魅力があれば、そう感じられた実際の業務内容を交えながら志望動機を伝えるのも良いでしょう。
このように、志望するに至った経験や背景は人それぞれ異なるため、自分だけの魅力的なエピソードを盛り込むことが大切です。
③志望企業ならではの強みや魅力
デベロッパー各社は、力を入れて取り組んでいる強みなどがあります。また、強みを探していくなかで、他社には感じられない魅力を知ることもできるでしょう。
たとえば、AI(人工知能)などの最先端技術を利用して開発事業を予定しているエリアの情報収集を効率的におこなっていたり、ウイルスの感染拡大を防ぐためにAI温度検知システムを施設に導入していたりなどの強みが挙げられます。
この場合、学校でAI技術を学んでいれば、自身のAI知識を活かせることをアピールできますよね。
このように志望動機を考える際は、志望企業ならではの強みや魅力を探し、その企業だからこそ実現できるような動機を考えることが大切なのです。
④デベロッパーでどのように活躍できるか
前述したとおり、デベロッパーは土地探しから営業販売までの開発事業を一貫して手掛けています。
そのため、デベロッパーでは建物の設計やデザインだけでなく、マーケティング知識や提案力といった幅広いスキルを活かせるのです。
このようにデベロッパーではさまざまなスキルを活かせるため、盛り込むエピソードから伝えられるあなたのスキルを、入社後にどのように活かして活躍できるかまで伝えることが大切ですよ。
デベロッパーとしてどのように活躍したいのかを伝えることで、入社後に前向きに活躍していく熱意をアピールできます。
企業の特徴別8選! デベロッパーの志望動機例文
デベロッパーの志望動機をどのように作成すればいいのか悩んでいる場合、実際の例文を確認して志望動機の構成を確認することが効果的です。
そこで、ここではデベロッパーの志望動機を企業の特徴別で8つ紹介します。あなたが興味を抱いているデベロッパー企業の特徴があれば、志望動機を作成する際の参考にしてくださいね。
例文①首都圏を中心に開発事業を展開している場合
デベロッパー企業のなかには、首都圏を中心に開発事業を展開している企業もあります。
首都圏は地方に比べて人口が密集していることから、人口が多い地域だからこその志望動機を意識することが大切ですよ。例文では人口が多いからこそ住民のニーズに的確に応える街づくりが大切であると伝えており、首都圏を志望する理由が明確ですね。
例文②開発に最先端技術を取り入れている場合
開発事業を手掛ける際に、AIなどの最先端技術が導入された建物を建設しているデベロッパー企業もあるでしょう。
そして、最先端の技術を取り入れている企業の場合は、どのような目的でその技術を取り入れているのかを調べ、それに合わせた志望動機でアピールすると良いでしょう。
また、大学でAIなどの最新技術を学んでいる場合は、例文のように建物の開発にあたって自身の知識を活かせることを伝えると良いですよ。
例文③営業活動に力を入れている場合
デベロッパー企業の最終的な目標は、開発事業をおこなった商業施設やマンションなどを人々に利用してもらうことです。そのため、開発後の営業活動は重要な役割だといえるでしょう。
そしてデベロッパー企業のなかには、営業活動に力を入れて売上を伸ばしている企業もあります。したがって、志望企業の強みが営業活動であれば、全面的に押し出してアピールすると良いですよ。
例文④リゾート施設など幅広い開発を手がけている場合
デベロッパー企業のなかには、マンションや商業施設以外にも、リゾート開発などを手掛けている企業もあります。
そのため、競合他社と差別化を図るポイントの一つとして、どのような開発事業を手掛けているかに焦点をおくのも良いですよ。
また、大学時代に学んだ経験などを交えつつ、志望企業が携わった開発プロジェクトの魅力を伝えることも大切です。
例文⑤海外事業に力を入れている場合
デベロッパー企業のなかには、大きな資金力を持っている企業もあり、資金力をうまく活用して海外の開発事業を手掛けている企業もあります。
そのため、留学経験などがあれば、海外の開発プロジェクトに携われることを志望動機に盛り込むと、幅広い分野で活躍できる人材だと認識してもらえるでしょう。
例文⑥顧客との信頼・信用重視で事業を営んでいる場合
デベロッパー企業が担う開発事業は、その地域に住む人々や顧客に影響を与える事業です。
そのため、開発事業は人々からの信頼や信用が大切な事業であり、この点に力を入れている企業もめずらしくありません。
そして顧客や地域の人々からの信頼や信用を獲得するために力を入れている企業である場合、人々の声に耳を傾けて何かを進めた具体的なエピソードを盛り込むと良いですよ。
例文⑦大型複合施設に力を入れている場合
大型複合施設の開発は、その地域全体を巻き込んだ一大プロジェクトです。そのため、大型複合施設を開発する際の重要性について理解していることを伝えましょう。
また、大型複合施設を開発するデベロッパー企業は、ほとんどが大手企業だといえます。
そのため、デベロッパーの大手企業を目指すのであれば、大手各社の違いを認識したうえで、志望企業ならではの魅力を伝えることが大切ですよ。
例文⑧地域に寄り添った「街づくり」に力を入れている場合
デベロッパー企業のなかには、地方都市の開発を中心におこなっている企業もあります。その場合、地方都市の開発ならではの魅力や重要性を中心に志望動機で伝えることが大切ですよ。
例文では、地方都市のその地域に残る文化や歴史を残しつつ、開発事業を手掛ける大切さを伝えていますね。
デベロッパーの志望動機を魅力的にするなら企業分析に力を入れよう!
デベロッパー企業は会社の規模にかかわらず、多くの学生が志望を検討する人気企業です。したがって、志望動機を考える際は、ほかの応募者とは一味違った内容を意識することが大切ですよ。
そのためにも志望動機を考える際は、デベロッパー企業の企業研究に力を入れ、その企業ならではの魅力と自分だけの経験を交えながら伝えましょう。
これから志望動機を考えようとしている人は、この記事で紹介した志望動機に盛り込むべきポイントや例文などを参考に、自分だけの志望動機を作成してみてくださいね。
【企業研究やデベロッパーの志望動機に関する調査】
- 調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2024年7月12日~18日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の35人