自己PR

自己PRに高校時代の経験を記入するのはアリ?与える印象を解説

自己PRで高校時代のエピソードはアピールできるか

就活では自己PRは必須ですが、題材がなかなか思い浮かばず、高校時代のことをアピールしたいと考える人も多いのではないでしょうか。自己PRは自身の魅力や採用するメリットを売り込むためのものであり、能力や人柄をアピールするものです。

いかに能力などを提示したとしても、それが本当のことであると認められなければ高評価を得ることはできません。そのため、アピール内容が本当に備わっていることを示す根拠が必要であり、根拠として過去の経験、エピソードを提示します。

多くの学生は根拠の提示として大学時代のことを述べますが、大学時代に特別なエピソードがない場合は、高校時代にまで遡りたいと考える人は多いです。自己PRではいつのエピソードを伝えるべきなのか、根拠を示すための基本を知っておきましょう。

就活の自己PRは大学時代が基本

大前提として知っておきたいのが、就活で求められるのは、すべて大学時代の経験、エピソードということです。自己PRで使用する題材についても、当然大学時代の経験が求められており、高校時代の経験を使ってアピールするのはNGとされています。

そもそも就活は、大学時代に何をしてきたか、その経験が社会人としてどのように活かされるのかを問うものです。そのため、高校時代の経験についてアピールしたとしても、評価されない可能性が高く、自己PRのアピール力も低くなってしまいます。

自己分析の浅さは人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るには、自己分析が必須です。自己分析を疎かにしていると、選考で説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。

ツールでサクッと自己分析を終わらせて、選考を有利に進めましょう。

高校時代の自己PRが与える印象

interview-seminar

自己PRで高校時代の経験をアピールするのは、基本的にはNGですが、まったく使用できないわけではありません。そもそも何を題材にして自己PRをするのかは個人の自由であり、高校時代の経験をアピールしたいなら、それを使って自己PRを伝えることは可能です。

しかし、可能ではあるものの、高校時代の経験をアピールすることで、さまざまな印象を与えてしまうことは理解しておきましょう。どんな印象を与えるのかを知り、アピールするリスクを把握しておくことが大切です。

大学時代に何もしていないと思われる

自己PRで高校時代の経験をアピールすると、大学時代に何もしていないと思われる可能性があります。就活では大学時代の経験を問われているため、その対象となる期間で何もしていない=全く成長していないと判断されることもあるので注意しましょう。

大学は義務教育ではない上に、高校よりもさらに自由度が高く、学生のうちにできることはたくさんあります。高校も義務教育ではありませんが、校則などで制限されていることは多いため、ある程度は縛られた環境にあると言えます。

大学という何の縛りもない状態で、何もしてこなかったというのは、そもそも何事に対しても熱意を持っていないと判断される可能性が高いです。成長意欲そのものがないと思われかねませんので注意しましょう。

燃え尽き症候群と思われる可能性がある

高校時代の経験をアピールし、それが高い実績をともなう素晴らしいものであれば、燃え尽き症候群ではないかと思われる可能性もあります。高校時代に輝かしい成績を収めていたとしても、大学時代に繋げられていなければ、成長していないと思われるので注意しなければなりません。

企業は学生の成長力、意欲を重要視しており、燃え尽きてやる気がないと判断すれば、評価はマイナスになってしまいます。また、過去の栄冠にすがっている印象を与えてしまい、後ろ向きでネガティブな人間性が伝わる可能性もあるので注意しなければなりません。誇れる過去があるのが素晴らしいことですが、前向きな姿勢をアピールすることが大切です。

高校時代のことを自己PRでアピールする方法

自己PRには、基本的には大学時代の経験を使用しなければなりません。高校時代の経験を使うのはさまざまなリスクがあり、題材に使用するだけでマイナスの印象を与えてしまう可能性が高いです。しかし、高校時代の経験が必ずしも自己PRで使用できないわけではなく、アピールの仕方次第では上手く活用することもできます。

大学時代の経験に繋げる

就活でのアピールは大前提として大学時代の経験が求められていますので、高校時代の経験をだけをアピールし、そこで完結してしまうのはNGです。高校時代の経験を使いたいのであれば、そこから大学時代の経験に繋げる必要があります。高校時代の話から始まったとしても、最終的な着地点が大学時代にあれば、アピールとしては問題ありません。

ただし、アピールする割合にも注意が必要であり、基本的には大学時代の話がメインになるように、全体のバランスを整えることが大切です。最終的な着地点が大学時代にあっても、アピールのほとんどが高校時代の内容では、マイナスの印象に繋がりやすいです。高校時代の経験はあくまで話の導入部と考え、割合は少なくしておきましょう。

継続力をアピール

高校から大学時代にかけての経験を伝える際には、継続力をアピールすることが大切です。長く続けてきたことを提示すれば継続力が伝えやすく、好印象にもなりやすいでしょう。継続力は仕事をする上で重要な能力であり、業界、企業に関係なくアピールできます。社会人としての基礎能力とも言えますので、上手にアピールすれば選考でも有利になりやすいです。

また、さらに高評価を狙うのであれば、自己PRの題材を継続力以外に設定することも考えてみましょう。題材として別の能力を設定したとしても、何かを長く続けた経験を述べていれば、自動的に継続力のアピールにもなります。継続力をエピソードから伝えるためには、大変だったことや何年続けたのかを数字などで明確に伝えるのがポイントです。

続けられた理由を明確にする

高校時代から大学時代にかけての経験をアピールすれば、継続力は伝えやすいですが、これもただ漠然と続けているだけでは、高評価には繋がりづらいです。何事も目的意識を持っておこなうことが大切であり、惰性で続けているだけでは、向上心がないと思われるので注意しましょう。

継続力などをより明確にアピールするためには、なぜそれを続けられたのか、理由をはっきりと提示することが大切です。続けられた理由を提示できれば、継続力のアピールにもなり、かつ成長意欲の高さも伝えられます。また、物事への取り組みの姿勢や価値観などのアピールにもなり、より自分を深くまで知ってもらえるため、高評価にも繋がりやすいでしょう。

高校時代の経験の自己PR例文

私は向上心があり、常に上の目標を見据えて努力を続けることができます。高校時代に剣道部に入部し、剣道の楽しさ、厳しさを知りました。少しずつ上達することで、自身の心も鍛えられていることを実感し、大学4年の現在まで7年間厳しい練習にも耐えることができました。
剣道は鍛錬の連続ですので、常に上の段位取得を目指し、一歩ずつ目標を達成しては次の段位を目指して努力を重ねました。今後も剣道を続け、さらなる成長を目指したいと考えています。御社でも常に目標を設定して仕事に打ち込み、小さな目標を達成し、自身を成長させることで、より大きな目標の達成を目指し、御社に貢献できる存在になりたいと考えています。

高校時代の経験の例文では、向上心があり、努力を続けられることが題材に挙げられています。最初にアピール内容を明確にすることで、より伝わりやすい自己PRになっているでしょう。

根拠として高校時代の経験が語られていますが、最終的に大学時代の経験に繋がっていますので問題はありません。また、心が鍛えられているという実感から、厳しい練習にも耐えられたと、継続できた理由も明確にできています。培った能力を企業でどのように活かすかもアピールされており、好印象を与えることができています。

自己PRの題材は高校時代ではなく大学時代から探そう

自己PRは高校時代の経験を使用することもできますが、実際にアピールする際にはさまざまな工夫が必要です。就活では大前提として大学時代の経験が求められますので、まずは大学時代を振り返り、アピールできることはないかを考えましょう。

また、高校時代の経験をアピールする場合でも、最終的には大学時代の話に繋げなければなりません。大学時代の経験にまったく言及せず、高校時代の話だけでアピールを完結するのはNGなので注意しましょう。

もちろん、高校時代から大学まで、一貫した経験があればそれをアピールするのはOKです。一貫性を持たせることで継続力などのアピールもできるため、内容次第では高評価にもなりやすいです。基本的には大学時代の経験から探し、必要に応じて高校時代の経験もアピールしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ