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【就職観の考え方】一覧や就職観が定まらないときにやるべきこと

就活生が就職観について考えることは大切

皆さんは「就職観」について考えたことがありますか。就職観は、就職活動において非常に重要な考え方で、「就活の軸」とも呼ばれる概念です。これだけは譲れない、ここだけブレたくないと感じるモットーが誰にでもあるように、就職活動でも当てはまる価値観があるはずです。

就職活動における就職観は、企業探しの基準の原点になりますし、本当に納得できる企業と出会うためにも必要な考え方になります。「こんな企業で働きたい、こんな職業に就きたい」という小さな要望や些細な希望でも、働く姿をイメージすることは立派な就職観になります。この記事では、就職観について解説していきます。ぜひ、自分だけの就職観を見つけ出してください。

就職観とは

それでは、まずは就職観について説明していきます。就職観とは、実際に会社に入社して働くことに対する考え方のことです。これだけは譲れないと感じる条件やモットーなどが当てはまります。例えば「お給料は月給20万円以上は欲しい」「休日は土日祝ではないと働きたくない」という要望も、十分な就職観となります。

また、就職観が自身に備わっていると、企業選びの基準にすることができます。就職観は「何のために仕事をするのか」という考え方の原点そのものなので、企業探しの基準にすることができます。自分の就職観を満たす企業と出会えると、入社後のミスマッチが起きる可能性が低くなるでしょう。

働くことに対する考え方

就職観を一言で表すと「働くことに対する考え方」です。就職に対して抱く考え方や概念を指します。そもそも、人はなぜ働かなくていけないのかというと、お金を得るためです。お金を得るための対価として労働力を提供するのが一般的な社会の仕組みです。

ただし、生きるために必要なお金を得なければならないことを前提として、その他の点にも着目してみてください。社会で働くということは、自分の能力を発揮するということでもあります。そして、社会という枠の中でどのように責任や役割を果たし、実現していくのかということでもあります。

お金のためだけではなく、自分の表現の場としても働く意義は大いにあります。もちろん、お金を得るために働くことも十分立派な考え方ですが、社会人としてどのように働きたいのかという点を考えて就職観を定めることで、自分が将来どのようになりたいのかというイメージを豊富に膨らませることができます。

企業選びの基準として考えることができる

就職観は、企業選びの基準として考えることができます。就職観とは「何のために社会で働き、どのように社会的役割を果たすのか」という考え方です。この考え方は、働くことに対する価値観に当たります。この価値観に合致した企業と出会えると、入社後のミスマッチが起きる可能性も低く、心からやりがいを感じながら自己実現に向かうことができます。

就職観は「人はなぜ就職して働くのか」というそもそもの原点でもあり、お金を稼ぐ以外の喜びを感じる基準になります。人それぞれ価値観が違うように、就職観も人によって違います。自分だけの就職観を見つけ出し、就職観を言葉にすることで、就職へのイメージを明確にすることができます。

就職観の一覧

次に、就職観の例をご紹介します。就職観は人それぞれ違うように、多様に存在します。就職観には様々な考え方があります。自分は「夢を実現させたい」という就職観を持っていても、友達は「プライベートと両立させたい」という考え方を持っている場合もあります。自分と他の人で考え方が違うということは、企業の就職観も多様にあるということです。

自分の就職観と似通う企業に就職できれば、仕事に対する考え方も似ている部分があるため、自己実現をしやすい環境が整っている可能性が高くなります。次の項目で就職観の説明をしていきますので、就職観が定まらず悩んでいる方は参考にしてください。

①夢を実現させたい

就職観のひとつに「夢を実現させたい」があります。営業職、企画職、接客業、販売員、看護師、弁護士など、世の中には多くの職業が存在します。そして、それらの職業に就くために学業を頑張ってきた人も多くいるでしょう。資格取得に励んだり、学問を専攻したり、努力の結晶が夢を実現させます。

夢を実現させるということは、スキルを身につけて自己表現をするということです。会社でただ業務をこなすのではなく、スキルや技術を身につけて職務に就き、社会的役割を果たした方がやりがいを感じます。そして「夢を実現させたい」という就職観は、誰もが根底に持っている考え方であり、共感しやすい就職観です。

②安定した収入を得たい

就職観の中には「安定した収入を得たい」という考え方もあります。この就職観は「生活できる程度でそこそこ稼げればいい」という考えでもなく、野望のような熱量で大金を稼ぎたいという考えとも違います。安定した収入とは、人生のライフイベントである結婚や出産、マイホーム購入のことも踏まえた収入を指します。

つまり、生活するのに不自由のないお金を得たいという考え方です。給与を安定的に得るためには、役職をもらったり、人事評価でも高い評価を得たりしなければなりません。そのため、単に高給が欲しいという考え方ではなく、キャリアアップや昇格を視野にいれた一生涯にわたる収入の確保を見越した考え方となります。「安定した収入を得たい」と伝えるとお金しか見ていない人だと思われかねないので、昇格したい思いやライバルに負けない野心と一緒に伝えるようにしましょう。

③社会貢献したい

次にご紹介するのは「社会貢献したい」という就職観です。社会貢献とは、社会でどのように自分の役割を果たすか、責任を果たすかということです。社会人として活躍するにあたり、どのようにして人の役に立てるのかを追求している人にとって「社会貢献したい」という就職観は最適です。

人や社会のためになることを仕事とし、社会貢献を意識しながら働くことで、自ずと会社だけではなく、社会全体のために働く人物になることができます。社会に貢献するということは、誰かに感謝されるということです。誰かの感謝は仕事のやる気に直結しますし、非常にやりがいを感じます。面接で就職観を聞かれても「社会貢献をしたい」と伝えることで、社会人になる自覚がある好印象なイメージを与えることができるでしょう。

④プライベートと両立させたい

「プライベートと両立させたい」という就職観を持っている人もいます。仕事とプライベートを両立することで、オンとオフのメリハリをつけながら働きたいという考え方です。一見プライベートを重視している人かと思われがちですが、プライベートと仕事を両立することで、どちらのバランスも上手に保ち、仕事への活力をプライベートの時間で補います。

仕事を頑張るためにプライベートを楽しむことで、適度なストレス発散もできますし、何よりも気持ちが安やかになります。仕事だけを頑張って根が詰まるよりも、オンオフを自分の中で上手に定めて仕事をバリバリこなしていきたい人は、このような就職観が合います。ただし、就職活動中では「プライベートと仕事を両立させたい」という発言は、仕事に注力したくない姿勢だと感じやすく、マイナスな印象になりやすいので注意しましょう。

⑤楽しく働きたい

最後にご紹介する就職観は「楽しく働きたい」です。社会人になったときに楽しく業務をこなすことができれば、毎日を健やかに過ごせるでしょう。楽しく勤務ができればそれだけで喜びを感じる人もいます。楽しく仕事をするためには、好きな仕事をただこなしていくのではなく、同僚とのチームワークを大切にしながら効率よく業務をこなし、会社に貢献していかなくてはなりません。

面接で就職観を聞かれた際に「楽しく働きたい」と伝える場合は、ゆるく愉快に楽しく働くという意味ではないとアピールするためにも、一生懸命働き、会社の従業員として効果的に売上に貢献できるよう働きたいという内容を付け加えて説明しましょう。

就職観が定まらないときにやるべきこと

自分の就職観がいまいちわからないという人も中にはいるでしょう。そのような方は、焦らずじっくり就職観を考えても大丈夫です。就職観が定まらないときは、無理やり自分の就職観を定めるよりも、リラックスしながら次にご紹介するポイントを実行してみてください。

・過去の経験で楽しかったことや辛かったことを思い返す
・何に喜びを感じるのか考える

就職観が定まらない人は、この2つのポイントをゆっくりと振り返ってみてください。その際はノートやメモを用意して、ペンで思うがまま文字を書き記してしてください。キーワードのように文字が並ぶと、そのキーワードに紐づいて様々な言葉とリンクしあって文章になり、立派な就職観の原点となっていきます。

過去の経験で楽しかったことや辛かったことを思い返す

就職観が定まらないときは、過去の経験で楽しかったことや辛かったことを思い返してみましょう。過去の経験で、喜びややりがいを感じたことを振り返ってみてください。そして、反対に辛かったことや悔しかったことも思い出してみてください。感情の揺らぎを言葉にすることで、自分が生きてきた中で心が動いた出来事を明確に思い出しましょう。

振り返った内容から、あなたがこれからもやりたいことや挑戦したいこと、やりたくないことやできれば避けたいことを書き出してください。その中から、就職観におけるヒントが見つかるはずです。特に、やりがいを感じることは、自分自身がこれから社会人として働く上で、最も重要な活力となる部分でもあります。

何に喜びを感じるのか考える

どのようなことに喜びを感じるのか振り返ってみてください。誰かに「ありがとう」と言われることが嬉しかったり、ボランティアをした際にやりがいを感じたりと、過去の出来事からヒントがあるはずです。やりがいを感じることは、仕事における価値観や目的にもつながります。

就職観が定まると、仕事への向き合い方が変わります。やる気に満ち溢れ、毎日の目標設定だけではなく、長い視点で考えたキャリアプランの設定にも大いに役立つでしょう。仕事で感じる喜びがなければ、毎日の仕事はただ単に業務となり、淡々とこなしていくだけのものとなってしまいます。目標やキャリアプランを持つことは、仕事への責任や成果の追求にも大きく貢献するので、どんなことに喜びややりがいを感じるのか一度振り返ってみましょう。

就職観は自分にとってベストな働き方を示すもの

この記事では、就職観について解説してきました。就職観は働くことに対する価値観です。そして、人それぞれ異なる就職観を持ちます。就職観は自分にとってベストな働き方を示すものです。仕事に対する価値観を持つことで「どのように社会的役割を果たすのか」という目標を持つことができ、仕事の成果や目標達成の意気込みにつながります。

さらに、仕事を通じてやりがいや喜びを感じることができれば、社会人として十分に成長することができます。大学を卒業し社会人として働くようになると、社会人として長く生活していくことになります。社会人になるということは、今までの学びをフルに活かして、新しい価値を生み出す立場になるということです。目標を達成するまで満足のいくような成果を生み出せなくとも、就職観が定まっていれば、難易度の高い仕事を担当しても、芯があるため突破できるはずです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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