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課外活動を効果的にアピールする方法|アルバイトなどの例文付き

就活で課外活動について聞かれる理由

就職活動において課外活動について聞かれる理由にはいくつかあります。大きな理由としては、面接をおこなう就活生がどのような人材であるか、判断するための材料にするためです。

課外活動はサークル活動など、自分の好みや興味が選択に影響します。課外活動に何を選択したか、それについてどう打ち込んでいたのかを知ることで、就活生の人となりをより詳しく理解したいというのが採用側の考えです。また面接における話題を広げるきっかけとしても使いたい、という人もいるようです。

興味関心や課外活で学んだものを知るため

大学でサークル活動などの課外活動に取り組む場合、自分がやってみたいと思ったサークルに入っていることが多いでしょう。その中でどういった部分に打ち込んだか、何を得たかというのは、自己アピールのためにも使える内容です。

特に上記の通り、課外活動については採用者側からも質問されることが多くありますから、就活の前に一度自分が何故課外活動に打ち込んだのかについて分析しておくといいでしょう。

課外活動とは

そもそも課外活動とは何かですが、これは学校外での活動すべてを指します。学校内での活動は、大学が実施するもの、単位に関係するものなどであり、大学以外の機関が実施するものは、すべて課外活動と言えるでしょう。

たとえば学外での慈善活動は課外活動に該当しますが、大学主催の慈善活動の場合は、課外活動には含みません。活動内容そのものではなく、大学が関与しているかどうかが基準になると考えましょう。

課外活動を上手にアピールする上では、どれが課外活動で、何が学内活動になるかを把握しておかなければなりません。活動の区分を間違えてアピールしてしまうと、どんな内容でも高評価が得られなくなるので注意しましょう。

就活でアピールしやすい課外活動

課外活動は大学以外でおこなう活動のすべてを指しますので、アピールできる題材は幅広いです。区分さえ間違えなければ、どんな内容でもアピールはできますが、その中でも特にアピールしやすい題材もあります。

どんな題材を使うかは自由ですが、題材選ぶに迷った場合は、アピールしやすいものから選んで内容を考えるのもおすすめです。どんなものが課外活動の題材として使えるのかを知り、なぜアピールしやすいのか、その理由も把握しておきましょう。

アルバイト

アルバイトは課外活動のひとつであり、数ある活動の中でも特にアピールしやすい題材と言えるでしょう。アルバイトと言えども、労働の経験であることは確かですので、実際に働いて得た経験を述べることで、就活でのアピールにも繋げやすいです。

就活ではいかに企業で活躍できるか、これまでの経験が仕事に活かせるかが重要視されているため、仕事で培った能力は評価されやすいでしょう。もちろん、アルバイトと正社員では任される仕事の範囲や責任が違いますので、すべてを同列に語るのはよくありません。

それぞれの違いを把握したうえで、労働の経験を提示することが、高評価を得るポイントです。また、アルバイトの内容が志望先の仕事に関係するものであれば、より評価されやすいでしょう。

アルバイトをアピールするコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

サークル

サークルは学内での活動と思われやすいですが、実際におこなっているのは学生であり、大学ではありませんので、課外活動としてアピールできます。所属サークルが何をやっているかによって、アピールできる内容は異なりますが、グループ活動で培ったチームワーク力は共通して伝えやすいでしょう。

サークル活動でアピールする場合は、サークルの紹介にならないよう注意が必要です。サークルでの経験や魅力を伝えようとするあまり、サークル自体のアピールになってしまうことも多いです。

採用担当者が知りたがっているのは、活動の内容であり、活動をおこなったグループそのものではありません。アピールの方向性によっては、マイナスの印象を与える可能性もあるため注意が必要です。

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課外活動を効果的にアピールする方法3つ

課外活動を効果的にアピールする方法3つ

課外活動は幅広くアピールできますが、どの題材でも上手に伝えることができなければ、高評価の獲得は難しいので注意しなければなりません。課外活動を上手にアピールするにはポイントがあり、それらを踏まえて内容を考えることが大切です。

同じ題材を使っている場合でも、アピールの方法次第で与えられる印象は大きく違ってきます。上手にアピールする方法を学んで、課外活動の経験をより魅力的に伝えましょう。

①取り組んだ理由を明確にする

どんな活動に取り組んだかは人によって異なりますが、始めたからには何らかの理由があるはずです。なぜ取り組んだのか、理由を明確にすることで、活動への取り組みの姿勢や意欲をアピールできます。

課外活動に取り組み、さまざまな経験をするのは大切なことですが、目的意識もなく、ただ闇雲に取り組んでいるだけでは、高評価を獲得するのは難しいです。なぜ取り組んだのか、続けられたのかを明らかにすれば、物事に対して目的意識を持って取り組めるというアピールになります。

課外活動への取り組みの姿勢は、そのまま仕事への取り組みの姿勢として評価されますので、目的意識があることを示して、仕事へも積極的に取り組めることを伝えましょう。

②活動から得られたものを提示

課外活動をとおして何が得られたかも重要なポイントで、得たものがなければ評価されないので注意しましょう。魅力的なエピソードを語れば、インパクトを与えることはできますが、単に面白いエピソードというだけでは、高評価を獲得するのは難しいです。

採用担当者は経験したことを聞きたいわけではなく、経験から何を得たのかを重要視しています。新卒では、就職後の成長力を見て採用を決定する傾向にあるため、成長力の高さを示すことが大切です。

課外活動からも得られたことがあると分かれば、成長力の高さをアピールでき、高評価にも繋がりやすいでしょう。企業は結果より課程を重要視しますので、活動の結果何を成し遂げたかではなく、そこから何を得たかを重点的に伝えることが大切です。

③仕事での役立て方を述べる

課外活動の経験で得たものは、企業の仕事で役立てられることが大切であり、これがもっとも重要なポイントです。いかに成長力の高さをアピールできても、それが企業で活かせるものでなければ、さらなる評価には繋がらないので注意しなければなりません。

ただ能力があれば何でも評価されるわけではなく、企業で活かせる能力を持っていること、身につけてきたことが大切です。業界や企業によって求められる能力、資質は違いますので、それぞれに合わせたアピールを心がけましょう。

また、企業には独自に求める人物像を定めていますので、それに合わせた内容を意識することも大切です。いかに仕事で活躍できるかをイメージさせることが大切ですので、どのように活かせるかはできるだけ具体的に伝えましょう。

課外活動をアピールする例文

課外活動を上手にアピールする方法を知れば、実際に就活で伝える内容を考えてみましょう。アピールの全体像がうまく掴めていない場合は、例文を参考にして考えるのがおすすめです。

アルバイト、サークルでの活動の例文をご紹介しますので、参考にしてイメージを膨らませましょう。例文を知り、全体の内容を明確にイメージすることが、アピール内容を考える手立てになります。

アルバイト

大学時代は居酒屋のホールとしてアルバイトをし、4年間きっちり勤め上げました。もともと人と関わる仕事がしたいと思っていましたので、明るいイメージのある居酒屋を選びました。アルバイトではどれだけ忙しい中でも笑顔を絶やさず接客することを心がけ、お客様との会話の中で、コミュニケーション能力を身につけました。御社では販売スタッフとして働き、店舗の顔であることを意識しながら笑顔に溢れた接客をし、お客様と信頼関係を築いて、リピーターの獲得を目指します。

アルバイトの例文では、居酒屋のホールでの経験が語られています。なぜ人と関わる仕事がしたかったと、始めたきっかけを伝えることで、目的意識を持って取り組んだことがアピールできています。

また、4年間勤め上げたと明確な数字を使うことで、継続力もアピールできているでしょう。経験の中から身につけたものを提示し、それがどのように活かせるかも伝えられています。どう活かすかだけではなく、どのように働くかも言及されており、企業での成長意欲の高さがアピールできているでしょう。

サークル

大学時代は将棋サークルで活動していました。小さい頃に祖父に将棋を教えてもらい、奥深さにはまって独学で学んでいましたが、大学で将棋サークルを見つけて入りました。サークルは和気あいあいとした雰囲気でしたが、対局の最中だけは誰もが真剣でした。サークル活動でオンとオフの切り替えを学び、すぐに頭を切り替えて目の前のことに集中できるようになりました。御社では目の前の仕事に懸命に取り組み、メリハリをつけて仕事を進めることで、効率的に仕事を進めたいと考えています。また、オフでのコミュニケーションも心がけることで、円滑な人間関係を築いて、チームとして仕事に取り組みます。

サークルの例文では、将棋サークルでの経験が述べられています。サークルに入ったきっかけも語られており、活動を通じて得たものも明確にアピールできています。得たものをどのように活かすかにも言及されており、文章構成は問題ないでしょう。

また、仕事外での人間関係への取り組み方を示すことで、人間関係を積極的に築こうとする意志も見え、コミュニケーション能力もアピールできています。

課外活動をアピールする文章構成については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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課外活動について質問する理由を知りアピールしよう

社会人の努力や創意工夫は、主に仕事の取り組み方に出ます。学生の場合はその点でのアピールはできませんが、その分学内での取り組みだけでなく、学外での自身の行動や努力をアピールポイントとして活かすことは可能です。

特に勉強以外の課外活動では、就活生の人物像や性格が活動にも強く影響してくることになります。その点を踏まえて、自分がどういった内容に打ち込んできたかを正しくアピールすることで、より明確に自身の人物像を掴んでもらえるでしょう。

自分自身を余すところなくアピールできるように、学生時代の課外活動に関することもしっかりと分析し、PRできるようにまとめておきましょう。そうすることで、自分でも気付かなかったアピールポイントを見つけられるでしょう。

課外活動を就活で活かす方法について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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