履歴書

履歴書にシャチハタを押してもいいのか?|必要性や履歴書で使用する印鑑

履歴書でシャチハタを使ってもいいのか

履歴書では押印が必要なケースもありますが、シャチハタを使ってもいいのか悩む人は多いでしょう。履歴書は記入した内容はもちろん、細部のマナーまで見られているため、細かい点まで注意して書き上げなればなりません。

シャチハタは何度も使えて便利ですが、契約書などに押印する場合はシャチハタ不可と指定されることも多いです。そのため、履歴書でもシャチハタは使用しないほうがいいと考える人も多いものの、詳しいマナーはあまり知られていません。履歴書での印鑑の扱いを知り、シャチハタが使用できるか確認していきましょう。

履歴書でシャチハタはNG

結論から言えば、履歴書にシャチハタを使用するのは禁止されています。シャチハタ以外を使用という指定がある場合は当然不可ですが、指定がなくても一般常識としてNGとなっているため注意しなければなりません。

指定がないからといって何でもOKなわけではなく、常識の範囲内で作成する必要があることは理解しておきましょう。シャチハタがNGな理由と履歴書に押印する場合には、どのような印鑑を使用すべきかご紹介します。

シャチハタは劣化する

履歴書でシャチハタがNGとされているのは、経年によってインクが劣化するからです。シャチハタは押してすぐは問題なくインクがうつりますが、経年によって少しずつ劣化し、長い年月を経て見えなくなってしまうこともあります。

企業に提出した履歴書は、オリジナルは保存され、面接などではコピーして使用することがほとんどです。オリジナルは一定期間そのままの状態で保存されるため、些細な部分でも改変されることは許されません。印鑑でもこれは同じであり、経年による劣化は履歴書の改変とみなされ、信用度が落ちてしまいます。履歴書は改変されないことが重要視されているため、変化の可能性があるシャチハタは避けなければなりません。

実印の使用は危険

null

印鑑は大きくシャチハタ、認め印、実印の3つに分けられ、法的な効力がもっとも高いとされているのは実印です。実印は重要な契約の際に使用されるものですが、履歴書での使用には不向きです。実印を使ってもマイナスの印象を与えることはありませんが、個人情報漏洩の危険性があることは理解しておきましょう。

実印には重要な情報が数多く詰まっており、悪用されるとさまざまなトラブルを引き起こします。履歴書は企業に厳重に保管されているため基本的には流出の心配はありませんが、それでも100%安全とは言い切れません。例えば郵送時に何らかの手違いで紛失、あるいは別の場所に届いてしまう可能性もあるので注意しましょう。

履歴書では認め印を押す

履歴書に押す印鑑は、「認め印」を使います。認印とは、実印として印鑑登録していないはんこ全般を指します。

スタンプタイプのシャチハタも認め印のひとつといえますが、正式な書類には不向きですので使用は控えましょう。履歴書に押すだけなら分からないだろうと思いますが、採用担当者はいくつもの履歴書を見ているので、シャチハタだと一目で分かります。書類にシャチハタを使っていると、ビジネスマナーを理解していないという印象になりますので、注意してください。

認め印を持っていない人は、これからの就職活動や社会人になって働くうえでも必要になるので、この機会にひとつ購入しておくのをおすすめします。

100均の印鑑はできるだけ使わない

履歴書に使用する印鑑に特に決まりはありませんが、100円ショップなどで買える安い印鑑を使用するのは避けましょう。安い印鑑は、細く短いので押した際にインクの見栄えが良くありません。採用担当者から見てもすぐに100円ショップで購入した印鑑だと分かるでしょう。

履歴書はこれからも何枚も書く機会が有り、印鑑も長く使うことになります。安い印鑑は使っているうちに外側の枠がかけやすく、また新しいのを買い直さなければいけません。就職活動を機に、印鑑を新しく購入する場合は100円ショップの印鑑ではなく、1,000円から5,000円程度のオーダーで作る印鑑にしましょう。

印鑑を専門に扱っているお店や、文具店などで注文できます。値段が高ければ良いというわけではありませんが、やはりオーダー品は100円ショップの印鑑と比べても見た目がしっかりしていて、押した時の印象も変わってきます。印鑑は就職活動で使う機会も多く、社会人になってからも長く使用することになります。安いからと100均の印鑑を使うのではなく、この機会に一つ長く使えるものを作っておきましょう。

自己分析できていない人は出遅れている

書類選考を突破するには、自己分析が必須です。今年はコロナの影響で就活生の動きが早く、現時点で自己分析が不十分な人は、大きく出遅れている可能性があります。

そこで、自己分析ツールの「My analytics」を利用してみましょう。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み・特徴を見える化。書類選考で役に立ちます。

ツールを活用して自己分析を効果的に進め、志望企業の書類選考を突破しましょう。

そもそも履歴書には印鑑が必要なのか

履歴書では押印する印鑑の種類まで注意が必要ですが、そもそもどのようなタイミングで押印は必要なのか疑問に思う人も多いでしょう。実は履歴書への押印は絶対に必要なわけではなく、場合によっては押印せずに提出できることもあります。

履歴書に押印が必要になるのはどのようなタイミングなのかを知り、押印のマナーについてさらに理解を深めましょう。

押印欄があれば必要

履歴書に押印欄がある場合は、印鑑が必要です。履歴書の種類は幅広く、市販されているものだけでも多くの種類があります。学校指定の履歴書も含めれば数は膨大であり、履歴書の種類によって細部の内容が異なることは理解しておきましょう。履歴書として発売されているものであれば、内容が違っても使用は可能です。

ただし、どのような履歴書を使用する場合でも、履歴書の項目はすべて埋めなければならず、押印欄がある場合はそれも埋めて提出しなければなりません。しかし、現在では押印欄がないものが主流です。印鑑の必要性は以前と比べて減りましたが、押印欄のある履歴書は残っているため注意が必要です。

企業から指定があれば必要

押印欄がなくても、企業から押印の指定があれば印鑑は必要です。企業ごとに履歴書作成の指定は異なり、押印を求める企業も少なからずあります。押印欄がない場合は、名前の横や履歴書の折り目の部分に押印するなど、押印場所はさまざまです。押印場所についても企業から指定があることがほとんどであるため、これに従って正しい場所に押印しましょう。

指定があるのに押印がなければ、履歴書の要件を満たしていないと判断され、評価を下げられる可能性が高いです。場合によっては、応募規格に合わないとして不合格になることもあるため注意しなければなりません。企業から指定がある場合は前提条件としてすべて守らなければならないため、応募要項は細部まで確認しておきましょう。

押印欄と指定がなければ不要

null

履歴書に押印欄がなく企業からも指定がなければ、押印の必要はありません。履歴書に押印するという文化は廃れつつあるため、押印の指定があることもまれでしょう。時代の流れとともに押印欄のある履歴書も減っているため、押印の必要がないことがほとんどです。もちろん、指定がない場合でも絶対に押印してはいけないわけではありません。

自分が作成したという証拠を残すためにも、押印して提出することは可能です。ただし、押印のマナーを正しく守れていなければマイナスの印象を与えてしまうため、注意が必要です。押印欄と指定がなければ押印しないのが無難でしょう。

印鑑をきれいに押す方法

履歴書に印鑑を押す時には、なるべくきれいにをしたいものです。インクがうまくつかなかったり、曲がってしまったり、かすれてしまったりと、印鑑を押すのは意外と難しいものです。やり直しができないため、その都度丁寧に押して、失敗のないようにしましょう。

履歴書を全て記入してから、最後に印鑑を押すと、失敗した時に初めから書き直すことになってしまいます。印鑑を押す時に知っておきたいコツがあります。ここでは、印鑑を履歴書にきれいに押す方法をいくつかのポイントに分けて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

押印する際は履歴書の下にノートや捺印マットを敷く

履歴書に印鑑を押す際には下に捺印マットをひくようにしましょう。机に直に履歴書を置き押印すると、硬すぎてうまく押せずにインクがかすれてしまう可能性があります。捺印マットは100均でも売っているので、気軽に購入することができます。

また、捺印マットはノートなどでも代用できます。厚めのノートや雑誌など、クッション性の高いものを選ぶようにしましょう。気を付けたいのは、印鑑の印字面が履歴書の押印欄に密着するように、少し柔らかめの素材を選ぶことです。履歴書に実際に押す前に、いらない紙などで試してから押すようにします。捺印マットがずれて印鑑が曲がってしまったり、印影が切れてしまうミスをなくすためにも、マットの中心が押印欄の真下にひかれているかを必ず事前に確認しましょう。

朱肉は軽く叩くように付ける

null

印鑑に朱肉をつける前に、朱肉の表面にしっかりとインクが残っているか確認しておきましょう。朱肉はしばらく使用していなかったり、蓋が開けっ放しなっていると、表面が乾燥して印鑑に十分なインクがつかないことがあります。

はじめに、ティッシュなどで朱肉の表面を抑えてみて、十分にインクがあるのか確認してみましょう。印鑑のケースに小さい朱肉がついていることがありますが、履歴書に使用する場合には、大きめの朱肉を使うようにしましょう。小さいものではインクが均等につかなかったり、十分に色がつかないことがあります。

朱肉をつける際には、印鑑をぎゅっと強く押し付けないことがポイントになります。強く力を入れすぎると、朱肉が多くつきすぎてしまい、にじみの原因にもなります。印鑑を朱肉にぽんぽんと軽く数回叩くようにしてつけるとうまくいきます。

印字面をまっすぐ紙に押し付ける

印鑑を履歴書に押す際には、印字面の上下を必ず最初に確認しておきましょう。文字が逆さまになっていたら失敗になります。上下を確認できたら、履歴書の上からまっすぐ垂直に印鑑を押します。履歴書の印鑑欄の枠がある場合には、枠からはみ出さないように十分注意しましょう。

印鑑を履歴書に押したら、もう片方の手を添えて安定させます。強く力を入れ、ぎゅっと押したら、さらに小さくゆっくりとひらがなの「の」の字を書くように、重心をずらしていきます。そうすることで、文字の欠けやぼやきを防ぎ、きれいにはっきりと印鑑の文字が履歴書につきます。

きれいに押そうとすると、緊張して手が震えてしまうこともあるので、何度か練習してから履歴書に印鑑を押すようにしましょう。履歴書を全て記入してから最後に印鑑を押すと、失敗した時にまた全て書き直さなければいけません。履歴書を書く時には一番初めに印鑑を押すという方法もあります。

履歴書に印鑑を押す際の注意点

履歴書に押印する際にはさまざまな注意点があり、これらを守れていないとマイナスの評価に繋がるため注意しなければなりません。押印のマナーは意外に見られているポイントであり、特に注意深くマナーを守ることが大切です。

書類に押印する機会は社会人になってからも多く、基本的なマナーは就活と共通しています。注意点を正しく把握していれば就職後に役立つことも多いため、履歴書押印時のポイントを知り社会人の常識を身に付けましょう。

大きなズレやゆがみは書き直し

null

履歴書に押印した際に、印影が大きくズレたりゆがんだりした場合は、履歴書ごと書き直しが必要です。また、かすれて綺麗にインクがうつっていない場合も同様に書き直しになるため、注意して押印しなければなりません。

履歴書での印鑑ミスは誤字脱字と同じ扱いになるため、そのまま提出するといい加減な印象を与えてしまいます。中身を読まずともマイナスの印象がついてしまい、選考でも不利になりやすいため注意が必要です。印鑑は朱肉をたっぷりつけて、上からまっすぐ力強く押すことが大切です。慣れていないとズレたりかすれたりすることも多いため、事前に別の用紙で何度か練習しておきましょう。

押印欄があれば最初に押印する

使用している履歴書に押印欄がある、あるいは企業から指定があって押印が必要な場合は最初に押印することがおすすめです。押印によるミスで書き直しになることは多く、履歴書をすべて書き上げてからの押印はリスクが非常に高いです。書き始める前であれば、仮に失敗してもすぐに書き直しができるため、余計な手間をかけずスムーズに履歴書を作成できます。

就活中は履歴書を複数枚作成しなければならないため、少しでも効率化を図ることが大切です。インクが乾いていないと作成時に手があたり書き直しになる可能性があるため、完全に乾いたことを確認してから記入しましょう。

履歴書にはシャチハタは使わないようにしよう

null

履歴書に押印を求められることがありますが、シャチハタの使用はNGです。シャチハタ不可と指定がない場合でも、履歴書でシャチハタを使ってしまうとマイナスの印象を与えてしまうため避けなければなりません。シャチハタが使用できないのは、インクが経年によって劣化するだけではなく、一般的な常識でNGとされているからです。

履歴書は公的な書類であるため、シャチハタを使用してしまうと社会人としての常識が身に付いていないと判断されてしまいます。履歴書に適切なのは、朱肉をつけて使用する印鑑です。使用する印鑑にもこだわり、細部までマナーを意識しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ