身だしなみ

オフィスカジュアルの靴の選び方【男女別】|NGな靴の特徴もご紹介

オフィスカジュアルは靴までこだわろう

選考で私服を指定された場合は、オフィスカジュアルの服装を心がけなければなりません。その際は、靴の選び方にも注意が必要です。靴は身だしなみの中でも特に重要なポイントであり、見られやすい部分でもあります。全体的に綺麗にまとめられていても、靴の選び方を間違えてしまうと、それだけで印象が悪くなることもあるため、注意が必要です。

オフィスカジュアルで大切なのはフォーマルさを残すことであり、完全にカジュアルになってしまうのはNGです。バランスを取るのが難しいため服装に悩む人も多いですが、ポイントさえ理解しているなら、それほど迷うこともありません。靴は人間性を映す部分とも言われているため、上手な選び方を知り足元からしっかり身だしなみを整えましょう。

オフィスカジュアルの定義

そもそもオフィスカジュアルとはどのような服装かですが、実は明確な定義は決まっていません。基本的には「オフィスで仕事をしていても違和感のない服装」が定義とされており、どこまでがオフィスカジュアルという指標がないことは理解しておきましょう。定義が曖昧なため、オフィスカジュアルの幅は広く、企業によっても認識が異なります。

私服を指定された場合は、その企業に合わせたオフィスカジュアルを心がけることが大切であり、業界や企業の性質によって異なります。金融や公務員などの堅い職業の場合は、オフィスカジュアルでも比較的かっちりした服装をしなければなりません。対してアパレルや美容系の業界なら、ある程度カジュアルでも大丈夫です。定義は広いものの、「フォーマルさのある私服」を意識することを心がけましょう。

あなたの身だしなみは大丈夫?
39点以下は要注意なマナー力診断で確かめてください。

「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、身だしなみで第一印象が決まるといっても過言ではなく、それが原因で選考がうまくいかない可能性があります。

そこで「マナー力診断」を活用しましょう。数分で終わる就活マナーの問題に答えるだけで、あなたの就活マナー力と改善点を把握することができます。

また服装の模範解答や、当日の持ち物リストなどもついているため、診断後も役立つものになっています。
今すぐ診断して、自信を持って就活に臨みましょう

診断スタート【無料】

オフィスカジュアルでおすすめの靴(女性編)

"女性の場合は服装の選択肢が多いため、オフィスカジュアルで選べる靴も多い傾向にあります。しかし、選択肢が多いからこそ迷ってしまうこともあり、間違ったアイテムを選びやすくもあるため注意しなければなりません。しかし、選択肢が多いからこそ迷ってしまうこともあり、間違ったアイテムを選びやすくもあるため注意しなければなりません。女性のオフィスカジュアルは特に自由度が高く、ある程度ならおしゃれも可能とされています。しかし、オフィスカジュアルではおしゃれよりもフォーマルさを重視する必要があるため、オフィスで着用することを念頭に置いて選びましょう。

パンプスが基本

女性の場合、スーツと同様にオフィスカジュアルでもパンプスが一般的とされています。ただし、スーツの時よりもカジュアルなものを選ぶことができ、選択肢は幅広いです。スーツの場合は黒色でシンプルなデザインしか認められませんが、オフィスカジュアルなら黒以外で多少デザインがあっても問題ありません。

色もベージュやグレー、ブラウンなどならOKであり、派手に見えなければストラップが付いたものでもOKです。パンプスの場合は、色やデザインにこだわることはもちろん、ヒールの高さにも注意が必要です。ヒールが高すぎるものはカジュアルに見えてしまうため、スーツと同様に3〜5cmを目安に選びましょう。反対にヒールが低すぎるとカジュアルに見えるため、ある程度の高さはなければなりません。

おすすめのパンプスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ローファーもOK

ローファーの着用も可能とされています。色とデザインさえ控えめなものなら問題はなく、着用している人も多いでしょう。ローファーはカジュアルに見えやすいものの、服装とマッチしているなら問題はなく、全体のコーディネートと合わせることが大切です。

全体的にカジュアル寄りの服装だと、ローファーもカジュアルに見えてしまいNGになる場合もあります。基本的にはOKなものの、着こなし次第ではマイナスの印象を与える可能性があるため、ローファーを履くならフォーマルな装いを心がけましょう。全体的にフォーマルさが十分にあるなら、足元で少しカジュアルなアイテムを使っても、身だしなみが乱れている印象を与えることはありません。

ローファーの種類やデメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ショートブーツがOKな場合もある

ブーツはアイテム自体がカジュアルなため、基本的にはNGですが、ショートブーツなら一部認められる場合があります。ブーツがNGなのは丈が長すぎるからであり、丈の短い靴なら、ブーツ以外でもOKな場合が多いです。ただし、ショートブーツはいつでもOKなわけではなく、基本的には秋から冬にかけて履くものと考えましょう。

春先に軽やかな服装にブーツを合わせた場合も、ギャップが生まれてカジュアルに見えすぎる可能性があるため注意が必要です。秋や冬なら全体的なコーディネートも重くなり、ブーツを履いても違和感がないためOKになる場合が多いです。

オフィスカジュアルでおすすめの靴(男性編)

オフィスカジュアルでおすすめの靴(男性編)

オフィスカジュアルの場合は、スーツの時と比べて選択肢は増えるため、靴選びの選択肢も広がります。ある程度ピンポイントで選ばなければならないからこそ、失敗したときに目立ちやすいため注意しなければなりません。おすすめの靴を知って、私服指定時の参考にしましょう。

革靴が基本

オフィスカジュアルでもスーツ同様に革靴が一般的とされています。しかし、革靴の中でも選べる範囲は広く、黒以外でも紺色や茶色の革靴でもOKな場合が多いです。スーツで履いている靴をそのまま使うこともできますが、私服と合わせると靴だけフォーマル過ぎて浮いてしまうこともあります。

私服指定された時のために、カジュアルダウンしたものを用意しておくと便利です。スーツの場合は紐靴が基本ですが、オフィスカジュアルならスリッポンタイプやベルト付きのものでも問題ありません。全体的なコーディネートで浮かないことが大切であるため、服装の雰囲気と合わせて、違和感なくマッチするデザインや色を選びましょう。

スニーカーは要注意

オフィスカジュアルは基本的にはフォーマルさが優先されるため、カジュアルなアイテムはNGです。しかし、スニーカーはものによってはOKな場合もあるため、着用するなら注意が必要です。スニーカーでもOKなのは黒色で目立たないものであり、それ以外の色は基本的にはNGとされています。清潔感のある白色もカジュアルの要素が強いためNGであり、見た目が革靴に近い、黒で重ためのスニーカーが無難であると考えましょう。

また、業界によっては色やデザインに関係なく、スニーカーというだけでNGな場合もあるため注意が必要です。特に公務員や金融系の場合は、オフィスカジュアルでもフォーマルさを意識しなければならないため、スニーカーは避けたほうが無難でしょう。

ローファーは企業によってはOK

ローファーも賛否が分かれるアイテムであり、企業によってはOKであるため使いどころが難しいです。ローファーはカジュアルなアイテムですが、ややフォーマルな要素も備えているため、特別身だしなみに厳しい業界、企業でないならOKと考えましょう。ただし、ローファーでも色は黒や紺色といった控えめなもので、デザインもほとんどない無地のものが基本です。

派手な色で凝ったデザインのものは、公務員や金融系の業界以外でもNGになる場合があるため、注意しなければなりません。また、光沢が強すぎるものもカジュアルに見えやすいため、基本的には避けたほうが無難です。ローファーはオシャレに使える分、意見が分かれやすいため、特に注意して選ばなければなりません。

オフィスカジュアルでNGな靴

オフィスカジュアルでOKとされている靴がある反面、NGな靴もあるため、それらを選ばないよう注意が必要です。NGなアイテムを選んでしまうと、それを履いているだけでマイナスの印象を与えてしまい、評価も下げられてしまいます。身だしなみは評価を左右しやすいポイントであり、特に私服の場合はきちんとできていないと常識を疑われる可能性もあります。オフィスカジュアルではどのような靴がNGとされているのかを知り、間違った靴を選ばないよう注意しましょう。

サンダルなどつま先が開いた靴

サンダルなどのつま先が開いた靴はオフィスカジュアルではNGです。サンダルに該当しない靴でも、つま先が開いているものはすべてNGのため注意しましょう。また、つま先が開いた靴を履き派手なネイルをしていると、さらにマイナスの評価になる可能性が高いです。暑い時期は少しでも涼しい格好をしたいと思うのは仕方ありませんが、身だしなみを優先しましょう。つま先が閉じている靴でも、通気性の良いものはあるため、それらで代用するのがおすすめです。

派手な色・柄の靴

派手な色や柄の靴もNGです。革靴やパンプスであっても、派手で奇抜なものはカジュアルになってしまうため、オフィスカジュアルでは着用できません。オフィスカジュアルは「アイテム自体がフォーマルであること」「カジュアルになり過ぎないこと」の2点が重要です。

どちらか一方でも守れていないと、フォーマルさがなくなってしまうため、マイナスの評価を受けてしまいます。身だしなみを決める際に意識すべきなのは、トータルコーディネートで違和感がないかです。全体的にフォーマルな印象でも、靴だけ派手過ぎてカジュアルになると、全体の印象もカジュアルにあってしまうため、細部までフォーマルさを意識しましょう。

39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう

就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。

後悔せずに就活を終えたい人は、今すぐ「就活力診断」で診断しましょう。たった30秒であなたの弱点を判定し、これからするべき就活対策がわかるようになります。

無料で使えるので今すぐ診断し、就活で後悔しないようになりましょう!

今すぐ就活力を診断する(無料)

オフィスカジュアルの際の靴下は?

身だしなみを整える際には足元は重要であり、靴だけではなく靴下にもこだわらなければなりません。全体のコーディネートと靴が完璧でも、靴下によって印象が悪くなってしまう場合もあります。靴が見られるのと同様に、靴下も注目されやすい部分であるため、きちんとこだわって選ぶことが大切です。オフィスカジュアルでの靴下の選び方は、スーツの時と少し違っています。オフィスカジュアルならではのポイントを理解して、ふさわしい靴下を選びましょう。

目立たないものがベター

靴下は目立たないことが大切であり、見えない、あるいは見えても問題のないものを選びましょう。革靴やパンプスを履くなら、靴下が見えないようくるぶしやパンプス用のソックスを履くのがおすすめです。また、スーツ時のように必ずしも黒一択ではなく、白のソックスもOKです。

選べる色は基本的には白か黒であり、それ以外の派手な色の靴下は、それだけで目立ってしまいます。どの靴下ならよいのか分からない場合は、見えないもの選ぶと迷わずに済みます。

柄物は避ける

靴下は目立たないことが大切なため、柄物を避けて無地ものを選びましょう。黒や白でも、柄物のソックスを履いていると目立ってしまい、カジュアルさが増してしまいます。特に柄物のロングソックスだと、カジュアルさが際立ってしまうため、印象が悪くなることも多いです。

見えない靴下なら柄が入っていても問題はありませんが、何かの拍子に見えてしまう可能性もあるため、避けたほうが無難でしょう。基本的には無地が好ましいですが、ワンポイント程度なら柄が入っていても問題ない場合もあります。総柄は柄の種類に関係なくNGなため、注意が必要です。柄無地を選んだほうが悩むことなくどこでも使えて便利です。

素足・生足はNG

靴下が目立つのはNGですが、反対に靴下を履かず素足で靴を履くのもNGです。靴下以外にも、ストッキングなどを着用して生足で就活に臨むことは避けましょう。革靴やローファーなら素足で履くことも可能ですが、靴下を履かないのはフォーマルさに欠けるため避けなければなりません。

ストッキングを着用する場合は、無地で肌の色に近いものを選びましょう。黒色のストッキングが一部OKな企業もありますが、賛否意見が分かれやすいためスーツ時と同じものを着用するのが無難です。素足でも見えない靴下を履いている場合とビジュアルはほとんど同じため、バレない場合もありますが、それでもリスクはあります。余計なリスクを減らすためにも、素足と生足は避けましょう。

スーツでの靴下については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ベーシックなデザインのオフィスカジュアルな靴を選ぼう

企業から私服を指定された場合は、オフィスカジュアルな服装で参加しなければなりません。私服指定=何でもOKなわけではないため、フォーマルさを意識した服装を心がけましょう。オフィスカジュアルは明確な定義がないため難しいですが、カジュアルという言葉に惑わされないことが大切です。

仕事着としても着用できることがポイントのため、細部までフォーマルさを意識し、服装を決めましょう。服装を決める際に足元は特に重要であり、靴と靴下は注意して決めなければなりません。どちらも「ベーシックなデザイン」「控えめで目立たない」ことが大切です。オフィスカジュアルにふさわしい服装を正しく理解して、足元から身だしなみを整えましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ