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【ベンチャーへの新卒就職はあり?】成功する人と失敗する人の違い

ベンチャー企業に憧れる学生は多い

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新しいことに挑戦できる、意欲的にキャリアが積めるなどのイメージから、ベンチャー企業に憧れる人は多く、新卒で目指す人も少なくありません。ベンチャー企業なら若いうちからどんどん難しい仕事にもチャレンジし、大きく成長を目指せると考える人も多いでしょう。確かに、ベンチャー企業なら若いうちから裁量ある仕事を任せてもらえることもあります。

しかし、必ずしも就職がおすすめなわけではなく、向き不向きがあるため注意しなければなりません。ベンチャー企業への就職で失敗しないためには、基本的な理解を深めて本当に就職してもよいか、よく考えることが大切です。ベンチャー企業を目指すなら、相性をしっかり確認してからトライしましょう。

ベンチャー企業の特徴

ベンチャー企業には、明確な定義はありません。ベンチャーキャピタルから投資を受けている、若くて力のある企業など、人によって捉え方は違いますが、共通するのは創設間もないという点です。企業の歴史が新しく、若手が中心となって事業を展開しているものを、ベンチャー企業と考えるといいでしょう。

ベンチャー企業は若手が中心なだけにパワーのある企業が多く、成長力も高いです。企業と一緒に成長を実感できるのが魅力ですが、反面仕事が忙しくなりやすい傾向にあるため注意しなければなりません。また、企業自体も成長の途中で、労働環境や条件が正しく整備されていないこともあります。よくも悪くも発展途上の企業であることは理解しておきましょう。

ベンチャー企業の種類

ベンチャー企業への就職を目指すなら、どのような企業の種類があるのか知っておくことが大切です。ベンチャー企業は大きくメガベンチャーとミドルベンチャー、アーリーベンチャーの3つがあります。これは企業規模の違いであり、もっとも大きいものがメガベンチャーで、小さいものがアーリーベンチャーです。

それぞれの違いは大きく、企業規模以外にも異なる点が多数あるため、それぞれの特徴を知って自分に合うのはどれか見極めましょう。

メガベンチャー

メガベンチャーはベンチャー企業の中ではもっとも規模が大きく、成長した企業を指します。代表的な企業としては楽天やDeNAなどが挙げられます。ベンチャー企業=新興企業とイメージされやすいですが、メガベンチャーはその中でも歴史が少し長い点が特徴です。大きく成長している企業のため、他のベンチャーよりも安定していることが多く、新卒でも好待遇で働けることが多いでしょう。

しかし、求められるレベルや倍率は高いため、就職するのは簡単なことではありません。若手が中心に活躍しているため、入社してすぐでも裁量ある仕事をしやすく、やりがいは溢れているでしょう。老舗の大手企業よりも若手が活躍する傾向する傾向にあるため、大きな地盤で入社してすぐに活躍したい人におすすめです。

ミドルベンチャー

ミドルベンチャーはメガベンチャーよりもやや規模の小さい、中規模程度の企業です。従業員数は100~1,000人程度が多く、その他の企業と比較すると企業規模は比較的大きいといえるでしょう。代表例としてはLINEやクックパッドなどがあり、ここ数年で世間に広く認知されたサービスを提供する企業が多いです。

また、世間的な認知度はまだそれほど高くないものの、徐々に人気を集めている企業も多く、成長力が高いものも多いです。ベンチャー企業特有の若手でも活躍しやすい環境は整っており、企業と一緒に成長しながら働きたい人にもおすすめでしょう。企業としての成長はある程度進んでいるため、労働環境が整っていて働きやすい企業も多いです。

アーリーベンチャー

アーリーベンチャーは従業員数が100人以下程度の小規模の企業を指します。一般的にベンチャー企業といってイメージされやすいのはアーリーベンチャーであり、企業による違いが非常に大きいです。従業員も企業によって違い、ぎりぎりミドルベンチャーより小さい程度のものから、数人で立ち上げたごく小規模の企業もあります。

まだまだ発展途上の企業ですが、その分成長力は高く、企業と一緒に自分のレベルも上げられる点が大きな魅力です。新卒で入社してすぐでも重要な仕事を任せられることもあり、若いうちに高い役職につけることも少なくありません。労働環境が整備されていないことも多く、不安定なことも少なくありませんが、自分たちで企業を育てていける楽しみを味わうことができます。

新卒でベンチャーに就職して成功する人の特徴

新卒でベンチャーに就職して成功する人の特徴

ベンチャー企業への就職を視野に入れるなら、どのような人が就職して活躍できるのか、成功できるのかを知っておくことが大切です。ベンチャー企業はパワフルな人が多いだけに、それに負けないバイタリティが求められます。新卒からいきなり難しいことを求められ、日々の業務をこなすだけでも一苦労になることもあるため注意が必要です。どのような人がベンチャー企業で成功するのかを知り、自分の特徴に当てはまるか考えてみましょう。

主体性が高い

新卒でベンチャー企業に就職して成功するのは、主体性が高い人です。主体性とは、自分がメインとなって行動を起こし、周囲を巻き込んで物事を進めていけることであり、行動力と影響力が必要になると考えましょう。ベンチャー企業は成長を重視する風土にあり、自分から何かをやりたいと提案し、行動する人には力を貸す環境が整っています。

企業にとって有益になる提案なら、社を上げてプロジェクトの成功を後押しする場合もあり、成功すると一気に昇進してキャリアを積むことも可能です。目の前にある仕事をただこなすだけではなく、その先を見つめて自分で切り開くことが大切といえるでしょう。ただ自分勝手に行動するだけではなく、他の人を巻き込む力も求められます。

やりたいことが明確

やりたいことが明確で、自分の将来像を具体的にイメージできている人もベンチャー企業への就職で成功しやすいです。ベンチャー企業は、企業として創設された段階である程度の事業内容は決まっています。しかし、経営の方針や事業展開については、まだ明確に定まっていないことが多く、社員と一緒になってよりよい形を模索していることが多いです。

やりたいことが明確に決まっているなら、それを提案し、実現するために行動することで、周囲を巻き込みながら自分の理想を追求することができます。新しいことには何でも飛びつき挑戦する好奇心旺盛な人が多いため、将来の夢を上手に提示することで応援してもらいやすいでしょう。

新卒でベンチャーに就職して失敗する人の特徴

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新卒でベンチャー企業に就職して成功する人がいる一方で、失敗する人も少なからずいることは理解しておきましょう。ベンチャー企業は大きく成長できる環境にあるのが最大の強みですが、全員にとってメリットになるとは限りません。適性次第では本来プラスに働くはずの特徴がマイナスになり、仕事でも上手く活躍できなくなる可能性があります。失敗しやすい人の特徴を知り、自分と共通する部分がないかチェックしておきましょう。

受け身で消極的

新卒でベンチャー企業に就職して失敗するのは、受け身で消極的な人が多いです。ベンチャーでは企業の成長を目指して日々様々な業務に取り組んでいますが、それらをただこなしているだけでは、個人としての成長はありません。自分から仕事を取りに行かず、与えられるままに作業としてこなすだけでは成長はなく、ベンチャーに就職するメリットも薄くなってしまいます。

ベンチャーでは仕事量が多くなりやすいため、激務をこなす分、対価として成長を求めることが大切です。前向きな気持ちで取り組まなければ、ハードワークをこなすだけで終わってしまいます。ベンチャーは企業としての体制が整っていないことも多いため、仕事量と給料が釣り合わない可能性もあり、その点にも注意が必要です。

目標が漠然としている

目標が漠然としている人も、ベンチャー企業に就職すると失敗しやすいです。ベンチャー=若いうちからバリバリ働ける、成長できるという前向きなイメージを持つことは大切です。しかし、漠然としたイメージだけで就職し、明確なビジョンを持っていないと、ただ何となく仕事をこなすだけで、その先には成長はありません。

ベンチャーで成長するには、基本的に自分からアクションを起こす必要があり、そこには明確な意思や目標が必要です。ベンチャー企業ならではの特徴に身を任せているだけでは成長はなく、頑張って仕事をしていても、目的意識がないと大きな成長には繋がりません。何がしたいか、成長してどのようになりたいのかという将来像が細部まで思い描けていないと、就職して失敗する可能性は高いです。

新卒でベンチャーに就職して後悔しないためには

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ベンチャー企業では即戦力が求められる傾向にあり、基本的には若年層でも転職によって就職することが多いです。通常の新卒の就活では、成長力重視のポテンシャル採用の傾向にあり、ベンチャー企業とは全く逆の指標で企業は採用活動をしています。求められるものが180度違うため、就職する際には慎重に考え、本当にベンチャー企業で後悔しないか考えなければなりません。何となくの就職は失敗の原因になります。後悔しないためにも、事前にできることは細部まで徹底しておこないましょう。

業界・企業研究は必須

ベンチャー企業に就職するなら、業界・企業研究を念入りにおこなわなければなりません。これはベンチャーに限らず、通常の就活でも同じですが、ベンチャー企業は情報量が少ないことが、特に業界・企業研究を念入りにおこなうべき理由と言えます。創業して100年の老舗企業と創設間もないベンチャー企業では、得られる情報の数が圧倒的に違い、就職前に理解を深めやすいのは老舗企業です。

情報を十分得ないまま就職し、後悔するというケースも多いため、企業の情報はできるだけ細かく集めておきましょう。また、業界への理解を深めることも大切です。業界の特徴はもちろん、将来性も含めてチェックしておきましょう。将来性がない業界、分野だと、就職してもすぐに事業が頓挫し、やりたいことができなくなる可能性があります。

志望理由を再考する

志望理由は念入りに見直すことが大切です。本当にベンチャーでなければならないのかを、もう一度よく考えてみましょう。新しいものに触れたい、成長したいなどが理由でベンチャー企業を志望する人は多く、これらを理由にするのは間違いではありません。

しかし、これらはベンチャー企業でしか叶えられないものではなく、通常の企業でも実現できる場合は多くあります。志望理由を再考する際には、本当にベンチャー企業でなければならないのか、そしてベンチャーの中でもその企業である理由は何なのかを考えましょう。別の企業にも当てはまる志望理由なら、就職して後悔する可能性が高いです。ベンチャーの中でもその企業にしかない魅力、特徴が志望理由と結びついているなら、就職しても後悔する可能性が低いでしょう。

自己分析で相性の再確認

自己分析は就活の基本であり、ベンチャー企業を目指す場合もこれは同じです。徹底的な自己分析で、自分の特徴や考え、個性を引き出し、就活の軸を定めることが大切ですが、この時ベンチャー企業との相性も再確認しておきましょう。ベンチャー企業に向いているのは、主体性があり、やりたいことが明確に決まっている人、そして成長意欲が高い人です。

これらに当てはまる部分がなく、目標が漠然としているなら、ベンチャー企業に向いていない可能性が高いです。向いているかどうかだけではなく、不向きな要素が自分に備わっていないかも確認しておきましょう。相性は特に重要なため、妥協せずに徹底してチェックすることが大切です。

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新卒でのベンチャー就職は慎重に決断しよう

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ベンチャー企業は若い力が集まっていて、魅力的に見える企業が多いです。大きく成長できる、若いうちから責任ある仕事を任せてもらえるなどのイメージを持つ人も多いでしょうが、当然ベンチャー企業ならではのマイナス点もあります。人によって向いているかどうかは異なり、無理に新卒で就職せずともいい場合もあります。

ベンチャー企業への就職は、一度社会人を経験し、スキルや実績を身につけてからでも遅くはありません。新卒時に就職することだけが選択肢ではないため、よく考えて志望先を吟味することが大切です。もちろん、新卒でベンチャー企業に就職し、成功を収める人もいます。ベンチャー企業の特徴を正しく知り、自分に合っているかを見極めて選択肢を選ぶことが大切です。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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