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CUBICは他の適性検査と同じ対策だけで合格するのは難しい
適性検査を攻略するには事前対策が必須であり、CUBIC適性検査にも同様のことがいえるでしょう。適性検査ではSPIや玉手箱、TG-WEBなどが有名ですが、種類はそれだけではありません。他にも複数種類存在し、それぞれに合わせた対策をしておく必要があります。
CUBIC適性検査はあまり知られていない種類ではありますが、近年採用する企業は増えています。加えて、他の適性検査とは違っている点も多いことから、合格するためにはより念入りな対策が必要です。
CUBIC適性検査の特徴や攻略法を知り、事前対策を徹底できるかが選考突破の鍵を握ります。万全の状態で臨み、難関の適性検査もスムーズに突破しましょう。
就活生に聞いた! CUBICの受験経験
CUBIC適性検査はあまり知られていないと紹介しましたが、実際のところ、どれほどの就活生がCUBICを選考で受けた経験があるのかを見ていきましょう。就活生の皆さんへの調査結果はこちらです。
CUBICを受けたことがあるという回答は7.2%と決して多いとは言えない割合でした。ただし、近年浸透しつつあり、無視できない存在になってきていることも確かです。ぜひこの記事を読み進めて対策を始めてみてください。
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頻出問題に特化した適性検査対策方法
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CUBIC適性検査の6つの特徴
CUBIC適性検査の攻略を目指すなら、事前対策を徹底する必要がありますが、そのためには、CUBICの特徴を知らなければなりません。
適性検査は大抵の場合で言語と非言語の分野に分けられており、それらを含む能力検査と性格検査で構成されています。大方の内容は同じですが、実際に出題される問題の細部や問題の形式は、適性検査ごとに大きく異なります。
CUBICの特徴や他の検査との違いを正しく把握して、選考の対策を進めていきましょう。
①WEBとペーパーテストがある
CUBIC適性検査は、大きくWEBとペーパーテストの2つの形式に分けられます。WEB形式はパソコンを使っておこなうもので、自宅で受験が可能です。対してペーパーテストの場合は企業で受けるのが基本で、他の選考と同日におこなわれるケースもあるため、注意しなければなりません。
出題される内容の大枠は同じですが、問題の細部は異なることが多いため、これにも注意が必要です。また、解答方法自体も違うため、どちらでもスムーズに解けるようWEBとペーパーの両方の形式に慣れておかなければなりません。
特に注意が必要なのはペーパーテストで、企業によって事前に告知せず、抜き打ちでおこなうこともあります。WEBなら期限ぎりぎりまで待って自分のタイミングで受けられるため、納得いくまで事前対策をしてから臨むことも可能でしょう。
②検査内容は能力と性格
検査内容は能力と性格の2つに分けられ、これは他の適性検査とも共通しています。ただし、CUBIC適性検査と他の適性検査では出題される範囲や形式には違いがあるため、この点は理解しておかなければなりません。
能力検査と性格検査はそれぞれの結果を参考に合否を決定するため、どちらか一方が足を引っ張ってしまうと、不合格になります。そのため、それぞれしっかりと事前に準備をして問題に取り組むことがが大切です。
③能力検査は範囲が広い
CUBIC適性検査は、能力検査の出題範囲が広いことも大きな特徴です。能力検査は、言語、数理、論理、図形、英語に分けられ、それぞれしっかり対策しておかなければなりません。
出題範囲が広いだけに、他の適性検査よりも対策に時間がかかりやすいことは理解しておきましょう。ある程度余裕を持って勉強をスタートさせないと、本番までに間に合わず実力を発揮しきれない可能性もあります。
項目ごとの点数に偏りがあると評価の際の参考にされ、合否に影響することも少なくありません。どこか一部が突出しているよりも、全体的に高得点が取れているほうが高評価を獲得しやすいという特徴があります。
④難易度は中高生レベル
CUBIC適性検査は他の適性検査とは違った特徴も多いため、難しいとイメージする人は多いでしょう。
対策なしの合格が難しい点は確かですが、問題の難易度自体はそれほど高いわけではありません。難易度は全体を通して中高生レベルで、基本的な学力があるなら問題なく攻略できるレベルです。
ただし、基礎的な部分だからこそ、正しく対策できていないと解けないこともあり、学力に自信があっても最低限見直しをしておくことは大切です。
また、高レベルの問題が出題されるわけではないため、対策する範囲にも気をつけましょう。大学レベルの勉強をしても出題範囲とかぶらないことも多く、せっかくやった勉強が活かせない可能性もあるため注意が必要です。
⑤性格検査には信頼係数という嘘を見抜く指標がある
CUBICの性格検査も、他のものと同様、質問に対して当てはまる選択肢を選ぶ形式で進みます。
解答の仕方はほとんど同じですが、嘘を見抜く信頼係数という指標が採用されていることが特徴として挙げられます。自分をよくみせようとしていないか、偽った解答をしていないかを見抜くための指標です。
解答の端々から信頼係数がみられており、嘘をついていると判断されると、その時点で大きく評価を下げられてしまいます。
少しでも自分をよくみせようと解答を進めると、面接をしたときに嘘の回答をしていたと判断されることも少なくありません。嘘偽りなく、正直に解答することを心がけましょう。
⑥制限時間内に全解答が基本
能力検査を攻略するには、制限時間内に全ての問題に解答し、少しでも得点率を高めることが大切ですが、これは性格検査でも同じです。性格検査も制限時間内に全問解答するのが基本で、未回答の問題があると結果が正しく表示されない可能性があります。
企業によって対応は違うものの、場合によっては結果なしで全く評価されない可能性もあるため注意しなければなりません。
性格検査の問題数は企業によって異なり、91問か123問です。時間は30分程度ありますが、問題数が多いだけにテンポよく解いていかないと、間に合わない可能性は十分にあります。
一部企業では時間無制限としていることもあり、この場合は問題ありませんが、制限時間付きなら時間も気にして素早い解答を心がけましょう。
適性検査の対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう
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就活生に聞いた! CUBICと他の適性検査の違い
多くの企業が選考の中で適性検査を実施していますが、導入する種類はさまざまで、テストの特徴や難易度に合わせてどの検査を実施するのか分けていると考えることができます。
ここでは就活生の皆さんに聞いたCUBICと他の適性検査の違いを紹介し、実際に感じた「CUBICはどのようなものか」を参考にしイメージを掴んでいきましょう。
ほかの筆記試験の問題傾向はこちらの記事で確認できます。
出題内容の違いを挙げる回答が多数
CUBICの他の検査との違いとして、出題範囲の違いを挙げる就活生が多数いました。
CUBICには「言語」、「数理」、「英語」の他に「図形」「論理」の問題が出題されることも特徴で、他の検査にない出題内容に戸惑った就活生も少なくなかったようです。
問題の多さが違うという回答も散見
CUBICは他の検査よりも出題される問題が多いと感じたという回答も散見されました。
他の検査と比べてもよりスピードが求められていると感じる就活生が多いようです。どの適性検査でも共通して言えますが、やはり事前の対策で出題内容や解き方を学び、スムーズに回答できることが、選考突破の近道になりそうです。
CUBICの例題
ここではCUBICの例題を分野別に紹介していきます。解答も併せて用意しているので、問題を解いてみたあとに確認してみてください。
言語の例題
【二語の関係】
きゅうり:野菜
オレンジ:〇〇
〇〇に入るものは以下のうちどれか
A:りんご B:果物 C:ジュース
解答
正解:B (きゅうりは野菜に含まれ、オレンジは果物に含まれる)
数理の例題
りんご3つとオレンジ3つで870円、りんご1つとオレンジ4つで920円の場合、それぞれの1個あたりの値段を答えよ
解答
りんごをx、オレンジをy、とすると
3x+3y=870
x+4y=800
x=800-4y
3(800-4y)+3y=870
2400-12y+3y=870
-9y=-1530
y=170
正解:りんご120円、オレンジ170円
図形の例題
立方体ABCD-EFGHがあり、辺AD、辺CD、辺EF、辺FGの中点をそれぞれ、I,J,K,Lとした。I、J、K、Lを通る平面で切断した場合、切り口の形を以下のうちから選べ。
A:正方形 B:正六角形 C:長方形 D:ひし形
解答
正解:B (線分AE、線分CGのちょうど中点を通り、正六角形になる)
論理の例題
道を真っすぐ進んで、左折すると北東に向かっていた。最初はどの方向に向かっていたのかを以下から選べ。
A:北西 B:南東 C:西 D:南西
解答
正解:B
英語の例題
最も近い意味を持つ語を、選択肢より選びなさい。
【condition】
①oppose
②state
③abstract
④constructive
⑤obscure
解答
正解:②
conditionは、「状態」という意味
①oppose ~に反対する
②state 状態
③abstract 抽象的な
④constructive 建設的な
⑤obscure 不明
CUBIC適性検査の対策方法の3つの秘訣
CUBIC適性検査を攻略するには、事前の対策が必要です。対策をおこなう際には効率性を意識しなければならず、がむしゃらに取り組んでもスムーズに攻略するのは難しいでしょう。
場合によってはせっかくおこなった対策も空回りして、適性検査で活かせず不合格になるというケースも少なくありません。スムーズな合格を目指すためにも、どのような対策をおこなうべきか正しい方法を確認しておきましょう。
WEBテストの共通の対策方法はこちらで確認しておきましょう。
①書籍を活用する
適性検査の対策方法としては、書籍や問題集を利用した方法が一般的です。実際の問題に触れながら対策をおこなうことで、より効率的に対策が取れるでしょう。
ただし、CUBIC適性検査でも書籍や問題集を使った対策はおすすめですが、他の適性検査に比べるとマイナーなため、専用の対策本はあまり販売されていません。
そのため、CUBIC適性検査に特化したものではなく、「【WEBテスティングサービス・CUBIC・TAP・TAL・ESP・CASEC対策用】」のように複合的なものを使用することになるでしょう。
この本では、CUBICを始め、その他適性検査の対策にも対応しており、適性検査全体向けた勉強がおこなえます。実際の問題に触れながら実践形式で対策することが、スムーズに攻略するための近道です。
②反復練習が基本
CUBIC適性検査はとにかく問題に慣れることが大切なため、同じ問題を何度も反復して練習しましょう。問題の出題範囲は広いものの、出題される問題の形式はある程度共通しています。
問題のパターンを覚えることで問題文の内容が変わっても素早く対処できるため、反復練習して骨格部分を覚えてしまうことが大切です。
パターンを把握していると初見の問題でも素早く対処することができ、本番でもよりスムーズに解答できるでしょう。CUBIC適性検査の対策は反復練習が基本のため、書籍や問題集は何冊も購入する必要はありません。
基本的には1冊だけで十分で、同じ問題を繰り返し解き、問題をみただけで答えが浮かぶまでやり込むことが大切です。
③解答スピードも意識する
確実に正解できることはもちろん、解答スピードも意識しながら対策をおこなうことが大切です。CUBIC適性検査は問題自体は中高生レベルのため、難しいわけではありません。
しかし、実際に合格するのは難しいとされており、これは時間制限が関係しています。本番の適性検査では1問に何分も時間をかけられるわけではなく、素早く解答していかなければなりません。
解答スピードが遅いと全問チャレンジすることが難しくなり、結果的に解答する問題数が少なくなって得点も下がってしまいます。高得点を獲得するには、正確かつスピーディーに解答を進めなければなりません。
対策の段階から正しい時間感覚を身につけ、素早く解くことを意識しながら勉強しておきましょう。
就活生に聞いた! CUBIC対策のコツ
CUBICの対策をするうえで、意識すべきことはいくつかありますが、CUBICを経験した就活生はどのような対策が必要だったと感じているのかが気になるところです。ここでは、就活生の皆さんに聞いたCUBIC対策のコツを紹介していきます。
繰り返し練習問題を解くという回答が大多数
繰り返し練習問題を解いて問題に慣れることを挙げる就活生が大多数を占めました。
CUBICには他にはない出題範囲や特徴があるため、実践的に練習問題を解き、問題に慣れて、解答スピードを上げていくことが必要になるでしょう。スムーズに解くためにも、公式を復習するなど基礎固めから始めることも大切なようです。
CUBICの特徴を踏まえて高得点を狙って就活を有利に進めよう
CUBIC適性検査は、SPIや玉手箱などに比べるとまだまだマイナーで、知名度はそれほど高くありません。そのため、対策本も数が少なく、事前対策が難しいため注意が必要です。
ただ、それほどメジャーではないといっても、採用している企業は当然存在し、近年は増加傾向にあります。他の適性検査とは違っている点も多いため、CUBICに合わせた対策をしていないと、スムーズに攻略するのは難しいでしょう。
より確実な攻略を目指すには、能力検査の対策をしっかりおこない、性格検査は解答の仕方を工夫することが大切です。CUBICならではの特徴を踏まえて対策をしましょう。
【CUBICに関する調査】
・調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
・調査日:2022年8月24日~29日
・調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
・調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の111人