就活その他

【Uターン就職とは】地元に戻って働くメリット・デメリット

目次

  1. Uターン就職の意味を知って将来の幅を広げよう
  2. U・I・J就職ターンの違い
  3. Uターン就職を選ぶ理由5つ
  4. 新型コロナウイルス感染症の影響について
  5. Uターン就職のメリット5つ
  6. Uターン就職のデメリット3つ
  7. Uターン就職に向いている人の特徴
  8. Uターン就職を成功させるための4つのポイント
  9. Uターン就職をするなら下調べをしっかりやろう

Uターン就職の意味を知って将来の幅を広げよう

就活では初めて知る単語やビジネス用語が幅広く登場し、聞きなれない言葉が出てきて困る学生は多いです。たとえば企業の求人に「Uターン就職歓迎」と記載されていることがあります。

就活では、ただ闇雲に企業選びをするのでなく、自分が望む働き方を実現できる職場を選ぶことが大切です。Uターン就職の意味を知っていると「そんな働き方があるのか」と将来の選択肢を広げる手助けとなる場合もあります。

本記事では、Uターン就職の意味からメリット・デメリット、向いている人の特徴と網羅的に紹介します。ぜひUターン就職の意味を理解して、自分に合った職場選びに役立ててください。

U・I・J就職ターンの違い

「Uターン就職」の他にも似た言葉として「Iターン」「Jターン」があります。それぞれ意味合いが異なるため「何となく似ているからどれも一緒だろう」と混合しないように気をつけてください

もちろん「Uターン就職」と求人に記載があっても、基本的に誰でも選考を受けることは可能です。では、なぜそのような記述があるのでしょうか。それは、企業側が求める人材を踏まえてあえて主張しているからです

それぞれの意味を理解し、企業が何の意図を持って募集しているのかを知り、自分が働きたいと思える職場選びに役立てましょう。

Uターン就職とは

「Uターン就職」とは、地方から都会の大学に進学し、地元に戻って就職することです。進学により都会に出た後、とんぼ返りのように地元へ戻って就職することから「Uターン」と呼ばれています。

地方出身の人に該当する言葉のため、都会で生まれた人はUターン就職にはなりません。

たとえば北海道から東京の大学に進学し、就職を地元でする場合はUターン就職に該当します。これが北海道から東京に進学し、そのまま同じ場所で就職になると、Uターン就職とは言いません。

また、Uターン就職を歓迎している企業は「地元を知っている人」「地元が好きな人」を求めています。そのような企業に対しては「地元に帰って働きたい」とアピールするのが効果的です

Iターン就職とは

「Iターン就職」とは、都会で生まれ育った学生が地方で就職することです。学生まで都会で過ごし、就職に伴い地方に移住することから「Iターン」と呼ばれています。

都会出身の人に該当する言葉のため、地方で生まれた人はIターン就職になりません。たとえば東京で生まれ育ち、都内の大学に進学後、島根県で就職する場合はIターン就職になります

また、Iターン就職を歓迎している企業は「都会の進んだ技術や洗練されたスキルを地方に持ち込んでほしい」と思っています。そのような企業に対しては「都会で培ったスキルを地方で活かしたい」とアピールするのが効果的です

Jターン就職とは

「Jターン就職」とは、地方出身の人が都会に進学し、地元とは別の地域へ就職することです。都会より規模は小さく、地元より大きな地域に就職することが一般的で、図のようなイメージから「Jターン」と呼ばれています。

こちらもUターン就職と同様、地方出身の人に該当する言葉のため、都会で生まれた人はJターン就職にはなりません。

たとえば宮崎県から東京に進学した人が、就職で福岡に移住した場合はJターン就職になります。一般的にJターン就職の場合は、地元に戻らず都市部周辺の郊外地域に移住することが多いです。

周辺が田舎すぎず、都会すぎもしないバランスの取れた環境で暮らしたい人が、Jターン就職を希望します。利便性を残しつつも豊かな生活と両立できるという点で、Jターン就職を希望する人も多いでしょう。

また、Jターン就職を歓迎している企業は「別の地域の良さを自社に教えてほしい」と思っています。そのような企業に対しては「他の地域の良さを広めたい」とアピールするのが効果的です

Uターン就職を選ぶ理由5つ

進学で都市部に出てきた場合は、そのまま大学の近くで就職先を探すということも少なくありません。そのため、Uターン就職は一般的というわけではなく、あくまでも選択肢の一つと言えます。

平成29年度 国土交通白書」によると、三大都市圏の若者は地方移住に強い関心を示していることがわかりました。そのため、地方で働きたい学生は増加傾向にあり、都会で就職したいと考えている人は減っていることがわかります

Uターン就職を選ぶ理由を5つ紹介しますので、自分はどんな条件で働きたいのか考える参考にしてください。

①地元で暮らしたいため

Uターン就職を選ぶ理由の1つ目は、地元で暮らしたいからです。都会の生活を知りたいと進学した学生も、地元の良さに惹かれて就職するタイミングで戻るパターンがあります。

地元に帰る理由はさまざまで、住み慣れた環境で暮らしたい、家族や友人と知り合いの多い場所で働きたいと考えるのが一般的です。都会は便利な分、人の多さに疲れてしまった人もいるでしょう。

都会の方が賃金が高く、競争が激しいので仕事が忙しくなりやすいのもあり、ワークライフバランスを優先したい人が地元を選びます

②働きたい仕事が地元にあるため

Uターン就職を選ぶ理由の2つ目は、働きたい仕事が地方にあるからです。仕事の選択肢は基本的には都市部のほうが多く、地方では少ない傾向にありますが、これは業種などによって異なります。

たとえば林業や漁業、農業は特定の地域でおこなう仕事であり、都会よりも地方の方が働き手が求められる傾向にあります。また、その地域での特産物にかかわる仕事は、地元で仕事が完結しており、都心部では仕事がないというケースも少なくありません。

やりたい仕事の内容次第では地元に帰らなければ就職できないこともあるため、希望する職業を理由にUターン就職をする人もいます

③都会での生活が合わなかったため

Uターン就職を選ぶ理由の3つ目は、都会での生活が合わなかったからです。いざ都会に出てきたものの、慌ただしい日々の生活が合わず、地元に帰りたいと考える人は少なくありません。

進学で都会に出てくる際には期待に胸を膨らませますが、実際に生活してみると人の多さや喧騒などに嫌気が差すこともあります。地元が閑静な住宅地であったなら余計にギャップを感じやすく、都会よりも地方で働きたいと考える人は少なくありません。

就職すると、そこから長い期間同じ場所に住み続けることになるため「都会での生活には耐えられない」と考えてUターン就職をする人もいるでしょう。

もちろん、転勤で勤務地が変わるケースもありますが、本社が都会にあると基本的にその周辺で働くことになります。都会での勤務を避けるためにも、本社が地方にある企業に就職したいと考える人は多いです

④費用を抑えるため

Uターン就職を選ぶ理由の4つ目は、費用を抑えたいからです。都会より地方の方が物価、地価は低い傾向にあります。

その土地でかかる費用を比較する値として「消費者物価地域差指数」があります。

消費者物価地域差指数とは
消費者物価地域差指数とは,地域間の物価水準の違いをみることを目的として,各地域の物価水準を全国の物価水準を100とした指数値で示したものであり,全国平均を基準(=100)とした指数を,地域別(地方10区分,都道府県,都道府県庁所在市及び政令指定都市)に作成したもの。

これにより、都道府県別の物価水準を比較することができ、生活する上で費用がかかる地域がわかります

最も物価が高いのは東京都(104.7)で、次いで神奈川県(104.0)です。それに対し物価が最も安いのは宮崎県(96.0)で、次いで鹿児島県(96.3)であることがわかります。

この指数により、地域間における物価の高さを比べることができます。そのため、今住んでいる場所と移住先とでは、どちらが物価が高いのか知るのに役立てることが可能です。

さらに細分化して「食料」「住居」「光熱・水道」と複数の項目における物価を比較する「10大費目別消費者物価地域差指数」もあるため、地域別に生活費がどのくらいかかるのか知る時の参考にしてください

消費者物価地域差指数(10大費目別の内容)

  1. 食料
  2. 住居
  3. 光熱・水道
  4. 家具・家事用品
  5. 被服及び履物
  6. 保険医療
  7. 交通・通信
  8. 教育
  9. 教育娯楽
  10. 諸雑費

⑤子育てや介護のため

仕事以外の私生活におけるライフプランを考えたときに、都会での就職ではなくUターン就職を検討する人は多いです。特に子育てや親の介護を考え、地元に帰って就職した方が都合が良い場合があります。

たとえば子育ての場合、都会だと人口に対して保育施設が不足しており、待機児童数が多いです。首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)、近畿圏(京都・大阪・兵庫)の7都府県、その他の指定都市・中核市の待機児童数は、全国総数の63.5%を占めています

引用:「保育所等関連状況取りまとめ(令和2年4月1日)」を公表します|厚生労働省」

子どもを保育施設に預けられない場合を考慮すると、育児をしながら働くことは難しく、やりたい仕事を断念せざるを得なくなる場合もあります。

そのため、Uターン就職で地方に戻るのであれば、保育所だけでなく親に子どもを預けることもでき、仕事と育児を両立しやすいです

また、慣れ親しんだ環境であれば安心して子どもを育てやすく、穏やかな環境で子育てがしたいという人にもおすすめです。

親の介護が必要な場合も、近くにいた方がいざという時に駆けつけやすく、それを考えてUターン就職をする人もいるでしょう。

新型コロナウイルス感染症の影響について

近年は新型コロナウイルス感染症の影響により、感染拡大を抑えるための在宅勤務が普及し始めました。会社の近くに住まなくても働ける制度ができたことで、都会にこだわらず地元で働きたいと考える学生は増えています。

株式会社学情が2022年3月卒業(修了)予定の大学生・院生を対象にした「UIターン・地方での就職」に関するアンケートでは、地方での就職を希望する人は全体の47.4%でした

引用:「UIターン・地方での就職」に関するアンケート調査結果

これは昨年の2020年6月調査時に対して25.6ポイント増であり、都会でなく地方で働きたいと思う学生は多いことがわかります

在宅勤務ができることで、通勤時間の短縮や家庭時間の確保にもつながるため、新しい生活様式として今後も期待が寄せられています。

参照:「新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました|厚生労働省」

Uターン就職のメリット5つ

前述の特徴からわかるように、Uターン就職にはメリットがあります。そのまま都市部に残る選択肢もありますが、将来のことを考えてUターン就職をする人も多いです。

Uターン就職のメリットにおける共通点は、私生活を重視してライフワークバランスを大切にできることです

Uターン就職のメリットを理解し、将来の選択肢に入れるか考えましょう。

①慣れ親しんだ環境で働ける

Uターン就職のメリット1つ目は、慣れ親しんだ環境で働けることです。

知らない土地だと生活環境に順応するのに苦労しますが、地元であればその心配がないため、仕事に専念することができます

職場にも同じ環境で育った人がいると、地元に関する話で仲を深められるため、人間関係も良好にすることができるでしょう。

また、周辺に住んでいる人も見知った仲ということもあり精神的な支えが得られるので私生活の観点でも過ごしやすいです。

②物価や地価が安い傾向にある

Uターン就職のメリット2つ目は、物価や地価が安い傾向にあることです。都会に比べて、地方のほうが物価や地価は安い傾向にあります。

厚生労働省の調査によると、平均賃金が高いのは東京(373.6千円)、神奈川(335.2千円)、大阪(320.4千円)と都会であり、低いのは青森(240.5千円)、岩手(245.9千円)、秋田(246.7千円)と地方が多いです

参照:「令和2年賃金構造基本統計調査|厚生労働省」

都会の賃金は高いですが、増額分を考慮しても出費が増えやすい分、貯金に回すのは難しいです。

たとえば東京都新宿区のワンルームにおける平均家賃が7.5万円であるのに対し、宮崎県宮崎市では4.1万円です。

参照:「東京都の家賃相場・賃料相場情報を探す」「宮崎県の家賃相場・賃料相場情報を探す」

そのため、地方なら3~5万円程度で借りられる家が、東京だと7~10万円以上するということも多く、単純に家賃だけで比較しても、倍以上の出費になる可能性があります

もちろん地域による差は大きく、地方でも例えば離島なら運送の関係で物価が高くなります。場合によっては都市部より高いこともあり、地方なら確実に金銭的なメリットがあるとは限りません。

しかし、地価に関しては地方のほうが安い傾向にあり、生活に必須のコストが安い点は大きなメリットでしょう。

参照:「公示地価 市町村ランキング 2021年[令和3年] - 土地価格」

③自然豊かな土地なら暮らしやすい

Uターン就職のメリット3つ目は、自然豊かな土地なら暮らしやすいことです。地域による違いはありますが、地元が自然豊かな場所は平穏で暮らしやすい場所が多いというメリットがあります。

47都道府県における森林面積の割合は高知(83.4%)、岐阜(79.1%)、山梨(77.8%)と地方だと高く、大阪(30.4%)、茨城(30.9%)、千葉(31.1%)と都市圏ほど低いことがわかります

引用:「森林面積の割合ランキング|都道府県格付研究所」

地方から都市部に出た場合、大学生活を通じて都会の喧騒が嫌になる人は少なくありません。

自然豊かな環境が身近にあると人込みを避けて気分転換ができ、仕事のストレスも軽減できるため、プライベートも充実させやすいでしょう。

また、自然豊かな土地は子育てをする環境として安全で良く、将来のライフプランを考えて地方に住もうと考える人もいます

都会の環境に疲れた人や、自然に触れながら豊かな生活がしたい人にとっては、Uターン就職は大きなメリットになると言えます。

④通勤の負担が減る

Uターン就職のメリット4つ目は、通勤の負担が減ることです。

全国の通勤・通学時間ランキングでは、神奈川(1時間45分)、千葉(1時間42分)、埼玉(1時間36分)と首都圏は長く、大分(57分)、鹿児島(58分)、島根(58分)と地方は短い傾向にあります

引用:「『夜更かし!?ランキング 』&『通勤・通学時間が長い!?ランキング』|総務省統計局

神奈川、千葉、埼玉は東京に出勤するものの、家賃を押さえるために周辺地域に住んでいる人が多いです。地方間に比べ、都会に出勤する場合は通勤ラッシュ時も人込みが多くなります。

通勤電車の人込みが多いほど自由が利かなくなり、ストレスはたまりやすいです。満員電車を避けるために仕事を変えたり、引っ越しをするのは簡単でないので、通勤リスクを減らすためにも地方に勤務する人もいるでしょう

地方は都会に比べると電車の本数が少ないですが、道が広いため車通勤が可能な場合も多く、出勤における負担は比較的少ないと言えます。

⑤待機児童数が少なく子育てがしやすい

Uターン就職のメリット5つ目は、待機児童が少なく子育てがしやすいことです。育児と仕事を両立させる上では、保育園に預けられるかどうかが重要となります。

7都府県・指定都市・中核市の待機児童率は63.3%であり、その他の道県の36.7%と比較しても高いです。待機児童数に対して保育所が追いついておらず、都会に近いほど子供を預けられる場所が足りない地域もあります。

参照:「保育所等関連状況取りまとめ(平成31年4月4日)|厚生労働省」

地方は都会に比べて人口が少ないため倍率が低く、保育園に入れやすい傾向にあります。Uターン就職により保育園を利用しやすい環境に住むことで、子育てがしやすく仕事にも打ち込みやすい生活を送れる可能性が高いです

また、実家の近くに住むと家族のサポートも受けやすくなります。保育園に預けられない日は親に面倒を見てもらったり、残業などで遅くなる日は迎えを頼んだりすることも可能です。

地元であれば頼れる人が近くにおりサポートしてもらいやすく、保育園の利用のしやすさも含めて子育てがしやすい環境であると言えるでしょう

Uターン就職のデメリット3つ

Uターン就職のメリットは多いですが、その分デメリットもあります。

就職は人生を左右するため、慎重に考えて決断することが大切です。デメリットも踏まえて「それでも地元に帰りたい」と思えるか考えましょう

デメリットも許容できると思えるのであれば、Uターン就職をするのに向いていると言えます。

Uターン就職の特徴を総合的に評価し、自分のライフプランと照らし合わせて、後悔しない働き方を選びましょう。

①選考のスケジュール調整が難しい

Uターン就職のデメリット1つ目は、選考のスケジュール調整が難しいことです。Uターン就職の場合は、都会の大学にいる状態から地元で就活をしなければなりません。

選考の段階においてはWEB形式の場合もありますが、一貫してオンラインによる採用活動を実施している企業は少ないです。

就活期間は大学4年生の4月~8月が主流であるため、時間を取って地元に帰って就活をするのは難しくなります。

単位がまだ取れていないなら大学に通いながら就活をしなければならず、長い距離を往復することを考慮すると、スケジュールを組むのに制限があります

また、選考のたびに交通費がかかりますが、すべて支給してもらえるわけではありません。企業の多くは最終面接か内定が近くならないと交通費を支給せず、場合によっては最後まで自己負担の場合もあります

時間的なコストだけではなく金銭的な負担も大きくなるため、Uターン就職を目指す就活はハードになりやすいです。

就活と学業が共倒れにならないよう、綿密にスケジュールを立てて取り組みましょう。

就活のスケジュール管理をする方法については、別の記事でも紹介しています。併せて読み、就活を無理なく進めましょう。

②仕事の数が少ない

Uターン就職のデメリット2つ目は、仕事の数が少ないことです。地元で就職する場合は、求人の数に注意しなければなりません。

地方でも仕事はありますが、都会と比較すると求人数が少ないため、選択肢が狭まります。2020年度における求人数で最も多いのは東京の141万、少ないのは鳥取の6万6千です

参照:「一般職業紹介状況|厚生労働省」

選択肢が限られると、本当にやりたい仕事が見つかるとは限りません。希望する仕事が明確に決まっているのであれば、地元でも求人があるか事前にチェックが必要です

やりたい仕事の求人が都会にしかないのであれば、Uターン就職自体を諦めるか、希望する仕事を諦めて地元に帰るしかありません。

自分の望む条件を満たしている求人を見つけるのは、タイミング次第です。就職の選択肢が限定的になってしまう点は、Uターン就職をする上での大きなデメリットと言えます

③生活が不便になりやすい

Uターン就職のデメリット3つ目は、生活が不便になりやすいことです。

地方は都会に比べてお店や施設が少なく、公共交通機関も整備されていない場所が多いので不便になる恐れがあります。

地元に帰れば慣れ親しんだ土地で暮らせるメリットはあるものの、学生時代に過ごした都市部での生活に慣れていると、物足りなく感じることもあるでしょう

近年はインターネットの普及により、買い物は通販でできるようになりました。しかし、少し買い物をするためにコンビニに行こうとしても歩いて行ける距離になかったり、休日に買い物するにしても遠くまで出掛けなくてはいけないこともあります

地方と都会では、どちらの暮らしが合っているかは人により異なります。地元に戻っても生活環境に不便を感じないか事前に確認し、Uターン就職をするかどうか考えましょう

時間がない人におすすめ!
たった3分であなたの受けない方がいい職種が分かります

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で自分の適性を把握しておき、就活を効率的に進めましょう。

診断スタート【無料】

Uターン就職に向いている人の特徴

Uターン就職は地元に帰れるメリットもありますが、選択肢を狭めるデメリットも兼ね揃えています。メリットとデメリットを理解し、自分に合った働き方を考えましょう。

Uターン就職に向いている人の特徴の共通点は「ライフワークバランスを大切にしたい人」です。むしろ「私生活より仕事を優先したい」と考える人は、地元に帰ると満足できない日々を送ってしまう恐れがあります。

以下より4つ紹介しますので、自分はUターン就職をするのに適しているかどうか検討してください。

私生活を大事にしたい人

Uターン就職に向いている人の特徴1つ目は、私生活を大事にしたい人です。

私生活と言っても多種多様であり、自分の趣味に時間を充てられるようにしたいのか、子育てに重きを置けるようにしたいのかと、多くの場面で考えられます

都会は人や仕事が集中しており働くのが忙しくなりやすいのに対し、地元に戻れば比較的落ち着いた生活を送れるようになります。

仕事に追われることなく、自分のプライベートに余裕を持てるようにしたいと考える人は、Uターン就職を検討するのも良いでしょう

都会暮らしにこだわりのない人

Uターン就職に向いている人の特徴2つ目は、都会暮らしにこだわりのない人です。

都会はお店や施設が多く便利な暮らしができましたが、地元に戻ると利便性に劣る可能性があります。

学生時代に過ごした生活水準を下げる必要があるため、都会から地方に住むには抵抗があり簡単ではありません。「それでも地元に戻って働きたい」と思う人であれば、Uターン就職に向いていると言えるでしょう。

「都会でなくても地元の生活環境でストレスは感じないか」といった観点で考え直し、自分に合った働き方を選んでください

地元が好きな人

Uターン就職に向いている人の特徴3つ目は、地元が好きな人です。

地元は昔から知っている土地で安心感があるため、精神的に疲れにくい環境と言えます。慣れない環境で生活を続けるよりは、長く住んでおり居心地の良い場所の方が、ストレスも感じにくくなるでしょう

土地だけでなく、周りに親しい人が多くて困った時に助けてもらいやすい環境であるのも地元の特徴です。

好きな環境で働けると、その地域のために働いている企業での仕事もはかどるでしょう

地元に貢献したい人

Uターン就職に向いている人の特徴4つ目は、地元に貢献したい人です。これまでお世話になった地元に恩返しがしたいと思い、Uターン就職を志望する人もいます。

地元に貢献するとしても、仕事を通じて生活環境に還元したいのか、家族や知り合いに成長した姿を見せたいのかは人それぞれです。

仕事を通じて地元にどのように貢献したいのか明確に考えている人は、Uターン就職をすることでやりがいを感じやすい生活を送ることができます

また、Uターン就職を募集している企業はその地域で貢献したい人を求めている意図もあるため、地元が好きな人は私生活だけでなく、仕事でもその良さを活かすことができるでしょう

Uターン就職を成功させるための4つのポイント

メリット・デメリットの両方を把握した上で、Uターン就職を成功させるために重要なポイントを4つ紹介します。

Uターン就職はスケジュール調整が難しく、今後の人生を左右する大きな決断になるため、時間をかけて入念に調べることが大切です

後悔しない選択をするためにも、以下のポイントを踏まえてUターン就職を成功させましょう。

①やりたいことを明確にする

Uターン就職を成功させるためのポイント1つ目は「やりたいことを明確にする」です。

Uターン就職は都会を離れる決断をするため、まずは地元に帰ってやりたいことを明確にしなければなりません。

やりたいことが明確でないのに地元を探しても、仕事の求人は都会より少ないため、選択肢が狭まります。やりたい仕事を見つけたなら、その求人が地元でも出ているかチェックしましょう。

たとえば営業や事務といった一般的な仕事はどの地域でもありますが、地方によっては製造業が多い、農業や林業関係が多いといった色の違いがあります。また、医療や介護、公務員の仕事も場所を選びません。

地方だと地域ごとに求人が多く出ている職種、業種が異なることも多いため、地元でなければいけないのか考えることが大切です。

「やりたいことが見つからない」場合の対処法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

②しっかり情報収集する

Uターン就職を成功させるためのポイント2つ目は「しっかり情報収集する」です。

Uターン就職は都会から離れた地元での就活となり、移動をするにしても時間がかかるため、スケジュールがタイトになります

そのため、都会での就活と同じタイミングで始めると、準備が間に合わずUターン就職が後手に回ってしまう可能性もあります。就活を円滑に進めるためにも、早めから行動して情報収集を始めることが大切です

また、希望する仕事があるのかはもちろん、都会の企業とスケジュールが被っていないか、選考にその地域ならではの特徴があるのかもチェックしましょう。

就活解禁までにインターンやOB訪問をおこない、Uターン就職に大事な情報収集をしっかり行うことが大切です

③私生活も含めた将来のビジョンを思い描く

Uターン就職を成功させるためのポイント3つ目は「私生活も含めた将来のビジョンを思い描く」です。

就活は内定をもらったら終わりではなく、そこから長い社会人生活が始まります。そのため、Uターン就職の場合は仕事だけではなく、プライベートに関するビジョンも描いておくことが大切です

「そのままずっと地元で働き続けるのか」「ライフステージの変化に伴い別の地域に移る、あるいは都会に出るか」と、細部までイメージを膨らませておきましょう

心安らぐ地元で仕事をするのは良くても、プライベートが充実していないと生活に不満を感じてしまうこともあります。

選考では仕事でのビジョンを問われることが多いですが、自分の中では私生活も含めた将来も考えておきましょう

④あえてやりたいことを明確にしない

Uターン就職を成功させるためのポイントとして、あえてやりたいことを明確にしない方法もあります。

仕事でやりたいことを明確にするのは、言い換えると「それ以外はやりたくない」と決めるのと同義です。あえて明確にしないことで、限られた求人から仕事を選びやすくなります

「プライベートを優先できるのであれば、仕事内容にこだわりはない」と思えれば、就職先選びに迷うことが少なくなるでしょう。

就活における「成功」を「自分の人生が豊かになる選択をすること」と捉えると、仕事に明確な意義を見出す必要はないと言えます

「やりたいことが見つからない」について悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。

Uターン就職をするなら下調べをしっかりやろう

仕事は人生の大半を占めるため、どのような働き方をするかはしっかり考えましょう。Uターン就職の場合「地元に帰る」といった大きな特徴があります。

「地元に帰る」だけでも、その目的は人それぞれです。地元に貢献したいのか、その地域にしかできない仕事があるのか、自分はなぜUターン就職を検討しているのか自問自答することで、目的が見えてきます

また、地元に帰ることにより生活の利便性は低下しないか、と仕事以外の観点でも自分に合っているか考えることが大切です。

そのためにも、情報収集を怠らないようにしましょう。情報収集を怠ってしまうと、いざ就活を開始した際に思うように進められなかったり、就職後に不満を感じたりする可能性があります。また、Uターン就職をする以上、私生活が充実するかの観点も大事です。

念入りな情報収集で就職後のことも考え、後悔のないようUターン就職を成功させましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ