インターン

長期インターンの選び方|募集時期や参加するメリットまで詳しく解説

目次

  1. 長期インターンを正しく理解して参加しよう
  2. そもそもインターンシップとは
  3. インターンシップが開催される理由
  4. 長期インターンとは
  5. 長期インターンの特徴
  6. 長期インターンに参加するメリット
  7. 長期インターンに参加するデメリット
  8. 長期インターンシップの3つの選び方
  9. 業界別の長期インターンにおすすめの企業10選
  10. 長期インターンが見つかるサイト3選
  11. 目的にあった長期インターンに参加しよう

長期インターンを正しく理解して参加しよう

就活の時期が近づくと、長期インターンシップという言葉を耳にする機会が多くなります。

しかし、下のように疑問や不安をお持ちの方は多いでしょう。
「どんな長期インターンに参加したらいいんだろう?」
「長期インターンって何のためにするんだろう?」
「どうやって選べばいいんだろう?」
「そもそも長期インターンってなに?」
「就活に活かせるの?」

インターンシップは就活を進める上で非常に重要な機会です。しかし、内容を理解せず「なんとなくみんながやっているから」というあいまいな理由では参加する意味がありません。

ここでは内定獲得というゴールにたどり着くための重要なポイントとなる「長期インターンシップ」を詳しくご紹介します。長期インターンシップを正しく理解し、これからの就活に役立てていきましょう。

そもそもインターンシップとは

そもそもインターンシップとはどういうものなのでしょうか。何のためにどんな活動をするのか、わからない就活生も多いです。

インターンシップとは、学生が興味のある企業で実際に働く「職業体験」のことを指します。略称として「インターン」ともよく言われています。実際に業務を行い、働く環境や社風に触れることで、説明会だけではわからない企業情報に触れられます。

仕事を経験するという部分では、「アルバイトとほとんど同じでは?」と考える就活生もいるかもしれません。アルバイトでもある程度の仕事は経験できるかもしれませんが、募集がある仕事内容には限りがあります。

一方でインターンは、企業が学生に対して会社を紹介するために開催するので、普段あまり触れることのない仕事にも挑戦できる機会があります。実際に仕事や社員さんと関わるなかでより企業理解を深めることができるのです。

インターンシップは大きく分けて「短期インターンシップ」と「長期インターンシップ」の2種類があります。それぞれインターンを行う期間が異なります。正確な日数が決まっているわけではありませんが、3日~1週間程度のものを短期インターンシップと呼び、3か月以上のものを長期インターンシップと呼びます。

学生という立場ではなく、一人の社員として働くため、社会人レベルのスキルと知識を得ることができるのが長期インターンシップです。

インターンシップが開催される時期は8月・2月が多い

インターンシップは一年中行われているわけではありません。企業によって開催される時期は異なりますが、だいたい8月~9月・2月~3月の間で行われることが多いです。

そして8月に開催されるインターンシップを「サマーインターン」。2月に開催されるインターンシップを「ウィンターインターン」と呼びます。インターンを開催している企業を調べる際のキーワードになるので、覚えておくとよいでしょう。

また多くの企業ではインターンシップ開催日の1~2ヶ月前からエントリーの受け付けを始めます。

エントリーの時期が近づくと、企業のホームページにはインターンシップの募集ページが開設されること多いです。そのため参加したい企業が決まっている方はこまめにチェックしておきましょう。

インターンに参加するために面接が何回かある企業もあるため、事前に選考を突破するための準備が必要です。

全ての企業が当てはまるわけではないため、参加してみたい企業がある方は、実際に企業のホームページからインターンの情報を探してみると良いでしょう。

長期インターンは募集する時期が決まっていない場合が多い

長期インターンシップの場合は募集する時期が決まっていない企業がほとんどです。短期インターンシップは、大学3年生を対象としています。そのため募集する時期は本選考前や、大学の長期休暇前後が多いです。

また締め切りが決まっていることは少なく、ナビサイトを通じての募集も行われていたり、「今年はインターン生を募集しない」と年ごとに変わる企業もあります。

一方長期インターンシップは、就活生向けに開催されているのではなく、参加できる対象は大学1年~4年と幅が広いのが特徴です。そのため募集時期を本選考前や、大学の長期休暇前後に併せる必要がないのです。このことからも募集する時期が決まっていない企業がほとんどです。

さらに長期インターンシップは募集人数も少ないです。参加してみたい人は募集を見つけたら早めにチャレンジすることがおすすめです。

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インターンシップが開催される理由

ここからは短期インターンと長期インターンを企業が開催する理由を確認しておきましょう。企業側のインターンを開催する目的を知ることで、自分が参加する目的も明確になるのです。

同じインターンシップでも、短期インターンと長期インターンでは開催する意図が異なります。それぞれ分けて解説するので、皆さんの中でもしっかりと区別して理解しましょう。

長期インターンを開催する企業の目的

長期インターンシップは「即戦力」として学生を集め、インターンシップを開催することが多いです。まだ社会を知らない学生を会社の中に社員として受け入れることで、社内に新しい風が吹きます。既存の社員のモチベーションがアップしたり、インターン生から刺激を受けて活気が生まれることも期待できるのです。

また即戦力としては、新しいアイディアを学生からもらえることも期待できます。社会人では当たり前とされていることが、学生目線では初めての経験ばかりです。不思議に思ったことや、疑問点を発信してもらうことで、社員の「考えてもみなかった」盲点が見つかる可能性があります。そこから業務を効率化できたり、コストを削減できたということもあります。

長期インターンシップでは、そのインターン生が参加していた企業に内定をもらうことが稀にあります。長期インターンシップには、就活に対して前向きな学生が多いことから、優秀であれば早いうちから採用するのです。入社後も誰よりも早いスピードで会社に貢献してくれる可能性が高いことから、長期インターンシップを企業は開催します。

短期インターンを開催する企業の目的

短期インターンシップが開催される理由としては「自社の認知度を上げたい」からです。大手で有名な企業とは異なり、学生の間であまり知られていない企業は、就職活動でも募集人数に達さないことが多く、企業の大きな問題点となっています。

そのため、就職活動が本格的に始まる前に短期インターンを開催することで、少しでも学生間での認知度を向上させたいといった狙いから開催します。いわば、採用のための広報活動の一環として短期インターンを行う場合があるのです。

また、毎年多くの学生が応募するような企業でも短期インターンシップを開催するケースもあります。その理由は「学生に自社を正しく理解してもらいたい」からです。

学生が、企業についてよく知らない状態で選考を受けるのは、業務で忙しい企業にとっても、就活で忙しい学生にとっても、リスクとなります。

新卒を採用するのは、どの企業にとってもリスクを伴うものではあります。新卒採用は育成や配属など、時間もコストもかかりますが、その上数年のうちに辞めてしまうなんてこともよくあるのです。

そして企業はそのようなリスクを下げるためには、学生に自社を正しく理解してもらう必要があります。そのため毎年多くの学生が応募するような企業でも短期インターンシップを開催するのです。

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長期インターンとは

長期インターンは1ヶ月~3か月以上の職業体験をおこない、実際に企業の一員として仕事をします。ビジネススキルや企業で必要な知識、社会人としてのマナーなど、多くのことが学べるため非常に有意義な体験となるでしょう。長期インターンを開催しているのは、スタートアップ企業やベンチャー企業が多く、働くことで給与も発生するのが一般的です。

長期インターンに参加することで、これからの就活の軸や、自分の本当にやりたいこと、向いている仕事などが明確になることもあります。長期インターンは、参加すると本選考で有利になるケースも多く、熱意のアピールにもなります。

業界や企業に対しての深い理解や、実践的な技術を獲得することで、今後の就活に役立ちます。

長期インターンの特徴

ここからは長期インターンの特徴を解説していきます。長期インターンの特徴を知ることで、長期インターンの概要を理解することができます。

概要を理解できると、短期インターンとの違いや、自分が長期インターンに向いているか・向いていないのかを判断することができます。是非参考にしてみてください。

期間の目安は3ヶ月以上

長期インターンはその名の通り、期間が短期インターンより長いことが大きな特徴です。期間については企業ごとに変わりますが、多くの場合は3か月以上が目安となります。

中には2年以上同じ企業でインターンを行う学生もいるという話もあります。長期ですから短期のように少しだけ会社の様子を確かめるというレベルではなく、実際に社員と同じ仕事を任せられるでしょう。

そのため長期インターンで良い評価を得られれば新卒採用に直結する可能性も高くなるのです。3か月以上一緒に働いた人間ですから、どんな働きぶりか、人間性か、ある程度把握できます。何も知らない新卒学生と、長期インターンで一緒に働いた新卒でしたら、やはり後者のほうに好印象を持つのは必然と言えるでしょう。

全ての学生が対象

先にもお伝えしましたが、長期インターンはすべての学生が対象です。そのため就活を行う3、4年生だけでなく、1年生から参加している人も増えています。高校時代から就職先を決めている人は、志望先の企業が長期インターンを開催している場合、参加して損はないでしょう。短期インターンだと対象は就職活動を行っている就活生です。

短期でも一緒に働くことになりますが、学生も企業もあくまで会社や実務の雰囲気を知ることが目的となります。長期インターンを開催している企業では即戦力の人材確保を目的にしているところも多く、ここが短期との違いです。だからこそ長期インターンは就活生だけ対象にする必要はなく、1年生から4年生まで対象にしている企業が多いのです。

給与が発生する企業が大半

長期インターンは社員と同じ実務をこなさなければなりません。そのため給与が発生する企業がほとんどです。一方短期インターンは給与が発生する企業はほとんどありません。

短期インターンは1日~1週間程度で、内容もグループワーク、ディスカッション、講義が中心のところも多く実務はありません。「うちはこんな会社ですよ」と学生に知ってもらう説明会のような感覚の企業も多いため、給与が発生することはないのです。

しかし長期インターンの場合、正社員の手伝いなど補助的な仕事からはじまり、社会人としての教育も行われます。優秀だったり信頼してもらうことができれば、社員と同じ裁量を与えてくれる企業もあるぐらいです。そのため長期インターンでは給与が支払われます。

以下の記事ではインターンシップの選び方や、短期・長期インターンを企業が開催する目的について詳しく解説しています。

長期インターンに参加するメリット

長期インターンへの参加はメリットが大きく、良い影響を就活に及ぼす可能性も高いです。参加することで就活はより有利に進めやすくなり、納得した形で就活を終えやすいでしょう。

もちろん、必ずしも就活が成功するわけではありませんが、成功率が高まりやすいでしょう。長期インターンへの参加が、就活にどのような好影響を及ぼすのかを知り、参加へのモチベーションを高めておきましょう。

1.企業理解が深まる

長期インターンでは実務を経験できることで、企業への理解が深まりやすいです。企業がどのような事業をおこなっているのか、また就職後どのような仕事をするのかまで把握でき、自分との相性を確認しやすいでしょう。企業理解は就活を進める上では非常に重要であり、理解度が高いほど志望度も高いとみなされ、高評価を獲得できます。

実際に仕事を経て理解したことなら、情報の価値も非常に高く、場合によってはさらに広く業界への理解が深められることもあるでしょう。企業を知り、仕事を知ることで、本当に就職してもやっていけそうかが判断でき、志望先の選定にも役立ちます。就職してみないと分からない職場の雰囲気が知れることも、メリットのひとつでしょう。

2.社会人に必要なスキルが身につく

実際に実務をこなすことでスキルが磨かれ、社会人に必要な能力が身につけられます。ここでのポイントは、その企業の仕事に必要なスキルだけではなく、社会人全般に求められるスキルも身につくことです。実務をこなすには他の社員との関わりが必要であり、場合によっては社外の人と接することもあります。

インターン中に接する人は全員社会人であり、その中で過ごすことで、基本的なマナーや社会人としての振る舞いなども学べるでしょう。基礎的なスキルを身につけておくことで、選考で評価されやすいのはもちろん、就職後もスムーズに仕事を進められます。就活攻略だけではなく、その後の社会人生活でもプラスになりやすいため、積極的な参加がおすすめです。

3.選考で有利になりやすい

長期インターンに参加すると、選考で有利になりやすいです。多くの場合でインターンは採用活動の一環としておこなわれており、インターンに参加する学生の様子をみて、本選考の評価に役立てることが多いからです。

特に長期インターンは期間が長いため「期間の目安は3ヶ月以上」でもお伝えしましたが、3か月以上一緒に働いた人間ですから、どんな働きぶりか、人間性か、ある程度把握できます。そのため長期インターンは特に選考への影響も大きく、仕事ぶりが評価されると有利に選考を進められます。

場合によってはインターン時点で採用が決定することもあり、参加状況が選考に直結しやすいのは大きなメリットです。1DAYや短期インターンも選考での評価には影響しますが、長期ほど影響力は大きくなく、その場で採用が決定するということもありません。企業によってインターンの扱いは違うものの、選考への影響度が大きいことは理解しておきましょう。

4.自己PRに役立てられる

長期インターンに参加すると、自己PRにも役立てられます。なぜなら実際に企業の仕事を自分の目でみて体験すると、志望動機や入社後の目標がより具体的になり、効果的な自己PRを作成するために役立つからです。

そもそも自己PRとは企業に対して自身のアピールポイントを伝える項目です。主に自己PRで話す内容としては、サークルやゼミの活動、アルバイトの経験などがメジャーな話題です。

そのため長期インターンに参加した経験を自己PRで伝えることは他の応募者との差別化をはかれるのです。これも長期インターンシップに参加することで得られるメリットでしょう。

長期インターンに参加するデメリット

長期インターンに参加することで数多くのメリットが得られますが、必ずしもプラスに働くとは限りません。メリットがある反面、デメリットも複数存在しているため、それらも正しく把握しておくことが大切です。

メリットだけでなくデメリットを見ておくことで、インターン参加中に「こんなはずじゃなかった」といったギャップを感じることが少なくなるでしょう。

長期インターンが自分に合っているかどうかを判断するためにも、是非参考にしてみてください。

1.プレッシャーがある

長期インターンは実務を任せてもらえることがメリットです。これはプレッシャーのある仕事を任されるという点ではデメリットです。しかし仕事の責任を負いたくない方や、責任ある仕事は怖くてしたくない方にとって、プレッシャーのある仕事を任されることはデメリットでしょう。

任される仕事内容は企業によって違いますが、場合によってはハードルが高い仕事を求められることもあります。インターン生とは言え、期間中は社員と同じ扱いを受けるため、中途半端な仕事は許されません。

与えられたことをきちんと遂行できないと、マイナス評価に繋がることは理解しておきましょう。実務を任されるという点はアルバイトと似ていますが、仕事の責任で言えばインターンのほうが大きい可能性が高いです。プレッシャーに耐えられなくなるインターン生もいるため、注意しなければなりません。

2.学業との両立が難しい

長期インターンはハードになりやすいため、学業との両立が難しいこともデメリットです。インターン期間中は、週に1~3日出勤を求められます。インターンの仕事に加えて授業も並行しておこなわなければならず、レポートや課題など期限付きのものがある場合は注意が必要です。

また、時期によってはテスト期間と重なることもあり、テスト勉強とインターンの両立はさらに難しくなるでしょう。インターンに集中するあまり学業が疎かになってしまうと、単位の取得状況が悪くなるでしょう。単位の取得状況が悪くなると、授業と面接の日時が被ってしまうなど、就活に悪影響を及ぼすことも少なくありません。

就活のためのインターンで学業の足を引っ張り、就活を不利にしてしまうのはもったいないため、綿密なスケジュール管理が必要なことは覚えておきましょう。

3.途中で辞めることが難しい

長期インターンは、参加時に3か月などインターンの期間が決まっている場合が多いです。そのため基本的に、インターンは期間が満了になるまで辞めることができません。

もちろん仕事に復帰できないような病気をしてしまったなど、やむを得ない事情がある場合には辞めることができます。

しかし単に嫌になったからというだけで辞めるのはNGです。上でもお伝えした通り、長期インターンは責任ある仕事を任されます。責任ある仕事は言い方を変えると、会社にとって重要な仕事を任されているということです。

そのため単に嫌になったからというだけで辞めてしまうと、同じ仕事に関わっている社員さんに多大な迷惑をかけることになります。

さらに企業に多大な迷惑がかかるだけでなく、大学の評判も悪くなり、後輩にも迷惑をかけてしまう可能性があることは理解しておきましょう。

インターンは個人で参加するものですが、大学の看板を背負っていることは忘れてはいけません。アルバイトのように意思表示ひとつで簡単に辞められるものではないため、参加する際は本当に続けられるかよく考えておく必要があります。

インターンシップの目的については、こちらの記事で詳しく解説しています。

長期インターンシップの3つの選び方

長期インターンに参加したくても自分に合ったものでなければ、インターン参加後に「思っていたものと違った」と感じる可能性が高いです。そのため長期インターンの3つの選び方を知っておきましょう。

1.業界で選ぶ

まずは業界で選ぶ方法です。これは業界研究や企業研究を進めたい人におすすめの選び方と言えます。なぜなら、研究を進めたい業界に絞ってインターンを探せるからです。

インターンは数多くの企業が開催しています。そのため闇雲に検索しても、望むインターンが見つかる可能性は低いでしょう。

また業界研究や企業研究はインターネットで業界について調べることから始まります。しかしインターネットの情報と比較すると、実際にインターンに参加する方が業界に対する知識を得られるでしょう。

そのため業界研究や企業研究を進めたい人は、業界でインターンを選び参加することが効果的です。ナビサイトではインターン情報を検索する際に、業界を絞って詳細検索が可能です。詳細検索機能を活用し、希望する業界のインターンに参加してみてください。

2.職種で選ぶ

2つ目は職種で選ぶ方法です。これは希望する職種が明確に決まっている人におすすめの選び方です。なぜなら希望する職種のインターンを通じて、自分に合っているのか・合っていないのかを判断することができるからです。

これは営業職を体験したいや、エンジニアの仕事を体験したい方が該当する選び方です。仮に業界でインターン先を決めてしまうと、望む業務を体験できない可能性が高いです。希望する職種が明確に決まっている場合は、職種でインターン先を選びましょう。

ナビサイトではインターン情報を検索する際に、職種を絞って詳細検索が可能です。詳細検索機能を活用し、希望する職種のインターンに参加してみてください。

3.勤務条件で選ぶ

3つ目は勤務条件で選ぶ方法です。これは希望する業界や職種が明確に決まっていない人や、まだ授業が多く残っている大学3年生・4年生におすすめの選び方です。

インターンは授業と同時並行で行うものです。加えてインターンは開催日が決まっています。つまりインターンに参加するには、スケジュールを調整する必要があるのです。

希望する業界や職種が明確に決まっていない人は、インターンに参加できる日程から選ぶとよいでしょう。

また授業が多く残っている大学3年生・4年生も、インターンに参加できる日程から選ぶとスケジュールの調整が楽にできるでしょう。是非勤務条件で選んでみてください。

ナビサイトではインターン情報を検索する際に、勤務条件を絞って詳細検索が可能です。詳細検索機能を活用し、希望する勤務条件のインターンに参加してみてください。

業界別の長期インターンにおすすめの企業10選

ここからは長期インターンシップの3つの選び方の中でも、業界で選ぶ場合に焦点をあてます。業界で選ぶ場合の長期インターンにおすすめの企業を10社ご紹介していきます。

志望業界が定まっている方は、是非志望する業界の長期インターンに参加してみてください。

まだ志望業界が決まっていないという方は、業界・企業研究をかねて是非企業のサイトにアクセスしてみてください。それでは一つずつ見ていきましょう。

1.商社業界の2社

商社の長期インターンは、特に商社への就職を目指しているのであれば是非とも経験したいところです。商社と一口に言っても、企業によって業務の細かな部分は違うものです。

実際にインターンに参加して商社での仕事を体験することは、今後の就職活動においても有利になるでしょう。長期インターンをおこなっている企業のひとつが、アグリホールディングス株式会社です。

農業に関わる商社であるアグリホールディングスのインターンでは、企業プロジェクトに関わるコミュニケーションを用いた仕事が主体となります。具体的には電話を用いて、商品の受発注やお客様対応が主な業務内容です。基礎的なビジネスマナーと、商社の実際の仕事を体験できるプログラムなので、商社を目指す方にはおすすめです。報酬は月5万円~となっています。

営業を体験したいのであれば、ICT株式会社のインターンがおすすめです。ICT株式会社では営業を実際体験することができるからです。

インターンのプログラムとしては、インターネットサービスに関する営業を体験することができます。具体的にはお客様に電話をかけアポイントを取得する業務です。また実際に契約をおこなう機会もインターン中にあるとのことです。そのため営業に関する基礎を学ぶことができます。

営業を体験したいと考えている方は、是非ICT株式会社のインターンに参加してみてください。報酬は時給1000円となっています。

2.マスコミ業界の2社

マスコミ業界の長期インターンは、業界で必要になるスキルを実際に体験し身に着けることが目的のインターンが多いようです。

特にマスコミ業界ではライターの経験が必要になる仕事が多いです。そしてマスコミ業界のインターンに参加することで、先輩社員からの指導のもとライティング能力を伸ばすことができます。

マスコミ業界のインターンの中で、実際にライターとしての仕事に関わりたい方は株式会社アドノートのインターンはおすすめです。未経験からでも参加できるため、ライティングを基礎から学ぶことができます。具体的な業務内容は広告に関する記事を執筆し、公開する業務です。そのため就職までにライティング技術を身に付けたい人にとってもメリットの大きいインターン内容になっています。

またTokyo Mild Foundation株式会社の長期インターンもおすすめです。Tokyo Mild Foundation株式会社は、主にTV映像やCMの撮影・編集に携わるインターンです。動画制作などの経験のある就活生向けですが、その分より本格的な映像技術を学ぶことができる内容となっています。そのため動画制作やCM制作に携わりたいと考えている方にはおすすめのインターンです。

3.広告業界の2社

広告の長期インターンでは、営業やアシスタントなど様々な職種の仕事から選んで体験することができます。広告業界のインターンもベンチャー企業や小規模な企業の募集が多いため、実際に探す際はそのことを踏まえて探すといいでしょう。

これらの長期インターンをおこなっている企業の中で、株式会社マージェリックは特にWEBデザインやエンジニアの仕事に関わることができるのが特徴です。広告業界の長期インターンでコーディングに関わる仕事は少ないです。そのためエンジニアを目指す方は、数少ない機会なのでおすすめです。

また実務の中でデザイナーとしての能力を鍛えたいのであればおすすめです。株式会社フクロウラボでは事業立ち上げのプロジェクトにおける、営業やコンサルティングなどの幅広い仕事に関わる機会があります。

自分の手で新しく事業立ち上げに関わるとはどういうことか、身をもって知ることができるのです。そのため株式会社フクロウラボのインターンは広告業界を志望している方以外に、起業を考えている方にもおすすめです。是非参加を検討してみてください。

4.金融業界の2社

金融系企業のインターンに参加するのであれば、大手企業よりも金融+ITスキルを活かす業務に関わるベンチャー企業である「FinTech」企業へのインターンがおすすめです。

FinTechとはコトバンクによると、「金融(finance)+技術(technology)からの造語で、金融とIT(情報技術)を融合した金融工学分野の技術革新のことを指す。また、それに関連するベンチャー企業によるビジネスを指す。さまざまな投資ツール、サイバーセキュリティー技術、暗号通貨決済サービスなどが登場している。」とあります。つまりインターネットに接続し、常時接続が可能な金融サービスだと覚えておくとよいでしょう。例えば楽天証券や楽天銀行などがFinTechに当たります。

そしてFinTech企業はインターンも盛んにおこなっているため、自分の求めている内容も見つかりやすいでしょう。FinTech技術に関われる企業には、有名な楽天株式会社があります。

楽天でのインターンは、主に金融関連アプリのエンジニアとしての業務を体験できます。そのため実際にエンジニアの仕事を体験したいと考えている方には、とてもおすすめです。

また金融業界の基礎知識を身に付けたい方のであれば、株式会社東京総合研究所のインターンもおすすめです。このインターンでは、実際に最先端のヘッジファンド取引に関わるアシスタント業が体験できます。具体的には数値を分析しそれを企業に提案するといった、実務に近い仕事を体験することができます。

そのため金融業界の基礎知識を身に着けたい方におすすめです。

5.旅行業界の2社

トラベルブック株式会社のインターンは、旅行に関するWEBメディアのライターや編集作業を体験できます。トラベルブック株式会社は「スマホ1台とパスポートさえあれば旅行ができる」を掲げています。

そのためトラベルブック株式会社にとって、旅行に関するWEBメディアは根幹事業とも言える重要なものです。そんな重要事業をインターンでは体験することができるのです。

インターンの中で企業の根幹事業に関われるものは少ないため、トラベルブック株式会社のインターンはおすすめです。是非参加してみてください。

H.I.Sでは、海外支店でのインターンシップ生を募集しています。アジア地区ではベトナム、バリ、タイが選択でき、いずれも8~9日間のインターンシップとなっています。そのため海外で働きたい・働いてみたいと考えている方にとてもおすすめのインターンです。

しかし海外でインターンをするため、参加条件が厳しいため注意が必要です。必要なスキルとして主体性、英語力、アイディア力が提示されています。どの程度の英語力が必要なのかはホームページに現在明記されていません。そのため、選考前にあらかじめホームページを確認すると良いでしょう。

長期インターンが見つかるサイト3選

ここからは長期インターンの情報を載っているサイトを紹介していきます。自分の望む条件に合う長期インターンに参加したいのであれば、インターンの募集要項を検索できる専用のサイトを活用するのが一番簡単な方法です。

特にここ数年でインターン検索サイトは増えつつあるため、自分の参加したいインターン条件を検索しやすいサイトを探して使用したいものです。ここでは、長期インターンの検索に特化したインターン検索サイトについて、詳しく解説していきます。是非参考にしてみてください。

1.ゼロワンインターン

ゼロワンインターンは、長期インターンの求人に特化したインターン検索サイトです。特徴のひとつに、ゼロワンインターンを経由してインターンに参加した場合、その後3ヶ月以上インターン勤務をおこなった学生はインターン先の社長からの優先選考の推薦状をもらえる場合があります。優先選考の推薦状とは、企業により内容は異なりますが多くの場合、ES免除や1次選考免除など選考フローが短くなることが多いです。

また、その推薦状を見た企業から新卒スカウトがある場合もあります。このようにゼロワンインターンは、インターン先でがんばった分、就職活動でより有利になるようなシステムを構築している検索サイトです。

就職活動においてインターンに参加したことを有利にしたい、という就活生におすすめの検索サイトでもあります。インターンを探している就活生向けのコラムも充実しており、ちょっとした悩みを解決してくれるであろう内容がそろっています。

2.InfrA

InfrAは中長期インターンを検索し、企業と学生のマッチングを積極的におこなえるサイトです。学生が参加したインターンは、InfrAのサイト上でレジュメとして残しておくことができます。つまり内容を本選考に使うことも可能なのが特徴です。

また実際にインターンをおこなった社員や人事担当などからのフィードバックも専用のページに送られます。そのため自分の行動を見返し、自己分析などをおこなうのにも役に立ちます。

どちらの情報も、追々就職活動に活用することができるのが魅力的です。インターンを掲載している業界の分野としては、IT企業やベンチャー企業などの優秀な人材を求めている企業が多く見受けられます。そのためIT企業やベンチャー企業を志望している人におすすめのサイトです。

3.JEEKインターン

JEEKインターンも、長期インターン情報に特化したインターン検索サイトのひとつです。特に有給インターンの情報が豊富なのが特徴です。アルバイトのように給与を得ながら、就職活動で有利になる経験を積みたいという就活生におすすめです。

「とにかく成長したい」「社会人経験が積みたい」学生に向けて情報を公開しているだけでなく、ES添削やインターンについての説明なども受けることができます。またインターン相談会を定期的に開いているのもJEEKインターンの特徴のひとつです。

特にインターンに参加してみたいものの、何かしらの不安があるという学生は、一度JEEKインターンのインターン相談会に参加してみると良いでしょう。

目的にあった長期インターンに参加しよう

インターンに参加してみたい、と漠然と考えている就活生の方は、一度「インターンに参加する目的」を明確にしてみましょう。インターンに参加する目的を明確に定めることで、インターン勤務に求める条件が絞り込めるようになります。ある程度目的と条件を絞り込むことで、自分にマッチした長期インターンを探すのはより簡単になるはずです。

長期インターンは一般的なインターンと違い、勤務日数的に非常に長く企業に関わることになります。そのため、実際に自分が長く働ける企業とインターン内容であるかはとても重要です。そのことやモチベーション維持が可能かどうかなどを踏まえた上で、良い条件で経験を積める長期インターンを探して、参加するようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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