インターン

オンラインインターンシップに不安を感じている方必見! 事前準備や注意点を紹介

目次

  1. オンラインインターンシップを成功させるには入念な準備が必要
  2. そもそもインターンとは
  3. オンラインインターンシップとは?
  4. オンラインインターンシップの内容とは
  5. オンラインインターンシップに参加するメリット
  6. オンラインインターンシップに参加するデメリット
  7. 就活生に聞いた! オンラインインターンのデメリット
  8. オンラインインターンシップに参加するまでの基本的な流れ
  9. 焦らず備えよう! オンラインインターンシップ前の4つの準備
  10. 就活生に聞いた! オンラインインターンの前にやっておいてよかった準備
  11. オンラインインターンシップのマナー
  12. オンラインインターンシップの注意点
  13. 企業の指定別に解説! オンラインインターンの服装
  14. オンラインインターンシップで先に好印象を残す3つのコツ
  15. 就活生に聞いた! オンラインインターンで好印象を残す秘訣
  16. オンラインインターンシップに参加して就活を一歩リードしよう

オンラインインターンシップを成功させるには入念な準備が必要

就職活動を始めようとしている方の中には、オンラインインターンシップへの参加を考えている方もいるでしょう。

オンラインインターンにはじめて参加する場合、「服装はどうしたら良い?」「どのような準備をしておけば良い?」など不安に感じますよね。オンラインインターンは入念な準備や注意点を知っておくことで成功させられます。

この記事では、オンラインインターンシップの参加前に知っておくべき注意点やマナー、好印象を残す秘訣などを紹介するのでしっかりと確認しておきましょう

そもそもインターンとは

そもそもインターンとは、特定の企業に興味を持った学生が在籍している社員から話を聞いたり、実際に職業体験をしたりすることです。インターンに参加しておくと入社後の働く姿をリアルに想像でき、入社前と入社後のギャップを減らせますよ。

まずは、令和5年度から参加できるインターンから取り扱いが変わるため把握しておきましょう。

具体的には、これまでのインターンの取り組みを4つに分類して就業体験がない取り組みに関しては、インターンシップとは称されないようになります。

また、就業体験が必須の「タイプ3」では、収集した学生情報を広報活動や採用選考活動で使用できるようになりました。

インターンシップとは称さないもの

タイプ1:オープン・カンパニー

タイム2:キャリア教育

インターンシップと称されるもの

タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ

タイム4:高度専門型インターンシップ(試行)

参考:文部科学省・厚生労働省・経済産業省「令和5年度から大学生などのインターンシップの取扱いが変わります」

つまり、参加するインターンによっては、好印象を残すことで採用選考の一部プロセスを免除してくれるなど就活を有利に進められるのです。そのため、これまで以上にインターンは採用選考において重要な要素になると言えるでしょう。

インターンに参加する目的や、参加するメリットについては以下で詳しく解説しています。

オンラインインターンシップとは?

オンラインインターンシップとは、オンライン上で開催されるインターンのことです。

リアル開催でのインターンであれば、企業や職場に直接訪れて就業体験ができたり、対面で在籍している社員と話せたりします。

一方オンラインインターンシップは、ZoomなどのWeb会議アプリを用いて画面越しに就業体験や会社説明などをされるインターンです。

そのため、対面のインターンよりも気軽に参加できるなどさまざまなメリットがあります。しかし、通常の参加方法とは異なるため、オンラインインターンシップのマナーや注意点を理解しておかなければなりません。

オンラインインターンシップのマナーや注意点は後ほど詳しく説明するので、しっかりと確認しておきましょう。

オンラインインターンシップの参加割合

学情の「2022年卒学生就職活動意識調査レポート」によると、インターンシップ参加者の2022年卒学生を対象に実施した2021年の調査では、全体の93%の学生がWeb形式を含むインターンに参加していることがわかっています。

つまり、これまでインターンに参加しているほとんどの学生がオンラインインターンシップに参加しているといえるでしょう。

オンラインインターンシップの参加割合が多い背景には、新型コロナウィルス感染症の流行によりオンラインインターンシップを実施する企業が増えたことが挙げられます。

ただし、2023年では新型コロナウィルス感染症の感染対策も各社の裁量にゆだねられるようになり、オンライン上でのやり取りは減りつつあります。

しかし、多くのメリットを持ったオンラインインターンシップがなくなる可能性は低いため、オンライン上でのマナーや注意点は知っておくべきでしょう。

オンラインインターンシップの内容とは

こちらでは、オンラインインターンシップの内容を紹介します。オンラインインターンシップの内容を事前に知っておくことで、不安を少しでもなくしましょう。

ただし、オンラインインターンシップの内容は、開催している企業によって異なるので、参加するインターン先企業が決まったら、事前にカリキュラムを確認しておくことが大切です。

企業や事業などの説明

オンラインインターンシップでは、企業や事業についての説明をされます。

なぜなら、オンラインインターンシップに参加する学生は、企業や事業内容に興味を持って参加していると思われているからです

たとえば、社内の雰囲気や人間関係、仕事をするうえで大切にしていることなどを説明されるでしょう。また、事業の将来性や競合他社との違いについても説明してくれます。そのため、オンラインインターンシップは、会社事情を詳しく知れる良い機会なのです。

社内見学

オンラインインターンシップの社内見学では、Webカメラを通じて職場の雰囲気や設備、内装などを紹介してくれます。

また、働いている社員に対してインタビューをおこない、社員目線で職場の雰囲気や自社の魅力を話してくれる場合もあるでしょう。

実際に訪れなくても営業中の企業の姿を確認できることは、オンラインインターンシップの大きな魅力だといえます

グループワーク

社内見学が終了すると、一緒に参加している学生とおこなうグループワークがあります。グループワークとは、複数人で意見を出し合って質問に対する意見や回答をグループで導き出すことです。

オンラインインターンシップでは、参加しているほかの学生とWeb画面越しにグループワークをして提示された課題を話し合うことで職業体験ができます

たとえば、広報関連の業務である場合、売り上げが低迷している魅力的な商品をどのようにしたらメディアやSNSで拡散できるかを企業の成功体験をもとに話し合います。

グループワークではほかの参加者の意見を参考にしながら積極的に自分の意見も出し、インターン先企業に良い印象を残しましょう。

インターンのグループワークについては、以下の記事でどんなことをやるのかを具体的に解説しています。

既存社員との交流

会社の説明や社内見学、グループワークなどの時間が終わると、最後に既存社員との交流会があります。実際に働いている社員とフランクに話し合えるため、気になる質問があれば積極的に質問していきましょう。

また、既存社員との交流会で積極的に質問すると、インターン先企業に「熱意がある」「自社に興味を持ってくれている」などの良い印象を残せるため、事前に質問内容をまとめておくと良いですよ

オンラインインターンシップに参加するメリット

オンラインインターンシップには、通常のインターンにはないさまざまなメリットがあります。たとえば、自宅から簡単に参加できたり、交通費を削減できたりなどです。

参加するメリットを知っておくと、通常のインターンかオンラインインターンシップどちらの方法で参加するかを決めやすいでしょう。

交通費や時間を削減できる

オンラインインターンシップはWeb上で完結するため、自宅などの好きな場所で参加でき、インターン先に行くまでの交通費や時間を削減できます。

株式会社学情の「あさがくナビ」が、2024年卒学生を対象に実施した2022年12月の調査によると、インターンシップに「5社以上参加した」と回答した割合は58.7%であることがわかっています

また、「5社以上参加した」と回答した割合の中で一番高い回答は「10社以上参加した」の26.2%です。

たとえば、10社のインターンに参加した場合に、1社あたりの片道交通費が2,000円、片道交通時間が2時間だとしたら次のようになります。

交通費:40,000円
交通時間:40時間

一方でオンラインインターンシップの場合は、パソコンなどのデバイスから自宅で簡単に参加できるため、インターン先までにかかる交通費や時間を削減できます。

そのため、最小限の出費で効率的にインターンに参加できるのが、オンラインインターンシップの大きなメリットです。

遠方で開催されているインターンシップにも参加できる

オンラインインターンシップに参加するメリット2つめは、遠方で開催されているインターンにも簡単に参加できることです。

先ほどもお伝えしたとおりオンラインインターンシップは、好きな場所で参加できます。そのため、県外にある企業のインターンシップにも気軽に参加できますよね

通常のインターンであれば、県外で開催されているところに行くと、近隣宿泊施設に数日間泊まらなければいけないケースも出てきます。その場合、交通費に加えて宿泊費もかかります。

しかし、オンラインインターンシップでは、遠方で開催されるインターンシップであっても自宅から簡単に参加できるため、参加する際の宿泊や手間を省けます。

日程調整をしやすい

オンラインインターンシップは開始時間と終了時間を把握しやすいため、日程調整をしやすいという特徴もあります。

たとえば、通常のインターンであれば、開始時間や終了時間が決まっていたとしても、電車の遅延などで自宅を出発する時間や帰宅する時間が予定よりも遅れてしまう可能性もあるでしょう。

一方でオンラインインターンシップは、開始時と終了時にどちらも自宅であるため、ほかのスケジュールとの調整がしやすいです

そのため、アルバイトをしながら就職活動をしている方や参加するインターンが多い方は、オンラインインターンシップが向いているといえるでしょう。

オンライン面接の雰囲気を味わえる

オンラインインターンシップは、企業の担当者とWebカメラを通じてやり取りをします。1対1ではないものの、オンライン会議ツールにつないで企業の担当者と話すなかで、オンラインでの面接の雰囲気が味わえるのです

相手が話をしている際は視線をどこに向ければ良いのか、声のボリュームはどのくらいで相手が聞こえるのかなどを確認できます。

対面面接とオンライン面接では意識するポイントや注意点は異なるので、オンラインインターンシップに参加しておき、企業の担当者とWeb上で話す雰囲気を味わっておきましょう。

オンラインインターンシップに参加するデメリット

次に、オンラインインターンシップに参加するデメリットを紹介します。オンラインインターンシップに参加することは必ずしもメリットだけではありません。

オンラインインターンシップ参加前に、こちらでデメリットも併せて確認しておきましょう。

職場の雰囲気を肌で感じられない

オンラインインターンシップでは、カリキュラムの中に職場環境の紹介や社員インタビューを取り入れている会社もあります。

しかし、オンラインインターンシップではすべて画面越しでの確認となるため、会社のリアルな雰囲気や人間関係を肌で感じることはできません

また、職場環境を画面越しで紹介されても一部分しか映らない場合もあるため、確認しておきたかった設備や場所を確認できないなどのデメリットもあります。

参加者同士のコミュニケーションがうまく取れないことがある

オンラインで開催の場合、参加者同士でのコミュニケーションがうまく取れない可能性があります。

オンラインインターンシップに数十人以上の参加者がいる場合、個々での話し合いができないからです。

たとえば、通常のインターンであれば、同じテーブルやグループになった近くの人と自己紹介や雑談などをすることで打ち解けるまでに時間はかからないでしょう。

しかし、オンラインインターンシップの場合は、常にグループ全体に向けて話す状況になるため、個々でのコミュニケーションがうまく取れないデメリットがあるのです

就活生に聞いた! オンラインインターンのデメリット

オンラインインターンのデメリット

実際にオンラインインターンに参加した就活生が、どのようなデメリットを感じたのか気になるところですよね。ここでは、就活生の皆さんに聞いたオンラインインターンのデメリットを紹介していきます。

会社の雰囲気がわからないという答えが大多数

オンラインインターンシップのデメリットとして、最も多かった回答が会社の雰囲気がわからないというものでした。

画面越しのコミュニケーションになると、会社や社員の雰囲気がわかりにくいようですね。会社の雰囲気を知れれば、自分に合っているかの判断基準にもなるので、そういったことを感じられないのはデメリットと言えるでしょう

他の学生とコミュニケーションが取りづらいという回答も

他の学生とあまり交流ができない点を挙げる就活生もいました。

オンラインインターンシップだと、同じインターンに参加している学生の交流する機会は対面開催と比べると減ってしまいます

同じ就活生同士で交流したり、情報交換をしたりするのは就活へのモチベーションにもつながるので、そういったことができない点はデメリットと言えるでしょう。

オンラインインターンシップに参加するまでの基本的な流れ

オンラインインターンに参加するまでの流れ

「オンラインインターンシップが気になっていて参加してみたい」と考えている人もいるでしょう。そこで、こちらではオンラインインターンシップに参加するまでの基本的な流れを紹介します。

①オンラインインターンシップを開催している企業を探す

オンラインインターンシップに参加したい場合、まずはオンラインインターンシップを開催している企業を探すところから始めます。

オンラインインターンシップを開催している企業の探し方は、以下のとおりです。

・気になる企業のホームページで確認する
・就職・転職サイトで確認する
・大学のキャリアセンターで確認する
・SNSで探す

企業によってオンラインインターンシップの募集方法は異なります。そのため、さまざまな探し方で参加してみたいオンラインインターンシップ先を見つけましょう

また、オンラインインターンシップの申し込み時期は、インターンシップ実施前の3カ月前ほどから開始されるケースがほとんどです。

オンラインインターンシップに参加したい時期に合わせて探すタイミングを考えましょう。

②気になる企業にエントリーする

オンラインインターンシップを開催している企業を探し、気になる企業が見つかったらエントリーしましょう。

エントリーをすると、登録したメールアドレス宛にオンラインインターンシップについての概要メールが届きます。そのため、エントリーしてから数日間は企業からメールが届いていないかを定期的に確認しましょう

また、メールの設定によっては企業からのメールが迷惑メールフォルダーに届いてしまう可能性もあります。エントリーしてから数日が経過してもメールが届かない場合は、一度迷惑メールフォルダーを確認してみましょう。

③選考を受ける

企業によってはオンラインインターンシップに参加する際に選考を受けなければならない場合もあります。

その場合、選考を受けるにあたって事前にエントリーシート(ES)を企業に提出する必要があり、インターンシップに参加する理由や自己PRなどを担当者に伝えます。

オンラインインターンシップは遠く離れた方でも簡単に参加できるため、選考倍率が高くなりがちです。そのため、ESに記載する志望動機や自己PRはしっかりと考えておく必要があります。

また、倍率の高い企業の場合、書類選考後にWeb面接やグループワークなどの選考もあります。したがって、選考回数の多いオンラインインターンシップを受ける際は、事前に選考対策をしておくことが大切です。

④オンラインインターンシップに参加する

企業選考に通過すると、実際にオンラインインターンシップに参加します。

オンラインインターンシップで失敗しないためにも注意点やマナー、服装などをこの記事でしっかり確認し、事前準備をしっかりとしたうえで当日をむかえましょう

焦らず備えよう! オンラインインターンシップ前の4つの準備

オンラインインターンの準備

次にオンラインインターンシップ前の準備を紹介します。オンラインインターンシップ前にしっかりと準備をしておくことで当時に焦らず参加できます。

また、準備をせずにオンラインインターンシップに参加すると、スムーズに参加できなかったり、十分な評価が得られない可能性もあるため注意しましょう。

オンラインインターンシップに参加する際は、徹底した準備をしてトラブルを未然に防ぐことが大切です。

①インターネット回線を確認しておく

オンラインインターンシップに参加する際は、インターネット回線を確認しておきましょう。

オンラインインターンシップ中にインターネット回線が切れてしまうと、担当者が困惑してしまったり、ほかの参加者に迷惑をかけたりする可能性があるからです

たとえば、インターネット回線が切れると、担当者が話している時に退出してしまったり、グループワーク中に退出してしまったりするなどの支障が出ます。

オンラインインターンシップをトラブルなく成功させるためにも、参加する場所のインターネット回線を事前に確認しておくことが大切です。

②スピーカーやマイクが正しく動作するか確認しておく

オンラインインターンシップではスピーカーやマイクを使用して、企業の担当者やほかの参加者とコミュニケーションを取ります。

そのため、オンラインインターンシップ前には使用するスピーカーやマイクが正常に動作するかを確認しておくことが大切です

また、スピーカーやマイクが壊れていた場合は新しいものを購入する必要があるため、オンラインインターンシップ開催の3日前までには、パソコンに接続して実際に利用できるか確認しておきましょう。

③部屋を片付けておく

オンラインインターンシップに参加する際は、部屋を片付けておきましょう。背景として映し出される部屋が散らかっていると担当者に「だらしない」「準備不足」など悪い印象になってしまうこともあるからです。

Web画面を通じて映し出される背景は目につきやすく、散らかっているとすぐにわかります。そのため、誰が見てもきれいと思われるぐらいまで片付けておきましょう。

また、部屋を映したくない方は白い壁を背に向けることで、部屋の様子を映さずにオンラインインターンシップに参加できます。

オンラインインターンシップに参加する際は基本的に自宅であるケースがほとんどです。担当者に悪い印象を与えてないためにも、就職活動中は部屋を片付けておきましょう。

④担当者の連絡先を控えておく

オンラインインターンシップに参加する際は、担当者の連絡先を控えておきましょう。なぜなら、何かしらのトラブルが発生した際にすぐに担当者に連絡できるからです。

たとえば、PCなどの機材やインターネット回線にトラブルが発生して参加できない場合、担当者の連絡先が手元にあればすぐに知らせられます

トラブルが発生した際にすぐに連絡ができると、オンラインインターンシップの参加が遅れた場合でもそこまで印象が悪くなるということはないでしょう

また、連絡先を控えておくことで何かあった際すぐに知らせることができるため、慌てずに対応できます。

就活生に聞いた! オンラインインターンの前にやっておいてよかった準備

オンラインインターン前にやってよかった準備

オンラインインターンの時間を有効に活用するには、しっかり準備をしておくことが重要です。

就活生にオンラインインターンシップに向けてやってよかった準備を聞いてみたので、こちらを参考にして準備を進めてみてください。

企業研究をしたという回答が多く集まる

事前に参加する企業を研究した人が最も多く見られました。

企業研究をしておくことは、オンラインでもオフラインでも重要です。予め企業の情報を頭にいれておけば、インターンで説明される内容も理解しやすくなるので、とても有効な準備だと言えるでしょう

オンラインでのやり取りに支障が出ないように準備をしたという回答も散見

パソコンやカメラ、インターネット回線などの準備を進めた人も多くいました。

オンラインインターンシップ中にパソコンや回線に不具合が起きると、途中で落ちてしまったり、相手の音声が聞こえづらくなるといったリスクがでてきます

そうならないように、パソコンやカメラ、インターネット回線の状況を事前に確認することはとても重要です。

オンラインインターンシップのマナー

オンラインインターンシップに参加する際は、マナーについて理解を深めておきましょう。

特にはじめてオンラインインターンシップに参加する場合は、Web上でのマナーを知らない人の方が多いですよね。

マナーを知らないままオンラインインターンシップに参加すると、無意識のうちに相手に悪い印象を与えてしまう可能性があるため、把握しておきましょう。

10分前には参加できるようにしておく

オンラインインターンシップのマナーとして、10分前には参加できるようにしておきましょう。なぜなら、インターンシップ先の担当者も10分前には開催できる準備をしているからです。

したがって、オンラインインターンシップには余裕を持って参加できるように10分前までにはすべての準備を終わらせ、Web会議ツールを開ける状態まで進めておきましょう

また、10分前までに準備しておくことで、トラブルが発生してオンラインインターンシップに遅れる場合は開催前に連絡できます。

話す時はカメラに目線を合わせる

オンラインインターンシップでWebカメラ越しにやり取りをする場合は、Webカメラに目線を合わせることが大切です。

たとえば、あなたが話している際は常にWebカメラに目線を合わせておき、相手が話している時は、モニターで担当者のしぐさを確認しつつ、たまにカメラに目線を合わせます。

ただし、目線を動かしすぎると担当者から「集中力がない」と感じられてしまう可能性があるため気を付けましょう

マスクは外して参加する

オンラインインターンシップに参加する際のマナーの1つに、マスクを外して参加することが挙げられます。なぜなら、オンラインインターンシップはWeb上で開催されるため、マスクをする必要がないからです。

マスクをして参加すると、あなたの表情が相手にはっきり見えず良い印象を与えません。そのため、オンラインインターンシップではマスクを外して参加しましょう。

少し大きな声で話す

オンラインインターンシップでは対面で話すよりも少し大きな声で話しましょう。

なぜなら、あなたの声はマイクを通じて相手のスピーカーから聞こえてくるため、普段の声で話すと聞き取りにくい可能性があるからです

そのため、担当者に質問する際やグループワークで発言する際は、普段よりも少し大きくハッキリした声で話すようにしましょう。

オンラインインターンシップの注意点

次にオンラインインターンシップの注意点を紹介します。

参加する前に注意点を把握しておかないと、間違った行動をする可能性が出てきて、マイナスな印象につながるケースがあるので、これから解説する点は必ず覚えておきましょう。

わかりやすいあいづちを心掛ける

オンラインインターンシップの注意点は、わかりやすいあいづちを心掛けることです。

たとえば、担当者やほかの参加者の話を聞いている時や共感を求められた時は、意識してわかりやすいあいづちを心掛けましょう。

わかりやすいあいづちをすることで話し手側にしっかりと聞いていることをアピールでき、気持ちよく話してもらえるからです

担当者やほか参加者とのコミュニケーションをうまくとるためにも、わかりやすいあいづちを心がけていきましょう。

発言のタイミングが被らないようにする

オンラインインターンシップで発言する際は、担当者や参加者の発言のイミングと被らないように注意しましょう。

特にグループワークでは、ほかの参加者の話が終わるタイミングを見計らうことが大切です。

また、グループワークの主導権を握ろうと発言しすぎると、ほかの参加者が話し合いに参加できずグループワークが成立しない可能性があるため注意しましょう

オンラインインターンシップでは、相手の話し始めと終わりのタイミングをしっかりと確認したうえで発言することが大切です。

企業の指定別に解説! オンラインインターンの服装

オンラインインターンの服装

こちらでは、オンラインインターンの服装について紹介します。企業によって「私服指定」「私服可」などインターン参加時の服装が異なります。しかし、「私服指定」「私服可」であってもプライベートで着るような服装はNGです。

オンラインインターンシップに着ていく服装で不安を感じている方は、こちらでしっかりと確認しておきましょう。

インターンの服装については、以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。

基本はスーツで参加する

オンラインインターンシップに参加する際に服装の指定がなかった場合は、基本的にスーツで参加します。

なぜなら、インターンは遊びで開催しているわけではなく、就職活動の一環として開催しているからです

そのため、オンラインインターンシップもビジネスの場であり、ビジネスシーンにふさわしいスーツが一般的とされています。

また、企業によっては、服装の指定をあえてせずにどのような服装で参加するのかも確認している場合もあるでしょう。社風に合わせて服装を考えるのも良いですが、どうしても迷ってしまった場合はスーツで参加すると無難です。

「私服指定」の場合はオフィスカジュアルを着る

オンラインインターンに参加する際の服装が「私服指定」である場合は、オフィスカジュアルで参加しましょう。

オフィスカジュアルとは、スーツよりも少しカジュアルダウンしたビジネスにふさわしい服装のことです。

オフィスカジュアルの例【男性向け】

・襟付きのジャケット
・襟付きのシャツ
・チノパンやスラックス

オフィスカジュアルの例【女性向け】

・ジャケットやカーディガン
・ブラウス
・スカートやパンツ

オフィスカジュアルで参加する際は、清潔感のある服装でブラックやネイビー、グレーなどの落ち着いた色をベースにコーディネートしましょう

「私服可」の場合はスーツかオフィスカジュアルを着る

オンラインインターンに参加する際の服装が「私服可」である場合は、スーツかオフィスカジュアルどちらか好きな方を着用して参加しましょう。

「私服可」である場合はビジネスにふさわしい服装であれば特に指定はないため、大人っぽく見せたい場合はオフィスカジュアルで参加し、誠実さをアピールしたい場合はスーツで参加することをおすすめします

オフィスカジュアルで参加するメリット

・大人っぽい雰囲気を出せる
・個性を出せる
・リラックスできる

スーツで参加するメリット

・誠実な印象になる
・服装で失敗しない
・真面目な印象になる

オンラインインターンシップで先に好印象を残す3つのコツ

オンラインインターンシップで先に好印象を残すコツを紹介します。

令和5年度のインターンシップから、インターンに参加した学生の情報を採用活動で使用できるようになります。そのため、オンラインインターンシップで先に好印象を残しておくと採用選考を一部免除してくれる可能性があります。

就職活動を有利に進めるためにも、オンラインインターンシップで好印象を残すコツを知っておきましょう。

①明るい表情を意識する

オンラインインターンシップで好印象を残すには、明るい表情を意識しましょう。

なぜなら、明るい表情は、企業の担当者に「元気が良い」「清潔感がある」「自信がある」などの好印象を感じてもらえる効果があるからです

メラビアンの法則でも視覚情報が最も第一印象で大きな影響を与えると言われているため、オンラインインターンシップで最初に明るい印象を与えておくと、今後の採用選考を有利に進められる可能性が高いといえます。

②お礼のメールを送信する

オンラインインターンシップ後に好印象を残すためには、インターン終了後に担当者にお礼のメールを送信しておくことも大切です。

オンラインインターンシップを開催している企業は、お金や時間をかけて入念な準備をしてきているからです。

そのため、参加者からお礼のメールをもらうと担当者もうれしく感じるでしょう。また、お礼のメールを送ることで、担当者から「相手の気持ちや負担を理解できる人」と感じてもらえるかもしれません

【インターン後のお礼のメール(例文)】

件名:インターンシップ開催のお礼【○○大学(氏名)】

本文:

株式会社○○
△△部□□様

貴社のインターンシップに参加させていただきました、○○大学の(氏名)です。

この度はお忙しい中、インターンシップでご指導頂きまして誠にありがとうございました。

インターンシップの中では、貴社の業務内容や活躍できる人材の特徴、社会人としてのマナーなど多くの学びを得られました。

また、インターンシップを通じて○○プロジェクトに携わらせていただけたなど、とても貴重な体験をありがとうございます。

社員の方や職場の雰囲気を感じることができ、ますます貴社への入社意欲が高まりました。

今後の貴社の新卒選考においても、今回のインターンシップで学んだ経験や知識を活かして全力で取り組みたいと考えています。

このたびは、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

―――――――――――――――
○○大学○○学部○○学科
氏名:漢字(フリガナ)
住所:△△△△△ △△△△△△△
E-mail:××××××@××.××
電話番号::090-×××-×××
―――――――――――――――

インターンのお礼メールの書き方や注意点はこちらでも詳しく解説しています。

③積極的に発言する

オンラインインターンシップで企業に好印象を残すには、積極的に発言することが大切です。

なぜなら、積極的に発言することで企業側に入社意欲を伝えられ、あなたの印象を強く残せるからです

たとえば、グループワークで積極的に自分の意見を発言したり、質問がないか担当者から聞かれた際に発言したりすると担当者に印象を残せます。

また、積極的に発言することで、主体性を持って話し合いに参加できる優秀な学生、と判断される可能性もあるでしょう。

そのため、オンラインインターンシップでの積極的な発言はとても大切です。ただし、グループワークで発言する際は、ほかの参加者の意見を考慮したうえで発言しましょう。

就活生に聞いた! オンラインインターンで好印象を残す秘訣

オンラインインターンで好印象を残す方法

オンラインインターンは直接会って話せるわけではないので、好印象を残すのは簡単なことではありません。

就活生はオンラインインターンで好印象を残すために、どんな点を意識したのか聞いてみたので、参考にしてみてください。

積極的に自分から行動した人が多数

積極的に自分から動いてインターンに参加した人が多数いました。

積極的に動いて良い印象を残そうとする学生が多いようでした。オンラインインターンではグループワークなども組まれているので、そういったところで積極的に行動できると良さそうですね

表情やしぐさを意識した人も

話を聞いたり話したりする際の表情やしぐさを意識した人もいました。

オンライン上でのやり取りで映るのは基本的に肩から上になるので、表情やしぐさからその人の印象が決まる可能性が高いです。話し方と聞き方は社会人になっても重要なことであるため、表情やしぐさを意識するのも有効なことだと言えるでしょう

オンラインインターンシップに参加して就活を一歩リードしよう

オンラインインターンシップは、Webカメラ越しで開催されるインターンシップのことです。自宅から簡単に参加でき、企業に出向くための交通費や時間、宿泊費を削減できます。

また令和5年度からのインターンシップからは、就業体験を目的としたイベントを「インターンシップ」として称すことが定められ、一定の基準を満たしているインターンシップに参加した学生の情報を採用活動に活かせるようになります。

そのため、インターンシップに参加して企業に好印象を残せると、今後の就職活動を一歩リードできるのです

これからオンラインインターンシップに参加しようと考えている方は、この記事で紹介した注意点やマナー、好印象を残すコツなどをしっかりと把握したうえで積極的に参加していきましょう。

【オンラインインターンシップに関する調査】

・調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
・調査日:2023年6月22日~28日
・調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
・調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の273人

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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