目次
アナウンサーは誰もが憧れる職業の1つ
アナウンサーという職業はいつだってあこがれの的です。毎日のようにテレビ番組に出演して芸能人と話をしたり、ニュースを伝えたりする姿は非常に輝いて映ります。誰もが一度は有名人になりたいと憧れるものですが、そうした存在に就職活動を通じてなることができるアナウンサーが狭き門であることは事実です。
しかし、いくら狭き門だからといってあきらめることはありません。毎年のようにアナウンサーの採用があるわけですから可能性はあります。しかし、十分な準備と対策が必要となります。それらの内容を確認していきましょう。
アナウンサー志望必見!インターン情報
アナウンサーになりたいのであれば、参加しておきたいのがインターンシップです。実際に働いているアナウンサーの生の声や情報が手に入る機会でもあるインターンは、本気でアナウンサーになりたい人には非常に重要なイベントであるといえます。
ここでは、大手テレビ局でおこなわれているアナウンサー志望者向けのインターンについて、詳しい内容や開催状況をご紹介していきます。
TBSアナウンサーセミナー2018
「アナシリ~TBSアナウンサーセミナー2018」は、大学3・4年生を対象にしたアナウンサー志望者向けのインターンになっています。2018年8月6日 (月)、7日 (火)、8日 (水)開催です。TBSの現役アナウンサー達によるアナウンスの基本指導や、アナウンサーになるための採用試験に関する生の情報を聞くことができる1日参加型のインターンです。
アナウンサー志望者だけでなくアナウンサーに興味がある就活生も参加できるので、このインターンでアナウンサーになるかどうかの意思を早い内に固めるのもいいかもしれませんね。申し込みは、専用の応募用紙に印刷して記入することになっています。用紙だけでなく30秒程のPR動画を添える必要があるため、その点に注意しましょう。締切は7月9日(消印有効)なので、早めにエントリーする必要があります。
夏のお台場アナウンススクール|フジテレビ
フジテレビの夏のお台場アナウンススクールは、学年問わず大学生・大学院生が参加できるインターンとなっています。2018年8月1日(水) 、8月2日(木)開催です。採用試験に影響することはありませんが、その分気負わずに参加してもいいかもしれません。
インターンの内容はアナウンスの基本指導を受けられたり、実際にスタジオを用いて模擬番組のアナウンスに挑戦することができるなど、どちらかといえば体験型のインターンになっています。参加方法は、インターンの公式ページからのwebエントリーとなっています。以降は随時フジテレビ側からアナウンスがあると思われますので、それに従うようにしましょう。
NHKインターンシップ
NHKインターンシップは、記者・ディレクター・アナウンサー向けのインターンが複数用意されています。特にアナウンサー向けのインターンは1日開催のものが多くなっているようです。アナウンサーは1dayとなっており、開催日は2018年8月28日(火)、29日(水)です。参加資格があるのは、2018年4月1日時点で大学等(大学院・専門学校など)に在学している学生となっています。
専門学校生も参加できるインターンなのはありがたいですね。インターン内容は、スタジオ見学やアナウンサー体験の他に、番組に対して内容を提案するなどの経験ができるようになっています。現役アナウンサーからのアドバイスももらえるので、自分のアナウンサーとしての能力を高めるのにも良い体験になるでしょう。参加方法は公式ページからのwebエントリー方式となっています。
クリエイターズインターンシップ|テレビ朝日
テレビ朝日ではTV番組制作に直に参加できる、クリエイターズインターンシップが開催されます。開催日時は、9月上旬から中旬です。アナウンサー向けのインターンは別途「アナトーーク!」の名前で開催されています。しかし、2018年分は5月に終了しているため、「来年本格的に就職活動をおこなうから、その時にインターンに参加したい!」と思っているアナウンサー志望の就活生は、早めのチェックとエントリーをすることをおすすめします。
尚、応募資格があるのはインターン開催日現在、大学4年生か大学院生のみとなっています。テレビ朝日のインターンは、公式ページからのwebエントリーから各選考に進んでいく形をとっています。直筆によるエントリーシートの提出なども求められるので、インターン参加の際はその点に注意しておきましょう。
2020アナインターン|日本テレビ
日本テレビでもアナウンサー向けのインターンである「2020アナインターン」がありますが、こちらも2018年度分は6月で終了してしています。参加資格も「4年制大学または大学院に在学し、2019年4月1日以降に卒業・修了予定の方で、アナウンサーの仕事に興味がある方」となっています。
来年度に参加する際は、卒業・修了予定の年度に注意しておくようにしましょう。インターンの内容は、アナウンサーからの指導を受けながらの基本的講習や、放送機材を用いたアナウンス体験などがおこなわれているそうです。また参加者の中から選抜された就活生は、さらに「インターンナンデス!アナウンス特別編」というインターンに参加可能となっています。こちらのインターンも、応募は公式ページからのwebエントリー形式です。
2018年冬テレビ東京インターンシップ
2018年冬テレビ東京インターンシップは冬開催であったこともあり、現在は終了しています。その分夏に別途開催されたり、来年の冬に再び開催される可能性が高いので、テレビ東京のインターンに参加したいのであれば今後のインターン情報はしっかりとチェックしておきましょう。
インターン内容は実際のニュース制作に関わるなど、体験型のインターンとなっています。他にも制作・コンテンツビジネス・技術に特化したインターンも、合わせておこなわれていたようです。映像制作に幅広く関われるインターンということになります。応募の際は、専用サイトからのwebエントリーをおこなう形となっています。エントリーシートに関しては郵送で送ることになるので、参加の際は注意するようにしましょう。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう!
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人
アナウンサーになるために必要な知識
アナウンサーは与えられた原稿をただ読んでいるだけではありません。原稿がない状況でしゃべることもありますが、言葉のプロであるアナウンサーが適切な日本語を使えていない場合には大問題です。こういった場面では正確な日本語の知識が必要となります。
英語が出来る場合には海外のアーティストやスポーツ選手などへのインタビューを自分で行うこともあります。アナウンサーが番組の企画に携わるといった場合もありますし、緊急のニュースが入ってきた時の冷静な対応も求められます。つまり、アナウンサーには幅広くさまざまな状況に対応できるような柔軟な知識が必要ということです。
就職活動を始める時期は大学3年の夏頃から
マスコミ業界の就職活動はそのほかの事業会社とくらべて早く実施されるので注意が必要です。その中でも特に、アナウンサーの就職活動はワンテンポ早く始まります。一般の事業会社への就職活動は、経団連の取り決めなどで毎年変わったりすることがありますが、アナウンサーを目指される方は基本的に大学3年の夏ごろからだと思っていただいていいでしょう。
これはアナウンサーを目指す人が経験するテレビ局主催のセミナーの多くが大学3年の夏に実施されるからです。また、アナウンサー志望者向けのインターンも夏に実施されます。
就職浪人になったら学校を留年する必要がある
アナウンサーを目指して就職活動をしていたが思うようにいかず、大学4年時にはアナウンサーとしての内定が取れないこともあります。こういった場合に大学を卒業して、とりあえずテレビ業界にどんな形でもいいから就職するという手段はとれません。
なぜなら、アナウンサーとして就職するには原則的に4大卒で新卒でなければならないからです。ある特定の目標に周りから少しずつ近づきコネクションを作る、という手段はよくありますが、アナウンサーの場合には一気にアナウンサーになるしかないのです。
新人アナウンサーに最も重要なのはフレッシュさです。1年目のアナウンサーにはある意味で初々しさが求められていると認識したほうがいいでしょう。こうした理由から、新卒でないと基本的にアナウンサーになることはできません。
就職先はキー局と地方局のどちらがいいのか
どちらが良いのかはその人が目指すアナウンサー像次第で変わっては来ますが、当然キー局の方が難易度が高いです。根本的にアナウンサーというのが狭き門ですが、キー局の難しさは群を抜いています。一方で地方局のアナウンサーはキー局程の華々しさはないかもしれませんが、その分難易度はキー局に比べて低いです。
しかし、キー局を受けた大量の志願者が保険的に地方局を受けるということを考慮すると、これもまた狭き門であることに変わりはありません。キー局のアナウンサーになれば日本全国にその姿が放送されることになりますが、自分の出身地方の局アナになって地元愛を発揮するというのも素晴らしい選択です。
収入や待遇といった点での違いもあるでしょうが、それぞれの考え方次第でどちらがいいかというのは変わってくるでしょう。
大学の偏差値が高いほうが受かりやすい?
前提として、短大卒ではなく4年制大学を卒業していることが求められます。大学の偏差値に関しては比較的高い大学の出身者がアナウンサーになっている場合が多いのは事実です。しかし、アナウンサーはその知性だけでは測られるわけではありません。他に容姿などの外見的魅力やアナウンサーとしての適性が判断要素となります。
したがって、有名大学卒でなくても受かる可能性は十分にあります。逆を言えば大学の偏差値がいくら高くても、その他の要素で劣っていてはアナウンサーになることはできません。アナウンサーへの就職に強い大学というのも一定数存在しますが、最後は志望者個人の魅力や適性同士のぶつかり合いになるので、あまり出身大学は気にしなくても問題ありません。
アナウンサーになるために知っておきたい情報について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
アナウンサーに向いている人の特徴
アナウンサーに向いている人には、個性の差こそあれど下記のような共通した特徴を持っています。言い換えれば、これらの要素を備えた上で個性やそれ以上の知性・特徴を磨いて魅力をアピールできなければ、アナウンサーの採用試験を突破し、内定を得ることはできません。アナウンサーの試験には倍率1,000倍を超えるケースなどが存在し、極端に難しい採用試験になっているのです。
自己管理能力が高い
アナウンサーには、自己管理能力が求められます。これには、自分の体調を常にベストな状態にしておくことや、体型を含めた外見を維持するための努力を怠らない能力が含まれます。時には取材などで深夜や早朝から張り込んだり、台風などの時には危険な取材現場で生中継したりしなくてはなりません。
また、アナウンサーは「見られる」仕事であり、どのようなときも他人の目を意識して行動する必要があります。自己管理能力の高さと、それを絶えず続けることができる精神力や気力などが要求されるのです。
自己管理能力のアピール方法について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
好奇心旺盛
好奇心が旺盛で、どのようなことに対しても興味を持って取り組める人はアナウンサーに向いているといえます。アナウンサーは、今世の中で何が起こっており、どのような話題が世間の注目を集めているかといった内容に敏感でなければなりません。また、採用されてすぐに自分がやりたい仕事の分野に携わることは難しいです。
自分が興味を持っていない分野の仕事に配属されたとしても、そこで活躍していくだけの好奇心旺盛さが求められる職業です。経験を積み重ねていくことで、やがてニュースなどの看板アナウンサーになり、各報道やテレビ局の顔となることに繋がります。
親しみやすい人柄
アナウンサーに向いている特徴には、人柄も関係します。具体的には、誰とでもすぐ打ち解けて相手から情報を引き出せる、気さくで親しみやすい人柄です。アナウンサーは様々な場所に取材に行き、現地で初めて出会う人々と話すこともあります。現地の人から様々な情報を引き出して、番組の制作に貢献する必要があるのです。
取材をするときには相手が話しやすい雰囲気を作り、その上で相手が理解しやすく答えやすい質問を投げかけなければなりません。場を醸成し相手の意見や考え方といった、番組のディレクターや制作サイドが求める情報を収集することも仕事です。このようなことを日常的に求められる職業であるため、初めて会う人でもすぐに打ち解けられる気さくな人柄が求められます。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。
就職難易度
テレビに映るアナウンサーの仕事は、男性女性問わずにいつも輝いて見えます。その印象としては、基本的に他の芸能人とあまり変わりがありません。魅力的な職業のひとつに数えられることでしょう。
その一方で、身分は企業の一社員という特殊性があります。こうした魅力と特殊性を持つアナウンサーが狭き門であることは理解できますが、それはいったいどの程度なのでしょうか。
アナウンサーは難易度の高い就職先
アナウンサーが狭き門といったとき、気になるのはその倍率でしょう。各テレビ局が毎年倍率を公表しているわけではありませんが、キー局においてはその倍率が1,000倍を超えるといった場合もざらにあります。就職難易度ランキングの上位にテレビ局は毎年名を連ねており、その中でもアナウンサーという仕事は極めて少数の選ばれた人間しかなることが出来ません。それほどまでに人気の高い仕事ということです。
難易度の高さという点で見ると、就活前から抜きんでた存在がアナウンサーとしての内定を勝ち取ることが多いというのもあります。例えば、大学のミスコンでの受賞歴があるといった場合です。また、コネ入社などもあり得ない話ではありません。アナウンサーの難易度の高さは、倍率のみならず、このようなことも影響してきています。
周囲と差をつける自己PR方法について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。
エントリーシートの写真も重要
通常の就職活動で使うエントリーシート用の写真は、基本的にバストアップの小さな写真1枚であることが多いです。しかし、アナウンサー志望の場合は違います。例えば、A4容姿2枚のエントリーシートの内、1枚がすべて写真ベースとったこともあります。そこでは指定された写真のほかに、テーマ無しで自分で考えた写真を送ります。
ここで大切なのは、その写真が自分らしさや個性を出せる写真であるかどうかです。たとえば、バレエ経験者が踊っている写真だったり、部活動でのユニフォーム姿といったものが挙げられます。仮に容姿に自信が無かったとしても、エントリーシートの写真は個性を発揮する場だと思って臨んでください。
アナウンサーになる為に自分の魅力や個性を磨こう
アナウンサーになるためには何をすればいいのか。アナウンススクールに通って技術を身につけることも大切ですし、容姿に磨きをかけることもアナウンサーの夢に近づくための方法かもしれません。しかし、何よりも大切なのは自分の魅力や個性を磨くことです。
テレビに映るアナウンサーの中に没個性的な人はあまりいません。報道担当のアナウンサーが個性を発揮する場面というのは多はありませんが、倍率1,000倍を突破してきた人間に何の個性もないというのは考えにくいです。逆に言えば強烈な個性や魅力を持っていればそのほかの部分を補える可能性があるということです。
容姿に自信がないとか、有名大学卒ではないといった場合でも、その個性で突き進んでいくことは可能です。ぜひ、自分の強みを生かしてアナウンサーの夢に向かっていってください。