業界研究

【不動産業界の志望動機の書き方】参考にできる例文も紹介

不動産業界とは

土地や建物に関わる仕事と言えば、不動産業界が筆頭に挙げられるでしょう。商業施設からマンション、ビルだけではなくリゾート施設まで関わります。そこから細かく分けると、施設を開発するデベロッパー、建売住宅や注文住宅を建てて販売するハウスメーカー、住宅販売会社も不動産業界に含まれるでしょう。

アパートやマンション、貸家などの賃貸物件や土地の売買、物件を管理する管理会社なども身近です。マンションやビル建設に関わるゼネコンも不動産業界となります。また、不動産会社と言っても大手から地域密着型の業者まで規模もさまざまです。地域密着型の不動産会社では古くからその土地で経営している個人店もあります。このように不動産業界は幅広い事業を行っているのです。

ありきたりな志望動機は、人事を失望させる

志望動機の内容がありきたりだと、人事に採用されません。選考を突破するには、志望動機を作り込む必要があります。

そこで活用したいのが志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」です。
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不動産業界の志望動機を書くコツ

就職活動において、志望動機は必ず書かなかければならない重要な項目のひとつです。志望動機は選考を左右する大きなポイントとなるため、効果的にアピールできるように作成しましょう。まずは不動産業界についてよく理解し、どのような人物が求められているかをしっかりと把握しておくことが重要です。

また、同じ業界でも企業によって、業務内容や働き方は異なります。自分の志望する企業が取り扱っている商品や、顧客の特徴なども合わせてチェックしておくとよいでしょう。ここでは、不動産業界の志望動機を書くコツを詳しく解説していきます。例文やNG例文などもご紹介していきますので、不動産業界を志望している方はぜひ参考にしてみてください。

不動産業界を選んだ理由を明確にする

志望動機を作成するために重要なのは、「なぜこの業界を選んだのか」という理由を明確にすることです。当たり前のように感じるかもしれませんが、その業界で働きたい理由をしっかりと説明して相手に伝えることは簡単ではありません。色々と説明しようとすると、要点が分かりづらい文章になってしまいますし、ありきたりな内容では印象に残る志望動機とはいえないでしょう。

まずは、なぜ不動産業界に興味を持ったのか、なぜこの業界で働きたいと思うのかをはっきりさせるところから始めてみてください。不動産業界を志望することを決めた時の気持ちを思い出してみましょう。また、なるべく具体的なエピソードを用いて文章を作成するのもポイントです。読み手に分かりやすく伝わるように意識してみてください。

なぜ他社ではなくその企業を選んだのか明記する

業界を選んだ理由と合わせて、なぜ他社ではなくその企業を選んだのかも説明しましょう。ただ「不動産業界で働きたい」というだけなら、同じ業界の違う企業でもいいのではないかと感じさせてしまいます。他ではなく、この企業で働きたいと思ったのはなぜなのか、しっかりと明記しましょう。

「不動産業界に興味を持ち、働きたいと思った」という理由は、企業への志望動機になりません。他の企業との違い、志望企業の特徴や社風、商品などをしっかりと調べておくと志望動機を作成する際にヒントになります。

業界のことだけでなく、企業についても念入りに下調べをおこなうことが非常に大切です。志望の理由を明記する時には、いいたいことを明確にして、要点が分かるようにしましょう。

具体的なエピソードを入れる

不動産業界の志望動機を考える際、なぜ興味を持ったのか、仕事をしたいと考えたか、志した根拠を求められます。単純に家が好きだからとか、テレビコマーシャルでよく見かけたのでという単純な志望動機では採用担当者の心を動かせないでしょう。

不動産業界に限らず、基本的にどんな業界でも志望動機は重視されます。そこから志望者の何を知ろうとしているのかと言えば、志望した理由だけではなく、本気度も試されていると考えてください。

本気度を伝えるには具体的なエピソードが必要になります。具体的なエピソードは非常に個人的なもので、他の人にはない志望動機になるからです。人に信じてもらう、あるいは魅力的な人材と思ってもらうためには志望動機につながる具体的なエピソードを絡ませましょう。

不動産業界では数字が重要

不動産業界は実力主義というカラーが強いといわれています。基本的には年齢制限や経験の有無、資格がなくても採用される仕事のひとつです。しかし入りやすいのと、続けやすいのはまた別の話といえるでしょう。仕事の評価をする場合、客観的な結果が重視される傾向にあります。

性格がよかったり、毎日頑張っていても結果を残さなければ評価されづらい業界です。その客観的な評価基準となるのが数字です。契約を結び利益をもたらしたのであれば成功報酬がもらえる所も少なくありません。

結果主義ですから、ノルマだけではなく大きな結果を残せれば会社内での評価は高くなり給与にも反映されるでしょう。しかし逆では厳しい状況となります。まさに数字=実力が不動産業界の特徴です。

求める人材像に合った内容がよい

不動産業界を志望するならその企業が求める人材像を作り上げる必要があります。明るいタイプを求めているなら明るい人物像、逆に落ち着いて信頼できる人材像を求めているなら、それに合わせるとよいでしょう。しかし志望動機と同じく、人材像についても具体的なエピソードが求められます。企業が求める人材像イメージしやすい経験や、エピソードを考える必要があるでしょう。

例えば、明るさをアピールするなら笑顔や元気さを色んな人に褒められるというものでもよいです。真面目さをアピールするなら、学生時代はサークルのリーダーや、経理係として信頼されていたというエピソードもよいでしょう。業界や企業研究をきちんとおこない求められる人材像を作り上げる必要があります。

不動産の志望動機例文

不動産業界の志望動機を考えるといっても、ポイントを知っているだけではイメージがわかないという就活生も多いでしょう。志望動機を作成するのが苦手な人は、例文を参考にして、自分らしいアピールをするにはどうすればいいか考えてみましょう。

例文はあくまで参考ですので、コピーして使用するのはNGです。自分の話に置き換えながら、相手の印象に残る志望動機を考えていきましょう。

例文①

私の父は転勤が多い仕事に就いており、数年に1度は家族で引越しをしています。転勤のたびに家を探さなければならず、毎回良い賃貸物件を探すのに苦労していました。あるとき、いつものように転勤が決まり家を探していたとき、貴社の社員の方が丁寧な対応をしてくれたことが、不動産業界に興味を持ったきっかけです。
お客さまの希望する条件を聞き、当てはまる物件を探して提供する業務は、楽しさとやりがいを感じられると思っております。以上が、私の志望動機です。

自分が転勤族だというエピソードは、不動産業界の志望動機で効果的です。転勤族の人は、多くの物件を見るだけでなく、実際に住んだ経験があるという強みを持っています。実際に住んだ経験があれば、採用担当者から「さまざまな物件のよい点・悪い点を把握できている」と考えられるでしょう。「どういった部分に魅力を感じて志望したのか」という部分を、エピソードとあわせて伝えることで、さらに効果的な志望動機が作成できます。

例文②

不動産の仕事のなかでも、企画・開発部の業務に興味を持っております。高校時代、散歩をするのが趣味だったため、さまざまな場所を探索しておりました。たまに違う駅で降りることで散歩の範囲を広げているうちに、さまざまな建物をみて、不動産業界で働きたいと感じるようになりました。
そのなかでも貴社の企画・開発部は、都市開発からマンションの建築まで幅広く担当しており、都市開発に大きく貢献しています。私が散歩で培った建物に関するアイディアは、貴社でこそ活かせると考えています。

最初に、不動産業界のどの仕事内容に興味を持っているのかを述べると、業界研究ができていることがアピールできます。しっかり業界研究をおこなって、仕事内容を知っておかなければ、どの仕事がしたいのかというアピールができません。志望動機では、不動産業界に興味を持ったきっかけも盛り込むことを、忘れないように気を付けてください。具体的にどうしたいのかまでを書けば、魅力的な志望動機が完成します。

例文③

人々の暮らしに貢献できる仕事がしたいと考えており、さまざまな業界・職種を調べた結果、不動産業界の管理業務に興味を抱きました。不動産業界の管理業務では、多くの人が利用するビルやマンションの管理・修繕などをおこないます。自分の業務一つひとつが、大勢の人のためとなる点に、強い魅力を感じています。
特に貴社は、賃貸契約と管理を中心におこなっているため、人に貢献したい私にとってはやりがいを持ちつつ働ける不動産会社です。現在、賃貸契約に関する勉強をおこなっており、この勉強は今後も続ける予定です。貴社に入社するまで多くの知識を身につけて、早く活躍できるよう精進いたします。

志望動機で、あえて「さまざまな業界を調べた」と伝えると、不動産業界に強い魅力を感じていることがアピールできるでしょう。多くの業界・職種のなかから選んだと言われれば、採用担当者は悪い気がしません。また、仕事内容とその魅力を伝えれば、例文②同様、業界研究ができていることもアピール可能です。現在している努力も伝えると、より効果的な志望動機が作成できるでしょう。

例文④

幼少期に、当時住んでいた町で大規模の都市開発がありました。その結果、景色や建物だけでなく働ける仕事や住居の数も変わったことが、不動産業界に興味を持ったきっかけです。都市開発により仕事や住居が増加すると、人口も増えて、町全体の活性化に繋がりました。
町が活性化した姿を見て、私もそういった街作りに貢献したいと考えました。貴社は、業界のなかでも、大規模な都市開発をメインに活動しています。そんな貴社で、都市開発に携わる仕事に取り組みたいと考えています。

幼い頃の経験を題材としたエピソードです。幼い頃に「どんな経験をしてどう感じたのか」を具体的に伝えると、採用担当者にその姿をイメージさせられるかもしれません。不動産会社を選んだ理由を、幼い頃のエピソードと絡めることで、より熱意を伝えられるでしょう。相手に分かりやすい文章を作成できるよう、意識してください。

例文⑤

仲の良い叔父が不動産業界に転職したのがきっかけで、興味を抱きました。家は、人生のうち多くの時間を共に過ごす存在です。そんな大切な存在である家を選ぶ際には、不動産業界の営業マンの力が必要不可欠でしょう。
私は、希望通りの条件で、お客さまが住みやすいと感じる物件を提供できる不動産の営業マンに、なりたいと考えています。貴社は、さまざまなタイプの建物を所有しているため、お客様の希望通りの物件を提供しやすい会社です。そんな貴社で、営業マンとして活躍できるよう、精一杯頑張る所存です。

不動産会社の営業職を目指す場合は、「家」に対する自分の価値観を披露すると、効果的です。不動産に限らず営業職では、対象についてある程度の考えや価値観を持っておくことが、大切となります。何も考えないまま営業をすれば、ただ利益を出したいだけの人と同じになるといえるでしょう。自分なりの熱い想いをアピールすると、不動産会社の営業職への熱意が伝えられます。

例文⑥

私が貴社を志望する理由は町を元気にしたいという想いからです。そのためにはビルを含めた商業施設の建設に関わることができる不動産業界は魅力的だと感じています。私の実家は地方の田舎にあります。中学生の頃から両親や友達と、大きなスーパーや娯楽施設ができないかなと不便に思ってっていました。
田んぼや畑が広がる田舎の風景は魅力です。しかしその一方で、生活をするに当たり利便性の低さも現実としてあります。その問題について解決できるのが御社だと考えました。貴社では、建物を作るだけではなく不動産業を通じ人々の生活を高める、微笑みを増やすことを謳っています。その理念に感銘を受け、志望しました。

不動産業界に何を求めているかがポイントです。この例文では自分が田舎に住んでいて、あまり商業施設がないことに対し不満を持っていたという個人的なエピソードを入れています。このような具体的なエピソードだからこそ、志望動機に説得力を持たせることができるのです。

また、なぜその会社でなければならないかも解説しています。それは企業が掲げている経営理念への共感です。企業の経営理念に感銘を受けたという言葉は、採用担当者が一緒に働いていけそうだと考えるポイントになります。志望動機に関しては、自分がその業界や会社の何に対し魅力を感じたかをしっかり伝えるようにしましょう。同時にその魅力に合わせ、どんな目標を描いているかも大事です。

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不動産の志望動機NG例文

志望動機の例文と合わせて、ここからは不動産業界の志望動機のNGと思われる例をご紹介します。NGと言える志望動機は、「業界や企業を志望する理由が明確ではない、具体的なエピソードがなく分かりづらい、要点が伝わらない」などの特徴があります。

例文と合わせて解説も参考にしてみてください。読み手の立場になってみて、魅力的に感じられる志望動機になっているか、伝えたいことが分かりやすく書かれているかなどをチェックしてみましょう。

NG例文①

私は小さい頃から、不動産業界に憧れていていつか自分も働いてみたいと思っていました。不動産業界のことを調べていくうちに、その夢は現実的になっていき、今では自分の力を御社で発揮したいと考えています。人とのコミュニケーションが得意で、誰とでもすぐに打ち解けることができるので、仕事をしていく上でもこの能力を活かしていきたいと思います。

不動産業界で働きたい理由を述べていますが、具体的なエピソードがないため、志望動機があいまいです。なぜ小さい頃から不動産業界に憧れていたのか、なぜ働いてみたいと思ったのかが分からない文章となっています。また、他社ではなく、なぜこの企業を志望するのかという理由も不明です。コミュニケーション能力をどのような場面で活かせるのかも説明する必要があるでしょう。

NG例文②

インターンシップで不動産業界の仕事を経験し、自分に向いていると感じました。仕事をしていく上では、まだまだ力不足だと思っておりますので御社で不動産の営業で必要なスキルや、法律の知識、業界で活躍するための方法など、不動産の基礎的な知識を身に着けていきたいです。

インターンシップで不動産業界の仕事を経験したと述べていますが、具体的な志望動機が明確になっていません。なぜ自分に向いていると感じたのか、分かりやすく伝えることが大切です。また、知識を身に着けたいという文章は前向きなように思えますが、一方で受け身の姿勢だとも感じられます。全体を通して、要点が分かりにくい文章になっています。企業を志望する理由を明確にして、アピールしたい点を整理するとよいでしょう。

例を参考に不動産業界への志望動機を書こう

不動産に応募する際の志望動機を作りをする上で必要なのは、まず企業研究をしっかりとすることです。どういった商品を扱っていて、他社とどのように差別化を図っているかを考えましょう。実際に建てた建物を見に行くとさらにいいでしょう。志望動機ではさらに、自分が結果を出すために、その企業で何を活かせるかを伝えましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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